
3月31日(日)
東京駅近くのホテルで2時頃にベッドに入り、朝の6時半に起きる日曜日。このスケジュールもついに今日で最後となった。よくぞ一度も寝坊をすることなく乗り切ったと思う。今日は一日、その開放感を満喫した。
HOT100のDJを任されるようになってまだ3ヶ月しか経っていないが、この春でスタッフが大きく入れ替わることになった。ディレクターの下和田氏は僕が最初にROCK KIDSを担当することになった時のディレクターであり、僕と同じく大学を出てすぐに単身大阪に乗り込んだ東京組。もう8年の付き合いになるから、彼との仕事が最後になるというのは番組中もまだ実感として湧いてこなかった。そして彼が来月からは他局へ異動になるというのも複雑な心境だ。かつてのチームメイトがトレードで他の球団へ移籍し、試合で敵対する時の気持ちが何となくわかる気がした。来週以降のHOT100に不安があるわけではないが、局の看板番組を担当するようになって3ヶ月。ようやく足場が固まったところ、これからおもしろくなるというこの時期に、スタッフが変わってしまうのは非常に残念だ。
番組後、ZEPP大阪へJさんのライブを見に行った。予想通りというべきか、予想以上と言うべきか、とにかく熱いライブである。Jさん本人いわく「思ったよりお客さんがおとなしかった」そうだが、これ以上みんなが暴れたらケガ人が続出しそうな気配を僕は感じたぞ。こんなライブを上から黙って見ているほどつまらないことはない。もう少し動きやすい服を着ていたら、僕は荷物を誰かに預けて飛んでいたかもしれない。ロックはライブ。ライブは楽しくて熱いもの。どんなライブを見ていてもそれは感じることだが、Jさんのライブは「一番オシャレでかっこいいロックとは何か」を教えてくれる気がするのだ。WAKE UP MOTHER FUCKERが口癖のくせに、一番情に厚くて優しい男。誰に対しても礼儀正しくフレンドリー。しかし本気で怒ると一番厄介なことになる男。そんな人だから人一倍友達が多くて、そのぶんいろんな価値観を知っている。だからセンスがいい。かっこいいロックを知っているアーティストはたくさんいるが、その中でJさんが長けているのは、つまるところ「センス」なのである。3月30日(土)
今日は何だかBEAT SHUFFLEが始まる前から妙な頭痛を感じていた。原因がわからない偏頭痛はイライラするものだ。
土曜夜9時からの放送はこの日が最後となった。1年前の春、この枠に移動してきたわけだが、最後といってもスタッフは殆ど変わらないし、もちろん番組内容もそのままだから、別に感慨みたいなものは何もない。翌朝、早起きをする必要がなくなるのがとにかく嬉しい。
ゲストがPIERROTとPsycho le Cemuだったため、NACK5の前には入り待ち出待ちのファンが大勢いた。だいぶ暖かくなってきて、バンギャルにとっては出待ちもしやすくなってきたことだろう。BEAT SHUFFLEのBBSにスタッフが書き込んでいたことだが、最近各バンドの入り待ち出待ちをするファンの、マナーの悪さが問題となっている。放送局とはいえ周囲には民家があって、夜中に騒がしくされると即座に苦情が来るのである。大勢で座り込んで歩道を塞ぎ、ゴミを放置して帰る人もいる。止めてあるスタッフのバイクを荷物置き場だと思っている人もいる。番組後にスタッフが呼んだ迎車のタクシーに名前を偽って勝手に乗って行ってしまった人もいる。あの時、そのバカのせいでADの一人は終電がなくなって朝まで局で過ごす羽目になった。信じがたいほど常識の欠落したそんな奴が、現実に存在するのだ。アーティストに会いたいと願うリスナー(といっても局に来るような人に限って番組は聞いていない場合が多いが)の気持ちは大事にしてあげたいから、来るなとは言わない。もちろん来て欲しいとも言わないけど。非常識な行動を取る入り待ちが少数でもいると、番組自体の存亡に関わってくる。「別に番組なんてどうでもいいよ。メンバーに会えればそれで」と思っている奴だけは来ないで欲しいと切に願う。他人に迷惑をかけなければ何をしてもいいと僕は思っている。3月29日(金)
自宅を車で出てひどい渋滞につかまってから、今日が今年度最後の平日であることを思い出した。異動前の挨拶回りか在庫整理か何だか知らないが、とにかくみんな目が回るほど忙しい週末である。かくいう僕も、ここのところ特番やイベントといったイレギュラーの仕事がわりと多い。人が休む時に働くのがDJ稼業。春休みは何かと仕事も多いわけである。つまりこの時期、社会人はだいたいみんな忙しくて、学生はだいたいみんな暇、という二極分化のシーズンらしい。
3月28日(木)
ON AIR OSAKAで開催された、「HAPPY PLACE Vol.8」のMCを担当した。対バン形式のライブイベントで司会をしたのは本当に久しぶりだ。この日出演したのは、the pillows、ZEPPET STORE、SNAPPERS、ELLEGARDENの4バンドだったが、4バンドともかなり熱いロックのライブを展開した。続けて聞くからこそ、それぞれの個性が如実に出て面白い。4バンドの中で特に強く印象に残ったのはトップバッターだったELLEGARDENである。まだ関西では数えるほどしかライブの経験がないから、大半の客は静かに見守る感じではあったが、曲が終わるごとに起こる拍手の大きさが反応の良さを伺わせた。このバンドの第一印象は「英語が上手い」ということ。殆どネイティブといっていい。序盤から英語詞の曲を連発して、4曲目あたりでいきなり日本語を歌い始めるところが憎いね。ボーカルは安定しており、コーラスも文句なし。ノリのよくない客を前にしてもひょうひょうと自分のペースでライブが出来る度胸の良さもある。これからが楽しみな存在だ。
ELLEGARDENのライブを見ていて、よく似ていると思ったバンドがいる。歌が上手くて、英語の発音がきれいで、メロディーがいいバンド。shameである。転換中にロビーでタバコを吸っていたら、偶然にもそのshameのcuttくんに遭遇した。たまたま今大阪に帰って来ている彼は、一昨日の僕の番組でこのイベントのことを知り、先輩であるZEPPETが出るならと見に来たらしいのだ。彼と最後に会ったのはshameが解散を発表する前のこと。今日までの間にいろんなことがありすぎて、最初にどう声をかけていいかわからなかったよ。ちょうど数日前、何となくCDの棚から「Air Pocket」を引っ張り出して聞いたところだった。
cuttくんこと前田一史は、ソロプロジェクトsoundscapeとして始動しているそうだ。shameとは全く異なるサウンドで歌うらしい。5月頃にはネット上でCDを発売する予定とのことなので、音源が届いたらぜひROCK KIDSでも紹介しようと思う。彼の才能が広く知れ渡るのはこれからだ。3月27日(水)
異常な暖かさで桜が早く咲いたはいいが、手のひらを返したようなこの寒さはどうだ。
明日の放送で、仁井聡子さんがFLOWER AFTERNOONを卒業する。すでに彼女のお腹の中には新しい命が宿っているのであった。FM802には魅力のある女性DJがたくさんいるが、僕は個人的にひときわ彼女のファンだった。僕が知っている女性DJの中で、彼女は多分一番喋りが上手いと思う。いつも元気で笑わせるのが得意な一方、しっとりと大人っぽい喋りもちゃんと出来る人だ。そんな彼女が引退してしまうのはリスナーとして非常に残念。いいママになってね。
今日は夕方の特番でDJを担当した。洋楽のベストアルバムから楽曲をピックアップしていき、そのCDをネットで即座に購入できるというシステムを試みた番組である。ラジオで流れた曲のCDを、探す手間がないというのは考えてみれば便利である。果たしてどれぐらいのCDが売れたのだろうか。この番組は同一コンセプト、同一番組タイトルで、J-WAVEなど全国5つのFM局でも放送されていた。スタッフもDJも違うが、他局と同じ番組を作るというこのネットのあり方は、制作陣のライバル意識を刺激する。それにしても普段はあまりかけない洋楽をたまに特集するのも楽しいものだ。V-ROCKの担当になるまでは僕もアメリカのチャート大好きな洋楽少年だったから、好きな曲をたくさん紹介できて気持ちがよかった。
番組終了後、時間をずらしてもらったデジネバの収録。長い一日だった。3月26日(火)
ROCK KIDSのゲストにTHE NEAT BEATSが登場。リーゼントに革ジャンでキメてる60年代の不良みたいな4人組である。見た目があまりにもいかついので、初対面の僕らは実際に彼等に会うまで戦々恐々だったのだが、最初の挨拶で自分達の先入観が間違っていたことを知った。関西出身らしいノリの良さで、切り返しがいちいち面白い。ハイロウズと一緒に何度もライブをしている彼等だが、真島さんがライブハウスで彼等のチラシを見て興味を示し、彼が自ら電話したことから交流が始まったらしい。人と人の出会いというのは不思議なものだ。たかがチラシでも、人に目に触れるのは大事なことなのである。
番組の後はBIG CATで久しぶりにガッチャを見た。今回は過去最高の応募数を記録した元ちとせのライブである。FM802内での注目度も極めて高く、かなりの数の番組スタッフやDJが顔を揃えていた。「ワダツミの木」を聞いたことのある人ならおわかりのとおり、彼女の歌い方は島唄である。あの独特な歌い回しはどう頑張っても素人には真似ができない。そして聞いている人間の心の中にいとも簡単に入り込み、喜怒哀楽のあらゆる感情を引っかき回していくという不思議な力を持っているのだ。元ちとせ本人は普通の女の子だが、彼女の歌が持つ魅力は計り知れないものがあると思った。こればっかりは一度生で聞いてみろとしか言いようがないのだが。3月25日(月)
一昨日G-SPOTの収録時に本人とも話したことだが、我那覇美奈ちゃんの弟さんは高校野球の選手である。今回の選抜甲子園にも出場している鹿児島の樟南高校でキャプテンを務めている。ちなみに去年の夏も我那覇くんは甲子園に出場していて、初戦でホームランを打った。今回の出場に合わせて、802やフォーライフのみんなで樟南高校を応援に行こうという企画が持ち上がり、なかなかない機会なので僕も参加することにした。802からは僕の他に、中島ヒロトさんやHFRのディレクターさんなどが家族と一緒に来ていた。樟南高校と直接何の関係もない僕たちだったが、なぜか応援席のど真ん中に連れて行かれ、応援用のしゃもじを渡された。何だかよくわからないがとりあえず一緒になってしゃもじを叩いて応援する。僕のすぐ前には我那覇ちゃんが座っていたのだが、6番ショート我那覇くんに打順が回るたび、客席にいるカメラマンが一斉に彼女の近くに寄ってくる。「弟さんの活躍はいかがですか?」なんてインタビューもしてる。鹿児島の地元のテレビ局などからすれば格好のネタなわけである。「ニューアルバムの宣伝もさりげなくしておかないと!」とか後ろから囃し立てたが、ピュアな彼女にそんなことを要求した僕がバカだった。それにしてもあれだけカメラが集まってくると、後ろでお菓子をむさぼっている僕が中途半端に映っていそうで非常にやりにくい。センバツはMBS系列のはずだが、どさくさまぎれにデジデジとかやっておけばよかったかしら。試合の方は3-6で樟南が広島商業に敗れてしまった。初回以降点が取れなかった樟南だったが、一人でヒットを連発していたキャプテン我那覇くんの活躍は見事なもの。姉弟揃って実に立派なものである。
その後、大阪市内に戻って「アイ・アム・サム」という映画の試写会を見に行った。前々から噂には聞いていたが、なるほどこれは泣ける映画である。7歳の知能しか持たない知的障害者の男性が子供を持つ。彼なりに一生懸命に娘を育てていくが、その最愛の娘が7歳になった時、父親としての養育能力に欠けると判断されて、娘を奪われてしまう。知的障害を理由に、相思相愛の親子が引き離されてしまうという話である。
最後にどかーんと泣かせる演出があるわけではない。そんな映画じゃない。始まってから約20分後、知的障害を持つ仲間全員でお金を出し合って、何とか娘に靴を買ってやろうとするシーンでまずホロリ。その後は殆どコンスタントに涙が流れっぱなし。親子が一緒にいたいだけなのに、それもお互いに一緒にいたいと心から思っているのに、それが許されないもどかしさ・・・。幼児を虐待するバカな親達に見せてやりたい映画である。主演はショーン・ペンで、彼に手を貸す敏腕女弁護士にミシェル・ファイファーが扮している。個人的にはその二人よりも、とにかく娘のルーシー役のダコタ・ファニングという女の子が強烈に印象に残った。かわいい。何がって顔が。
予想どおりアカデミー賞に輝いた「ビューティフル・マインド」もさることながら、「アイ・アム・サム」も気持ちのいい涙が自然と流れてくる映画だった。隣が若い女性とおじさんだったが、どちら側からもズルズルと鼻をすする音が聞こえてきた。その頃僕はすでに鼻をすするのは諦めて顎の下までビショ濡れになっていたのである。3月24日(日)
番組でも言ったことだが、僕は花見というやつがどうも苦手。きれいな花を愛でるのが嫌いというわけではないが、その下で宴会を開こうという気持ちにはどうしてもなれない。そもそも僕は屋外で物を食べることを徹底して避ける人間である。理由は手が洗えないから。加えてピクニックのように地べたに座って地面に置いた物を拾うようにして食べるのが好きではない。人混みの中で食べるのも嫌。そして、花見というのは大抵の場合、暖かくなってきたからやろうよとなるわりに、いざ始めてみると「けっこう寒いね・・・」てなことになるものだ。だったら家で飲めばよろしい。
今年はこの異常な早咲きが原因で、全国のテキ屋さんも商売あがったりだろう。そのへんは少し気の毒である。3月23日(土)
昨日は来週僕が担当する特番の番宣スポットを収録することになっていたのだけど、すっかり忘れて完全にすっぽかしてしまった。明日改めて録るということで事なきを得たが、ADに悪いことをしてしまった。そして今日はというと、NACK5への入り時間を1時間勘違い。あろうことかゲストを待たせてしまった。滅多なことでは遅刻をしない僕が、である。これは自分でもけっこうショックだった。そのゲストとは来週放送のG-SPOTに出演する我那覇美奈嬢。「ごめんねぇ。バカなマネージャーでねぇ」と冗談で言ったが笑ってもらえなかった。僕にマネージャーがいないことを彼女は知らなかったから。自分のスケジュールをしっかり管理できないような奴にフリーで活動する資格などない。ちょっと気が緩んでいたかもしれない。
実は昨日と今日、僕は実家に帰っていたのである。海外に住んでいる兄の一家が帰国しており、滅多に会えない家族で集まることになっていた。そういう場で僕一人仕事に出掛けるのは何とも切ない気分になるのだった。3月22日(金)
今年は東京だけでなく全国的に桜の開花が早い。花見大好きな人にとってはこの週末がチャンスなのかもしれないが、天気はどうやら最悪。この前の暑さが嘘のように肌寒い。
ムネオフィーバーが一段落したと思ったら、今度は社民党の辻元議員が攻撃を受けている。秘書に対する給料の払い方に問題があったらしいが、それで現実に誰かが迷惑を被ったり国政に影響したりといったことは到底なさそうな、どうでもいい小さな問題という気がする。鈴木宗男議員の証人喚問で一躍脚光を浴びた時の人だから、マスコミが彼女に関するよくない話題を必死に探して引っ張り出してきたような印象がある。辻元さんがこの先、責任を取って辞めるかどうかは知らないが、「国会であまり目立つと、あることないこと書かれて攻撃される」という印象を政治家に与えると、国会での審議がどんどん当たり障りのないものになって面白味がなくなるのではなかろうか。辻元議員の問題が新聞の1面を飾っていたり、キャスターが神妙な顔つきでこのくだらない問題を扱っているのを見るにつけ、何とも言えない情けない気分になるのは僕だけだろうか。国会議員に限らず、後ろ暗いものを一つとして持っていない人物がこの世に何人いるというのか。ニュースや新聞や国会議事堂は、政治家をつぶし合うために存在しているのではないだろう。秘書に支払うべき金が政治資金に使われたことよりも、多くの議員がその疑惑を解明する審議のために何日も費やしている方がよっぽど税金のムダだ。もっと他にするべきことがあるでしょうよ。3月21日(木)
昨日の夜中にメールを開いて、「快楽主義宣言」の締切が迫っていることが発覚した。正確には迫っているというよりも昨日の時点で過ぎていた。先月「次回の原稿は3月20日頃までに」と言われていたのに、すっかり失念していたのである。眠いなんて言っている場合ではない。慌ててテーマを決めて書き始めるのだが、やはり即席で書き上げているせいか、どうも詰めの甘さが目立つ気がしてならない。間違ったことを書いているわけではないんだけど、読んでいてもあまり面白くないのだ。とりあえず時間がないのでこれで送ってしまったが、自分で100%納得のいかない原稿を提出するというのはどうも気分の悪いものだ。
3月20日(水)
4月のデジネバは昨年に引き続いての視聴者感謝月間。番組内で毎週豪華プレゼントを放出する予定である。第1弾がX-BOX本体ということになった。この日の収録ではそのX-BOXの魅力を実際にプレイして体験するべく、デジアミュで紹介するゲームも初めてX-BOXのソフトとなった。人気格闘ゲームの「DEAD OR ALIVE 3」である。僕は格闘ゲームが大の苦手なわけだが、今回は昨日の夜から特訓していた成果もあって本番では大活躍。右人差し指のボタンを連打するとできる連続回し蹴りの技があって、やられそうな時はひたすらそれ。あれよあれよという間に勝ち進み、結局最後の親玉もあっさり一発で倒してしまった。家で練習すると大抵うまくなりすぎて予定どおりに運ばなくなる。下手なフリをするのは案外難しいものなのであった。それにしても「DOA3」は本当にすごいぞ。ムービーの美しさは殆ど実写と同じレベルだし、戦いの舞台となるステージがどれも非常に凝っていて面白い。初期不良とうすらデカいのが玉に瑕だが、X-BOXのスペックは確かに大したものだと感心せずにはいられなかった。
3月19日(火)
二日連続のROCK KIDS 802。しかし昨日のようなプレッシャーはないから気分的には楽である。それに今日は何と言ってもCORE OF SOULがゲストなのだ。初めてスタジオでメンバーを迎えて、これまでにないほど興奮してしまった。殆どただのファンと化している僕を前にしても、3人はいたって普通に礼儀正しく接してくれた。出演終了後に一緒に写真を撮ってもらい、サインまで書いてもらう浅井。番組が終わってから、電話で登場したリスナーのためにサインを書く浅井。どちらも同じ浅井。
それにしてもCORE OF SOULのスケジュールは殺人的に過密なようだ。今日の昼まで静岡にいて、夕方に大阪から東京へとんぼ帰り。明日は朝から北海道へ出発するという。そんな彼等に「日記更新してくれ」と言った自分の無遠慮さを少し反省したりもしている。3月18日(月)
この日のROCK KIDS 802は特番で、6時台の1時間を僕が担当することになった。京橋にあるリンドバーグ・カフェからの公開生放送で、ゲストに迎えたのはポルノグラフィティの3人である。彼等の今の人気を考えて、会場に入れるのは事前の応募で当選した人のみ、そしてオンエア上は「市内某所」と場所を隠しての公開放送となった。僕が大物を迎えてもあまり緊張をしないのはいつものことだが、今回は関係者の数が尋常ではなく、「うまくやれよ」という無言のプレッシャーがいろんなところからかかっていたのが辛かった。番組が終わった後、そのステージに再び3人が登場し、何とアコースティックで2曲ほど生演奏を聞かせてくれるというハプニングもあった。「サボテン」と「アゲハ蝶」の2曲。まさかのプレゼントに、感動して泣いているファンも少なくなかった。このライブは「せっかく京橋にファンのみんなが集まってくれるなら」とメンバー自身が希望したらしい。
放送では曲が流れている間はステージですることがないので、会場だけに聞こえるマイクを使ってメンバーと雑談。興味深かったのが、3人が初めて行ったライブの話だ。アキヒトさんはDAVID FOSTERのJT SUPER PRODUCERSだったそうだ。カラー・ミー・バッドやピーボ・ブライソン、そしてまだ日本ではブレイクしていなかったセリーヌ・ディオンなども出演した素晴らしいライブだった。僕はそれを大学生の時に武道館で見たが、彼は大阪城ホールだったらしい。tamaさんはバンド名の由来になったというEXTREME。そしてハルイチさんが初めて見たライブは、Xだと言った。
考えてみればここ3日ほど連続でアーティストからXの話を聞いている。一昨日はSEX MACHINEGUNSのHIMAWARIが、昔XのCDを聞いていたら父親に「こんなの音楽じゃない」と怒られたという話。昨日はゆずの悠仁くんが初めて行ったライブがXで、東京ドームで必死にXジャンプをした話。そして今日のハルイチさんも同じように、初めて見たのはXのライブだったというのである。ただし彼の場合は家に帰るための最終バスに間に合わなくなるためライブの途中で会場を後にし、結果Xジャンプはできなかったという話だった。僕は多くのミュージシャンと「かつて好きだったアーティスト」とか「影響を受けたアーティスト」の話をするが、そういう話題になった時に一番頻繁に出てくる名前がBOφWYとXだと思う。しかもそれがビジュアル系やロック系に限らないところがまた興味深い。CORE OF SOULのソンくんも、尊敬するアーティストの一人としてhideさんの名前を挙げているのだ。ジャンルに関係なく、Xが今のシーンに与えている影響の大きさを感じずにはいられない。
ところでポルノグラフィティの話をもう少し。僕は彼等とは全くの初対面であった。彼等は過去にあまりラジオでのキャンペーンというものをしていないのだ。今回のインタビューを前に僕はニューアルバム「雲をも掴む民」を聞かせてもらい、このバンドについての固定観念は見事に覆された。中に1曲、スティーリー・ダンみたいな雰囲気の曲があるのだが、その歌詞がふるさとを歌ったノスタルジックなものだったりするところが非常におもしろい。
3月17日(日)
ここのところどうもスランプ気味だった僕のDJだが、昨日の公開録音が終わって肩の荷が下りたせいか、今日はずいぶんと気楽に楽しむことができた。HOT100の場合、気分的にノレるのは結局のところ「イントロでミスをしない」あるいは「噛まない」ときである。ところでこの日オンエアされたゆずの二人からのコメントは非常に興味深いものだった。北川くんの発言の中に「ア・テスト」という言葉が出て来てすごく懐かしかった。神奈川県で公立中学校に通った者なら誰もが経験している共通試験のことだ。2年生の最後の方で受けるもので、翌年の冬に受ける入試と比較すると3分の2ぐらいの重さで進学に影響してくる。2年時に受ける入試みたいなものである。僕はア・テストを受けた時、数学の時間に眠くて眠くて試験に全く集中できず、最後まで問題を解けなかったという苦い記憶がある。考えてみれば、神奈川出身者に共通する思い出って、ア・テストぐらいかもしれないなぁ。3月16日(土)
去年の7月から始まったNACK5のギタリストインタビュー番組「G-SPOT」で初の公開録音が行われた。場所は去年SHOCK WAVE FORUMが開かれた高田馬場のESPミュージカルアカデミー。そしてこの日ゲストに迎えたギタリストはSEX MACHINEGUNSのANCHANGである。
ステージで喋るのは考えてみるとひらパー以来かもしれない。若干の緊張を味わいつつ、収録は順調に進む。先週までFC旅行でハワイに行っていたという彼はずいぶんを陽に焼けていた。途中、一度ミキサー卓の電源がいきなり落ちたらしく、一部録り直しの指示が出たときは非常に驚いた。まさか今まで喋った3日分、全部やり直しと言われるのではあるまいなと。録り直しは何だか妙に照れくさいもので、僕もANCHANGも笑いながら喋っていた。放送を聞いてリスナーはその不自然さに気付くことだろう。
実はこの日、会場には他の3人のメンバーも来てくれていた。ANCHANGのインタビュー収録が終わった後、他の3人も迎えてトークショウをすることになっていたのである。当初「浅井さんのリードで適当に30分ぐらい雑談」というあまりに漠然とした企画が持ち上がったため僕は危機を感じ、「せめてメンバーに事前にアンケートに答えて欲しい」と提案。幼少期から高校時代までのメンバーの思い出を語ってもらおうというのは僕のアイデアだった。今のようなイカしたバンドマンに成長するずっと前、平凡な田舎の子供時代を振り返ってもらうのはなかなか面白かった。個人的に一番ツボだったのは、「高校時代、どんな髪型、服装でしたか?」の答えでHIMAWARIとPANTHERの二人が揃って「フミヤ風」と答えていたこと。言われてみればそんな時代だった気もするが、高校時代にそれってちょっと遅れてはいないか。
この日のBEAT SHUFFLEで、4月から放送時間が深夜に移動になる旨を発表した。今度は金曜日の深夜、1時からの放送となる。2回も時間が変わって、それでも継続していることは奇跡と言ってもいい。これは単純に、リスナーのパワーが他の番組と比較にならないほど強烈なものだからである。その点でリスナーの皆さんには心から感謝したい。また深夜からの放送に戻るが、どちらかというとリスナーはこの引っ越しをありがたいと考える向きが多いようである。1年前までのように、番組終了後、局で電車が出るまで時間を潰すのが習慣になるわけだが、土曜日の夜にホテルに泊まり、翌朝早くに大阪へ帰ってそのまま番組に出るよりはずっと楽である。3月15日(金)
僕が自分で持病だと信じて疑わなかった血尿(結石によるもの)やものもらいにはもう数年かかっていない。しかし体調の悩みというのはコンスタントに後から後から生まれてくるもので、最近僕を困らせているのは目やにとフケの二つである。どちらも汚い話だけど。1週間ぐらい前から、朝起きると目の周りが目やにでいっぱいで、目を開いてもよく見えないような状態。痛いわけでも何でもなくて、起きている間は何の問題もないのに。一方フケはどうやら乾燥が原因と思われる。前の晩にシャワーを浴びたはずなのに、首の後ろを見てみたらかなりの量のフケが落ちていて凹むこと多数。ここ数日、不安な時は明るめの色の服を着るようにしているのだが。フケに悩まされるなんて中学の頃以来だ。
3月14日(木)
気がつけばホワイトデー。チョコをくれたリスナーの人たちへのお返しは、今年も間に合わなかった。お返しといっても返事を書くぐらいしかできないと思うが、それでも今年は頑張るつもりだったのに。いや、遅くなってもいいから頑張ろう。
ヤフオクで買い物をするようになってもうじき1ヶ月。やっとジャパンネットバンクの口座が出来た。手続きが完了してからカードが届くまでになぜこんなに長い時間を要するのか。それはそうと、銀行とか金融も変革の時代を迎えていると感じずにはいられない画期的なシステムである。考えてみれば振り込みという作業はコンピューターの中で金額を上下させれば済む話なのであって、別にそこに銀行員が介入する必要はない。つまりそんなものは24時間、どこからでもできて当然の取引だ。昼の3時までに銀行に行かないと翌日の扱いになってしまう上に、いちいち210円も手数料を取られるなんて、あまりに非合理的だと思う。そのうちDJのギャラもネットで決済という時代になる予感。3月13日(水)
デジネバではバイオハザードを紹介。今度からこのシリーズの新作はすべてゲームキューブ版しか発売されないらしい。子供向けのソフトが中心だったゲームキューブも、年齢の高いユーザーに買わせる格好の餌を手に入れたことになる。バイオハザード第1作の再発と言われても多くのゲーマーは何を今さらと呆れるかもしれないが、驚くなかれこれは完全なるリメイク。映画でいえば戦前の白黒映画が最新のCGを駆使した現代の技術で蘇るというぐらいの差があるのだ。CGの映像の美しさが段違いであるだけでなく、舞台となる洋館は大改築されており、以前はなかった部屋とか仕掛けが山ほどあるから、昔のバイオハザードと同じように攻略したところで必ず行き詰まってしまう。旧作の魅力を適度に残しつつ、制作者がプライドをかけてパワーアップさせている。そのへんの心意気は感動に値する。ところで僕は初めてゲームキューブをプレイしたが、プレステと違ってロードの時間が一切必要ないのは予想以上に快適と感じた。
収録が終わった後は、ON AIR OSAKAでDir en greyのライブを見た。といっても、中に入った時はすでに本編ラスト曲だったらしい。しかもアンコールがなかった。入り口に知っている人が一人もいなかったから、メンバーを含めて誰にも挨拶をしないまま帰った。こんな時は「何しに来たんだろ・・・」と思わずにはいられない。Dir en greyのライブを見たのは「MACABRE」のツアー以来になるが、このバンドもずいぶん様変わりしているので驚いた。見るからにビジュアル系、というイメージはステージを見る限りはなくなっている。京くんの立ち回りがこれまで以上に黒夢時代の清春さんを彷彿させた。3月12日(火)
昨日の夜中、眠い目をこすりながら死ぬ気で確定申告書類を完成させた。必要経費の領収証の計算はもう終わらせてあったから、あとは収入から経費を差し引いた所得、控除の対象となる健康保険や生命保険の額を計算し、そこから納めるべき所得税の額をはじき出せばいい。どこに何を書くのかを理解しさえすれば後は意外に簡単な仕事である。しかしそれでも出来上がった頃には明るくなり始めていた。直接税務署に持っていって間違いを指摘されるのが怖いので、僕はいつも郵送して逃げるのだった。終わってしまえばこっちのもの。
いつになく晴れ晴れとした気持ちで臨んだ今日のROCK KIDSだったが、いつもの倍ぐらい失敗が多くてかなり落ち込んだ。番組後、アナウンサーの野崎さんに「ニュース読みますよね。めっちゃ噛んだりしたら、やっぱり凹みます?」「凹む凹むぅ!そんなのしょっちゅうよ」と慰めてもらってる始末。
正直な話、小手先のテクニックは以前よりも上達したと思う。だからといって努力を怠っているとすぐにしっぺ返しが待っているのがこの仕事だ。野球のバッターでいえば、バットに当てるのは上手で、滅多なことで三振はしない。だけどクリーンヒットがまったくないような状態。改編前のこの時期、DJというDJは誰も
「仕事が増える、増えない」で少しピリピリしているものだ。そういう時にこんなスランプに陥っている自分が悔しい。3月11日(月)
今日も浦和を往復。BEAT SHUFFLEのFAXサービスでは一足先に発表したことだが、HOT WAVEのMCを僕が担当するのは3月いっぱいということになっている。最後の収録が今日だった。
降板の理由は、プロデューサーによれば単純にスケジュールの問題である。加えて番組の収録システム自体を大幅に変革するとかで、それに従うと大阪在住の僕を起用し続けるのは難しいと。経費の問題があるのかどうかはよくわからない。僕がMCを担当した半年間、スタッフが僕のためにかなり無理をしてくれているのはわかっていたから、こうなるのも仕方がないと思っている。ただ、番組サイドはあくまでオブラートに包んで僕に説明しただけで、本当のところでは、司会者として僕の力量が足りなくて評判も悪かったから降ろされるだけなのかもしれない。もちろん、そうでないことを祈るが。移動でも昇格でもなく、レギュラーの仕事が単純に終わるというのは、理由がどうあれ気分のいいものではない。しかし今日はプレッシャーから解放される安堵感の方が大きかった気がする。
昨日はライブに行かなかった分、たっぷりと休息を取ったつもりだったが、行きも帰りも新幹線では完全に熟睡、車内清掃のおばさんに起こされて慌てて降りるような状態だった。この3ヶ月間、「3日間で大阪浦和間を2回往復する」という生活は、あと半年で三十路を迎えるこの身体に想像したとおり重い負担を与えた。帰りの車内で晴れ晴れとした開放感を味わいながら、この仕事が思いのほか大きなストレスとなっていたのを感じた。3月10日(日)
この日の日本武道館でSIAM SHADEは解散した。ソニーさんからのお誘いもあったが、僕は夕方まで大阪で番組があったから、断腸の思いでこのライブを見ることは諦めたのだった。あのバンドが僕の知らないところで終わりを迎えているのは何だか現実味のない話だ。ライブが終わった後、何人かのリスナーから届いたメールを読んでも、いまいちピンとこない。
そしてZIGZOのファイナルツアーも華僑を迎えている。今日はON AIR OSAKAでライブが行われていた。スケジュール的には見に行けるはずで、もちろんその予定でいたのだが、どうにも身体の調子が悪くてこちらも泣く泣く諦めた。番組が終わってから家に戻り、ライブに間に合うようにまた出掛けるつもりだったが、 折からの腰痛に加えて頭痛がひどかった。大阪で最後のライブを見届けられず、本当に申し訳ない気持ちだ。
ZIGZOは業界内での評価が非常に高いバンドだ。ビジュアル系の世界でバンドをやってきたロッカーの多くが、最終的に目指す場所はZIGZOなのである。彼等のようなバンドはもっと売れて当然なのに、そうならなかった原因は一体どこにあるのか。デビュー当時から応援してきた媒体の一人として、その点についてある程度の責任を感じるし、悔しさもある。一つわかったことは、結局のところロックも、セールスは流行に左右される部分が大きいということだ。実力があろうとなかろうと、ビジュアル系が流行っていればある程度売れ、スカコアが流行ればそっちが売れ、ヒップホップ寄りのものが流行ればユーザーはそっちに流れる。「ストレートなロック」としか形容のしようがないZIGZOみたいなバンドは、普遍的にかっこいいとされる反面、あまりに流行と無縁である。3月9日(土)
春夏物の服をいくらか購入した。しかしさすがに冬と比較すると格段に安くつく。そのぶんオシャレのしがいがなくてつまらないというのは一理ある。夏になったら僕は殆どTシャツしか着ない。襟のある洋服はどうも苦手なのである。今年の夏は少し今まで敬遠してきたファッションにもチャレンジもしてみようかしら。
分厚い革のダウンやコートなどは、もうさすがに必要ないと思われたので、殆ど閉めっぱなしの寝室のクローゼットに移した。代わりに薄手の上着がハンガーに昇格している。以前HOT WAVEの衣装で借りた黒いブルゾンが忘れられなかったのだが、それも今日無事に購入した。しかしやっぱり、どれもサイズが一回り大きいのが悩みの種である。
さてさて、BEAT SHUFFLEで宣言した「重大発表」の波紋は広がるや否や。リスナーにいらぬ不安を与えて気を持たせるのは僕の主義に反する。少なくとも、3月いっぱいで番組がなくなるというマイナスの話であったら、そんなふうにもったいつけることはしない。3月8日(金)
金曜日の仕事は昼過ぎから始まるので、今日は午前中に試写会を見に行った。去年の暮れからずっと楽しみにしていた話題作「ブラックホーク・ダウン」である。「アルマゲドン」や「パールハーバー」といった、大がかりで娯楽色の強いエンタテイメント作品を数多くプロデュースしてきた、ハリウッドNo.1のヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーが製作を手がけ、「エイリアン」や「ハンニバル」、そして「グラディエーター」ではオスカーも受賞した、世界一美しい惨殺シーンを撮る男、リドリー・スコットが監督をしているという話題の映画である。金儲けの上手い人と、映像美で知られる監督。ある意味水と油のこの二人が組んでいるというだけでもかなり僕の興味をかき立てるが、扱っている題材が戦争であるところが非常に意外だった。
93年のソマリア内戦鎮圧のために派遣された米軍の部隊が、任務に失敗して最悪の市街銃撃戦に発展してしまう様子を、史実に沿って描いている。ラブストーリーのような余計な脚色は一切加えず、アメリカの強さばかりを強調しているわけでもない。「パールハーバー」などとは正反対に位置するタイプの戦争映画といえるだろう。それだけに見終わった後の気分はとてつもなく重い。ある人に言わせれば「下手すりゃ一日立ち直れない」というぐらいショックを受けるのだ。
国際的な紛争が起きるたび、「そんなの軍隊を派遣すれば解決するでしょ」と僕らは思う。強い軍隊が出てくれば簡単に平和が戻ると思っているふしがある。最前線でどんな若者達が、どれほど過酷な状況で戦っているかを現実に知る者は少ないだろう。第2次大戦でもなく、ベトナムでもなく、ほんの9年前に起こったばかりの事件である。1時間で終わるはずの任務だったのに、ヘリが撃墜されたのを機に状況が暗転し、100名の兵隊が数千人の敵に囲まれて銃弾の雨霰にさらされる。何としてでも仲間を助け、連れ帰ろうとする異常なまでの友情は美しいが、別にどちらが正しいという主張はされていないのだ。戦争って何なんだろう。
役者はみんなかっこいいし、スリリングでエキサイティング、そしてリドリー・スコットならではの見事な映像で、見応えはかなりあるといえる。要するにおもしろい映画である。そして見終わったら、こんな重たい内容の日記でも書かずにはいられないような、強い衝撃を受けるのも間違いない。3月7日(木)
1月にドコモが「ドメイン指定受信」のサービスを開始してから、迷惑メールは一気に減っていたのだが、最近になってまたすごい勢いで届くようになった。どれもJ-PHONEやEZ WEBのアドレスが送信元となっている。しかし使われている絵文字はドコモのもので、他社の携帯電話から送信されたものでないことは明白。携帯から送っているように見せて、パソコンから一斉送信しているようだ。こんな単純なからくりに騙されるようでは、ドコモが自慢気に開始したドメイン指定受信サービスも殆どザルのような欠陥システムだったことになる。出会いサイトや着メロサイトの勧誘が大半のようだが、もちろん読まずに削除するようにしている。削除する瞬間に目に入るわいせつな言葉が極めて不快だ。いつもいつも思うことだが、この「いや〜ん。濡れてきちゃったぁ」みたいな日本語をパソコンで入力している人物は、そんな仕事をして、虚無感や悲壮感や脱力感やその他もろもろのネガティブな感情を何も抱かないのだろうか。哀れなものだ。
3月6日(水)
この日のデジネバで紹介したゲームは、ナムコから発売されているテニスのゲーム。最近のスポーツゲームはどれも本当にリアルで感心してしまうが、このゲームも例外ではなかった。テニスのゲームといえば大昔のファミリーテニスみたいなものを想像してしまう僕だったが、この「スマッシュコート・プロトーナメント」のプレイ画面は一見しただけでは本物のテニス中継と見まごうほどのリアルさである。観客の歓声やざわめき、「Quiet please.Thank you」の後に訪れる静寂。それを破るボールの音。淡々とした審判のジャッジの声。サービスのフォームも本物の選手のクセまでCGで忠実に再現していた。テニスは僕が嗜む数少ないスポーツの一つだから、このゲームで僕が燃えないわけはないのだった。実は前日の晩に僕はこのゲームを借りて家で練習していた。あまりにやり込みすぎて少々うまくなりすぎた感もあった。今日は一日、両手の親指がやたらと痛んだ。
ロード・オブ・ザ・リングは、大方の予想どおり、しかし僕の予想は裏切って、とんでもない大ヒットになっているようだ。ドラクエの生まれた国、ゲーム大国日本で、あの映画版RPGが当たらないはずがないということか。あんなややこしくて小難しいストーリーを、見た人はちゃんと理解しているのだろうか。何度でも言うが個人的にはモンスターズ・インクの方が断然おすすめである。3月5日(火)
洗車したばかりだというのに雨が降っている。この季節の雨は不思議と冷たく感じるから特に嫌だ。
番組のスタッフがDJの西田くんと海外旅行に行っていて今日はお休みである。この季節はFM802のDJでもお休みを取る人が多い。スペシャルウィークや改変期と重なることもなく、お正月やお盆といった普通の人の休みとも離れている時期が穴場なのである。しかし僕はもうずいぶん長いこと休暇というものを取っていない気がする。いわんや海外旅行など殆ど行ったことがないと言ってもいい。20代で生の鯨を拝みたいという小さな夢も叶わぬまま、20代最後の夏が近づいている。3月4日(月)
昨晩は夜の10時ぐらいにベッドに吸い込まれてしまった。また真夜中に起きてしまうだろうなぁと思っていたが、何度か目を覚ましつつもそのまま昼の12時ぐらいまで眠った。薬も使うことなくこんなに長い時間眠れる自分に驚いた。健康なのか不健康なのか、よくわからん。
ところで、CORE OF SOULの心斎橋クラブクアトロは昨日チケットが発売され、即日でソールドアウトしたらしい。おめでとう。3月3日(日)
HOT100が終わってから、心斎橋に向かった。5時からミヤコでCORE OF SOULのインストアイベントが行われると耳にしたからである。僕の番組中、三宮で行われたイベントではライブもあったようだが、どうやらミヤコの方は握手会しかないらしい。わざわざ来たのに演奏が聴けないのは非常に残念だったが、実物を間近で見られるならと思い、握手会の様子を遠巻きに眺めていた。「へ〜、意外と小さいんだなぁ」とか呟いて普通のファンと化す浅井。握手会が終わった後、店内のスペースを使って、1曲だけ生で披露してくれた。握手会の時にファンから頼まれたのだろう。ステージではないし、マイクがあるわけでもないところで、アコギと生歌で「ANGEL」を歌った。そんな場でも歌い始めると別人のようにオーラを放つ中村蕗子にウットリと見惚れ、満足して帰ろうと思ったところ、マシンガンズでおなじみ夢番地大山氏が控え室に案内してくれた。本人達を前にするとなおさら、素人になってしまう。言いたいことも聞きたいことも山ほどあるはずなのに、緊張してどれも出て来ない。バックステージ招待に当選したリスナーの気分。
その後は、ソニータワーへTAKUROくんの写真展を拝見。ビルの入り口で僕が喋っていて驚いた。この前収録したこの写真展のCMである。9階に上がると、アフリカで撮影された数十点の写真と、TAKURO自身が撮影したビデオの映像が流れていた。レコーディングや撮影で、世界中の大都市を頻繁に訪れるミュージシャンにとって、プライベートの旅行で非日常を味わうためにはアフリカにでも行くしかないのかもしれない。すぐそこにライオンが眠っているようなところへドライブ。自分の知っている世界のちっぽけさを、彼は感じたのだろうか。3月2日(土)
今日乗ったタクシーの運転手は、僕のような若い男にもめずらしくよく話しかけてくる人だった。しかもいきなり「パソコンやってる?」と。「ええ、持ってますよ」「Macでしょ?」「はぁ」「だろうね。そういう風体の人はだいたいMacだよね。デザインとかやってるの?」「いや、別に」・・・。僕の風体はいかにもMacらしい。確かに、言い得て妙。
そして東京へ向かう新幹線を降りてホームに降り立ったら、目の前にバンドマンがいて、運んでいる楽器のケースに「CARESS 竜也」と書いてある。顔を見てみたら本当に竜也くんだった。同じ列車の同じ車両に乗っているのに降りるまで気づかなかったようだ。AXのライブのため、めずらしく新幹線で移動していたようだ。CARESSはもうじき活動を休止してしまうから、それまでの間にライブを見たいと思っているんだがなぁ。
BEAT SHUFFLEが終わった後、東京駅に向かう電車では、すぐ横の席で熱心に化粧をしている女性がいた。香水なのか化粧品なのかわからないが、周囲にはむせ返るようなその匂いが漂っている。「電車で化粧をする奴なんて女じゃない」とはよく言われるが、彼女から見れば周りで唖然としている僕らの方が男ではないのだろう。「他人にどう見られようと、二度と会うこともないしぃ」と思っているのだろう。しかし人に迷惑をかけるのはよくない。その匂いが迷惑だ。揺れる車内でマスカラまで塗れてしまうその手際にちょっと感心したりもしつつ、こんな深夜に化粧をしてどこへ行くのだろうという興味を抱かずにはいられなかった。ちなみに彼女は赤羽で埼京線に乗り換えたようである。
今日は何だか乗り物で興味深い人物に遭遇する一日だった。
