
4月30日(水)
振り込み用紙を使って入金しなければならない用事があって、その締め切りが今日であることに気付き慌てて銀行の窓口へ走った。キャッシュディスペンサーの列が外にはみ出しているのを見てすでに嫌な予感はあったけど、窓口の番号札を取ったら待ち人数81人ですって。その場で待つのがとてもバカバカしくなって、すぐに銀行は出た。納入期限に遅れるぐらいどうだっていいや。
今日はもう一つ、銀行がらみでトラブル発生。お金をおろしたら、残高が学生時代以来の少額になってしまった。どうやら今月末に入るはずのギャラが一つも振り込まれていないのだ。そこでようやく、今月の頭に各社へ送った請求書の、振込先口座番号が全部間違っていたことが発覚した。あの混雑の中、やっとキャッシュディスペンサーの前まで来てその間違いを知った振り込み担当者様の苛立ちは想像に難くない。それから僕は訂正とお詫びの電話を入れるのに必死だった。たかが数字の間違い一つがこんな面倒を生むとは。4月29日(火)
僕にとって火曜日が休日になることは年に一度あるかないかだ。有効に活用したいとも思いつつ、どこへ出かけても人で溢れかえっているかと思うと遠出する気力も出ない。かといって自宅にこもっているにはもったいないような陽気である。こういう時は散歩に限る。新居から歩いて3分のところに人工海浜がオープンしたので様子を見に行ってみた。ここのところ雨が多かったせいかゴミがたくさん打ち上げられていて、せっかくの新しい海岸がずいぶん汚れてしまっていたのが残念だ。まだオープンしたてで駐車場が整備されていないこともあり、人が少ないという点は素晴らしい。バンカーの練習ができるかも。いやしませんけど。
部屋の掃除をしながら、マリリン・マンソンの新作「THE GOLDEN AGE OF GROTESQUE」を聞いてみた。今回も過激な楽曲がずらりと並んだ問題作。1曲目のタイトルは「これが新しいクソ(デタラメ)だ」である。この人の書く歌詞を読んでいると、日本語でどんなに汚い言葉遣いをしたとしても、英語よりははるかに美しい言語だという気がしてくる。教育上問題があるとかそういうレベルでもないと思う。つまりそれぐらい過激だが、音も同じくらい過激でかっこいいから困ってしまう。ただ、素人には全部同じ曲に聞こえてしまうのが玉に瑕かも。
それにしても、快晴の春の休日に掃除をしながら、大音響で流すCDとしては不適切な選択だった。4月28日(月)
今さらながら、「みんなのGOLF3」にハマってしまった。以前NACK5でスタッフと一緒に遊んでみたときにあっさり負けてしまったのが悔しくて、先日自分も中古でソフトを購入したのだ。本物のゴルフとは比較にならないほど簡単なゲームだが、けっこうリアルでいてかわいいという独特の面白さがある。
このゲームは上達していくにつれて使えるキャラが増えていくのだが、僕が惚れ込んでしまったキャラが最後から4番目に登場するダグラスという男。僕と同じ30歳で、服装は黒のノースリーブに黒いブーツカットのパンツ、キャップにサングラス、そして履いている靴は僕のNEW ROCKにそっくりだ。顔は全然似ていないが、この出で立ちだけでもかなりの親近感。ドローボールが得意という共通点も見逃せない。しかもこのダグラス、声は何とシャア・アズナブルと同じあの池田秀一なのである。制作者もガンダムが好きだったと見え、さりげなく「認めなくないものだな・・・」という第1回でのシャアの名セリフをダグラスにも言わせている。こういう公私混同気味な仕事のしかた、僕は嫌いじゃない。
とにかく僕の憧れのプレイヤーは、タイガー・ウッズよりもダグラスである。4月27日(日)
番組終了後、大阪城野外音楽堂で開催されている「NEW BREEZE」というライブイベントを見に行った。インディーズや新人のアーティストが総勢15組出演するオムニバスライブで、ヒロ寺平氏の番組が主催している。僕が現地に着いた時点でイベントはすでに中盤。802のスタッフやDJが大勢集まっていた。
今日は昨日とうってかわって絶好の野外ライブ日和。ノースリーブには少々肌寒い気もしたが、スカジャンを着て直射日光を浴びる陽気ではないのだから仕方ない。僕が見たのはレミオロメンからで、その後SOFFET、光永良太、押尾コータローと続いた。こういう時、強く印象に残るのはやはり押尾コータローだろう。初めて見る人は誰も、その人並み外れたプレイを見て呆気にとられてしまう。
CDを聞いていても「これを1本のギターで弾いているとは信じられない」と舌を巻くが、実際に目の前でその演奏を見て、本当に重ね録りのないレコーディングだったことを知ってまた驚く。これはきっと長年の研究の成果であって、まさしく彼の専売特許ともいえるプレイスタイルだ。随所にMCをかぶせて笑いを取り、インストのソロライブでありながら、観客を退屈させない工夫も怠っていない。大道芸人の要素を取り入れたライブ、とでもいおうか。しかし彼のようなアーティストは、最初のインパクトが強すぎて、何度も見ている人に飽きられてしまう危険も高い。MR.マリックもいっこく堂も、そしてモノマネを生業とする芸人達も、飽きられない職人技を日々研究し続けなければならない。といってももちろん押尾コータローは芸人ではないわけで、彼に必要とされるのは、よりよい楽曲以外の何物でもない。「すごい」とか「おもしろい」というだけでなく、曲に人気が集まるようなアーティストになれたら、きっと彼は世界に羽ばたくだろう。4月26日(土)
大阪駅に着いたらそのまま、知り合いの車に乗せてもらってゴルフ場へ。1週間に2回ラウンドするのは初めての経験である。滋賀県の山奥にあるゴルフ場だったのだが、午後から晴れるという天気予報は180度外れて、後半に入るとけっこう激しい雨が降り出した。びしょ濡れになりながらのプレイは考えてみると初めてだ。さらにかなり強い風も吹いていて、コンディションとしては最悪の部類。そのうえ前夜僕は殆ど寝ていない。
しかしこの日の僕はけっこう冴えていた。一昨日の反省から、この日は18ホールすべてをアイアンだけで回った。途中寒さと風にやられて2連続OBなんて恥ずかしいホールもあったが、ほぼ自己ベストに近いスコアでフィニッシュ。しかも何とショートホールで1オン1パット、人生初のバーディーなんて体験までしてしまった。いっそ100を切るまでウッドは使わないでおこうかしら。4月25日(金)
電話番号が決まってから、ようやく住所変更などの申請をしやすくなった。「引っ越しました」のハガキもそろそろ注文しないといけないところだが、まずは新しい名刺が完成。例によって「あっとカード」という会社の注文名刺である。ここはサンプルの種類が豊富で印刷も丁寧。非常に迅速に発送してくれるし、料金は後払い。振替手数料も先方で負担してくれるというおまけつき。プライベート用のサンプルもたくさんあるので、自分の名刺が欲しいと思っている人はお試しあれ。
明日の朝が早いので、今日はBEAT SHUFFLEが終わってから寝台急行に乗って大阪へ帰った。着替えも洗顔も完了して、さあ寝るぞと布団に入ったら・・・向かいのベッドに寝ている人が、とてつもなく大きないびきをかいている。今までの人生で聞いたことがなかったような音量で、カーテン1枚を隔てた向こうからそんな騒音が聞こえてくるようでは、とてもじゃないが眠れない。勘弁してくれと恨み言の一つも言いたくなったが、きっといびきをかいて寝ているそのサラリーマンも、わざと僕の安眠を妨害しているわけではないだろうから、ぐっと我慢。しかし3時ぐらいになってついに耐えきれず、離れたベッドに移動した。それでも結局この夜は殆ど一睡もできないまま朝を迎えた。4月24日(木)
ここ数週間、本当に雨がよく降る。このまま梅雨入りするんじゃないかと思うほどだ。新居の駐車場には屋根がないから、洗車のタイミングをはかっているうちにすっかり車もドロドロだ。
この悪天候の中、今日はゴルフに行った。天気予報では一日中雨とのことだったが、山奥のゴルフ場では殆ど降られることもなく、まずまずのコンディション。しかしこの日はとにかくドライバーが絶不調で、前半の9ホールでティーショットの半分近くがOB、残りの半分は殆どがチョロという悲惨な展開。後半はウッドクラブをすべて封印することに決め、ティーショットもすべて5番以下のアイアンで勝負した。するとスコアは前半より実に13も縮まり、ベストハーフ更新。短いクラブで刻めばそのぶんOBがなくなり、当然スコアはまとまる。こういうプレイの仕方は年寄りみたいで、ゴルフの醍醐味の何割かを放棄するようなものだが、いいスコアを出せる喜びには変えられないのだった。というわけで今後しばらくの間はドライバーを使わないゴルフを極めてみよう。4月23日(水)
3年目を迎えたOSMの講師の仕事。今年の1年生を迎えた授業が今週から始まった。去年の1年間はちょっとこの仕事をいい加減にやりすぎたフシがあるので、今年は気持ちを入れ替え、講師らしい態度で生徒と接しようと決意した。何ごとも初めが肝心ということで、何とこの僕がスーツで出勤。去年までは「おめーらは俺から見たら弟とか妹みてーなもんだからよー」ぐらいの言葉遣いは平気でしていた僕だが、今日に限っては一人称は「僕」、二人称は「君達」とか「諸君」。覗きに来た2年生いわく「気持ち悪い」。
当然ながらこんな服装や言葉遣いが1年間続くはずがない。いっそ次回の授業からさっそく不良講師にイメチェンしてみるか。
ちなみに今年はクラスに24人もいて、授業の間はスタジオ内がギュウギュウ詰めだった。果たしてこの中の何人が来年の春まで僕の授業を受けてくれるだろう。4月22日(火)
入居から丸3週間を迎え、ようやく電話が開通した。僕の新居の一角は、すべての電線が地下に埋設されているため、電話の配線工事には時間がかかる。おまけに4月は工事がたて込んでいるため、ご近所はどこも待たされたようだ。しかし「混んでいるから時間がかかる」という点は怠慢と受け止めざるを得ない。こっちはすでに生活を始めているのだから。日本の電話線がすべてNTTの独占になっている現実が、あらためて理不尽に思えた。まあとにかく、電話は使えるようになった。
これでインターネットにも家から繋げられるようになったわけだが、仕事部屋に電話線が来ていないから、ネットに繋ぐたびにいちいち場所を移動しなくてはならない。おまけに僕の利用しているプロバイダーは僕が転居した市にアクセスポイントを持っておらず、隣の市へ電話をすることになる。何が悲しくてこの時代に、市外通話のダイヤルアップでインターネットをしなきゃならないのか。数年間テレホーダイで我慢してきた僕を、まだいじめるつもりか。インターネットが僕を拒否しているような錯覚を覚えてしまう。ブロードバンドが遠い。4月21日(月)
朝の5時半に起床。別にゴルフに行くためでも東京に行くわけでもなく、なんと映画を見るためである。「X-MEN2」がゴールデンウィーク中に全世界同時公開となる。その「X-MEN2」の大阪で行われる完成披露試写で僕はMCを頼まれた(4/10の日記参照)。MCは映画が始まる前に舞台に上がって、その映画について多少の解説をするわけだから、当然事前に見ておく必要がある。この映画のフィルムは大阪に届いたばっかりで、まだ映画の配給会社の大阪スタッフさえ見ていない状態で当日を迎えた。映画会社の人と僕という限られた人間だけで見る試写を行うことになり、それが朝の7時からだったのだ。映画館は通常通りの営業をしているから、最初の回が始まる前にフィルムテストも兼ねて見てしまおうという寸法だ。眠い目をこすりながら運転して、何とか7時前に梅田に到着。1000人近くを収容するであろう劇場で、客は10人しかいない。ここぞとばかりに高価なVIP席に座り、余裕の顔で隣の席に荷物なんか置いて、必要以上にふんぞり返って観た。そんな小市民浅井。
かなりの寝不足だったが、殆ど睡魔に襲われることのない、見応えのある映画だった。ストーリーの奥深さ、アクションシーンの派手さ、スピード感、どれをとっても前作を上回っている。痛快なだけのアメリカ映画に飽きた人におすすめしたい。
映画は10時前には終わり、それから夜の入り時間まですっかり暇になってしまったので、いったん自宅に戻って仮眠を取った。映画への個人的な思い入れも充分で、万全の態勢で壇に上がったのだが、いざとなるとガチガチに緊張してしまい、カミカミトーク連発で大失敗。失意のナビオシネ。4月20日(日)
降ったりやんだりのはっきりしない天候の中、公開生放送が行われた。場所は大阪で最も若者が集う場所、三角公園を見下ろすリビアビルだったが、そんな天候のせいもあって番組開始からしばらくの間はあまり人が集まらなかった。それでも午後2時を過ぎるとさすがはアメ村、とんでもない数の人が眼下でうごめいていた。殆どの人は足を止めることなく、興味ありげに僕を見上げて去っていく。昔、原宿のHMVのDJブースでアルバイトをしていた頃のことを少し思い出した。「そもそもこんな番組を公開で放送すること自体に無理がある」という愚痴も言いたくなるほど忙しかったが、スタッフも僕も大きなミスをすることなく無事に放送終了。ノースリーブでも汗びっしょりになるほどライトが熱かったり、一番目につく場所にスポンサーさんや代理店の人がいて緊張したり、いろいろと苦労したことはあったが、一番辛かったのはトイレに行く時間が一切なかったことかもしれない。サッポロさんの発泡酒「北海道生絞りハーフ&ハーブ」をいただきながらのDJは、冷静に考えてみれば無謀なことだ。番組終了1時間半前ぐらいから僕の膀胱は膨らみはじめ、TOP10を紹介している間は一触即発、赤ん坊のボディーブローを受けても失禁必至という危険な状態だった。それでも笑顔で手を振ってかっこつけていなければならないDJの悲しさよ。
4月19日(土)
明日はOSAKAN HOT 100の公開生放送。チャートの番組は選曲についても番組で喋る内容についても自由度が低いので、事前の準備に途方もない時間がかかる。決まり事が多く、スピーディーに進んでいく番組だから、番組で流れる僕の声の一部は、番組の始まる前に録音したものであることも多い。しかし公開放送で事前の録音は許されないだろう。どんなに忙しい箇所も、明日は全部、生で喋る。噛んでもやり直しはできない。
だからめずらしく土曜日にFM802へ来た。入念に明日の仕込みをしておくためである。しかし台本がまだ出来上がっていない・・・。暇つぶしにこの日記を書いている。
それにしても明日の天気が心配だ。4月18日(金)
せっかく引っ越したからといって、家具を何から何まで新調してしまうと、お金がいくらあっても足りなくなる。川崎の実家でまだずいぶんきれいな応接セットがいらなくて困っているというので、こっちで引き取ることにした。宅配便で送れる量ではないので、引っ越し扱いで発送。したがって送料はかさむが、家具屋で新しい物を買うよりは当然安い。応接セットが入るとようやくリビングで落ち着けるようになる。で、ついでに僕が子供の頃から使っていた学習机も実家から送ってもらった。僕が確か9歳の時に買ってもらったクロガネかどこかの机だが、まさか親子2代で使うことになるとは思っていなかった。非常にきれいでそんなに古い物にはとても見えない。僕がいかに家で勉強しない子供だったかを物語っている。
引っ越しで使った段ボールもようやく処分した。あとはこの前買った二段ベッドが届いて、リビングに置く食器棚あたりを購入すれば、いよいよ家でのんびりくつろぐ余裕ができるだろう。ただし最後に残された問題は、電話がいまだに繋がらないことだ。4月17日(木)
だいぶ前から噂されていた新型プリウスが、ついにお披露目となった。確かプリウスは、僕が購入する数ヶ月前、2000年の暮れぐらいに一度モデルチェンジをしている。その時は、ユーザーから不満の出ていたいくつかの部分を改善した程度のマイナーチェンジで、外見上の違いはバンパーぐらいしかない。しかし今回は車体の形もずいぶん変わり、性能も飛躍的に進歩しているとか。欲しい。正直言って僕のプリウスが最新型でなくなってしまうのは非常に残念である。
今度のプリウスは35km/lの世界最高レベルの燃費が売りだそうで、久米宏もこの数字にずいぶん驚いている様子だった。僕のプリウスもパンフレット上では29km/lを謳っていた。この数値は「一番燃費のかかりにくい経済的な走り方」をした場合のもので、実際に街を走ったらだいぶ落ちるのが現実だ。プリウスを買えば1リットルのガソリンで35km走るとは思い込まない方がいい。もちろん、普通のガソリン車と比較すれば燃費は格段にいいし、排気ガスの量も少ない。しかしこれまでにも何度となく書いている通り、燃費や低排出ガスなどは、プリウスの魅力を語る上での目安でしかない。「このアーティスト、すっごくいいよ!だって100万枚売れてるんだもん」と言いながら友達にCDを薦めているようなもので、魅力の本質に触れていはいないのだ。
信号待ちでエンジンが止まる快感に慣れてしまうと、普通のガソリン車を走らせることに違和感を覚えるようになる。ノーベル賞の候補にしてもいいくらいのこの画期的な発明を、トヨタがプリウスとエスティマにしか生かしてくれないのがとても残念だ。4月16日(水)
このところ、僕の周りでいわゆる「出来ちゃった結婚」をする人が非常に多い。世間一般にはあまり良しとされない形の結婚ではあるが、妊娠したのをきっかけに結婚を決意するのは、よくよく考えるとごく自然なことではないかという気がする。まあ無計画なセックスは決して褒められたものではないが、僕もそういうルートで身を固めた一人なので一応正当化しておきたい。
「でき婚」が普通の結婚と大きく違う点は、話が急に決まるところである。それらしい兆しを見せずに突然結婚すると聞かされるから、大抵の場合は驚くものだ。この数ヶ月、その知らせを持ってくる相手が、まだ大学生の義妹だったり、この前まで十代だった学校の教え子だったりしたから、もはやちょっとやそっとの「でき婚発表」には動じなくなっている自信があった。
しかし今日聞かされた話にはとんでもなく驚いた。僕と非常に密接に仕事をしていて、プライベートでもいろいろお世話になっている二人が、僕を含めた周囲の人間に全く気付かれないまま、2年半も付き合っていたというのだ。僕は二人にそれぞれ決まった相手がいると知ってはいたが、それがこの組み合わせだという考えは、なぜか一度も抱いたことがなかった。しかしそう言われてみると、これまでの会話すべての辻褄が合うような気もする。ともかくこの二人は近々結婚することになった。
考えてみると、僕が「でき婚」を発表したときの周囲の驚き方はまさにこんな感じだった。僕の妻は結婚する直前までDJとして活動していたが、二人を知る人間は誰一人として僕達が付き合っていることを知らなかったし、疑われることも一切なかった。「実はこういう関係だったんですー!」と発表した時は、ほんの少し「してやったり」的な快感を味わったような気がするが、してやられる側に立つ悔しさが今日になってようやくわかった。
それにしても2年半もの間、よくも上手に隠し通したものである。4月15日(火)
今月、ツーカーの新しい機種「TK31」が発売されたのでさっそく機種変更をした。今作の最大の売りは何といってもサイズである。カメラの性能は格段に上がっているのに、厚さは前作と比較にならないほどに薄い。「カメラ付き最薄」という殺し文句である。さしずめカード型携帯。メールの文字入力も楽にできるように工夫されていて、一度変換した言葉をすべて記憶しているから、最初の数文字を打って単語を選ぶだけで済んだりもする。この機能は使い慣れたらかなり重宝しそう。
「本当に次世代携帯が必要なのか?」と問題を提起して話題になっているTU-KAのCM。通話とメールの機能向上に全力を注ぎ、携帯をよりシンプルにしていく、という方針を大々的に打ち出した。動画に限らず、MP3が聞けるとか、GPSで居場所がわかるとか、確かにここ数年の携帯電話は付加価値の方が注目されてきた。もうそろそろアイデアも出尽くした頃ではある。今回のTU-KAの広告展開は僕の周囲でも評判がいい。
TK31は、Funstyleの呼び名をもつTK21に比べると、やはり音楽携帯としての楽しみはさすがに減った。僕としてはもっと着メロで遊びたいので、めずらしく有料のサイトに登録し、好みにあった効果音などをいろいろとダウンロードしてみた。HOT 100のサイト上で、僕の声やSEで作ったメール着信音を配信したりはできないものだろうか。4月14日(月)
この春ヒットした作品の一つ、「猟奇的な彼女」という韓国映画をようやく見た。ホラー映画を想像してしまうこの邦題は極めて不評だったそうで、内容はいわゆるラブコメディーである。優しくて気弱なダメ男が、逆らうと「ぶっ殺すよ」と脅迫してくるわがままな美女に翻弄される物語。途中まではどこにでもありそうな少々ドタバタした展開なのだが、最後の30分ぐらいの脚本が秀逸だ。とてもアメリカンなタッチの、すがすがしい余韻を味わえる恋愛映画だった。聞いた話ではこの映画、スピルバーグがリメイクする予定だとか。さしもの巨匠も、恋愛モノにおける資質は未知数ではないかという気がする。誰もが認める天才監督がこの完璧なストーリーをどう料理するか。期待半分、不安半分といったところ。
4月13日(日)
OSAKAN HOT100終了後、厚生年金会館でJanne Da Arcのライブを久しぶりに拝見した。アルバムがコンセプチュアルな側面を持っていただけに、ライブの内容もある程度シアトリカルな作りになるのかと予想していたが、ニューアルバムの曲が中心の選曲になっていただけで、普段どおりのJanne Da Arcだった。デビューしてすでに4年になるJanne Da Arcだが、厚生年金会館大ホールを即日完売できる動員をキープしているのは立派だ。足下を見失うことなく前進している印象があるし、ライブバンドとしての貫禄も備わってきた。彼等のような真面目なバンドは、確実に成長すると思う。夏のツアーも楽しみだ。
さて、新居の電話はいまだ繋がらない。ネットを断たれた生活が続いているが、メールを放ったらかしにしておくのもマズいので、802で1週間を一気に受信した。届いたメールの数、190通。大半がいわゆる迷惑メールだった。そして日記を半分だけ更新。4月12日(土)
中学時代にテニス部で一緒だった女友達が結婚し、式の二次会に招かれたので、年に数回しか着ることのないスーツに身を包んで出席した。昨日NACK5でもらってきたダテメガネなどかけて、すっかりインテリなビジネスマン気取り。
テニス部の連中とは何年かに一度は会っていて、普段からメールのやりとりぐらいはしているから、再会してもそれほどの感激はない。しかしこの日はテニス部以外の、卒業以来初めて顔を合わせたような友達も何人かいた。そしてその中には、僕が16の頃に付き合っていた女性もいた。彼女とは13年ぶりぐらいの再会になる。学生時代に好きだった人が、年を取って再会した時にただの太ったおばさんになっていたりすると、何ともいえない虚しさを覚えるものだと思うが、彼女の場合そのへんは杞憂だった。というよりもその逆で、もう6歳の子供がいるとは到底信じられないほどの美貌を完璧に維持していた。どんな男と結婚したのか知らないが、今は駒沢に住んでいるとか。世間一般にいうセレブという言葉は彼女のような人を指すのだろうか。思い返せば当時、彼女とうまくいかなかった原因は全部僕の側が作ったもので、だから彼女は僕のせいでずいぶん傷ついた過去がある。あれから10年以上も経っているのだからそんな傷などもうどうでもよくなっているのは当然といえば当然なのだが、僕の顔を見ても表情を少しも変えなかった彼女の様子に、肩すかしを食ったような若干の失望感を抱いたことを僕は否定できない。「あなたと別れて正解だった」とはっきり言われた気分。
懐かしい顔触れとの再会は、時としてこんなふうに切ない。
4月11日(金)戦争が終結に向かっている。倒れたフセイン像に群がり、歓呼をあげるイラクの市民達の映像を見て、米英の即時撤退を訴えてきた平和主義者達は何を思うのだろう。
今回の戦争は、各国の利権と思惑が複雑に絡み合っており、個人的にも一概に誰が正しいとは判断しにくい側面がある。戦争は往々にしてそういうものだろう。アメリカの本当の目的が何であったかは別問題として、恐怖政治のもとに国民を支配した独裁者が追放されるべきであることはいうまでもない。かつてチャウシェスクが処刑されたように、イラク国民自らがクーデターを起こしてフセイン政権を倒したとしても、今回の戦争のような犠牲が出るのは避けられなかったかもしれない。
たくさんの血が流れたことは無論悲しい。流れてしまった以上、それが無駄にならないことを祈るしかない。4月10日(木)
ゴールデンウィークに公開される映画「X-MEN2」の試写会で司会をすることになった。それを受けて慌てて、なぜかまだ見ていなかった前作の「X-MEN」を見た。特殊な能力を持った人間が正義の味方として活躍する、というアメコミの王道路線だが、X-MENの主役達は世間で虐げられたミュータントである。正義の味方が生まれ持つ特殊な能力は、裏を返せば「先天的に抱えてしまった障害」でもある。人類のために戦ったところで化け物扱いされるだけという、実に気の毒なヒーロー達の物語なのだ。
この映画のおもしろさは、それぞれのミュータントが持つ能力のオリジナリティーにある。全身の骨に金属が埋め込まれていて、手の甲から鉄の爪が飛び出す男。サイコキネシスを駆使して物体を自在に操る女。サングラスをかけていないと、強力な光線が絶えず目から放射されている男。手を触れただけで相手を死に追いやる女。それぞれが、障害を得意技に応用して活躍するわけだ。石森章太郎の「サイボーグ009」にとてもよく似ている。続編では新たに数名のミュータントが登場するらしい。今度はどんな得意技が登場するのだろう。4月8日(火)
以前はどこへ行くにも車で出かけた僕だったが、 新居は大阪市内からだいぶ離れるので、道路の渋滞する平日は今日から電車通勤。こんな日に限ってどしゃ降りの雨で、何とも先が思いやられる。今日は入学式や始業式が行われた学校も多かったことだろう。記念すべき入学式の日がこの天候ではさすがに気の毒だ。しかし雪が降るよりはいくぶんましである。忘れもしない1988年の春。高校の入学式の日。東京は、朝から異常気象の大雪だった。初めて着た詰め襟の学生服は家を出て10分でびしょ濡れ、おろしたての革靴もすっかり水たまり漬けになってしまった。そんなことより何より、もう桜が散りかけているという時期だというのに、凍えるように寒いという事実が許せなかった。僕の冬嫌いはあの頃から始まったのかもしれない。
4月7日(月)
NTTの工事はまだ我が家に来てくれない。一体何日待たせるつもりだろうか。日記の更新もすっかり滞っている。明らかに僕より年上と思われる116担当の女性に罵詈雑言を浴びせるのもおとなげないが、それにしてもこれを怠慢と言わずして何と言うか。
引っ越しの片づけは徐々にであるが進んでいる。段ボールはあらかた片づいた。何も置いていないうちはピカピカだったせっかくの新居も、使い古した家具が並んでしまうと何だかくすんで見えてしまうのが悲しい。
それにしてもここのところ、一日一日が非常に長い。ネットを断たれていることも影響して妙に早寝早起きの生活である。4月6日(日)
西宮以西の神戸方面に住んでいるFM802スタッフやレコード会社のプロモーター陣が集まって、夙川で花見をしているという情報を入手したので、番組の後にちらっと顔を出してみた。ここ数日雨が続いていて、今年のサクラが満開の状態で拝めるおそらく最後の休日が今日になるだろう。朝からものすごい数の花見客でごった返していたようだが、僕が到着したのはもう日が暮れる頃だったのでだいぶ人も減っており、スペースにも多少の余裕があった。仲間を見つけたら、周囲の若者達が豪勢にバーベキューをしているその横で、連中ときたら缶ビールとスナック菓子とおつまみぐらいの軽すぎる装備で、円座になってトランプに興じている。殆どの参加者が「誘われたので一応来てみました」という受動的な姿勢で、花見グッズをいくつか用意して頑張っている人間は一人しかいない。何というかちっとも花見っぽい華やかさが感じられない。おまけに「寒い寒い」と言い出して帰りたそうな面々。ほれみろ。この季節、日が暮れると案外寒いのだ。これだから花見って苦手なのよ。
4月5日(土)
昨日は生まれて初めて寝台急行なる乗り物に乗って大阪に帰ってきた。料金はのぞみに乗るよりも高くつくが、移動の時間を睡眠で補えるのはありがたい。ホテルに泊まって新幹線で帰るのと比較すれば安上がりではあるし、何といっても朝7時台という早い時間に大阪に着くのが嬉しい。感覚としてはカプセルホテルに限りなく近いという印象だった。さすがに車両は古くてあまりきれいではないが、シーツや毛布カバーなど、どれも清潔にしてあって、衛生面には相応の気を使っているようだ。8時間以上の移動は肉体的にキツそうで不安があったのだが、思いのほか快適な旅で長くは感じなかった。カーテンを隔てた向こう側に他人が寝ているという状況ではさすがに熟睡まではできず、眠れた時間は少なかったのだが、身体のどこかが痛くなるようなことはない。グリーン車並みの座席が自慢の夜行バスならこの寝台急行の半額で乗れる計算だが、どんなにリクライニングが凄くても、イスはイスだということを悟った気がする。浴衣に着替えてコンタクトレンズをはずし、横になって眠ることができる。それだけで身体は格段に楽なのだ。そして夜行バスと違って到着時間が確実だから、今後土曜日に大阪でゴルフをする際や仕事のある時はこっちを利用することにしよう。
寝台急行銀河は利用客が少なく、どうも平日はガラガラらしい。とうてい採算のあわない列車だとは思うが、これは赤字になっても続けて欲しい列車だ。4月4日(金)
昨日の今日で、引越の片づけは何も終わっていないのだが、とりあえず東京へ移動した。昼間にNACK5に来るのはどれくらいぶりだろうか。今月からBEAT SHUFFLEは放送時間が変わったのだ。BEAT SHUFFLE初めての公開生放送は、久しぶりに心地よい緊張感があった。僕がレギュラー番組をサテスタでやるのは大学生の頃のカタクリコ以来ということになる。スタジオの周りにはTRANSTIC NERVEのファンがたくさん集まっていたが、ゲストパートが終わると同時にみんな帰ってしまうのも悲しい現実だ。しかし一部スタジオ前に残ってくれた子達がいて、これはずいぶん励みになった。どうせ人前で喋るなら、ギャラリーがいた方がずっと楽しい。
4月3日(木)ついにやってきた引っ越しの日。4年前同様、今回もありさんマークの引越社に作業を依頼した。さすがにてきぱきとよく働いてくれるお兄さん達だが、いかんせん時間がかかりすぎた。荷物を積み終わった時点で4時近くで、荷下ろしがすべて終了して彼等が帰ったのは夜の8時すぎだった。途中で「これでは到底間に合いません」と増員を要請したらしく、最初は3人だった作業員が最後には10人になっていた。こういうのって見積もりのミスなのだろうか。彼等を送り出した後、ご飯を食べてお風呂に入ったら、もう段ボールを開けて片づけをする元気など残っていようはずもなかった。
ところで、電話が繋がらない。新居は電線を地下に埋設しているため、工事に手間取っているとか。我が家以外にも電話がまだ繋がらなくて困っている家が何軒かあるらしい。電話が使えないとインターネットができないし、従って電子メールの受信もできない。電話番号が決まらないから新しい名刺や転居のハガキも作成できない。一日も早く何とかしてくれと頼んでみるが、殆ど暖簾に腕押しだ。NTTはこういうところがまだまだお役所体質だと痛感した。4月2日(水)
BEAT SHUFFLEの「CLUB ADIOS」のシステムが少し変更になって、Macでのアクセスが出来なくなったらしい。Macユーザーのリスナーからは僕のところにも多数のクレームが寄せられている。同じお金を払っているのにパソコンがMacだから見られないというのは確かに不公平だ。僕もMacユーザーだからそこに対する不満はよく理解できる。しかしこれはセキュリティー上の問題を考えてのことで、現状ではどうにもならないらしい。不公平なのはビ○・ゲイツと思って了承していただきたい。
4月1日(火)
阿倍野区に住む中学生、林明日香がこの日のゲスト。彼女のように、あまりメディアには出ないアーティストがゲストだと、僕は俄然燃える。ていうか方々に自慢する。しかし13歳が相手ではどう会話をしたものか変に考えすぎてしまう部分もあった。大人っぽい歌声から、少し気取ったわがままな子を想像していたが、会ってみると本当に普通の女子中学生。偉そうな態度は決して取らず、笑顔できちんと挨拶をしてくれるし、ハキハキと絶えず明るい受け答えをする。きっと立派なお父さんお母さんに育てられたのだろう。
彼女のホームページには「写メール日記」みたいなものがあるそうで、出演終了後、スタッフの一人が携帯で僕と彼女の写真を撮って行った。「だったら僕にも撮らせてくださいよ!」と僕のTK21でも1枚撮影。これをさっそく待ち受け画面にしている。