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Diary(02.5.)

5月31日(金)

 ついにワールドカップが開幕した。サッカーファンはみんな目の色が変わっていて少し怖いが、この盛り上がりは開催国である点を差し引いても、もはや海外に劣らないのではないかと思うくらいだ。僕は常々解せないと思っていることがある。今大会での日本の戦績を予想した時、サッカーに詳しい人ほど非常に厳しい予想をするということだ。「もちろん日本を応援しているけど、実力で世界に劣るのは明らかだから、頑張れば、何とか決勝トーナメントには進めるかな」みたいなことを言う人が多い。本気で応援しているなら全試合に勝つと信じるのが正しくないか?「今日は相手が強いから、どうせ負けるだろうな」と思いながら応援するというのか?日本がどれだけ弱いかを冷静に分析できるほどサッカーをよく理解していると思われているような節があって、僕はそれが納得できない。僕は日本が優勝すると思っているぞ。下馬評ほどアテにならないものはない。セネガルがフランスに勝つんだから。スポーツとはそういうものだ。

5月30日(木)

 先週の金曜日以来、下腹部に痛みがあった。これまでの経験から結石だろうと予想はできたが、以前真夜中に病院へ駆け込んだ時と比べれば大した痛みではないし、血尿も殆ど出ないので、お茶でも飲んでいれば流れてくれるだろうとタカをくくっていた。ところが快方に向かう気配がないので、今日やっと病院に行った。
 数年ぶりで病院で診察を受けたが、空気の淀んだ待合室で2時間も待たされるのは本当に耐えがたい苦痛だ。やっと呼ばれて診察室へ入り、症状を訴えると、ズボンと下着を膝まで下ろした状態でベッドに寝かされた。まだ40に届かないぐらいの比較的若い先生が、あちこち押して「痛いですか?」と聞いてくる。続いてビニールの手袋をはめて僕のお尻の穴に指を突っ込んだ。中をぐりぐり引っかき回して「これ、痛いですか?」と。んなことされたら病気でなくても痛いよと言いたくなった。結石の疑いのある患者が若い女性でもこの先生は同じことをするのだろうか。その後、レントゲンを撮ったら案の定はっきりと結石が写っていた。困ったことに薬や通院では治せないという。手術はしないが入院は必要だと。といっても一泊ぐらいのことだが、番組は休まざるを得ないかもしれない。
 尿路結石は成人の10人に一人が生涯で一度はかかる病気で、しかもそのうち半数が5年以内に再発するそうだ。僕は見事にその一人になったというわけ。健康だけは自信があったのになぁ。

5月29日(水)

 日曜の日記に書いた件、インストールしたソフトはCubaseというシーケンスソフトだった。ソフトを一つダウンロードすれば何でも出来るというわけでは決してない。まず今の状態でこのソフトを使うのはちょっと厳しいので、増設用のメモリを購入。さらに単体のMDデッキも買った。ちなみにそのどちらも、購入はヤフオクである。わざわざ店に出向いて買うのと比べればずっと楽だし、通販よりも早く届くし、何といっても安い。
 これほど便利なものはないと感心するばかりだが、ネットオークションはさらに規制が厳しくなっていくようだ。盗品をオークションで処分する犯罪が増えているのが原因という。一昨日書いた迷惑メールの件についてもそうだが、人間の社会生活の在り方を根本から変えてしまったインターネットという新しいメディアの普及に、法律が全然追いついていない。それはある程度無理のないことだと思う。ちょっとでも抜け穴があると見るや、そこにつけ込んであくどい金儲けを企む犯罪者が必ず現れるという、その人間の浅ましさが悲しい。稼ぐのは勝手だけど、他人に迷惑かけんなよ。

5月28日(火)

 V-ROCK 802が始まったのは今から5年以上前のこと。例えば当時高校生だった人も、すでに大学を出て社会人になっている歳である。例えばFM802の他の制作会社でアルバイトをしているADの子が、昔からリスナーだったということもあるし、他にもイベンターやライブハウスのスタッフなど、音楽業界内でリスナーに出会うことは少なくない。そしてついに、この春からFM802の担当になったレコード会社のプロモーターも「第1回から聞いてました」、「爆寸に行ったことがあるんです」と言って名刺を差し出してきた。この日はその二人と一緒に酒を飲んでみた。話してみると、どちらも筋金入りのバンギャルである。そんな人の前で素の自分を見せて大丈夫だったのだろうかという一抹の不安もあったが、番組で想像していた僕と実際に会ってみた僕とでどれほどのギャップがあるのかと尋ねてみたところ、特に落胆した部分はないようだった。ひと安心。
 ちなみに彼女たちは二人とも、就職情報誌を見て面接を受け、つまり表のルートからメーカーに入社しているのだが、すでに入社する前から業界内の知り合いは多かったようだ。知り合うきっかけはそれぞれにあるとして、結論として一致したのは「バンギャルを長くやっていると、大抵の子は業界に何らかのコネが出来る」ということ。どこでどう情報が漏れているか、本当にわからないものだ。僕が仕事で接する時は事務的な態度しか見せないような人が、実は裏でちゃっかり女の子にちょっかいを出しているなんて知るのは結構楽しい。

5月27日(月)

 メールの受信をするたびに、怪しげな件名の空メールが多くて嫌になる。これらはWINDOWSで開いたらウィルスに感染するのだろうが、Macの場合は受信する時間が無駄になるだけである。携帯の迷惑メールはようやく来なくなったが、その分パソコンの迷惑メールが増える一方だ。それらはどれも容量が重く、受信にやたらと時間がかかる。いまだにダイヤルアップで繋いでいる僕にとってはけっこう深刻な邪魔である。
 すでにネット歴5年、しかも殆ど毎晩少なくとも4時間ぐらいはネットに繋いだ状態で過ごす超ヘビーネッターの僕が、大阪市内という都会に住みながらもいまだにダイヤルアップに甘んじている理由は、どこの業者に頼んでも「お宅はブロードバンドは無理ですね」と断られてきたからだ。このことについてはこれまでにも日記に何度か書いてきたので、読者の方から「こういう手もありますよ」といろいろな提案をメールでいただいたが、どれもことごとくNGという返事をもらってきた。頭に来るのはその返事にいちいち時間がかかることだ。2週間以上も待たされて、結局ノーと言われるのはもう嫌だ。

5月26日(日)

 保証書を何気なく見てみると、このiBookを購入して今日でちょうど1年になることがわかった。この5年余りの間、僕はパソコンをワープロとインターネット以外の目的で使用することは殆どなかったのだが、その用途でしか使わないなら宝の持ち腐れといっても過言ではないくらいにこのパソコンのスペックは優れている。僕も多くのミュージシャンのように、Macで音楽をいじりたいという気持ちはずっと前からあった。でも僕にはそれほど必要な技術ではなく、ちょっとした趣味で覚えるには高度すぎると思っていた。しかしラジオの素材やジングルを家で作ったり編集したりできるなら、それは仕事に大いに役立つし、何より楽しそうだ。そこで僕は「ちょっとぐらい勉強してみよう」という決意を固めたのである。幸い周りには先生になってくれる人がいる。僕だってDJの端くれである。そしてMac一筋の人生。デザイン系を諦めたのだから、せめてサウンド系にはある程度強くなっておきたい。
 こんなふうに日記で宣言しておくと、途中で投げ出したら格好が悪いから頑張れるような気がする。それで恥をしのんで書いている。

5月25日(土)

 交通事故がもたらす様々なミステリーを扱った短編集を読んでいる。殺人とかテロの事件はあくまで本や映画の中で起き、あるいはテレビのニュースで見るものであって、自分がそれに巻き込まれる恐れを真剣に考えることはあまりない。しかし交通事故は違う。だから読んでいると身につまされて何となく暗い気分になってしまう。車に乗っている人間は誰もが人を殺す危険の中で生きている。一歩間違えば刑務所だ。頻繁に車を利用するドライバーで事故の経験が全くない人は殆どいない。事故のひどさを決めているのは殆ど運だ。人間が生きているうちに味わう最大の不幸は、病気か交通事故のどちらかだと思う。

5月24日(金)

 本番前からどうも体調が芳しくなかった。食欲も全然なくていつものように牛丼などをがっつく気には到底なれなかったので、AD加藤ちゃんにコンビニで買ってきてもらった。注文したのは六角家のラーメン。僕が頭に描いていたのはキンレイ製の冷凍ラーメンだ。ところが加藤ちゃんが買ってきたのは明星のカップ麺だった。同じ六角家でも冷凍とカップ麺では雲泥の差がある。「これじゃねえよ!なんで電話で確認しなかったんだ!」とマジギレぎみに怒鳴ったのはもちろん冗談のつもりだったのだが、加藤ちゃん平謝り。しかし食べてみるとこれが意外とおいしかった。加藤ちゃん怒ってごめんね。それにしても六角家のスープは本当においしい。
 今日はお腹が気になって喋りに集中できなかった。結石の気配があったからである。

5月23日(木)

 自分の番組の同録は局でカセットテープに録るのが普通だが、MDLP対応のコンポを購入してから、僕は自宅でタイマー録音するようにしている。同録は際限なく増えていくからコンパクトなほどありがたい。毎週確実にMDを消費していくことになるため、大量のMDを安く購入したいと常々思っていたのだが、中古のブランクMDをヤフオクで放出しているのを偶然発見し、さっそく落札した。126枚。1枚あたり70円ぐらいの計算だから、まあ安い買い物ができたのではないかと思っている。考えてみれば僕はSONYからMDプレーヤーの1号機が出た時に真っ先に購入した。今のCDウォークマンよりずっと大きかったが、それでも8万円もした。あの頃は空MDは1枚1500円ぐらいしたはずだ。こんなに安くなるとは思っていなかった。

5月22日(水)

 自慢気に写真まで掲載したモッキンバードの携帯ストラップだが、あまりにデカくて携帯が鞄の中からすんなり出て来てくれない。どうにも不便すぎるのでストラップとしての使用は断念することにした。ギターの部分だけを外して、アクセサリーとしてどこかにぶら下げることにしよう。やっぱり僕には大きな携帯ストラップは無理だった。
 今日はデジネバの収録が終わった後、厚生年金会館にDir en greyのライブを見に行った。思ったよりもだいぶ早くライブが進んでいて、中に入った時にはすでに本編が終了していた。ライブを見るごとに、このバンドも独特な形で進化を遂げていると感じる。服装はどんどんラフでパンキッシュなスタイルになっていき、男性客の比率も上がってきた。ビジュアルイメージがこれほど変化してもファンが減らないのは立派だ。しかしそれでも、ギターをぶん投げ、マイクスタンドをステージの床に叩きつける薫くんの暴れっぷりを見て、Dir en greyの核となる部分は何も変わっていないことを知る。列島激震行脚の謳い文句どおりの凄まじいホールライブといえた。

5月21日(火)

 先週木曜日のROCK KIDSで、キンモクセイからの提供としてアコースティックギターをプレゼントしており、番組中にそのギターを実際に演奏しているのを聞いた。DJの西任が自分で弾きながら喋っているような口ぶりで「いい音ですね〜」とか言っていたが、それが冗談で、彼女の傍らで誰か別の人間が弾いているのは明らかだった。その演奏者がレポーターの大抜卓人であったことを今日知って僕はびっくりした。だって本当に上手だったから。楽器をさらっと弾ける人って本当にかっこいいと思う。僕が弾ける楽器というと小学校の頃に少しかじったピアノぐらいのもので、それも人前で披露したくなるような腕前ではまったくない。楽器というのは、向き不向きももちろんあるのだろうが、音楽に対する愛情と、辛抱強さを持ち合わせている人が上達するのだと思う。僕の場合後者は論外、前者さえ最近自信がないぐらいだから、演奏などできるはずがない。

5月20日(月)

 ROCK KIDSのプロデューサー某氏からもらった小さなバッグが最近のお気に入りグッズ。僕が愛用して久しいボブルビーのリュックは、パソコンを運ぶために開発されたものだから、それ以外の用途としては案外使いづらい代物である。ちょっとした小物を取り出したい時にもいちいちよっこらせと下に降ろし、ゴムを外して開ける必要がある。薄着になる夏場はポケットも少ないぶん鞄を開ける回数が増える。そこで携帯やタバコや鍵はこのミニバッグに入れて腰からぶら下げておけば楽ちんというわけ。ビジュアル的にかっこいいのかどうかは意見の分かれるところだと思うが、今のところ大変重宝している。ただしそのうち飽きるような気がしてならない。

5月19日(日)

 気がつけばずいぶん日記の更新が滞ってしまった。これでも毎日パソコンに向き合ってはいるのだが、業務用のメールや連載の原稿などを打っていると日記がどうしても後回しになってしまう。あまり溜め込むと後で書くことを思い出せなくなるので、僕はその日に書こうと思ったことはメモにして残すようにしている。メモする内容さえない日ももちろんあるのだが。
 今日は本番中に「プリンタが使えない!」という理由でコーナーの入りが遅れるちょっとしたハプニングがあった。クイズコーナーの台本は番組中にスタッフの一人が書き、プリントアウトしたものをスタジオ内に持って来るのだが、その印刷が間に合わなかったわけである。最近では殆どのスタッフがFM802にノートパソコンを持ってきていて、企画書や台本はここで印刷されている。しかし生番組でパソコンを使うことにはまだ危険が伴うと言わざるを得ない。プリンタの機嫌が少し悪かったらそれだけでアウトだ。僕も打っていた原稿が印刷できず、スタジオにパソコンを持ち込み、液晶をスクロールさせながらそれを見て喋ったことがある。苦労して作った台本を誤って削除してしまったという話もよく聞く。何事も、機械に頼りすぎると痛い目に遭うということだ。

5月18日(土)

 BEAT SHUFFLEのスタッフから借りてきた東野圭吾の小説があまりにおもしろくて、ネットに繋ぐのもそこそこに殆ど徹夜で読み終えた。「天空の蜂」という長編で、東野作品としては異質なタッチのクライシスサスペンスである。巨大な建物や施設を占拠して市民を人質にとるテロ事件というと、空港を乗っ取ったダイハード2とか、ダムを奪った真保裕一の「ホワイトアウト」あたりを思い出すが、今回占拠される舞台は原発、つまり原子力発電所の、高速増殖炉である。自衛隊の新鋭大型特殊ヘリが格納庫から盗まれる。無人のまま自動操縦で動くヘリはやがて原発の上空でホバリングを始め、「要求をのまなければ爆薬ごと増殖炉に墜落させる」という脅迫文が送られる。リミットは燃料がなくなるまで。つまり原発の上空に時限爆弾が仕掛けられたのと同じ状態になるわけだ。こうしたアイデアだけならばただのサスペンスだが、この作品には既存のアクション映画などとはひと味違う重みが感じられた。第一に、犯人はテログループではなくたったの二人で、しかもどちらも武装すらしていないという点。日本中が一日パニック寸前に陥るが、結果として一人のケガ人すら出さないのだ。第二としては、犯人の目的が金ではなく、原発に対する世間の感心を高めるための犯罪であったこと。
 今の日本がどれほど原子力発電に依存しているか。その発電所が及ぼす危険に対して我々がどれほどの注意をしているか。自分は原発に賛成なのか反対なのか。じっくりと考えたことのある人間がどれくらいいるだろう。劇中で犯人の台詞にこういうものがあった。「絶対に落ちない飛行機というものはない。落ちる確率はゼロではないけれど、乗客はそれを承知で、その確率なら自分は大丈夫だろうと都合よく解釈して乗り込む。それと同じで、原発も事故を起こす確率をゼロにはできない。でもそれに近づけるための最大限の努力はしている。国全体が原発という飛行機に乗っているようなものだ。搭乗券を買った覚えなど誰もないのに。だがその飛行機をとばさないことだって、不可能ではない。その意思が見えない。一部の反対派を除いて殆どの人間は無言で座席に座っているだけだ」。これがこの小説で一番印象に残った箇所だった。何事にも、反対をするならそれなりの、そして賛成をするならそれなりの、覚悟というものが必要だろう。今、あなたが使っているそのパソコンの電源も、おそらく原子力で作られている。あなたの家族が放射能に侵される危険を感じても、その電気は必要だと言い切れるか。

5月17日(金)

 ずいぶん長いこと雨が降り続いているような気がする。もう梅雨入りを宣言してもよさそうなものだが、来週に入って天気が回復すると予想されるらしく、梅雨入り宣言は見送られたようだ。
 BEAT SHUFFLEのゲストにDope HEADzが登場。新しいVo.として加入したShameくんを初めてスタジオに呼ぶことができた。今回の加入で彼を初めて知った人にとっては、まだ違和感のある新人というイメージがあるのかもしれないが、僕にとって彼は今でもやはりRavecraftの人である。髪の毛を立てて「When I feel」とか「Just My Revolution」を歌っていたイメージのままである。髪の毛が黒くなっても、歌う曲がDope HEADzになっても。バックが大物であればあるほど、フロントに立つボーカリストの重圧はきついものになっていくのだろうが、ステージに立ってからのキャリアでいえばShameくんもかなり熟練している方だと思う。実力がずいぶん長い間過小評価されてきた彼のもとに、やっと転がり込んできたチャンスだ。逆風をものともせずに突き進んでくれることを期待する。

5月16日(木)

 今日は一日オフだったので、映画の試写にでも行こうかと思っていたのだが、目が覚めたらすでに昼過ぎだった。どうやら前日のアルコールが体内に残っていると見え、頭に鈍い痛みがある。何をする気にもなれず、そのまま日が暮れるまで殆どベッドでごろごろしていた。こんなふうにオフをぶっ潰している自分の無気力さを嘆く一方、こんな幸せな休日はないわと喜んでいる自分もいる。
 そんなふうに昼間を過ごしてしまうと夜に調子がよくなるのは道理である。これはチャンスとばかり、Zy.の連載原稿を一気に書き上げた。今日もちゃんと働いたぞ。一応。

5月15日(水)

 半年に一度のデジネバ飲み会が開かれた。デジネバのスタッフの平均年齢はだいたい僕と同じぐらいだと思うが、いい年をしてこの番組の宴会は毎回異常なほど盛り上がる。働き盛りの人ばかりだから、これだけの人数が滅多に揃わないせいもあるかもしれない。別にゲームをするわけでも一気大会になるわけでもなく、普通に食事をしながら酒を飲むだけなのだが、みんなとにかくよく喋る。でもこの日一番よく喋っていたのは僕かもしれない。後半の話題はひたすら男女間の関係について。平たく言えばセックスの話である。
 性欲というものは男と女では根本的に性質が違うものだと思う。男の性欲は溜まるもの、女の性欲は乾くもの。男にとってのセックスは溜まった性欲を吐き出して空にするもの。女の場合はその逆で、体内の乾いた部分をセックスで満たしていく。吐き出した後だから男はセックスの後で態度が冷たくなる。女はやっと満たされたところだからそれを大事にするためにアフターケアを求める。最初から根本的な矛盾があるのだというのが僕の持論である。まあこんな話から始まって、アブノーマルの定義だとか、男女の体の相性はどこで決まるかとか、そういう類の話を、わりと高めのワインを何本も空けながらひたすら何時間も続けていた。らしい。番組で滅多に喉を潰さない僕の声が、この後少しだけ枯れていたことは確かである。デジネバの飲み会はおもしろい。

5月14日(火)

 今日のROCK KIDSにはPIERROTのキリト氏とKOHTAくんが登場した。せっかく二人がFM802に来てくれても、ROCK KIDSのゲストコーナーは5分と決まっているから本当にあっという間である。ニューアルバムのことや武道館ライブの話もいろいろ聞きたかったが、そういうわけにもいかなかった。楽しみにしてくれていたファンの人達にも何だか申し訳ない思いで送り出すしかなかった。
 番組のBBSのテーマはテレビゲーム。生まれてから今までテレビゲームを殆どやったことがないという人は多分稀だろう。例えば僕の場合、これまでの人生で持っていたゲーム機を挙げていくと、カセットビジョン、ファミコン、ツインファミコン、スーファミ、3DO REAL、64、プレステ、PS2という具合になる。7台も渡り歩けばわりと立派なゲーマーという気がしてくる。BBSはもっぱら「昔ハマったゲームソフト」について語り合っていたわけだが、こういう懐かしい系の話題になるとやっぱりBBSは俄然盛り上がる。しかし殆どの懐かし話は語り尽くしてしまった感がある。マンガ、アニメ、雑誌、ポスター、給食、ジャンケン、そしてアルバイト・・・。今後のネタも見つけていかなければならない。盛り上がりそうなテーマ募集中。

5月13日(月)

 ちょっと暇な時間ができたので、久しぶりに100円ショップに足を踏み入れてみた。実のところ、店に入った本来の目的はトイレを借りることだったのだが、入り口の前に「トイレはありません」という張り紙があったのでそれは断念。しかし最近の100円ショップはここまで進化しているのかと感心することしきりだった。特に本や地図まで並んでいるのには驚いた。ダイソーっておもしろい。

5月12日(日)

 自慢のデジカメでいろいろと写真を撮ってみるものの、どうすればそれをパソコンで加工できるのかがわからずそのまま保存するばかりだった。そういうソフトが付属されていることを最近になってようやく知り、ここのところアルバムの編集にいそしんでいる。モザイクをかけたり油絵風にしたりといろいろ遊べるようだが、使い道がないのが残念なところだ。そのうちRoxiteにも写真をアップしようかと検討中。どんな写真を載せたら喜んでもらえるのだろう。ちなみに仕事で会ったアーティストの写真を載せるのは、このホームページでは伝統的にNGということにしている。そういうのを目当てにアクセスする人が現れそうで嫌なのだ。とりあえず僕が今使っている携帯ストラップでも写してみた。

5月11日(土)

 肉薄しているセリーグの首位争い。ペナントレース前半戦の山場といえる阪神巨人の首位攻防戦が始まっている。今日もテレビの前で絶叫である。ちょうど昨日の借りを返されたような形で今日はタイガースが敗れた。どうも日本テレビの実況は巨人びいきに聞こえる点が気になる。
 最近、テレビを見る時間がさらに減った。ニュースとスポーツ中継、一部のドラマ以外で定期的に見る番組は「マネーの虎」ぐらいかもしれない。夜7〜8時台のバラエティーなどは、とてもじゃないが見る気がしない。CMをまたいで同じ映像をだらだらと繰り返し、素材の乏しさが露呈している。発言のたびにテロップを出し、大げさなナレーションで煽るだけ煽る。番組としての内容の薄さをカバーする手法ばかりが進化している。テレビ局は数字が取れることがすべてだから、少しでも面白く見せて視聴者を引っ張る努力は当然だが、いくら何でもエスカレートしすぎの感がある。「○○○○」のような番組で、素人による台詞棒読みの未熟な演技を見ても、ヤラセと気付かずに感動している子供もきっといるだろうに。ハワイで20mを越える大波に挑むサーファー達のドキュメントをNHKで見た。オーバーなナレーションもテロップもなく、淡々と静かに進んでいく番組だったが、こっちの方がずっと興奮した。

5月10日(金)

 ここ数日の東京の肌寒さにはまいってしまう。全国的にこの気温ならまだ楽だが、大阪より7度も低いとなると服装を考えるのも大変だ。おまけに今日また傘を買った。
 この日のBEAT SHUFFLEは先週の公開録音の模様を放送したため、本番中は休憩時間だらけだった。僕も当然その自分の公開インタビューをスタジオで聞いていた。ステージで話している間は観客の反応が不必要なほどダイレクトに返ってくるから、少しでも盛り上がりに欠けたトークになると非常に焦る。誰からも反応のないスタジオで喋るのとは違う苦労があるものだ。4日は全体的にお客さんがおとなしかったので、すごくつまらない番組になったような気がしてちょっと凹んだのだが、あらためて聞いてみると、手前味噌ながらわりと面白いなんて思ってしまった。いっぱいいっぱいになるあの状況で、まあよく頑張ったと自分を褒めていい仕事だった。

5月9日(木)

 一日早く東京へ行き、長渕剛氏の業界コンベンションに出席した。長渕さんといえば今日、ニューシングル「静かなるアフガン」と、ライブビデオがリリースになった。レコード会社がその宣伝を目的として、北海道から沖縄まであらゆるマスコミ媒体の客を招待し、ビデオの上映会と懇親会を行うというもの。ラジオで働いているとこうしたコンベンションに招かれることは少なくない。今回、FM802からは僕を含めて3人が出席していた。3人ともいつも通りのラフな服装で、僕以外の二人など名刺すら持たずに来ていたが、他の出席者は明らかに僕らよりも年齢層が高く、しかも大半がスーツで来ている。長渕さんのコンベンションでなければ僕らがこんな場違いになることもなかったはずなのに。
 上映会の後のパーティーは立食形式だった。参加者の人数があまりに多くて、長渕さんと直接会話をするチャンスは残念ながらなかった。しかし舞台での挨拶やいろんな人と接している様子を遠巻きに眺めていても、決して威圧感のある「怖い人」には見えない。ドラマでいえば「とんぼ」の英二ではなく「家族ゲーム」の頃の長渕さんが素顔に近いように思えた。で、朝から殆ど何も食べていなかった僕は上映会の最中から飢餓状態にあり、「ご歓談ください」の一言を聞くや猛烈な勢いで食べ物をかっこみ始めた。各テーブルの大皿に盛られた料理は人数からすれば足りないぐらいの量だったが、こういう時は皆概して遠慮するからいっこうに減らない。紳士的な雰囲気の中でひたすら食べまくる場違いな服装の浅井。メインターゲットはフルーツ盛りだった。イチゴを際限なく食べられるこの幸せ。メロンもアメリカンチェリーもここぞとばかりに貪ってしまった。だって余ったらもったいないじゃん。誰かが食べなきゃ。
 フォーライフの目論見通り、この日を境に僕はすっかり洗脳されてしまった感がある。長渕剛というアーティストに対するイメージのことだ。上映されたライブビデオは1時間半近い。僕の場合、よほど好きなアーティストでもなければライブビデオというのは見ていて退屈を感じるが、大半が初めて聞く曲であったにもかかわらずこのビデオに関してはウトウトすることもなかった。曲間に挿入されたオフショット映像からは彼のプライベートでの顔、音楽やライブにかける熱意とこだわりが伺えた。そして何よりライブでの観客のパワーに目を見張る。そのパワーを引き出すのは当然ステージにいる長渕剛その人だ。
 彼のようなアーティストは、熱心なファンが多くいる反面、当然嫌いだという人もいるし興味のない人も多いだろう。僕は特別ファンではないしそうだった経験もないが、彼がいかにしてアーティストとして今の地位を築いたかはおぼろげに理解したつもりだ。歌い回しもギターの持ち方も、誰にでも真似ができそうなくらい特徴があるが、これは誰の真似でもなく彼独自のスタイルだ。考えてみると、大物と呼ばれるアーティストには大抵、それぐらい強烈な個性がある。

5月8日(水)

 今週も早起きの水曜日。家を出た時間はいつもとさほど変わらないのに、家の前には見渡す限り車が列を作っており、淀川を渡り終えるまでに40分以上もかかった(普段なら5分)。橋の手前で故障車が路肩に停まっていたのが原因だったらしい。その故障車には若い女の子が乗っていたようだが、その平然とした表情を見て「あの人は自分のミスの重大さを認識しているのか」と疑わずにはいられない。まあ車の故障は不可抗力かもしれないが、自分の過失のせいで、何百台という車に乗っている何百人という人達が、貴重な朝の30分以上を浪費しているのだ。その労働力をお金に換算したら、けっこうな損害だと思うぞ。
 そんなひどい渋滞につかまってしまったせいで、今日は2分ほど遅刻。授業に遅刻するといっても僕は出席を取る側だから、授業の開始時間が少し遅れるだけである。それでも初めての遅刻に僕は大きなショックを受けていた。おまけにゲームキューブとソフトを家に忘れてきたからデジネバ前に1回取りに帰らなくてはならないし、傘は学校に忘れてくるし・・・。ついてない時はこんなものである。こういう時は神様がくれた休暇だと思って、走らない、焦らない、頑張らない。でも神様、休暇はいりません。
 神様がくれた休暇の最中に髪を切った。もう数週間前から鬱陶しさは限界に達していた。後ろも横も、上も前も、今回はバッサリ。また一段とサラリーマンっぽくなった。ああ、これで風呂上がりが楽になった。

5月7日(火)

 宇多田ヒカルの公開放送整理券プレゼントという目玉を失ったため、ROCK KIDSは妙に盛り下がったような印象。その一件とは多分無関係に、今日は最後まで気分が全然乗らなかった。雨が降り出していたせいもあるのかもしれない。とにかく、自分で喋っていてすごくつまらなかったのだ。こういう時は自分が日本一下手くそで評価の低いDJみたいに思えてきて凹む。このスランプは何とかならないものか。
 802からの帰りにABCに寄り、また明日の収録で紹介するゲームを借りてきた。ゲームキューブの「BLOODY ROAR EXTREME」という3D格闘ゲームである。キャラクターが戦っている最中いきなり獣に変身して強くなる「獣化」というシステムで有名なシリーズ。虎や狼、コウモリなどの化け物はいかにも強そうな感じだが、猫、ウサギ、象、カメレオンなんかが俊敏に動いてめちゃくちゃ強いとどうにも違和感があって笑える。敵の王子なんかペンギンだもの。操作性やグラフィックも含めて格闘ゲームとしては及第点だが、全体的に子供向けのゲームという印象は拭えない気がした。

5月6日(月)

 昨日に続いてすがすがしい陽気となったゴールデンウィーク最後の一日。この春から大阪に勤務している兄の新居を訪ねた。一家が引っ越したのは西宮の夙川からもう少し山を登った甲陽園という所。のどかな住宅地で、家の中にいて小川のせせらぎが聞こえるという箱根みたいな土地である。しかし道路の狭さと行き止まりの多さには閉口した。今日ほど車をたくさんバックさせた日はなかったかもしれない。昨日のライブの後にこれはかなり辛かった。到着した後は、近くにある川べりの公園でピクニックなぞ。屋外で物を食べるのはあいかわらず苦手な僕だが、たまに太陽の下で遊ぶのも悪くないと思った。今年はガレージセール(あらためファンキーマーケット)に出なかったからなおさらそう思うのかもしれない。
 僕のひそかな特技(最近多い)の一つに鉄棒がある。といっても体操選手のごとく大車輪とかを豪快に決められるわけでもなく、「足がつかない高さの鉄棒で逆上がりができる」ことと「両足で踏み切って足を揃えた状態で逆上がりができる」ことの二つ。たったそれだけのことだからこそあくまで「ひそかな」特技なわけだが、僕の年でこれが出来る人はあまりいないはずだと勝手に思い込んでいる。ところが7歳も年上の兄はこともなげに「できるよ」と言い、事実あっさりと僕の前でやってのけた。それを見て、その程度のことをちょっと自慢気に話していた自分を僕が恥じたりしたかというとそうでもなく、むしろ「兄貴も出来るならもっと自慢すればいいのに」と思ったのだった。
 ところで、宇多田ヒカルの入院が発表された。来週の火曜日のROCK KIDSで宇多田ヒカルスペシャルが予定されており、ついに僕も彼女にインタビューをするチャンスを得たと大喜びしていたので、非常に残念である。この春は彼女がブレイクしてから殆ど初めてと言っていい大規模な全国キャンペーンが組まれていたらしく、東芝さんは対応に大わらわだ。キャンセルの理由が病気だから、こればかりは誰も責められない。まだ十代の女の子なのに、全国紙で病名まで報道されてしまうのは何とも気の毒だ。

5月5日(日)

 昨日は近畿地方も雨に降られたようだが、このゴールデンウィーク、僕はどうやらうまい具合に雨をよけて動いているらしい。子供の日は快晴である。
 OSAKAN HOT100のスポンサーであるツーカーホン関西の番組サイトで、僕のチャートコラムの連載がスタートした。最新チャートを振り返って気になる楽曲について僕が簡単に説明するというもの。携帯サイトのコラム連載は、Poke SHOCK WAVEとデジネバに続いてこれが3本目となる。いくら字数は少ないと言っても毎週これだけ書くのはけっこうしんどいもので、読んでくれている人が果たしてどれくらいいるのかと思わずにはいられない。
 番組が終わった後、しばらく局で時間を潰してからグランキューブ大阪へ行った。今日は久しぶりにSEX MACHINEGUNSのライブを見に行ったのだ。あの耳をつんざく轟音に身をゆだねるのも久しぶりのこと。逆光のフラッシュの中に彼等の姿が現れた時は、興奮で思わず身震いがした。じっとしていると眠くなりそうなくらい疲れていたので、後半は僕も客に混じって頭を振りまくった。最近はマシンガンズのCDを聞くことはあまりないけど、どの曲も身体がほぼ完璧に覚えている。一応僕も現役のはずなのだ。しかし爆寸がなくなって早半年。この程度のヘドバンですでに首は激痛である。何と情けない。
 今回のライブは非常にテンポがよかった。間延びしたMCが殆どなく、最後のアンコールまで含めても2時間半弱という長さ。休憩時間が減る分メンバーの体力は消耗するに違いないが、観客としてはこっちの方がむしろ満足度が高いはずだ。それにしても客層の変化には驚くばかり。マシンガー達の心から、ROCK VISIONが消えていく・・・。

5月4日(土)

 BEAT SHUFFLE4回目の公開録音。好天に恵まれ、暑いくらいの陽気の大宮駅前に、犬神サーカス団が登場するという非常に興味深いイベントとなった。他にはSTRAY PIG VANGUARDとDAIGOくんが出演。前回のように危険を感じるほど人が集まることはなかったが、BEAT SHUFFLEらしい内容で楽しく仕事ができた。寒くて長くて倒れそうになった前回と比べたら極楽。
 ところで、BEAT SHUFFLEのディレクター(僕より年上の独身女性)が最近車を購入した。免許を取ったのもついこの前のことで、運転はとてつもなく下手っぴぃなくせに、周りの忠告を無視しまくってあろうことかいきなり新車の外車を買ってしまった。「一目惚れしたから」という説得力のあるようなないような理由で彼女の手に渡った赤いフォルクスワーゲンポロは、大方の予想通り1ヶ月もしないうちに複数の傷をつけられている。当の持ち主がすっかり開き直っているようなのでこれに関しては僕が口出しをする筋ではないが、彼女の運転の未熟さは横で見ていて大声でも出さずにいられない。今日も駐車場では僕が助手席からハンドルを操作した。スピードを出しすぎることはないようだから、彼女に限って命にかかわるような事故はしないであろうことが唯一安心できる点だ。というわけでしばらくは周囲に笑いを提供してくれそうである。

5月3日(金)

 FM802の「FUNKY GARAGE SALE」あらため「FUNKY MARKET」の日。毎年5/3に開催されている恒例行事に、僕は初めて欠席した。夜の9時から明け方まで浦和で仕事がある身で、炎天下の万博へ朝から行くのは無茶だと判断したのである。NACK5で西任に会い、「もう、浅井さん来ないからー」と怒られた。「君と僕とでは番組が終わる時間が違うでしょうが!」と弁解したが、浦和に来る前にしっかりROCK KIDS出店ブースに顔を出した西任は偉いと思う。現地には行けなかったが、僕が今回唯一参加したのがDJのチャリティーオークションだ。このオークションには毎年がっかりさせられてきた。自分が結構大事にしていた品を出しても二束三文にしかならないから。高い貴重品を出して安値で落札されたら悲しいし、かといってあまり安っぽい物を出品するのも貧乏くさくてイメージが悪い。悩んだ挙げ句、今年出したのは鷺沢萠さんの本。僕は古本屋で彼女の著作を見つけると、すでに持っている物でも迷わず買ってしまうし、新幹線に乗る前に、ふと読みたくなって二冊目を買うなんてことも多いので、ダブっている本がたくさんある。それらの中から5冊を選んでセットにしてみた。どのみち古本だから大した金額にはならないだろうけど、読んでみたいと思ってくれる人の手に渡るなら値段はいくらでもいいと思った。いくらの値がついたのかは知らないが、西任によれば一応誰かに落札されたようである。しかし本音を言わせてもらえばこのDJオークションというのは我々にとって少々酷なものである。不要品を出すことはちっとも構わないが、何を出しても高値がつくDJと、その逆のDJがいる。その値段によってDJの人気を格付けされているような印象をどうしても受けてしまう。「あんたの愛用品なんて金出してまで欲しくないよ」と大勢の前で言われているようで、恥ずかしいし凹みもするのだ。
 さてさて今日のBEAT SHUFFLEではDuele quartzが登場。年末の公開録音以来の再会で、腕相撲の再試合を求めるメールがリスナーから相次いだ。KAZUKIくんの方もやる気満々だったので、1曲目がかかっている間に、ネット中継のカメラの前で一戦交えた。始まって1秒で勝利を確信。左手でガッツポーズをしながらの圧勝を飾り、見事雪辱を果たしたのであった。前回の公開録音、寒空の下で数時間マイクを握り続けた僕の腕が硬直していたというのも、単なる負け惜しみではなかったことがこれで証明されただろう。このままバンドマン相手に不敗神話をうち立ててバンギャルに嫌われてみようかな。50kg以下級の腕相撲選手権に出たい。そんなものがあればの話だが。今後はプロフィールに「特技・腕相撲」と書くことにしよう。

5月2日(木)

 hideさんがいなくなって今日で4年が経った。最近hideさんの曲を番組でかける回数が減った気がする。僕はこの先もずっと「全国で一番hideの曲をかけるDJ」でありたいと思っている。それがあの人に対する恩返しであるし、DJとしての意地もある。ROCK KIDSのディレクターなどは僕がそう思っていることも知っているから、hideのリクエストカードを見るたびに「かけよっか?」と向こうから提案してくれる。
 今回コンピレーションに特別に収録されることになった「MISCAST」のセルフカバーのように、未発表の音源が残っていればhideさんの新曲がラジオで流れる機会も少なからずあるだろうが、そういう音源はおそらくもう殆ど残っていないだろうと思う。新曲が出なければ、僕らマスコミ媒体に対してhideさんの宣伝をする人は誰もいなくなる。宣伝する人間がいなくても、つまりhideさんの曲をかけることでビジネスで得をする人間が一人としていなくても、僕はかけ続けたいし、そうしなければならない使命も僕なりに感じているのだ。それが、先述の「意地」の意味。自分自身のそんな決意が、少しだけ薄らいできているのを感じて、今日は何だか悲しかった。

5月1日(水)

 昨日のROCK KIDSが終わった後、ガンダムの模型(喋ったり動いたりするやつ)を発見して「お!なにこれ!すごいじゃん!」と興奮しながら勝手にいじっていたら、「浅井さんにお願いがあるんすよ」と言われた。どうやらそのガンダムはSONIC STYLEの番組プレゼントで、1週間を通してガンダムに関するコーナーを設けているそうな。で、リスナーから「ガンダムといえば浅井さん」という推薦もあり、ガンダム博士として番組に出て欲しいと頼まれたわけである。無論快諾。やっぱり興味のあることは積極的に口に出して言っておくものだ。別にガンダム博士は夢とちゃうけど。
 内容としては、番組内で二人のスタッフが「ガンダム古今東西」で対決をするという若干無茶な企画で、僕はそのジャッジを任された。出演は何と自宅からの電話である。自分の部屋で受話器を握りしめて出演を待つというのは、スタジオで喋るよりもずっと緊張すると知った。電話でクイZに出たりするリスナーの心境ってきっとこんな感じなんだろう。10分に満たない出演だったが、終わったらずいぶん汗をかいていた。それにしても「ガンダム古今東西」に出演した二人の自称ガンダムマニアは実に情けない知識量であった。ガンダム博士として登場しておいて、僕より彼等が詳しかったらマズいな、と少し心配していたのだが、どうやら杞憂に終わった。テレビシリーズのセリフなら、大概諳んじているぞ。