
8月31日(土)
今日はなんばハッチにJのライブを見に行く予定だったが、残念ながらプライベートな事情で突如行けなくなってしまった。今回こそ前に突っ込んで暴れてやろうかと思ったのに。
夏の野外イベントもひとまず一段落。数えてみると僕はこの夏、5本の野外ライブを見に行っている。インドア派の僕としてはずいぶんアクティブに足を運んだ数字である。炎天下の芝生だったりぬかるんだ土だったりと、ライブ会場の地面はイベントによって違っていたが、僕がこの夏の野外ライブで履いていたスニーカーはいつも同じBuffaloだった。たくさんの土をかぶって埃だらけになったその靴を、風呂場でゴシゴシ洗ってやった。靴を自分で洗ったのなんて中学の頃以来だ。もう1年半ぐらい履いていて、すっかり壮年を過ぎた感のあるスニーカーだが、ちょっと洗っただけで急に若返った。これからも大事に履こう。8月30日(金)
家を出てしばらくしてから、通話専用で使っている方の携帯電話を家に忘れてきたことに気付いた。しばらくしないと気付かないぐらい、僕は携帯の通話機能を使わないのであった。帰宅して確認したところ不在着信はゼロだった。やはり若干虚しいが、考えてみると僕は、電話が鳴っていてもそれに気付かなかったりして、出られないことが多い。滅多に鳴らないから、存在自体を忘れているのだ。鳴らないから出ないのか。出ないから鳴らないのか。
ゲストにはPIERROTのギタリスト二人が登場。番組前に建物の階下を覗いたら、深夜にもかかわらずかなりの数の入り待ちが集まっていた。あいかわらず人気があるんだなぁとそんなところで実感。曲の流れている間に僕はゲストといろんな話をするのだが、この日忘れられなかったのはXの話である。潤くんが実家で久しぶりに「爆発寸前GIG」のビデオを見たと言い出した。自分のイベントタイトルでパロっていることからもおわかりのとおり、僕もあのライブビデオは忘れられないほどの衝撃を受けた。アイジくんもやはりXは通っているらしく、しかしそのビデオの話で盛り上がりかけたところで曲が終わってしまったので、残念ながらそこで中断してしまった。PIERROTのメンバーもXを聞いて育ったと知れて僕は嬉しかった。
今回のツアー、僕はまだ拝見していないのだが、どうやら大阪公演の際はまたずいぶん長いこと大阪に滞在するようである。例によって例のごとくmjに燃える夜がやってくるのか。指が鳴るぜと言いたいところだが、久しぶりすぎてもう牌の握り方も忘れてしまったよ。8月29日(木)
南港WTCオープンエアスタジアムで「FM802 SONIC STYLE LIVE MARK'E ROLLING 50」が開催された。「大阪のミュージックシーンにマーキーあり」とはよく言ったものだ。関西の音楽ファンでこの人を知らない人ははっきり言って子供である。男も女も憧れる、ファンキーでおもしろくてかっこいいみんなの兄貴。そんなマーキー氏が今日50歳の誕生日を迎え、それを祝う趣旨で開かれた巨大なライブイベントである。その出演者が、JUDE(浅井健一)にUA、エレファントカシマシ、少年ナイフ、THE HIGH-LOWS、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、そしてLOSARIOSというのだからとんでもない誕生日パーティーだ。アーティストに好かれるだけ、リスナーに人気があるだけで、DJの誕生日祝いでこんなイベントを開いてもらえるものではない。今回はマーキー氏の、業界内での友達の多さ、人望の厚さがモノを言った。大御所のDJは全国に数多くいるだろうが、彼ほど「誰からも好かれる人」はいないのである。僕はどう逆立ちしてもあんな存在にはなれないと思う。だから尊敬している。
考えてみると僕はマーキー氏と20歳離れているんだなぁ。来月で僕はROLLING30だ。20年後、僕はどこで何をしているだろう。8月28日(水)
デジネバで戦闘機のシミュレーションゲームを紹介した。「やってみよう」で実際にプレイしている映像も撮る予定になっていて、昨日のうちにソフトを借りていたのだが、結局断念した。理由は難しかったから。シミュレーションのゲームというのは概して、それなりの技術を習得するまでに時間がかかるのである。1日頑張ったぐらいでは離陸から着陸までが何とか出来るようになるくらいで、肝心の戦闘に出陣するのはまだまだ先。そんな初心者状態のプレイを番組で見せたところで、普通のフライトシミュレーションと同じゲームにしか見えないので、断念したというわけである。練習する期間が1週間あったら、もう少し先まで進めたのになぁ。
ゲーム機の機能が飛躍的に上がって、これ以上ないほどのリアルさを味わえるようになった。しかしリアルさを追求すればそのぶん、操作が難しくなるのは避けられない。上手にプレイできるようになるまで何日もかかるようなソフトは、一部のマニアにしか売れないというのも悲しい現実である。この秋、マニア受けを狙った注目のゲームが発売となる。その名は「鉄騎」。無数のボタンと2本の操縦桿を操る、ロボットアクションゲームである。専用コントローラー同梱で19800円。マスターするには運転免許と同じぐらいの訓練が必要だとか。早くやりたい。そのかわり番組で紹介する前に最低でも1週間は時間が欲しい。8月27日(火)
ROCK KIDS 802のbbsのテーマは「合唱コンクール」。その話の流れで、「WE ARE THE WORLD」を番組でかけることになった。大抜くんにリクエストされるまま、オンエアで得意の「一人USA for AFRICA」を披露してみた僕だが、凹むほど下手だった・・・。本当はもっと上手いのに。この曲のリリースからもう20年近い年月が流れているが、今でも聞くたびに涙が出そうになるほど僕はこの曲が好きだ。この曲のレコーディング風景を収録したビデオは今も大事にしていて、僕は時々見たりする。アメリカという国のおおらかさとか、エンタテイメントの持つ力の強さを感じるから好きなのだ。
そして今日のゲストはCORE OF SOUL。この番組のゲストコーナーは短くて(それでもわりと長い方だった)本当にあっという間で終わってしまう。で、実を言うとこの日、僕は初めてメンバーとゆっくり食事をしながら喋ったのだった。いろんな話題になったけど、中でもソンくんとhideやSUGIZOについて語ったことは一生忘れないだろうと思う。そして何よりも驚いたのは、彼等が僕の実家と非常に近いところに住んでいるということ。3人がファミレスに集まってよく喋っていることは聞いたことがあるけど、そのファミレスが、僕が十代の頃に地元のツレとたまり場にしていたあのデニーズだったなんて信じ難い偶然である。8月26日(月)
なぜだか覚えていないけど、中学生ぐらいの頃から、僕は虫というものが全般的に苦手になってしまった。カマキリとかバッタはあのお腹のタプタプが気持ち悪い。カブトムシやクワガタは、ひっくり返った時の脚が気持ち悪い。そんな僕も人の親になり、多少のノスタルジーをもって虫を愛せるようになってきた。近所の人が家族旅行に行った先で、カブトムシやクワガタを大量に捕まえてきて余っているというので、クワガタを4匹ほどもらってきた。虫をお店で買うことには抵抗がある僕だが、家で虫を飼おうとすればそれなりに必要な道具が出てくるもので、結局お店でいろいろと購入する羽目に。飼育容器とクヌギの粉、のぼり木に餌のゼリーなどなど。スイカとか砂糖水を与えればいいものと思っていたけど、そういうものをやると虫はお腹を壊して早死にするそうだ。別に卵を産ませて繁殖させようとまでは思っていないけど、たかが虫でも飼育にはそれなりの手間と金がかかると知った。
8月25日(日)
この秋、FM802をはじめとするJFLのネット5局で「POWER OF MUSIC」という合同企画を展開するそうだ。その一環として、各局のDJが「私に勇気をくれた曲」というテーマで1曲紹介するCMが流れる。802では10人ほどのDJがそのCMに出演するようだが、僕も光栄なことにその一人に選ばれた。問題は選曲である。他のDJの人達はみんな洋楽の、主にスタンダードナンバーをチョイスしているらしい。僕はあれこれと悩んだ挙げ句に、渡辺美里を選んだ。今の仕事をする前に、「勇気をもらった」、あるいは「力を与えられた」楽曲というと、美里か尾崎以外に思い浮かばなかったのだ。
僕らの世代で、中学時代に美里のファンだった人は、尾崎ファンと同じぐらい多い。当時人気の出るアーティストの多くは、最大の魅力がその歌詞にあった。尾崎の場合はどちらかというと、世の中のシステムから弾かれたアウトローの叫びみたいなところがあったけど、美里の歌には優しくリードしてくれる強さがあった。優等生になりきれない、かといって夢を追い続ける勇気も持てないような普通の若者に、「みんな同じ。それでいい」と教えてくれるような歌だった。学校からそのまま塾へ行って、遅い時間に一人で帰ってくるような毎日を送っていた頃だから、生きていて楽しくはなかったし将来への不安もあった。目の前の壁しか見えない僕に、自分をゆっくり見つめる時間をくれたのがその頃聞いていた音楽だったような気がする。
802のDJだったら洋楽を選ぶのが普通なのかなぁとも思った。僕にだって好きな洋楽は山ほどある。でも正直に言って、中学の頃みたいなピュアな姿勢で音楽を聞けなくなったのは、洋楽を聞くようになってからのことなんだ。
DJになっていなかったら、僕は今頃どんなCDを聞いているのだろう。数年ぶりに「Lovin' you」を聞きながら、ふとそんなことを考える日曜の夜。8月24日(土)
2日連続でSO HOTのナレ録りが入った。Roxiteを見ている人でこの番組の視聴者がどれくらいいるのか知らないが、私情を一切入れずにひたすら台本にある言葉を丁寧に読むだけのこういう仕事が僕は案外好きである。長いセンテンスの正しい部分にアクセントをおきながら、明瞭な発音で文章を読むというのは、簡単そうに見えて実は非常に難しい技術を要する。うまく喋れた時は実に気持ちがいい。でもこの番組、今回から何だか僕の読む分量が急に増えた。
昨日録画しておいた「北の国から」の総集編を見た。何といっても最終回。わざわざ新しいビデオテープを買ってきて録画するという気合いの入れようである。あれだけ長い物語をたったの2時間に編集されてしまっているのは何だか悲しいものがあったが、一般的に「名シーン」と言われているような場面は概ね残してあった。編集マンのこの番組に対する愛情が伺えて嬉しかった。蛍が母親の乗った電車を走って追いかけるシーン。捨てられたボロボロの運動靴を拾いに行ったら警察官が手伝ってくれるシーン。かつて純達を助けた馬が売られた後、老人が亡くなるシーン。純と正吉が背中を向けたまま互いに別れを告げるシーン。ラーメンを食べながら純が自分のずるさを父親に告白するシーン。礼からのプレゼントを受け取って尾崎豊が流れるシーン。泥のついたピン札を手に富良野での過去を回想するシーン。以上7回号泣。
僕は「'87 初恋」が一番好きだった。当時まだ全く無名だった横山めぐみの大ファンになったのがこの時である。二人の別れはあまりにも悲しくて、見終わった後ずいぶん引きずったものだ。あんまり悲しいもんだから、その後二人が再会する脚本を自分で勝手に書いた。その後「'89 帰郷」で二人は実際に再会するのだが、僕の書いたシナリオの方が感動的だったぞ。まあそれぐらい僕はこのドラマが好きだったと言いたいのである。8月23日(金)
家を出た途端に雨が降り出して情けない気分になったが、本降りになる前に新幹線に乗ることができた。この日収録したG-SPOTのゲストはチャコールフィルターの小名川くん。ハンサムだし、明るくて礼儀正しい好青年である。このバンドが結成された高校は僕の父の母校だから、何となく親近感を抱いてしまう。デビューが普通のバンドより少し早かったチャコフィルだが、3年目を迎えてついにシングルヒットが生まれ、いよいよいい状況になってきた。
一方BEAT SHUFFLEのゲストはDASEINの二人だった。彼等が10月にモスクワで行われるイベントに出演するという話は、ファンの間でも知らない人が多かったようだが、僕も本番中に台本を見て初めて知ったのだった。3万人のロシア人の前でライブをするなんて機会は、今の世の中ではまず滅多にない。治安が悪そうで少々不安だと漏らしていたが、一生の語りぐさになるような貴重な経験が出来るのだから僕は羨ましいと思う。ちなみに彼等が出演することになったきっかけは、先方が複数のアーティストのCDを聞いて指名したからだそうである。日本よりロシアで売れたりしたらおもしろいのに。8月22日(木)
初めてネットに繋いだ時から5年、ブラウザもメールソフトも頑なにNetscapeユーザーを通してきた僕だが、いよいよ調子がおかしくなってきたので、ついに鞍替えをすることに決めた。ブックマークを整理して移動、そしてメールソフトはOutlookを使ってみる。Nescapeのメールに比べれば格段に使いやすいのは事実だが、今まで簡単に出来たことのやり方がわからなかったりするのは意外に面倒だ。慣れるまで少々時間がかかりそう。
暇つぶしに「酔拳2」など見てみた。僕らより一世代上の人にとってブルース・リーが忘れ得ぬスターであるのと同じように、僕が小学生だった頃、ジャッキー・チェンは一番のヒーローだった。僕が初めて自分のお金で見に行った映画は確か「プロジェクトA」で、その次が「五福星」。「酔拳」をはじめとするカンフーものもテレビでその殆どを見た記憶がある。久々に見たジャッキーのカンフーはあいかわらず切れ味が鋭くてかっこいい。ストーリーとしてはかなり無理がある気がしたけど、アクションはやっぱり一流。8月21日(水)
今日収録のデジネバで紹介しているゲームは「パネルクイズ アタック25」。日曜昼に放送されている、ABCの人気番組のゲーム版である。ゲーセンでもクイズゲームに没頭するクイズ大好き人間の僕としては、仕事でこんなゲームが出来るのは嬉しいことである。雑学にはそこそこの自信があったのだが、いざ始めてみるとこれが予想以上に難しい。テレビで見ているよりも数段難しい。けっこう凹むぐらい難しい。いつまで頑張っても予選を通過できそうにないので、上田さんという助っ人に登場してもらい、何とか本戦へ。その本戦の結果がどうだったのかは、来月の放送をご覧いただきたい。しかし考えてみると、クイズをテレビゲームにして売る場合、時事ネタが一切出題てきなくなる。最近に起こった出来事に関する問題も、最近ヒットしたエンタテイメントにまつわる問題もなし。そうなると、出題できる分野はどうしても限られる。僕は理科も社会も大の苦手だったから、歴史や地理、そして科学の問題は呆れるほど弱いのだった。自信を持って答えられるのは慣用句やことわざなどの言葉に関する問題ばかり。映画と音楽に関してなら絶対に譲らないと胸を張る二人がコンビを組んだところで、そんな問題が一問も出ないのでは、ボクサーとプロレスラーがタッグを組んでテニスをするようなもの。結果として二人の無知ぶりを露わにする恥ずかしい番組になってしまった。ちなみに本戦まで出場してゲームが終わるまで、カメラは1時間以上回っていたはず。20分間のデジネバの中で、ゲームの紹介に使える時間はせいぜい3分かそこらだ。あの膨大な素材を、どうやって編集するのだろう。気の毒な作業である。
8月20日(火)
ついに完成したアウトモデリスタ。このソフトにかけるカプコンの力の入りようは大したもので、各媒体への露出や店頭の宣伝はかなり大々的。ゲーマーの間では早くも大きな注目を集めているようだ。これは大ヒット間違いなし。発売は22日の木曜日。買うざますよ。今日のROCK KIDS 802でそのソフトを3本プレゼントするため、一足先に完成品をいただいた。802のPS2でプレイしてみようかと思ったが、本体が壊れていたので断念した。
今日はゲストにガーネットクロウが登場。SO HOTではデビュー当時から毎週紹介しているアーティストだから僕ははっきり言って詳しいという自信があるが、メンバーと会うのは今日が初めてだった。「スパイラル」はすでに11枚目のシングルになるが、二人ともラジオなどに出演した経験は少ないらしく、けっこう緊張していたようだ。写真や映像で見るよりも美人だった。8月19日(月)
夏の間、チャレンジキャンパスという体験入学の特別講師の仕事が定期的に入っている。体験入学というキャンペーンは専門学校にとって、次年度の生徒を確保する上で重要な鍵を握る前哨戦らしく、学校全体のムードとしては普段の授業よりもよほど力が入っている。
体験入学には言うまでもなく、OSMという学校に興味を持った高校生がやってくる。その中でDJやラジオディレクターを志望する子に、番組制作を体験させてあげるのが僕の仕事である。実際に授業で使っているスタジオで短い模擬番組を作り、録音してプレゼントする。全く未経験の子にいきなり一人で喋ってみろと言っても大抵は無理なので、僕が一緒にスタジオに入ることにしている。二人でDJをするという体だが、僕が聞き手としてインタビューをするような形になることが多い。聞き手側としては予備知識ゼロの状態で、素人の高校生を相手に何分もトークをするのは案外しんどい。まあこれも僕にとっては貴重な喋りの練習である。
この仕事は、最近ちょっといい番組をもらって天狗になりかけている僕の鼻を簡単にへし折ってくれる。やってくる高校生の大半が、僕のことを知らないのだ。そもそもFM802を聞いている子が滅多にいない。聴取率で比較すれば圧倒的に多いはずだが、ことDJ志望の子となると、他局のリスナーに偏るという奇妙な傾向にある。「誰みたいなDJになりたいの?」という質問の答えもライバル局のDJ以外に聞いたことがない。最初は少々ショックも受けたものだが、これは現実を知る上でけっこう重要な経験でもある。考えてみれば802という局は、そもそも中高生に向けて番組を作っていないのだから仕方がないかもしれない。
それよりも大きなショックを受けたのは、ラジオそのものをあまり聞かないと答える子が多いことだ。単に喋ることが好きだからDJになりたいと言う。ラジオを聞かないでDJになろうと思うのは、音楽を聞かないでミュージシャンになろうと思うのと同じ。ワールドカップを見ないでサッカー選手になろうと思うのと同じ。本を読まないで小説家になろうと思うのと同じ。おそらく彼女たちにとっては、進路を決める分岐点が目前に迫って、焦りながら見つけた目標の一つがDJだったというだけなのだろう。しかし夢を実現するまでの道のりはそんなに甘いものではない。「DJになるためにそれほど苦労した覚えはない」と公言している僕だが、DJが好きだったしラジオが好きだった。それはDJを目指す者に必要な最低限の資格だと思っている。体験入学で遊びに来た子達にそんな説教をすることはもちろんないが、何だか情けなくていたたまれない気分になるのは事実である。8月18日(日)
HOT100の番組後、車で南港に向かった。今日だけでもサマソニを見ておくためである。ポツポツと雨が落ちてきており、気温もこの時季とは思えないほどに涼しい。南港までの道は思いのほか空いていたが、さすがにサマソニ会場の近くはどこの駐車場も見事に満車である。「やっぱり諦めて帰るかなぁ。天気も悪いし」と思い始めたころに幸か不幸か空車の駐車場発見。コンビニで買ってきた傘と、携帯とタオルと雨合羽だけ持っていよいよ出陣。とりあえずアウトドアステージの入り口でパスをもらい、中に入ってみたらWEEZERの出演前だった。右も左もわからないし、知り合いに全く会わない。WEEZERのライブが始まっても一人ぼっちで居場所のない僕は、雨合羽を着て傘を差した格好でテントの裏にしゃがみ、「どこにいるんだよぅ。寂しいよぅ」と友達にメールを打つ。もういっそこのまま帰ろうかと思うくらい最悪な気分だったが、今帰ったら、番組で「サマソニ行って来ました!楽しかったですね〜!」なんて口が裂けても言えない。「来た以上は楽しんでやる!」と思い立ち、とりあえず大抜くんに電話をして802スタッフのたまり場へ移動した。野外ライブだけは一人で行くもんじゃないよやっぱり。
今回のサマソニ、目玉は何といってもガンズである。僕もご多分に漏れずガンズのヒット曲を愛したクチだが、アクセルの生歌は聞いたことがない。ロック界随一のきかん坊がちゃんと日本に来ているというだけでも奇跡に近い喜びなので、僕もサマソニに来ている以上はガンズを見ないで帰るわけにはいかない。今回サマソニに来ていた客のおそらく殆どがそう思っていたと見えて、ガンズが始まる前のアウトドアステージは入り口に長蛇の列。ファイナルにしてようやく、観客のほぼ全員が一堂に会する状況となった。40分押しと予想外に早く始まったステージは、いきなり「Welcome To The Jungle」で始まって初期のヒット曲を惜しみなく披露する嬉しい選曲。駐車場の閉鎖時間が迫っていたので、僕は「YOU COULD BE MINE」を聞いたところで会場を後にした。後ろから「SWEET CHILD OF MINE」のイントロが聞こえてきた瞬間は後悔したけど、僕なりにサマソニを楽しむことはできたのでよしとしよう。
フジロックとサマソニは、出演アーティストのネームヴァリューは毎年似たり寄ったりだが、フェスティバルとしての趣向は180度違うといっていい。「都市型」でアクセスの良さを売りにするサマソニは、そのぶん規制が多く自由な見方ができないし、みんなが共有している苦労が少ない分、野外フェス特有の「一体感」も少ない。普通のオムニバスライブと変わらない印象だった。それと、警備スタッフの態度の悪さが気になった。僕が金を払ってチケットを買っている客だったら怒ってたね。
要するに、フジロックの方が僕は好き。フジロックで雨が降っていたら、逆だったりして。8月17日(土)
今日からサマソニが始まっているが、僕はお台場の野ざらしを見に行った。こっちの方が見たかったから。
とはいえ、一人ぼっちで見に行く野外ライブはあまり楽しいものではない。りんかい線とかいう電車に初めて乗って、駅を降りてライブ会場に向かっていたら、実家のある小田急線生田駅のホームで隣で煙草を吸っていた男が僕の前を歩いていた。何となく服装がロックの空気を醸し出してたんだよねぇ。最初見た時は一人だったが、降りた駅で待ち合わせたらしく、女連れだった。まだ付き合っているという雰囲気ではなく、どこかよそよそしい。男が機嫌を取っているようにも見える。バイト先の先輩と後輩か?口説こうとしてるのか?野ざらしで女を口説けるのか?いろいろと深読みをしながら後をつけて歩くことで、一人ぼっちの寂しさを紛らわす僕であった。
2年前の野ざらしの時、もうこういうイベントは二度と出来ないとANCHANGは思っていたらしい。しかしこのバンドは立派に動員力を維持している。多分一昨年の野ざらしと今回とでは、ファンは7割ぐらいが入れ替わっているのだろうが、話題性につられただけのミーハーなファンが離れても、しっかりと新しいファンを獲得し続けられる点がさすがだ。ヘドバンをする客の割合は減っている。しかしライブ会場を包む空気はどんどんロック色が増しているように見える。
東京湾の反対側でサマソニが開催されているまさに同じ日に、この野ざらしを行うことに関しては、それ相応の意図があったと見える。一番最初のMCで、ANCHANGはサマソニへの出演を断られた悔しさを明かした。SEX MACHINEGUNSはビジュアル系というムーブメントを利用してここまでのし上がって来たからその分、そういうイメージを簡単に払拭するのは確かに容易なことではない。頭の固い洋楽イベンターはうわべだけでしか邦楽のアーティストを評価できない。それだけのことなのだから、マシンガンズはマシンガンズだけが歩める道を開拓し続けて欲しいと願う。8月16日(金)
日本びいきで有名だったMR.BIGで、ギターを弾いていたポール・ギルバートがG-SPOTのゲスト。このバンドのメンバーが親日家なのは当然として、彼なんか世田谷に一軒家を借りて住んでいるというのだからもはや日本人の域に片足を突っ込んでいるようなものだ。日本語は難しくてまだまだ喋れないと言っていたが、ギターのテクニックに関しては世界でも五指に入る天才ギタリストが日本語をペラペラと喋ったら何だか複雑という気もする。
ちなみにG-SPOTで迎えた初の外タレゲストが彼である。この番組のゲストは本当に幅広い。ポール・ギルバートのプレイを聞いてギターを練習した日本のアーティストもたくさんいるわけだが、今度はその彼にルーツを聞いてみると、ヴァン・ヘイレンやテッド・ヌージェントの名前が出てきた。海外のミュージシャンは概してサービス精神が旺盛で、ラジオでとても気前よく喋ってくれるから聞き手としても楽しい。いつかエディーにもインタビューしてみたいものだなぁ。8月15日(木)
ミラ・ジョヴォヴィッチの主演でハリウッドが映画化した「バイオハザード」を拝見。原作のゲームとは全然違う脚本なのかと思っていたら、映画化されたのはゲームの2作目のストーリーらしく、わりと原作に忠実とのことである。テレビゲームの映画版に名作はないと言う人もいるが、それは元となるゲームの内容によるだろう。「バイオハザード」はもともとが映画並みにストーリーが緻密に出来ているのだから、ハリウッドが作って面白くならない方がおかしい。まあ展開として無理のある部分は多々あったが、アクションホラーはあまりそういうことに拘って見てはいけないものだ。暗い部屋で見ていたらけっこう怖かったぞ。全体的に、「エイリアン2」にとてもよく似ていると思った。
8月14日(水)
今日からお盆休みという会社がどうやら多いようで、さすがに市内の道路が週末並みに空いていた。普通の会社で働く人と休みがズレる仕事をしていると、みんなと一緒に遊びに行ったりすることがなかなかできなくなるかわりに、どこに行っても空いている平日に休めることと、たまにガラガラの道を走って出勤できることの喜びがある。
2時間ほど仕事の空き時間が出来てしまった。これはやっと髪を切れるチャンスと思い、とりあえず心斎橋で車を止めたのだが、いつも利用している美容院はお盆休みで閉まっていた。でもこのうざったい髪をやっぱりどうにかしたくて、目に入った看板を頼りに初めての美容院に足を踏み入れてみた。一見で美容院に入ったのは初めてのことである。別に僕はヘアスタイルに特別なこだわりがあるわけでもなく、この美容院でも充分に満足だった。切ってくれた美容師さんがちょっと川島なお美似の美人だったことも大きい。というわけでずいぶんバッサリと切って短髪になった。今までのヘアスタイルと比較すると前髪が心許ないが、周りのスタッフには意外に評判がいい。8月13日(火)
一昨日放送された「BINTANG GARDEN 世にも恐ろしい音楽夜話」の同録MDをもらった。幽霊の声らしきものが入っていると噂される様々な楽曲を紹介し、心霊スポット探検レポートや僕と西田新くんの怪談を交えていくという番組である。一人でヘッドホンで聞いた人はさぞ恐ろしかったことだろう。番組の構成や演出も見事なもので、スタッフの苦労が垣間見える。ていうかこんなものを一人でスタジオにこもって編集した根性に脱帽である。誰もが企画としては思いつくが自分で作るのは避けるタイプの番組なのだ。僕はこのMDを深夜、友人の女性を自宅まで送る途中の車内で一緒に聞いていたのだが、変な声が聞こえるたびにその子が甲高い悲鳴を上げるので、そっちの方がよほど怖かった。
僕も夏が終わる前に肝だめしドライブに行きたいなぁ。関西の心霊スポット情報募集中です。8月12日(月)
世間は殆どの人がすでにお盆休みなのかと思っていたら、そんなことは全然ないらしい。どうせ道はガラガラだろうと思って少し遅めに家を出たら、市内はいつも通りに渋滞していた。何だか損をした気分。みんな夏休みはいつ取るのだろう。
NHKで放送されていたワールドカップの総集編を見た。NHKの作り方は、民放の過剰な演出を見慣れた目には非常に新鮮に映る。余計な字幕は一切入れず、淡々としたナレーションで劇的な試合を振り返っていく。そしてその言葉の一つ一つに重みがある。チケット騒動や誤審問題など、大会を騒がせたゴシップネタに全く触れないあたりは少々優等生すぎる嫌いもあったが、やっぱり一流の人間が作っている番組だなと感じた。8月11日(日)
完全にプライベートなので日記では割愛するが、実は昨日までグアムへ旅行に行っていた。一年中なまっちろい肌の僕も今度ばかりはすっかり日に灼け、いい具合に黒くなった。しかし背中の皮はすでに汚く剥けていて、肩は触っただけで激痛が走るほど痛い。自慢の腕もボロボロ皮が剥けてくるんだろうな。
日本を発つ直前に購入した新携帯電話TK21は、努力の甲斐あってだいぶ使いこなせるようになった。説明書を見なくても、手当たり次第ボタンを押して機能を調べていくと、だいたい把握できるようになるものだ。そもそも各機能の使い方が以前から使っているドコモのPシリーズとよく似ている。しかしこの携帯にちょうどいいストラップがなかなか見つからない。いろいろつけてみるが、どれも二つ折りの携帯には長すぎる感じ。とりあえず以前デジネバでプレゼントしていたラブータストラップをつけてみた。
今日のFM802ビンタンガーデンは心霊特集。担当DJは僕ではないのだが、五谷に頼まれて怪談を2つほど披露した。その放送が1時からだったので僕も聞くのを楽しみにしていたのだが、12時ごろ睡魔に負けて眠ってしまい、起きるとすでに4時。グアムでせっかく正常な生活サイクルになったと思ったのにこれで元の昼夜逆転生活に戻ってしまった。加えてデジネバも見逃して泣きっ面に蜂である。8月10日(土)
ぼくなつ2002。
8月7日(水)
ぼくなつ2002。
8月6日(火)
ついに新しい携帯電話を購入した。買ったのはツーカーのTK21。つまり新規で契約したのだ。
OSAKAN HOT 100のスポンサー様であるツーカーさんの携帯を、僕は持っていなかった。番組で宣伝しているのだから僕もツーカーに変えるのが理想だとはわかっていたが、この番組の担当になるずっと前から使っていた携帯を今さら解約したら、仕事の電話が来なくなってしまう。そんな理由で僕はドコモで我慢してきたのだが、番組で毎週CMを聞いていると、やっぱり欲しくなる。加えて先日の特番の際にツーカーの人と初めて直接会ったら、ものすごくいい人達だった。及ばずながらこの会社を応援したいと思った。そのためにはまず僕がツーカーを使いこなせるようにならなくちゃいけない。そうして2台目の携帯を買うことを決意したのである。2台も携帯が必要なほど僕はよく利用するわけではないが、この際ケチケチするのはやめようと。
何せ買ったばかりなもので使い方はよくわかっていない。Funstyleで楽しめる日はまだ遠い。しかしとりあえずこの携帯はおもしろい。かっこいい。かわいい。さっそくOSAKAN HOT 100のサイトもチェックして、チャートクイズに応募してみたり。僕が当選しちゃったらどうしよう。当面、通話はP503iを利用して、TK21をメールとWEBの専用機にしようかと思っている。これを読んでいる人で僕に携帯メールを送る習慣のある人は、今後は「@ezweb.ne.jp」に送信されたい。アカウントはこれまでと変わらない。8月5日(月)
ROCK KIDS 802は各曜日でDJが違う。番組中に、翌日の担当DJが突然登場して番宣をするスポットが流れることになっている。僕の番宣スポットはいつも月曜日に流れることになるわけだが、今日のスポットでは西田くんにラップによるリクエスト呼び込みを注文してみた。即興でそんなことをやるなんて、きっとプレッシャーばかり感じてさぞ辛かったろうに、彼は頑張ってくれた。頑張らざるを得ない状況に持っていったのは他ならぬ僕なのだが。心の中で僕のことを恨んでいるに違いない。だって僕だったら恨むもの。
深夜にテレビで「麻雀放浪記」を放送していた。無性に打ちたくなる映画である。豪快かつ自堕落な人生を歩む鹿賀丈史と、そんな男に惚れてしまったために平凡な幸福にありつけない大竹しのぶ。この二人のやりとりが一番かっこよくて好きである。この映画を見て麻雀に取り憑かれた男はわりと多い。8月4日(日)
上半期チャートの特番が終了したのを機に、OSAKAN HOT 100のスタッフの顔触れが若干変わった。そしてそれと同時に番組内容がリニューアル。今週から番組の中のコーナーというコーナーがすべて新しくなった。準備の時間があまりなかったこともあり、企画が見切り発車だった感は否めないが、喋っている僕の立場としては非常に楽しくなった。4時間を短く感じられるかどうかというのは、DJとしてはけっこうデカい。もちろん反省点はまだ山積しているので、番組後のミーティングにも熱が入る。とりあえず、やっとHOT100を「自分の番組」として認識できるようになってきた。
8月3日(土)
SO HOTの収録が今日にずれ込んだため、3時間ほどの睡眠だけ貪るようにしてまた外出。収録が済んだらそのまま京都へ向かった。木屋町にあるEASTというクラブで行われる、CLUB PSYENCEを見に行ったのである。全国数カ所を旅しているこのイベント、早い話がhideの楽曲に限定した爆寸だ。お客さんの数や雰囲気もそっくり。VJがちゃんといてスクリーンにはビデオが流れたり、いろんなDJが代わる代わる登場したりする点は爆寸より数段本格的だが。
あんなDJブースを目にしたら僕も出たいと思うのがDJとしての本能である。裕士氏のご厚意に甘えて、途中でブースに上がって挨拶をさせてもらった。1曲だけかけてもいいと言われたので、「Sadistic Disire」を選曲。もちろん本音の部分ではもっと盛り上がりそうな曲をかけたかったのだが、どの曲もこの後のクライマックスのためにキープされていると予想された。自分の選曲を途中でぶち壊される辛さは僕もよくわかるから、ここは遠慮してあえて誰もかけないような曲をと選んだわけだ。案の定盛り上がりは微妙な感じであった。
自分が登場した時間以外は、後ろのトイレの近くでビールなど飲みながら楽しんでいたのだが、始終頭で考えていたことは「いつ次の爆寸をやろう」ということである。あのイベントをやらないと、趣味で音楽を楽しむ気持ちを失ってしまいそうだ。8月1日(木)
僕は友達が少ない。番組のスタッフやレコード会社など、自分と仕事上で利害関係のある人間と飲むことはもちろんよくあるけど、自分と仕事上の接点がない友達となると、殆どいないと言っていい。今朝、携帯にかかってきた電話は、そんな数少ない友達の一人が死んだというしらせだった。
あまり身近な人を亡くした経験のない僕は、この事実をどう受け止めたらいいのかさっぱりわからなかった。全く信じられない話で、驚きも悲しみもあまりない。普通の人なら泣き崩れたりするのだろうけど、もうこの世に彼女がいないという感覚にどうしてもなれない。それは冷たくなって横たわった彼女を見ても、火葬場で棺を運んでも、やっぱり同じだった。全然、わけがわかんない。
彼女から見てどうだったのかは知らないが、僕にとって彼女はかなり親しい友達だった。みんなで一緒に飲んだ回数は数知れず、二人だけで飲みに行ったことも4回ぐらいある。バーベキューをしたり鍋パーティーをしたり、プライベートでよく遊んだ仲間だ。無論この日記に彼女のことを書いたこともある。自分の名前を見つけた彼女はすごく喜んでメールをくれたものだ。僕が「おめーはよぉ」などと乱暴に話せる女性も彼女を含めて数人しかいない。いつも憎まれ口の応酬だった。最近はお互いに忙しくてなかなか飲みにも行けず、「浅井さん、また飲みに行きましょうね!」「えー。まあ、考えとくよ(笑)」「ひどっ」というようなやりとりがあった。「うん。また行こうね」などと答えるのが照れくさい間柄だったから。結局、それが彼女との最後の会話である。
みんなで思い出を語ってみたりしたら、悲しみがこみ上げてくるのだろうか。だったらわざわざそんなことはしたくない。僕はドライでさばさばした人間だ。実感などないままでいい。「なんであいつのために礼服とか引っ張り出さなきゃならないんだよ!ったく忙しいんだから迷惑かけんなよ」と悪態をついてみた。「あたしが死んだ時ぐらい泣いてよー」って言うんだろうな。残念でした。死んだって友達は友達やん。今までと何も変わらへん。