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Diary(02.04.)

4月30日(火)

 「夢は口に出して言うべきだ」。これはちょっとした名言だと思う。いつか実現させたいと願っていても、自分の中だけで抱えていては夢のままで終わってしまうだろう。自分の夢を周りの人に言っているうちに、誰かを紹介してもらえたり、チャンスを教えてくれたりすることがあるかもしれない。例えば「ラジオで働いてみたい」という思いを持っていても、それを誰にも黙っていては見つかるコネも見つからない。「バイト、紹介してあげるよ」と言う人がどこから現れるかわからないものだ。夢ではなくても興味のあることがあったら、積極的にそれをいろんな友達に伝えてみることで、世界は広がっていく。考えてみればそうだよなぁと思った。
 明日のデジネバの収録で紹介するゲームを借りてきた。X-BOXで発売中のHALOというシューティングゲームである。アメリカではX-BOXの目玉ソフトとしてハードと同時に発売され、すでに100万枚以上のセールスを記録しているという大作が、鳴り物入りで日本に上陸してきた。実際にプレイしてみると、これアメリカテイスト満載のゲーム。撃たれた時のダメージとか弾の数とかはあまり気にする必要がなく、とりあえず派手に撃ちまくることを良しとする。セリフ回しとかエイリアンの容姿もアメリカのSF映画にそっくりだ。左スティックで身体の移動、右のスティックで視点の移動をするという操作方法は、バイオハザードや鬼武者の操作に慣れている人にとっては戸惑いがあるかもしれない。しかしこれはこれで慣れてくるととても合理的にできたシステムである。ゲームとしては面白い方だと思うが、例えばグラフィックの美しさなどを比較すると、日本の既存のゲームソフトには遠く及ばないという印象だ。新生「バイオハザード」や「FF10」、「DOA3」などのムービーを見てしまってからこれを見ると、国産ソフトのレベルの高さを痛感せずにはいられない。

4月29日(月)

 梅田のHEPホールで行われたサウンドスケジュールのイベントライブに顔を出してみる。何度もゲストでお世話になっていたサウスケだがライブを見るのは初めてだった。三宮のストリートライブを経験しているだけあってMCや煽り方も非常に上手いバンドだ。演奏に若干のばらつきを感じるが、3ピースのバンドとしては充分な迫力もある。ところで、昨日の番組で「神戸人100人に聞きました・神戸を連想するアーティストは?」というあまり中身のないアンケート企画をやったのだが、その際に僕が「僕だったらサウンドスケジュールを連想しますねぇ。もともと3人とも神戸の大学生ですから」みたいなことを喋った。その放送をメンバーは聞いていたらしく、喜んでもらえたそうだ。彼等は神戸に住んでいた頃からデジネバも見てくれていたと言う。そうやってアーティストに自分の番組を見たり聞いたりしてもらえるのは実に嬉しいことだ。
 HEP FIVEの店舗をゆっくりと見て回ったのは、実をいうと初めてのことだった。スタバやらソニプラやらディズニーショップやら、若者受けのいいお店がここまで集結しているとは知らなかった。ゴールデンウィークの真っ只中だけあってどこもひどい混雑だったが、ちょうどいい機会だったのでここの5階にある291295=HOMMEのショップに立ち寄ってみた。僕の身につけている物がCustom Cultureだらけなのを店員さんは当然のことながらすぐに見抜いて話しかけてくる。この日記では過去にも何度か書いていることだが、Custom Cultureと291295=HOMMEは同じメーカーの別ブランドである。色使いが派手でヒップホップテイストのデザインが多い29はどうも僕の感覚に合わなくなり、加えてサイズがどれも大きすぎることから最近は29を殆ど着なくなっている。Custom Cultureのお店が大阪だと天王寺MIOにしかないのは残念なところだ。とはいえお店に並んでいる服を見ているとやはりどれも魅力的に見えてくる。店員さんとあれこれ喋っていたが、いつまでも自分の素性を隠すのもかえって嫌味になるような気がしたので、「実はFM802で働いてて、よくこちらのセールにも行かせてもらってるんですよ」みたいな挨拶を。すると帰り際に29ボトルのミネラルウォーターをプレゼントしてくれた。

4月28日(日)

 大阪に住むようになってからずっと、僕は車の給油や洗車をずっと同じガソリンスタンドでしてきた。そこが特別サービスがいいと感じたことは実は一度もなく、単に習慣で通っているだけだった。考えてみると同じ石油会社のSSでもっと家に近いところがあったので、今日はそこで給油とWAX洗車を頼んでみた。窓を開けた瞬間にかけられる声の明るさがまず違う。洗車機から出て来て室内清掃をしてくれているところを僕は眺めていたが、「いやいやそこまでせんでいいから」と言いたくなるほど実に丁寧な掃除をしている。安全点検もやたら念入りだった。以前のSSの従業員では考えられなかったことである。「いやぁ、やっぱり静かですねこの車。最初これで動くんかなと思って、ビックリしましたよ」なんて言われると、プリウス自慢したがりーな僕としては最高潮に気分がいい。どうしてもっと早くここにしなかったんだろう。
 でもせっかく洗車をしたのに、明後日から雨だそうな。
4月27日(土)

 世間は今日からゴールデンウィーク。繁忙期は新幹線の回数券が使えないので、ひかりものぞみも料金が大して変わらなくなる。だから今週は迷うことなくのぞみである。かなり前に予約をしておいて正解だった。向こう1時間ぐらい、殆どすべて満席の状態。のぞみのグリーンすら空いてないという。まだ6時。朝早くから、みんなどこへ行くと言うのだろう。休みは何日もあるのだから、もっとのんびり出掛ければいいのに。
 DJはある意味でサービス業。もちろんゴールデンウィークだからといって番組が休みになったりすることはない。世間が祝日だろうと生番組以外の仕事も平常通りである。そして今日もプールで泳いだ。ノルマの1kmを達成。週にたったの1回、しかも1時間だが、水泳をするようになってから、以前慢性的に抱えていた腰痛が殆どなくなった。泳いでいることが原因かどうかは今のところ不明だが、運動をまったくしていなかった頃と比べると体調はいいような気がする。

4月26日(金)

 東京に着いて新幹線を降りたら驚くほど寒かった。東京と大阪の間でも、こういう気温の差があるから気をつけないといけない。幸い今日は天気予報もチェックしていたから少し厚着で出ていた。風邪を引かないように気をつけなければならないのは一年中同じだ。
 BEAT SHUFFLEが始まる直前まで、またオークションで奮闘していた。終了寸前に値段を釣り上げるのは本当にやめてほしいと思うが、終了寸前まで入札しない僕みたいな奴がいるから悪いのか。とりあえず、某ブランドのTシャツで安い値で出ているものは片っ端から買いまくっている。僕のようにスーツで出勤しない人間にとっては、高い定価で新品を1枚買うよりは、多少着古していても違うデザインのものを何枚か買えた方が助かるのだ。そして実は最近、デジカメを手に入れたのを機に出品する楽しみも味わっている。服の趣味が変わって最近あまり着ることがなくなった洋服や、読み終えた書籍などを出品してみた。入札のないまま流れていくのが何となく虚しいので、とりあえず売れて当然みたいな激安価格でスタート。思ったほど値段は上がらないが、まあ上々と言える売れ行きである。始めてみて気付いたのは、関西在住者の多さだ。今まで取引した中で一番多いのが大阪の人かもしれない。で、荷物は当然僕も自分の名前で発送する。僕のマンガを落札したのは大阪の人で、僕はご丁寧にFM802の紙袋に包んで送ったのだが(いや大きさがたまたまちょうどよかったからですよ)、「FM802のDJの浅井さんですか?」みたいな反応は特になく・・・。DJの知名度ってそんな程度。

4月25日(木)

 厚生年金会館大ホールで行われた映画「スパイダーマン」の試写会に行ってきた。言っておくがこれはなかなか凄い映画である。
 アメコミものはこれまでにも数多く実写で映画化されている。古くはスーパーマンやバットマン、それにX-MENなんかもそうだ。老舗で人気も高いスパイダーマンが今まで実写化されなかったのは、映像技術からいってどうしても無理があると判断されてきたからだった。近年のCG技術の発達によってようやく満足のいくスパイダーマンが撮れるようになったわけである。日本人のおそらく大半はスパイダーマンの存在を知っているが、どういうストーリーであるかを知っている人は非常に少ないだろう。ひょんなことからクモの特性を身につけた平凡でモテない高校生が、その特性を武器に正義の味方となる。あのコスチュームの中身は普通の人間なのである。そんな彼が踊るようにビルの間を飛んでいく。左右の手首から飛び出る糸を高い壁に投げつけ、ターザンよろしく自在に街を駆け回るその姿は実にスタイリッシュ。ビルのてっぺんから地上を走る車のボンネットをかすめ、再び次のビルの屋上付近まで一気に浮上するスパイディーの動きを、現実には不可能なカメラワークで追いかけている。これを大スクリーンで見ていると、まるでジェットコースターに乗っているような感覚で、謳い文句の「あなたの平衡感覚をぐちゃぐちゃにする」というのも強ち大げさではない。とにかく爽やかでかっこよく、後味のよいヒーローものだ。

4月24日(水)

 ここ最近、人気がうなぎ登りの3人組、サウンドスケジュールがデジネバのゲスト。昨日のROCK KIDSで会ったばかりの3人だが、今日はわりとゆっくり話すことができた。神戸の大学で結成された彼等はデジネバを見たこともあったそうで、僕がスタジオでサングラスをかけるのを見て沖くんは妙に喜んでくれた。また、サウスケとcuneは古い付き合いらしく、サウスケのメンバーもかつてビジュアル系に片足を突っ込んだ時期があったという。今のサウスケには見る影もない。そんな彼等もついにこの春から東京へ移住した模様である。今年か来年あたり、ブレイクする要素を充分に備えている楽しみなバンドの一つだ。
 ところで今日から再び講師の仕事が始まった。新入生の数は去年とさほど変わらず、FM802をまったく聞いていない子の割合も去年同様非常に高い。DJを志す高校生は、なぜか全然802を好まない傾向にあるとみえる。どうでもいいけど3時間も喋りっぱなしは喉にしんどい。大学の先生とかはよくあんなに長いこと講義が出来るものだと尊敬してしまう。

4月23日(火)

 今日は番組前に一仕事。阪神甲子園球場で流れるビデオのナレーションだ。開場してから試合が始まるまでの時間、グラウンドでは選手の打撃練習が行われているそうだが、その間にスクリーンを使って大々的に流す案内やクイズなどを僕の声でレコーディングしたわけである。「イエローシートは3500円!ご覧の前売り入場券売り場で、発売中!」てな具合でいつもの浅井シャウト炸裂。多くの阪神ファンの耳に僕の声が届くと思うと何だかワクワクするぜ。まして今はタイガースがこれだけ好調な時だ。僕も場内での自分の声を聞きに行くついでに、「にわかタイガースファン」になって応援に参加してみようかと計画中。いや、いっそのこと「にわか」なんて言わずに恒久的な虎ファンになってやろうかという勢いだ。こうしてちょっとでもタイガースと関係のある仕事をもらったりすると、急に愛着がわいてくるというもの。いつかタイガースのハッピを着てデジネバに出たりして。
 ROCK KIDSは先週に引き続きアルバイトの魅力をみんなで語る特番だった。今週のテーマは「アルバイトで得をしたこと」。こういうテーマになると大抵、「○○のバイトの時は、サンプルを大量に持ち帰って友達に配った」とか、「バイト先にギャルがいっぱい来てたから、かわいい女の子といっぱい仲良くなれた」とか、どうしても不純な役得を自慢するメッセージが多く寄せられてしまう。しかしそんな中にも興味深いものはたくさんあって、「引っ越しのバイトをしていると、お客さんからまだ使える古い電化製品をもらえる。5年前にもらった大型テレビはいまだ現役」「矯正歯科でアルバイトをしていた時、通常100万円かかる矯正を10万円、しかも毎月の給料から天引きでしてもらい、すっかり笑顔に自信が持てるようになった」「旅行代理店でバイトをしていた頃、お客さんが急遽キャンセルしたチケットを使って北海道まで無料で行ってきた」「バイトをしていた洋食屋さんは賄いがおいしくて、苦手だった食べ物も気付けば好物になり、すっかり偏食が治った」などなど、驚くべきおいしい話やいい話が転がっているものである。おもしろいメッセージがどんどん届く番組は非常に短く感じる。

4月22日(月)

 先週末からゴールデンタイムの放送が始まった「¥マネーの虎」をビデオで見た。深夜枠からゴールデンタイムに移動する苦労を僕はV-ROCK 802で経験しているから、制作者の思いは何となくわかる。CMの数がいきなり膨大に増え、最後まで何とかして視聴者を引っ張らないとすぐに消されたりチャンネルを変えられたりしてしまう。そのせいかもともと大げさな番組がさらにわざとらしくなり、さらにしつこくなった感は否めない。人気があっても深夜に放送し続けるべき番組というのがある。V-ROCKもBEAT SHUFFLEも要するにそうだったということかもしれない。

4月21日(日)

 番組終了後、心斎橋ミューズホールへCARESSのライブを見に行った。無期限の活動休止前最後となるステージ、つまり彼等はこの日のライブをもって7年間の活動にひとまずのピリオドを打つのである。僕が彼等のライブを最初に見てから多分5年が経つ。僕が司会を担当したロケッツでのオールナイトイベントで初めて彼等に会い、ワンマンの前説をしたり、二度にわたってセッションバンドで共演したりもした。数あるインディーズバンドの中で僕が最も縁が深く、仲良くさせてもらったのがCARESSなのである。この日のミューズホールはもちろん超満員で、中に入れない関係者が扉の外に溢れている状態。人を押し分けて中に入り、全27曲のうちほんの一部しか僕も見ることはできなかったが、彼等のすべてを出し切るようないいライブだったと思う。ずっとインディーズで7年間活動を続けるというのは決して短くない。それができたのは多くの熱心なファンが彼等を支えたからだと思うし、いいスタッフに恵まれたからともいえる。大阪で最も友達の多いバンドとして君臨したCARESSの復活を臨む声は、きっと業界内でも多くなるだろう。いつか訪れる活動再開に向けて、これから4人がどれほどの成長を見せるかが楽しみである。

4月20日(土)

 世は空前の健康グッズブームだとか。深夜の通販番組で売られている健康器具にも、エクササイズや筋力トレーニングにも僕は興味がないのだが、30を前にして自分の運動不足の深刻さは自覚し始めている。そういう理由でこの出不精の僕が毎週プールに通うことになったわけだが、今日は3週目にしてようやく1kmの距離を泳いだ。そして運動した後の心地よさに急速に目覚めている自分が怖い。ダンベルでも買ってきそうな勢いである。今年の夏はこのガリガリ体型を何とか補強してみるか。目指せキリト氏で。

4月19日(金)

 先日島田荘司の文庫本を数冊ヤフオクで落札した。新幹線の車内で読むために毎週1冊ずつ持っていくのだが、今日の「斜め屋敷の犯罪」は選択が悪かった。読み始めて30分もすると早くも僕は後悔し始めていた。理由は内容がつまらなかったからではない。まごうことなき典型的な推理小説だったからである。
 奇妙キテレツな洋館に、数名の富豪を含む十数人の人物が集い、晩餐が終わった夜に最初の密室殺人が発生する。殺されたのは一番影の薄い運転手の男で、誰一人動機が考えられないし犯行現場も謎だらけ。こんな絵に描いたような推理ものをここ最近読んでいなかった。こういうのはとにかく結末が気になってどうにもならない。新幹線で適度に睡眠を取りたい僕としてはこういう本は避けたいのである。結局車内では一睡もしないどころか、きっぷ売り場の待ち時間とかタクシーの車内でも必死の形相でページを手繰って読み終えた。本はおもしろくなければ読む気がしないが、もう少し眠くなるくらいの方がいい。

4月18日(木)

 新しいiMacのCMを初めて見た。なるほどこれはまた革新的なデザインといえる。他メーカーにはどうしてこういうセンスがないものか。デスクトップのパソコンを「これ欲しい!」と思ったのは久しぶりのこと。アップルはユーザーの購買欲をかき立てることにかけては本当に天才的な会社である。
 僕の使っているiBookももうじき購入から1年を迎える。買った時からスピーカーがたまにおかしな音を発するが、それ以外はいたって快調に働いてくれている。ずっと大きな不満を抱いていたのはACアダプタのデカさであった。G3のパワーブックの頃から変わらない巨大さで、パソコンと一緒にこれを持ち運び、使うたびに広げたり片づけたりするのが非常に煩わしい代物だった。ようやく最近になってその点が改良され、今売られているiBookには手のひらに載る程度のコンパクトなアダプタが付属されている。どうしてもこれが欲しくてネットで購入したが9000円の出費。せっかくのメーカー保証を一度も使わないまま、予想外の維持費がかかった気分だ。しかしこのACアダプタがまたiBookのミニチュアみたいでかわいい。

4月17日(水)

 今シーズン初めてタイガースが連敗を喫した。最下位の常連だったタイガースが本気で優勝するだなんて本気で思っているわけではないが、快進撃が続けばそのぶんみんながわくわくするから、失速するのは残念だ。聞いた話では、神戸サンテレビの阪神戦中継は18%という視聴率を記録しているそうである。これは関西全域で調査した数字であって、サンテレビは兵庫と大阪でしか映らないわけだから、電波の届く範囲に限って数字を取ればおそらく40%は超えることになろう。改編後の新番組がスタートした折、民放キー局にとっては思わぬ打撃となっているようだ。
 今日は某レコード会社のプレゼンパーティーが大阪で催された。名古屋以西の媒体やディーラー、総勢数百人が招かれる一大レセプションである。特別親しいわけでもない仕事上の知り合いがうじゃまんと集結するこういう場は極度に疲れる。堂々としていれば生意気だと思われそうだし、ぼけっと突っ立って挨拶をせずにいれば愛想がないとか言われてしまう。つまり自然でいられないのである。

4月16日(火)

 今週から火曜日のROCK KIDSは3回に渡ってFROM A提供の特番となる。アルバイトをテーマに毎週メッセージを募っていくのだが、第1回の今日のお題は「初めてのアルバイト体験談」だった。予想以上にたくさんのメッセージと書き込みが寄せられ、しかもそのどれもが非常におもしろい。世の中には本当にいろんなバイトがあり、いろんな経験談があるものだ。
 ちなみに僕が初めて経験したアルバイトは高校1年の夏休み、デパートの中にあるファミリーレストランのウェイターだった。お皿をたくさん手に持つテクニックやトレンチの持ち方を学んだことはよく覚えている。ひと夏かけて15万円ぐらいの貯金を作っただろうか。意地悪な先輩ばかりでちっとも楽しくない、時給650円のバイトだった。
 そこを辞めて高1の冬からしばらく続けていたのが歌舞伎町の大きな居酒屋で、ここで学んだことはわりと大きいかもしれない。バイト情報誌に年齢制限がないのをいいことに面接を受け、店内ただ一人の18歳未満として雇われたが、時給は大学生と同じ900円スタート。もう10年以上前の話だが、16歳に時給900円を払う飲食店は今でもめずらしいのではないだろうか(辞めた頃には970円だった)。酒を飲んでは行けない高校生がジョッキにビールを汲んで出していたのである。ちなみに高校生だった僕は法律で規制されているためか10時までしか働くことが許されなかった。不良っぽい先輩がたくさんいて、僕はオトナの遊びをいろいろ教えてもらった。バイトが終わってからゲーセンで煙草を吸っていて補導されかけたこともある。僕は大都会に身を投じてみることで、自分の存在の小ささとかあくせく働くことのくだらなさとか、そういう種類の絶望を感じてみたかった。尾崎豊がそういう歌をよく歌っていたから。酒と吐瀉物の匂いが充満している夜の歌舞伎町は、まだ子供だった僕にとって憧れの対象であると同時に嫌悪感を抱く場所でもあった。そんな汚く醜い街で毎晩、先輩や厨房のチンピラみたいな調理師に怒鳴られなかったら、僕はもっと普通の人生を好んでいたかもしれない。しかし驚くべきはこのアルバイトが親の公認だったことである。高校1年生の息子が毎日学校帰りに歌舞伎町の居酒屋でアルバイトを始めたと聞いて、父親は僕を「偉い」と褒めた。

4月15日(月)

 ある映画の試写会にでも行く予定でいたのだが、どうにも外出する気分になれず、結局一歩も外へ出ることのない一日を過ごした。
 去年の春から専門学校でDJを教える講師の仕事をしていることはこれまでにも何度か書いているが、その仕事を今年度も引き受けることになった。正直言って体力的にはしんどい仕事なので迷いもあったが、自分にとってプラスになっている部分の方が多かったからである。その最初の授業が来週に迫っており、今日は昼からパソコンに向かいっぱなしでその準備をしていた。授業では、僕が見本として模擬番組のDJをすることもある。完全に趣味に走って遊びで作る番組にすぎないが、それなりに気合いは入る。僕は自分のDJの未熟さを自分でわかっているつもりだし、学生達に「俺より上手くやってみな」なんて言うつもりは全くない。むしろ僕の方が教えて欲しいことがあるくらい。ただ学生から見れば僕は「出来て当然、上手くて当然」のプロなのである。そういう目にさらされる緊張感は悪くない。
 あ、そうだ。ゴロゴロしながら月9のさんま&キムタクのドラマを見ていたら、See BreezのCMに続いて、倉木麻衣のニューシングルのテレビCMが流れた。その瞬間にガバっと身体を起こす浅井。このCMの中で「倉木麻衣。New Single。Feel Fine!」と軽快に叫んでいるのはこの僕なのである。月9の中で僕の声が流れるとは何とも光栄。キムタクと共演したぞ。むしろキムタクが脇役で主役は浅井博章か。

4月14日(日)

 自分の部屋に限って言えば、僕はインテリアというものにおよそ興味がない。だからこの仕事部屋の味気なさときたら自分でも笑ってしまうほどである。テレビやビデオの載っているラックはコーナンで買ってきた業務用のブリキの棚、机は7年ぐらい前に通販で買った安物、このパソコンデスクはPerformaのついでに購入した。カーテンにしろカレンダーにしろ時計にしろ、統一感とか高級感といったものがまるでない、非常につまらない部屋である。別に誰かに見せる部屋でもないし、生活していくうえで不便じゃなけりゃいいや、ぐらいに思ってここまで来たのだが、「これでは物を飾る楽しみが味わえない」ということに気がついた。こんな性格だから、部屋に何かを飾りたいと思うことも今までなかったのだが、そんな僕がヤフオクで自動車のオモチャを買ってしまったのである。ミニカーなんぞを買おうと僕が思い立ったのは言うまでもなくプリウスだったから。溺愛する車のミニチュアであれば、手元に置いておきたい思うものなのだ。で、手に入れたはいいがそれをどこに飾ったらいいのか困ってしまう。そもそもひどく散らかっているために置き場すらない。とりあえずプリンターの上に置いてみるが、これではプリンターを使うたびに移動しなくてはならない。せっかくのミニプリウスも居場所がないのでは不憫。こうなるとこの部屋の全部が気に入らなくなってくる。安っぽい家具を全部捨て去って、まるごと模様替えしたいだなんてちょっとだけ思ってみるが、それに要する途方もない金と時間と体力のことを考えてすでに諦めている。
 家にいるのがもったいないような気持ちのいい日曜日。番組が終わって家に着いた頃には陽が傾いていたが、玄関に荷物だけ置いて散歩に出掛けた。

4月13日(土)

 昨日のBEAT SHUFFLEでオープニングのネタにしたクレヨンしんちゃん。昨晩テレビで放送されていたものをビデオに録画しておいたので、今日はそれを見た。
 僕は日頃クレヨンしんちゃんを見る習慣はない。下品なシーンが多いから、個人的にはあまり好きなアニメではない。しかしどうしても僕がこの映画を見たかったのは、ぴあの上田さんが強く勧めたからである。去年公開されたその劇場公開版「クレヨンしんちゃん・オトナ帝国の逆襲」は、大阪の新聞記者が選んだ年間ベスト10で2位だったとか、雑誌によっては4位だったとか、とにかく映画の専門家がこぞって絶賛する傾向にあるという。こういう時にあまり過度な期待をしてしまうとよくないので、半分は暇つぶしのようなつもりでぼぉーっと見ていたのだが、なるほどこれはなかなかよく出来た映画である。設定からしてくだらなさ全開なのは確かだが、ストーリーの根底に流れるテーマが非常に奥深い。そして最後には不覚にもホロっときてしまうくらい「いい話」なのだ。
 昭和の雰囲気で統一されたテーマパークで味わえる「懐かしさ」に大人達は夢中になり、やがて童心に返って自分の子供達を見捨ててしまう。今我々が迎えた21世紀は、子供の頃に夢の中で描いていた未来とはかけ離れた失望すべき世界である。だったら郷愁だけを頼りに生きていこうではないか、というのがそのテーマパークの主張というわけ。考えてみると子供には「懐かしい」という感覚が存在しない。そして「昔はよかった」という感覚もない。年を取れば取るほど、「昔はよかった」と思ってしまう回数も増えるものだ。そして何かよくない事件が起きるたびに、「時代が変わったせいだ。昔ならこんなことはなく平和だった」と人は言うのである。技術が未発達で不便だったあの頃、戦争で多くの人が死んでいたことも棚に上げて、「昔の方がよかった」と言う一言には矛盾を感じないわけにはいかない。文明が発達した結果としてさまざまな核兵器が生まれたように、便利で平和な世の中へと進化していくためには、その歪みとしていくつかのマイナスも生み落とされるのが世の常なのだ。それをふまえた上で、なおも進化するべく未来に向き合わなければ、人は生きている意味がない。てなことを書き始めるとキリがないからこの辺でやめておくが、とにかく僕はクレヨンしんちゃんを見てそんなことを考えたのである。

4月12日(金)

 CORE OF SOULの東京でのワンマンライブは、先週の大阪と同じく金曜日の開催。せっかく東京にいる日なのだから前半だけでもと思い、NACK5への入り時間を少し遅らせて見に行くことにした。金曜の夜に渋谷を歩くなど大学生の頃以来のことだ。夜の渋谷は本当に、呆れてしまうほど人が多い。そしてそれはクアトロに入ってからも同じだった。関係者としてライブを見るなら東京よりも地方の方が断然いい。業界でも注目度の高いCORE OF SOULだから、この日もおそらく関係者だけで3ケタは来ていると思われ、会場内はギュウギュウ詰めで非常に見づらかった。加えて東京ではスタッフに知り合いがいない僕は非常に居心地が悪いのである。
 しかしライブそのものは予想通り素晴らしいものだった。中村蕗子嬢の天才的な歌唱力はまさしく感動に値する。途中のMCによれば前日の夜は殆ど眠れなかったようだが、そんな緊張を見ている側に感じさせることなく、実に伸び伸びと気持ちよさそうに歌っていた。他の二人も堂々としたものである。無論、経験不足からくるパフォーマンスの未熟さがなかったといえば嘘になるが、彼等がまだ二十歳以下であることを考えれば、これだけの楽曲を作り、これだけのステージを見せられることは、多くのインディーズバンドにとってある意味脅威なのである。ちなみに、ライブで最も印象に残ったのは、セカンドシングルのカップリングで収められた「クジラ」という曲。その誕生秘話がMCで明かされたのである。野坂昭如の戦争童話からインスパイアされた歌詞の曲で、そのストーリーを知った上で聞くといっそう切ない。
 ライブは本編終了前に抜け、埼京線で浦和へ向かう。自分のスペースを一切確保できないまま鉄棒にしがみつくようなラッシュを味わったのは久しぶりのことだ。新幹線で移動してそのまま満員のライブハウスでライブを見、そんな満員電車に何十分も揺られて徹夜の仕事に向かう。DJも時に肉体労働である。せっかく治りかけた風邪も悪化して無理はない。

4月11日(木)

 鼻水は少し軽くなった気がするが、今日は咳がひどい。どうやら扁桃腺が腫れているらしい。大事な日だというのに。
 実は今日、ちょっと大きな単発の仕事があった。ゲームソフトのナレーションである。カプコンさんのゲームに僕の声が使われるのは、あのカプエス(「CAPCOM VS SNK 2」現在も大ヒット発売中)以来2度目。今度は自動車のレースゲームの実況だ。発売は夏頃になると思われるので、その時にはまた大々的に宣伝させていただこう。今回のナレーションも台本はすべて英語だったが、カプエスと比べると文章はどれも短く、そして感嘆語が多い。「Hurray!」とか「Yeehah!」とか、すっかり外人さんになった気分で叫びまくった。僕は声優の仕事をしたことはないが、マイクの前で演技をするのはわりと好きだ。予想していたよりも量が少なかったため、心配された喉の方は何とか持ちこたえた。全部の収録が終わってから、一晩我慢していた煙草をようやく1本吸うことができたが、やはりちっともうまくはなかった。意地でも明日までには治す。

4月10日(水)

 起きてみると喉の痛みは昨日より増していた。とにかく煙草がとてもまずい。風邪を引いて喉をやられても僕は声が出なくなったという経験がない。しかしさすがに少し枯れ気味だったので、この日のデジネバは少しセーブぎみ。明日までには何とかして治したいので、煙草は一切吸わず、大きな声も出さないようにした。阪神のサヨナラを見ても無言で手を叩くのみ。
 今日は一つ大きな失敗をしてしまった。デジアミュで紹介するゲームソフトを昨日のうちに借りて、何と自宅に置いてきてしまったのだ。「絶対忘れないように」と何度も確認して鞄に入れたのに、パッケージを開けたら肝心の中身が空っぽ。そう、本体に入れっぱなしだったのである。何たる初歩的ミス。しかたなく収録用にはもう1本ソフトを購入することになり、かなり責任を感じてしまった。ちなみにそのソフトというのは人気シリーズの最新作、「アーマード・コア3」である。せっかくだからしばらく家でこのゲームを研究してみよう。

4月9日(火)

 ROCK KIDS 802の番組前はいつも、スタッフとみんなで出前を取ってお昼ご飯を食べる。メニューは日によって違い、この日はパスタのデリバリーを注文した。届いてみると思った以上に量が多くて、すっかり満腹になってしまった。番組前に満腹になると急に調子が悪くなるのは今日に限ったことではない。それに端を発して突然具合が悪くなってしまった。ROCK KIDSも春から少し番組内容をリニューアルしており、裏番組も一新されているのだからここは気合いを入れて番組に臨むべきところだが、いかんせん体調が最悪。適当に仕事をこなしてしまった日は実に後味が悪い。番組が終わってからも食欲は全く湧かないので、すぐに家に帰った。
 家に帰ってようやく、自分が風邪気味であることに気付いた。喉に不快感を覚えるのと、鼻水が出始めているのである。それらしい兆候すらなく一冬を越したところでなぜ突然こうなるのか。慌てて寝た。

4月8日(月)

 すっかり桜も散ってしまったが、世間では今日が入学式という人が多いはずだ。僕の高校の入学式の日には大雪だった記憶があるが、今日はもう夏のように日差しが強くて暑い。
 以前にも書いたかもしれないが、ひょんなことからデジカメが手に入った。CybershotのP5である。これだけいいデジカメを持ってしまうと、普通のカメラを持っている意味がなくなってしまう。プリントするのもネット上で注文し、ものの2日ぐらいで出来上がってしまうというのだから便利なことこの上ない。撮った写真をその場でチェックできるから、現像してから「ああ、これは失敗だった」ということはないし。僕もそろそろフォトショップの使い方ぐらい覚えるべきだろうか。
 春の連続ドラマレース開幕。まずは佐藤浩市の「天国への階段」をチェックした。映画にしろドラマにしろ、見ている人間の興味を結末まで持続させる最も理想的な題材は「復讐」である。個人的にはもうちょっとひどい目に遭った主人公の方が感情移入しやすい。主人公の父親の自殺を見せられても、「そんなの、君が悪いんじゃん」と思わずにはいられない僕は残酷だろうか。ところで、なぜかドラマの中でDOA3が出て来たのは笑えた。TECMOと何か関係のあるドラマなのだろうか。

4月7日(日)

 今週から、日曜の朝に早起きをする必要はなくなったというのに、何だか眠さは先週までとあまり変わらないような感じ。週に一度の徹夜を含む不規則な生活はいずれにしろキツいのであった。
 そして今日はスタッフが入れ替わって初のOSAKAN HOT100である。新ディレクター梶原氏は他にも担当している新番組がスタートしたところで、それこそ目が回るような忙しさらしいが、少なくともHOT100に関しては初回から殆どノーミス、滞りなく新たなスタートを切ることができた。番組後には今後の方向性なども含めたミーティング。僕はこの番組を担当するようになってまだ3ヶ月の新参者だが、こうして僕の意見や企画も聞き入れてもらえるのは非常にありがたい。
 そのミーティングが思いのほか長くなったため、BIG CATへの到着はだいぶ遅くなってしまった。今日は久しぶりにTRANSTIC NERVEのライブ。思えばこのバンドの大阪でのワンマンライブはここ数年ずっと土曜日で、僕はことごとく欠席していたのだ。ワンマンライブを見たのはそれこそデビュー前以来だと思う。噂に聞いていたとおり、演奏もパフォーマンスも格段に上達している。ステージ上のメンバーのみならず観客のノリもクールで、アンコールの「振動」あたりでは僕も一緒に飛びたくなった。TAKAくんの煽りも堂に入ったもの。今後はインディーズとして活動していく彼等だが、僕はこういうバンドがもっと正当に評価されるために尽力すべき立場なのだと思う。

4月6日(土)

 1年ぶりに朝一番ののぞみで大阪へ帰る。日曜の朝と比べて土曜は妙に混んでいるのに驚いた。徹夜明けとあって眠気が常に脳味噌を支配しているような状態だったが、誘惑に負けてベッドに入ってしまうとまた元の体内時計に戻ってしまうので何とか我慢。明日はHOT100だから、リズムを正常にしておきたいのである。ぐっすり眠れるように、昼間はプールで泳いだ。たかが1時間じゃ大して運動にもならんななどと思っていたが、泳ぎ始めて最初の10分ですでにバテバテである。途中何度も休みを取りながら、結局500mぐらい泳いだだろうか。日頃500m歩いただけで「しんどい・・・」とか漏らしている僕だから、充分頑張ったと評価すべきか。明日明後日の筋肉痛が怖い。これから毎週、頑張って泳いでみようかと思う。
 夜はBIG CATへLaputaのライブを見に行った。定期的に見ていると自然に移行していったからあまり気にもしなかったが、よくよく考えてみるとこのバンドの音楽性はずいぶん大きな変化を遂げている。今回のライブなど完全に打ち込みが中心で、テクノの要素をロックと融合させた作り。クラブにいるような錯覚を覚えるところもあった。アルバム「Glitter」でより明確になったLaputaのそうした方向性に、多くのファンはしっかりとついてきている。あとは新しいファンをどこから開拓してくるかが今のLaputaに課せられた課題である。

4月5日(金)

 4月改編後、初の金曜日。これまでと同じようにSO HOTの収録は金曜日なのだが、時間を少し後ろにずらしてもらった。収録が終わった後そのまま新大阪に向かい、東京へ移動する。暗い時間に新幹線に乗るのは考えてみるとけっこう久しぶりのことのような気がする。そうしてNACK5に到着したのだが、金曜日の夜に自分がNACK5にいるのがすごく不思議な感じだった。
 G-SPOTのゲストには黒沢健一氏。先日会ったトータス松本氏同様、以前FM802のミュージックガンボを担当していた時代に僕が毎週顔を合わせていた人である。単にスポーツニュースを読んでいただけの僕のことを、黒沢さんはとてもよく覚えてくれていた。インタビューでもあいかわらず優しい人で、新作ではあいかわらずセンスのいいポップスを聞かせている。
 そして引っ越し一発目のBEAT SHUFFLEにはメジャーデビューおめでとうのcali≠gariが登場。デビューしたからといって急に低姿勢なバンドになっていたらファンから反感を買うところだが、まさかcali≠gariがそんなふうにキャラを変えるはずもない。以前と同じ毒舌トークで僕はあたふたしつつも楽しませてもらったが、cali≠gariのことを全然知らない人があの喋りを聞いたら一体どんな印象を抱くことか。そう考えると、プロモーションとしての効果がどの程度あるのかは疑問と言わざるを得ない。
 ところで今日は大阪のクアトロでCORE OF SOULの初ワンマンライブが行われた。僕は残念ながら見に行くことができなかったのだが、どうやら大成功に終わったようである。いろいろと話を聞いていたらどうしても見たくなり、来週の渋谷クアトロは途中まででも見に行こうと決意したのだった。

4月4日(木)

 購入から1年を迎えたプリウスを点検に出した。毎日のように乗っている車なので、何カ所かキズはついてしまったが、走行面はすこぶる順調である。低速走行時にエンジンが停止するというこのハイブリッドシステムは、乗り始めて1年が経った今でもドキドキさせてくれる。カーナビもステレオもあいかわらずウキウキ。僕が持っている財産の中で唯一、大声で自慢できるものがこの愛車だ。ちなみに女優のキャメロン・ディアスもプリウスに乗っているそうな。「未来に向けて心の準備をしているって感じ」とずいぶんお気に入りの様子。ふふ。おせえよキャメロン。いや僕もずいぶん遅かったけど。とりあえず1歳の誕生日プレゼントに、プリウスのミニカーとか模型を買ってあげることにした。

4月3日(水)

 デジネバで紹介する話題の映画「アリ」を拝見。ボクシング界のスーパースター、モハメド・アリの生き様をシリアスに描いた少しドキュメントタッチの映画である。「ロッキー」みたいなドラマチックな物語では決してないが、彼がなぜ、どのようにしてアメリカの黒人にとっての英雄になっていったのかがよくわかった。この映画のために20kg体重を増やしてトレーニングに励んだというウィル・スミスは、映画の中ではまさにアリそのもの。役作りのためにこれだけのことが出来る男だとは思っていなかった。僕らが生まれるちょっと前、アメリカにはまだ根強く人種差別が残っていた事実を勉強できる映画でもある。
 デジネバの収録が終わった後、昨日のLa'cryma Christiに続いて今日もまた厚生年金会館へ。今度はJanne Da Arcである。本編はニューアルバム収録曲が大半を占め、古い曲は殆ど披露されないという、Janne Da Arcとしては冒険ともいえる内容だった。最後の最後、「Hunting」で一番客席は盛り上がっていたようにも思うが、新作を引っさげてのツアーというのは大概こんなものである。個人的には、アンコールで演奏が雑になってしまう彼等よりも、本編で緊張感の中新曲を歌う彼等の方が好きだ。
 終演後は今日もメンバーに挨拶をすることができた。その時にyasuくんが着ていた長袖TシャツがCustom Cultureの、しかも僕がすでに持っているのと同じ物。別に僕はコスプレではないが、ミュージシャンとのお揃いは妙に嬉しい。

4月2日(火)

 4月から番組内容が少しリニューアルとなったROCK KIDS。「番長」という言葉がなくなったことに深い意味はないらしいが、オープニングテーマからジングルから全部を一新している。とはいえ今日はいきなりスポンサードの特番だった。
 番組の後、応募が殺到したhydeさんの完全招待制アコースティックライブが神戸にある教会で開かれた。ROCK KIDS presentsのイベントだから当然僕も見に行くべき立場ではあったが、La'cryma Christiの厚生年金会館と重なってしまったのではこちらを優先せざるを得ない。思えばLa'cryma Christiのホールライブを見るのはすごく久しぶりのこと。最近はギターポップ系のストレートなロックバンドのライブを見る機会が多かったせいか、彼等の楽曲をじっくり聞いてみるとあらためてそのアレンジやメロディーの奇抜さに驚く。演奏も以前と比べれば格段に上手くなっていて、このバンドもまだまだこれからだと感じさせるライブだった。終演後、楽屋へお邪魔すると、LEVINくんが僕の顔を見るなり「何か浅井さん老けましたね」と一言。もうじき30になるんだからそりゃ多少歳は取るでしょうと思いつつ、最近あまり言われることのない言葉だったのでちょっと衝撃だったりして。KOJIくんがヘッドホンで何やら音楽を聞いていた。1000曲分をカセットぐらいの箱に入れられるというiPodをしきりに自慢するKOJIくん。早くそれも売ってくれ。

4月1日(月)

 この夏の僕のファッションテーマその1はノースリーブである。夏が来る前にと思って以前からヤフオクで袖の短いTシャツやノースリーブを何枚か落札している。今日は初めてそのうちの1枚を着て外出した。しかしまだまだ上に何も着ないで歩くには早いのである。オシャレは我慢とはよく言ったもの。
 今日は梅田のタワーレコードでウルフルズのインストアイベント。インストアの司会の仕事は久しぶりだ。トータスさんとは以前、彼がミュージックガンボというFM802の番組を担当していた頃、僕はその番組の中で毎週スポーツニュースを読むという仕事をしていたので、週に一度は顔を合わせていた。一応覚えてくれていたようでちょっと嬉しい。ところで今回のウルフルズのアルバムはなかなかの名作である。些細な日常に目を向けて、平凡な言葉をリズムに乗せることにかけてはトータスさんは天才の域。一連のヒット曲でイメージする通りのウルフルズの世界観がこのアルバムで最大限に堪能できるだろう。すなわちおもしろくて、切なくて、かっこいい。