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Diary(03.05.)

5月31日(土)

 昨日は番組中に阪神の大敗を知ってがっかりした。適地に乗り込んでの3連戦。ここで変に連敗なんてしてしまうと去年のようにずるずると順位を下げてしまいそうだから、今日はテレビの前での応援にも熱が入った。終盤までは引き締まった投手戦で、8回の裏、巨人が2点を勝ち越したところで多少の諦めムードが漂った。ところが迎えた9回表、相手のエラーにも助けられて11得点。アリアスの走者一掃二塁打が出たあたりからはもう殆どタイガースの打撃練習みたいな状況になった。河原を打ち崩して追いついた時は嬉しくて涙が出そうだったけど、途中から「もうやめろよ。かわいそうじゃん」と阪神ファンの誰もが思ったはず。しかしこの猛攻、赤星のバントミスを敵がエラーしたところから始まっていることを忘れてはいけない。バントの名手が聞いて呆れる。星野監督がかなりご立腹の様子だったのも当然だ。大差の勝利でうかれるチームではいけない。
 そういえば昨日と今日、本州は台風で大騒ぎらしい。僕は台風が関西にいたころに東京を出たから、暴風雨をうまくすり抜けた感じ。5月に台風ってのも何だか妙だ。

5月30日(金)

 実はまだ箱の中に1本だけマイルドセブンが残っているのだが、ここ3日間は1本もタバコを吸っていない。最後の1本を残して、禁煙生活に突入した感じである。何か物を食べたり飲んだりすると、口がタバコを要求するという、この10年間で当たり前になっていた体質に早くも変化が現れていて、もうほとんど吸いたいという気持ちにすらならない。
 他人の吸うタバコもだんだん鬱陶しくなってきたので、今週から新幹線は禁煙車を予約することに。しかし禁煙車の何が問題って子供が乗ってくる点。この日も思いっきり平日の昼間だというのに、騒がしい子連れのファミリーが乗っていて、僕の大事な睡眠を妨害してくれた。最近は新幹線より夜バスの方が寝心地が良いとか感じてしまう自分の順応性に驚いている。

5月29日(木)

 朝の5時に起きて久しぶりのゴルフ。インラインホッケーを本格的に始めて以来、ちょっと興味が薄れてきたこともあって、完全に練習不足である。得意なはずの5番アイアンが全く言うことを聞かず、前半は不調の原因をつかめないままOBを叩きまくった。8番ホール第4打でようやくある解答にたどり着き、後半は調子を戻して一気に巻き返すが、さすがに前半のロスが大きすぎた。結局ライバル勢にあっさり敗れてしまった。近いうちにリベンジしないといけない。
 それにしても今日の天気ときたら真夏そのもの。長袖のシャツを着て腕まくりをしていたのだけど、肘のところにくっきりと日焼けの跡がついてしまった。やっぱりノースリーブじゃないと。ゴルフ場でその服装が許されるのかどうかはわからないけど。でもみんゴルのダグラスはノースリーブだ。

5月28日(水)

 全国の学校で、「男女」という言葉を使うのをやめ、これからは「女男」と言うように、という通達が、日教組から出されたそうな。「男女」では男が先に来るから、平等ではないという判断らしい。こんなバカバカしいことを真剣に話し合って、それを仕事にしているおじさんおばさんがいるということの方がよほど不平等だ。うちの息子が学校の先生から「浅井さん」と呼ばれているのを聞いた時、僕はかなりの違和感を覚えた。名字に「君」をつけて呼ぶことは、今や教師の間では御法度らしい。どうして男児に「くん」をつけて呼ぶことが女性差別になるというのか。
 女性と見下すことはもちろんいけないことと思うけど、だからといってすべてを画一的にする必要性を感じない。男と女は根本的に体の構造が違うのだから、互いの違いを尊重すればいいことじゃないか。呼び方を一緒にしたところで、男と女は違う。トイレもお風呂も別、着る洋服も違う。
 とりあえず、差別と捉えられかねない要素を排除する。そういう事なかれ主義が教育上一番よくないような気がするのは僕だけか。ちなみに僕は、目下の女性スタッフは名字を君付けで呼ぶことが多い。呼び方なんて自由であるべき。教師も同じだ。

5月27日(火)

 番組終了後、ZEPP大阪へアヴリル・ラヴィーンのライブを見に行った。今や押しも押されもしない世界的スーパースターとなった彼女。今日が日本公演の初日ということもあって注目度は高く、業界人も多数詰めかけていた。アメリカでは完全にティーンのアイドルというイメージだが、日本の観客の年齢層はどちらかというと20代が中心のようだ。男女比は半々ぐらい。アップテンポな曲になるとダイブをする客まで現れた。チャリティーアルバムに収録されたボブ・ディランのカバー「KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR」の他、この日はGREEN DAYの「BASKET CASE」まで披露。かなりの盛り上がりを見せていた。
 しかしちょっと評論家的な立場で言わせてもらえば、やはりしょせんはまだ未熟さの漂う10代のパフォーマンスという印象。歌は普通に上手いし、ルックスもいいのだろうけど、ライブは全体的に単調で、テンポもあまりよくない。途中、英語でMCを挟むのだが、普通の日本人では絶対に聞き取れないスピードでぼそぼそとまくし立てるものだから、観客は当然ちんぷんかんぷん。リアクションの薄い観客に「とか言っても、みんなあたしの言ってることわかんないんだよねー」みたいなことを言ってケラケラ笑っていたのも、あまり好印象ではなかった。まあ彼女ぐらいの大物になると、ライブそのもののクオリティーがどうとかいう以前に、この日本のライブハウスで歌っている姿を見られるというだけでも大変貴重な経験なのであり、それだけで満足しなければならないのかもしれない。

5月26日(月)

 周囲の人々に禁煙を宣言してから10日になる。しかし僕はいまだにタバコを吸っている。それはなぜならば、手持ちのタバコがまだなくならないからだ。ここ数日は一日に1本ないし2本というペースまで落としている。本数がここまで減ると、1本を吸った時に体内で起こる異変が大きくて、麻薬でも摂取したかのように少しふらついたりする。俗に言うトリップというやつか。
 そうだ。一日に1本という喫煙を続けるのも悪くないかもしれない。タバコ税がどれほど釣り上がろうと、僕の仕事が減ってどんなにひもじい暮らしになろうと、1ヶ月に1箱半のタバコ代は家計を圧迫する出費ではないだろう。考えてみるとタバコという物は簡単に手に入りすぎる。どこにでも売っていて値段は安いし、大人になれば誰でも合法的に吸える。この安さと手軽さがヘビースモーカーを生むのであって、仮にタバコがすごく高価で、闇ルートでしか手に入らず、しかも吸ったら法に触れる麻薬だったとしたら、一日に20本も30本も吸う奴はいないに違いない。1本のタバコがそれほど希少で、危険で、高級なものだという認識で吸ってみるというのはいかがなものか。物は考えようである。
 ノーベル賞をもらってもいいほどの素晴らしい提案だと自負するが、嫌煙家にとってみれば、タバコを吸い続けたいための詭弁にしか聞こえないのだろう。はいはいやめますよ。当たり前でしょ。

5月25日(日)

 この日、難波ロケッツのライブでRONDEが解散した。僕は用があって途中しかそのライブを見ることはできなかったが、今までに見た彼らのライブの中では文句なしに一番いい内容だったと思う。RONDEは誰かに紹介される前から僕や僕の番組のことを知っていたバンドで、僕の番組で自分の曲が流れることをとても喜んでくれた。ROCK VISIONは5年続いた番組だが、そういうバンドは案外少なかった。そんなふうに僕を慕ってくれたバンドだったのに、結果としてスタジオにゲストとして迎えることが一度も出来なかったのは、今でも申し訳なかったと思っている。
 ライブを見ていて、「あらためて聞いてみると、いい曲がたくさんあるんだなぁ」としみじみ思った。これから5人はそれぞれの人生を歩み、音楽を離れる者もいれば、新しいバンドを作る者もいる。しかしこれだけ長いことライブを重ねてきたメンバーも、応援し続けたファン達も、このバンドの曲を一生忘れることはないだろう。
 未熟なバンドが無茶なメジャーデビューをして潰れていくのは悲惨だが、運がないためにメジャーというフィールドに上がれなかったバンドが夢を諦めていくのも見ていて辛い。もったいないという思いが強ければなおさらだ。

5月24日(土)

 先週のOSAKAN HOT 100で「インラインホッケーのチームを探している」という話をしたところ、驚いたことに複数のチームからメールでお誘いをいただいた。中には僕の家から近い六甲アイランドで練習をしているチームがあり、年齢もキャリアも幅広い社会人ばかりのチームだというので、さっそくその練習を覗いてみた。
 ちょっと遊びでかじっただけの僕とは比較にならないハイレベルな試合をしていたが、こちらがそれで引け目を感じることのないように優しく教えてくれるし、練習試合にも入れてくれた。上手い人たちとのプレイは予想以上に体力を消耗し、スピードを制御できない僕は壁や人に激しくぶつかる回数が多い。試合に出た時間は30分にもならなかったはずだが、全身が筋肉痛と打ち身でギシギシいっているような状態だった。
 しかしやっぱりこのスポーツはおもしろい。なのにどうしてこんなにマイナーなんだろう。初心者でもそれなりの試合ができるし、用意しなければならない道具だって、他のスポーツに比べて格段に高いということは全然ない。他の球技では絶対に味わえないスピード感とスリルがある。インラインホッケーをやりたいと思う人にとっての障害は、すべて競技人口が少ないことに起因している。場所がない、一緒にやる人がいない、道具を入手しにくい・・・。アメリカなどはインライン用のホッケーリンクが豊富で、仲間も簡単に集まるそうだ。日本でもそんなふうになったらいいのに。

5月23日(金)

 BEAT SHUFFLEのEXTRAに書いたコメントでも触れたが、NANAの8巻を読んだ。噂には聞いていたが、なるほどこれはとんでもない展開になっている。NANAは台詞がおもしろいから好きな漫画だ。なのにこの8巻ときたら話が重すぎて、最初から最後まで笑える場面はゼロに近い。唯一「返事は声に出して!」「はいっ!(泣)」のところだけ吹き出したけど。もうちょっと読者が幸せな気持ちになれる漫画であるべき。おそらくこの8巻がどん底で、今後は多少ハッピーな方向へ進んでいくのだろう。そう信じたい。
 この漫画は、夢のようにドラマチックなラブストーリーでありながら、一つ一つの設定がいちいちリアルだったりするところが興味深い。本物の音楽業界をきちんと取材しているし、厳しい現実も描いている。しかしそのリアルさに騙されて、世の中の男がみんなあんなに優しいとは思わない方が身のためだ。女の子は「やっぱりノブがいいよねー」「えーでもタクミまじかっこよくない?」「いや、私はレン一筋」みたいな話に花を咲かせているのやもしれぬが、あんな男が現実にいるなら僕だって付き合いたいよ。NANAに登場する男の性格だけは、全然リアルじゃないと思う。
 9巻が読みたい。今すぐ読みたい。誰でもいいから貸してくれ。

5月22日(木)

 アメリカ村のGRAND CAFEで「FUNKY802 MEGA HITS PARTY featuring CARLOS JEAN」が開催された。MEGA HITS PARTYは数年前まで定期的に開催されていたイベント。ラジオでよく流れるヒット曲ばかりを選曲し、クラブ初心者でも歌って踊れるというのが売りである。かつてこのイベントで僕は自分のDJタイムをミニ爆寸状態にしてフロアを引っかき回したことがある。今回もDJをやらせてもらえることになったのだが、ROCK VISIONなき今、そういうイメージでDJをするわけにもいかないので、選曲には大いに悩んだ。
 僕の持ち時間は19:45からの45分間。まだ開場して1時間も経っていない時だったので、フロアにはまだお客さんがまばらにしか入っておらず、正直言ってやりにくい中で僕のDJは始まった。普段のGRAND CAFEではまずかかることのなさそうなベタなヒット曲を連発するも、客がいないのでは盛り上がりようもない。押しても引いても客が踊ってくれない中で回すのはしんどい仕事だが、それでも僕は久しぶりのクラブDJを存分に楽しんだ。何といってもこのイベントには反則技がない。節操なくひたすらヒット曲をかけていればいい。GRAND CAFEでB'zやドリカムをかけたDJは後にも先にも僕ぐらいのものだろう。僕のDJタイムが終わるころには人もぎっしり入り、イベントの盛り上がりはCARLOS JEANの登場とともに最高潮に達した。せめてもう少し遅い時間に回させてもらえたら、と思うとそれなりに悔しい気持ちもあったが、こういうお膳立ても誰かがやらなければならない役目である。
 女性なら入場が無料になるという、料金の安さも大きな魅力。FM802としては今後もまた折を見て開催したいと考えているようなので、今回来られなかった人はご期待あれ。

5月21日(水)

 買ってから2日が経過しながら、ただの置物にしかなっていないG4ノート。使いこなすにはOS Xに精通しているユーザーにレクチャーを受ける以外にない。FM802のスタッフは大半がMacユーザーだが、OS Xを使っている人はまだほとんどいない。その点、デジネバのスタッフはMacでテレビ番組を作っているだけに最新Mac事情にはかなり詳しい。デジネバの収録終了後、僕はiBookとG4の2台を持って制作会社の事務所にお邪魔し、みんなが仕事をしている傍らで、「初歩から学ぶOS X」の授業を受けていた。
 一昨日の日記に書いたとおり、僕はOS Xの使いにくさに呆れ返っているわけだが、OS 9からOS Xに乗り換える時、僕と同じような苛立ちを誰もが抱いているようだ。「こんなに違うなら、いっそWINDOWSにした方がましだ!」と思う人も、当然多い。きっと何ヶ月も使っていれば慣れるのだろうけど、「OS X以降にしか対応していない」ソフトや周辺機器、そして逆に「OS 9までしか対応していない」というものがあまりに多いのが一番困る。どうやら僕はプリンターも買い換える必要がありそうだ。
 それにつけても市井D.のレクチャーは完璧だった。この場を借りてお礼を言いたい。こうして無事、G4で日記を書き、自室から無線でネットに接続できるようになったのも、すべて彼のおかげである。

5月20日(火)

 ROCK KIDSのBBSは先週に引き続き恋愛ネタ。先週の「告白」という微笑ましいテーマとはうって変わって、今週は「浮気の境界線」という火曜ROCK KIDSらしい少々グロテスクな議題となった。どこまでを許し、どこからを許さないか。その基準は人によって驚くほどの差があり、「最終的に自分の所に帰って来るなら、他で何をしても構わない。自分が相手にとっての一番ならそれでいい」というおおらかな考え方の人もいれば、「他の異性と喋っただけでむかつく」と独占欲の強い意見もあった。ちなみにこの議題においては「バレなければいい」という答えは意味をなさない。バレてしまった時に、許せる範囲はどこまでかの問題なのである。
 これは結局のところ、「相手をどれだけ大切に思っているか」と「相手の自分に対する愛をどこまで信じているか」の二つが絡み合う問題。恋人や配偶者のいる人は、一度このテーマで話し合いをしてみるといいかもしれない。お互いの性格や自分への気持ちを確かめると同時に、どの程度火に近づいたら火傷するのかを知ることができるだろう。

5月19日(月)

 思い立ったが吉日。というには少々遅れたが、ヨドバシウメダでついにG4ノートを購入した。買う機種は決まっていたのだが、店頭でいろいろ比較してみるとどれも欲しい。最新のG4ノートよりも性能がよく、値段は4割近くも安いデスクトップも魅力的。大いに迷ったが、FM802に持っていって作業が出来ないのは辛いということを考慮し、結局当初の予定通りノート型に決めた。僕としては清水の舞台から飛び降りたぐらいの大投資といえる。さっそく持ち帰って箱を開いてみるものの、OS Xは長年のマックユーザーにとってもあまりにハードルが高いのだった。これまでどんなにOSが進化しても変わらなかったような根本的な操作の仕方が、大胆に変えられてしまっている。例えばコントロールパネルがない。これは例えて言うならば、車に乗り慣れている人が、新しい車を買ったら、アクセルもハンドルも見当たらない、という感じ。このままでは何も出来ないので、さっそく周りのマックユーザーに聞きまくっている。まああと1週間もすればある程度使いこなせるようになるのだろう。そう信じないとやってられない。
 それにしてももったいないのがこのiBookである。買ってからの2年間、僕としてはかなり大事に使ってきたつもりだ。一度も入院などしたことはないし、今も快調に動いている。出来ることならもっと長く、壊れるまで使いたいが、周りの進歩のスピードについて行けないのだ。周辺機器やネット環境、使いたいソフトなど、もうこのパソコンでは対応していない物が主流で、いよいよ仕事に支障が出てきている。古いパソコンを不便にしていくことで、買い換えを促すというのがパソコン業界の常識である。しかし、自社の製品を大切に使い続けているユーザーをあざ笑うように、自分たちが作った過去の製品の価値をわざと落として、パソコンなど消耗品と言わんばかりに新製品を売りつけようとするこの風潮には、どうしても理不尽なものを感じてしまう。

5月18日(日)

 番組後、なんばハッチへBUCK-TICKのライブを見に行った。久しぶりに見たがやっぱりステージに立つ櫻井敦司は非の打ち所がないかっこよさだ。すらっと痩身、長い脚、端正な顔立ち、そして安定した歌唱力。ステージ上では多くを喋らず決して笑わず、それでいてキャラを「作っている」という印象を決して与えない。流麗な動きで時に暴れ、時にクールに。何をしてもサマになる。彼も天性のエンタテイナーの一人といえるだろう。
 多くのライバルや後輩のバンド達が解散していく中で、B-Tだけは一度のメンバーチェンジもないまま、殆ど休む間もなく走り続けている。いや、時々のんびりと歩いたりもしているが、ともかく止まってはいない。かつてビジュアル系の種を撒いたバンドだから、当然偏見の対象になった時期もあったわけだが、ここまで長く続けたらもう誰も彼等を見下すことはできないだろう。全ロックファンからリスペクトされて当然の存在になった。
 彼等は今年、サマーソニックに出演する。世界を代表するロックバンドに混じってライブをするB-Tを、観客はどんな反応で迎えるのだろうか。

5月17日(土)

 新しくG4ノートを購入する決意は固まった。しかしiBookを新調してたったの2年で次のパソコンを購入することは、僕の守銭奴としてのポリシーに著しく反する行為である。僕自身に何らかの制裁措置を加え、けじめをつけなければ踏ん切りがつかない。そうして僕の節約願望は、ついに禁煙を決意させるに至ったのである。十数年間吸い続けたタバコを、僕はやめようとしている。
 とはいえ僕は元からあまり本数を多く吸う方ではない。一日10本かそこらだ。気がつけば半日ぐらい吸っていないこともあるくらいだったから、元来それほど好きな方ではないのだろう。「禁煙なんてしようと思えばいつでも出来る」と公言していた僕が今までやめずにいたのは、きっかけがなかったからだ。ようやく訪れたそのきっかけが、お金の節約というのも何だか情けない話だが。
 そんなわけで、今手元にあるタバコを吸い終えたらもうやめようと決めたのが木曜日。徐々に本数を減らしていく作戦で挑戦してみることにした。一昨日吸ったタバコが4本、昨日が3本、そして今日は朝からまだ2本しか吸っていない。さっき吸った2本目も、大してうまいと思わなかった。体内でニコチンを求める声が挙がっているのは聞こえるが、そんなものは1週間もすれば消え去るだろう。思っていたよりずっと楽にやめられそうで、少し拍子抜けしている。唯一の問題は、今のペースで吸い続けていると、完全にやめられるまでにあと1週間以上は吸えるだけの本数が残っていることか。

5月16日(金)

 去年の秋からBEAT SHUFFLEのレギュラーコーナーを担当しているムックが、この週の生ゲストとして登場。以前に番組で彼等が勝手に公約したとおり、僕は顔に化粧をして出演する羽目になった。番組前にムックの控え室にお邪魔し、達瑯くん自らの手を借りて、まずはファンデーションを大量に塗りたくる。続いて靴墨みたいな黒いクリームを目の周りと唇に。指で押し広げながら黒い部分を拡大させ、10分足らずで不気味なムック風メイクの出来上がり。
 メイクをしたことは過去にもあったが、ここまでおどろおどろしいのは初めてだ。すれ違う人がみんな僕の顔を見てぎょっとする。鏡に映った自分を見てもぞっとする。しかし番組が始まってみるとリスナーやスタジオ前に集まったムッカー達の反応は上々で、僕も何だか楽しくなってきた。あまりにも一般ピーポーな服装と髪型なのが悔やまれるところだ。
 僕がメイクをするのと交換で、YUKKEくんが僕のタンクトップを着て登場。僕自身も着るのをためらうような、肩の布が細い典型的なタンクトップで、サイズは当然レディース。その小ささを一目見て一気に落ち込むYUKKEくん。しかしいざ番組に登場した彼は、いつものニット帽にサングラス(それもさっきスタジオでNACK5からもらったやつ)、二の腕には達瑯くんのペンによるクロスのタトゥー風落書きがあり、パッと見た感じはイカした不良ミュージシャンそのもの。いるいるこういう人。似合いすぎて爆笑である。YUKKEくんにとってはやはり、自分のかわいいキャラが歪められていることにガマンがならないらしく、脇毛を見せることすら頑なに拒んだ。
 ラジオを聞いているだけの人、特にBEAT SHUFFLEやムックに興味のない人にとっては、何が何やらさっぱりわからない内輪ウケな放送になってしまったかもしれない。でもたまにはこんなくだらない放送も楽しいよなぁなどと思いながら、トイレで必死にメイクを落とす浅井であった。

5月15日(木)

 新しくブーツを一足購入した。
 Buffaloの厚底スニーカーを僕はすでに5足所有しており、さすがに打ち止めだと思っている。これ以上あっても置き場所に困るし、欲しいと思うようなデザインが殆ど残っていない。しかしNEW ROCKはまだ1足しか持っていなかった。NEW ROCKはスペインのブーツメーカーで、ワークブーツのところどころに金属を埋め込み、重く、いかつくしたようなデザインが特徴。アーティストにはこのブランドのファンが多いと聞くが、ロックな服装には確かによく似合う。そして僕がNEW ROCKを好む最大の理由はもちろん、底が分厚いから背が高くなれるということ。底だけ厚いBuffaloと違って全体が大きいので、露骨な厚底に見えないのがまたありがたい。
 NEW ROCKは日本に出回っている数がBuffaloと比較するとだいぶ少ないから、お店で新品を買えば当然高いし、ヤフオクでは品物自体が滅多に出品されない。今回はめずらしくサイズもちょうどいいのが出現したので、けっこう太っ腹な高値で入札。結果、定価の半額ぐらいで終了した。届いた品物は新品に近く、デザインにもかなり満足している。
 しかしNEW ROCKは数多くの問題もはらんでいる。とにかく重いので、たくさん歩く日には履いて出ない方が賢明。夏場でなくても、長時間外出をする日は避けないと足がむれてかなわない。そしてBuffaloよりもごついのだから当然、置き場所にはもっと困る。自分の部屋に下駄箱を置く日は遠くない。

5月14日(水)

 昼間にFM802で写真撮影があった。タイムテーブルやホームページに掲載する時のために、各DJの写真をプロのカメラマンに撮ってもらうというもので、802では2年に一度ぐらい行われる恒例行事みたいなものだ。今までに幾度となく書いてきたとおり、僕は写真を撮られるのが大の苦手で(得意という人はどれほどいるのだろうか)、今日もカメラマンの待つスタジオ代わりの会議室へ入るのが憂鬱で仕方なかった。今の僕の髪は中途半端に伸びていて、今日みたいな雨の日はくせ毛が暴れるのを止められない。
 カメラマンさんはとても優しくて、上手に僕の気分を和らげてくれるのだけど、やっぱり最後まで楽しくはなかった。出来上がった写真は、ビジュアル系よろしく各DJ自らがポジチェックを入れることになっている。写真に写った自分の顔を見るのがまた憂鬱だ。

5月13日(火)

 ROCK KIDS 802終了後、大阪城ホールへゆずのライブを見に行った。今年の体育館ツアーの追加公演である。
 ストリートから出世を遂げたアーティストらしく、観客を「楽しませる」ことを第一に考えているようだ。盛り上げ方にわざとらしさや照れがない。本編の途中で、ちょっと複雑な振り付けを観客にレクチャーするコーナーがあるのだが、この踊りというのが「全員参加」。踊っていない人間を発見した場合は、コンサートが強制終了になるという。もちろんそれは冗談だが、本当に、見渡す限り全員が踊っているのだ。このコーナーが始まった時、キョードー大阪の人が僕達の席に来て、「ちゃんと踊ってくださいね!私たちも踊るんですから」と釘を差して行った。彼女の言うとおり、入り口付近に立っている案内係の女性達や、仏頂面で仁王立ちしている警備員、さらにはステージの後ろ、観客からは見えないところにいる大勢のスタッフまでが、みんなで恥ずかしい踊りを踊っている。ここまでやればあっぱれだ。さすがゆず。会場にいた1万人の中で踊っていなかったのは、僕と隣に座っていた古川Dぐらいのものだろう。タイミングを逸した。ごめんゆず。
 男性客が予想以上に多いのが印象に残った。考えてみればゆずも、大ブレイクしてからもう5年になろうとしている。当時中学生だったゆずっこの女の子ももうじき成人する計算だ。そういう子が彼氏を連れて来ることもあるだろうし、ストリートで歌っているミュージシャン志望のギターキッズが、まず最初に憧れるのはこの二人なのかもしれない。
 アイドルの人気は長く続かないものだ。ゆずがこれだけの動員を5年間も維持し、かつてのアイドル的なイメージを完全に払拭できたのは、質の高い楽曲を送り出し続けたことの成果に他ならない。

5月12日(月)

 勇ましくAirMacセットを購入してきたが、悲しいことに僕の使用しているOS9ではまともに機能しないことが発覚。何とかならないものかとあれこれ試したら、奇跡的にネットに繋がった。ラッキーと一度は喜んだものの、夜になって再び繋ごうと思ったら今度は全くアクセスできない。かれこれ20回ぐらい再起動しているが、もう本当に無理なようである。あれは本当に奇跡だったのか。OSをXに変えれば済む話なのだが、僕のiBookでOS Xを使おうとすると極めて調子が悪くなることを僕は過去の経験から知っている。
 このiBookは購入して2年になるが、随所にガタがきている。CD-Rをはじめとする周辺機器とも相性がよろしくなく、CDを焼いても音が悪くて使い物にならない(それはパソコンのせいじゃないと思うが)。はっきり言って商売道具としてまともに機能していない現状。というわけでこれを機に買い換えを検討している。しかし先立つものはない。

5月11日(日)

 この日は朝からあいにくの雨。OSAKAN HOT 100終了後、大阪城野外音楽堂で開催されていたSWEET LOVE SHOWERを見に行ってみた。僕がさっきローソンで買ったのと同じような雨がっぱを着て、たくさんのお客さんが雨の中でライブを見ている。僕が会場に到着した時、演奏していたのはサウンドスケジュール。彼等のライブを見るのは本当に久しぶりのことだ。こうした大きな会場でのライブにすっかり慣れている彼等は、特に気負いも感じさせずのびのびとライブを楽しんでいた。観客の雰囲気がアイドルのそれに近いのが多少気になるが、大阪でのこの人気をステップに、早いとこ全国的にブレイクしてほしい。
 それにしても、まだ案外肌寒いこの時季に、雨に打たれながら見るライブは気分のいいものではないと思った。

5月10日(土)

 OSAKAN HOT 100のスタッフが集まって、僕の新居の近くでバーベキューをした。朝から気持ちのいい陽気だったが、天気予報では午後から曇りということになっていた。バーベキューのスタートは2時。テントやらテーブルやらイスやらは完璧にセッティングされ、いい雰囲気で始まったはいいが、炭になかなか火がつかないものだから、肝心の肉がいっこうに焼けない。ジュージューとまともに焼けるだけの火力が得られたのは3時間近くも経ってからで、その頃には空もすっかり曇ってしまい、みんな寒い寒いと言い出す始末。そうか。バーベキューの火というのは、始める何時間も前から用意しなければならないものだったのか。これはいい勉強になった。
 もうみんなうんざりしているのかと思ったら、みんな口を揃えて「近いうちにまたバーベキューをやって、リベンジしよう」とか言っている。意味するところは炭に対するリベンジである。空腹に耐えながら必死に火をおこすあの作業、実はみんな案外楽しんでいたようである。

5月9日(金)

 BEAT SHUFFLE終了後、東京駅から夜行バスで大阪へ。実はバスで帰るのは2回目だ。前回は隣の人の足の臭いがきつくて途中で吐き気をもよおしたが今回はそういう苦痛もなく、しかも車両自体も今回の方がずっと快適だった。座席のリクライニングもかなりゆったり。前の席の下には足を入れるスペースもあり、無理のない体勢で寝ることができる。耳はウォークマンで、目はアイマスクで塞いでしまうから、完全に自分の世界。もちろん熟睡と呼ぶには程遠い、浅い眠りではあったが、寝台列車の半額であることを思えば大満足。混雑するのもうなずける。
 ところで夜バスといえばバンギャル。明らかにビジュアル系ファンとおぼしき服装の若い女性がたくさんいたりするかも、と思っていたが、そんなことは別になかった。しかし乗り場では何とFM802でミキサーをしている女性と遭遇。聞けば彼女、この日武道館で行われたGacktのライブを見に行っていたらしい。そう言われてみればGacktファンっぽい女性は少なくない。
 女性があの密室に8時間閉じこめられるのは、男性よりもずっと苦痛だろうなと想像できる。隣にいびきをかくオヤジでも来たらたまったものではなかろう。そんな思いをしてでもライブにはどうしても行きたいと思うのが彼女たちだ。バンギャルのパワーは僕の理解できる範囲を超えている。

5月8日(木)

 夢の常時接続になったはいいが、何だかんだでネットに繋ぐのは深夜ばかりである。自室でネットができるようになったら、長年続いた夜型生活も少しは改善されるだろうか。全室に電話線を引こうと思っていたのだが、「Air Macにした方が絶対にいい」と強く勧められたので、近いうちにさっそく買いに行く予定だ。正直なところ安くはない買い物になりそう。パソコンやインターネットには極力金を使わずにここまできたが、これぐらいの投資は我慢するべきかもしれない。

5月7日(水)

 ついに僕の家もADSLでインターネットに繋げられるようになった。初めてネットに繋いだのは今から6年前。ブロードバンドが主流になっていく中で、これだけヘビーなネットユーザーであるこの僕が、6年間ずっとテレホーダイ生活に甘んじてきたのは、住んでいたマンションが光ファイバーもADSLもケーブルテレビもNGという、信じ難いほど不運な環境だったためである。夜の11時になるまでにメールを書き溜めて、11時の時報を待って繋ぎ、書いたメールを一斉に送信する。そういう生活を、僕は6年続けた。それでも僕はネットを愛し続けた。誰か褒めてくれ。
 というわけでようやくNTTが工事をしてくれたらしく、我が家も無事にブロードバンダーの仲間入り。正直に言えば思ったほど速くもないのだが、いちいちピーヒョロロを聞かなくて済むだけでも夢のよう。重すぎて頻繁に見に行く気になれなかったサイトも気軽にサーフできる。
 しかし実はまだ全然完璧ではなくて、電話の配線がダイニングにしか来ていない。つまり自室にはモジュラージャックがないから、部屋でネットができない状態。室内の配線工事はまた後日来てくれるはずで、それまではこうして、いちいちダイニングまでiBookを運んでネットに繋いでいる。まだ先は長い。

5月6日(火)

 ROCK KIDS 802の放送中、スタジオにDJの小嶋晶子嬢が遊びに来ていた。FM802はみんな仲が良いから、スタッフやDJが他の番組のスタジオでくつろぐという光景がめずらしくない。しかし僕の場合、「近寄り難い雰囲気を醸し出している」(ADさわ談)から、部外者がスタジオに入ってくることはあまりないのだ。小嶋が僕の番組を見に来たのは、他の曜日のROCK KIDSを覗いてみたかったからだろう。彼女はこの春から、ROCK KIDS 802で木曜日のDJを担当している。
 彼女は802の女性DJ陣の中でもひときわ「いじられやすい」キャラの持ち主で、太っているだの食べ過ぎだの体格が丸いだのと言われて愛のこもったイジメの対象になっている。内心で傷つきながらも自分をネタにして笑いをとる、けなげな彼女に心を打たれ、時として僕もそのイジメに加わることがある。しかし何を隠そう、僕が今のFM802の女性DJの中で、リスナーとして一番好きなのは彼女。微かに声優っぽい声質で、滑舌がきれいで、アホっぽさと知的さが同居した喋りをする。こういうバランスのとれた女性DJはなかなかいない。
 彼女は僕と比べればキャリアはかなり浅い。うかうかしていると、こういう有能な後輩にどんどん追いつかれ、そしていつか蹴落とされていくのだろう。応援したいけど、これ以上上手くなられても困る。シビアな世界だ。

5月5日(月)

 ゴールデンウィーク最後の一日。今日も呆れるほどの快晴だった。近所の人工海浜でちゃぷちゃぷ水遊びなどしているとまるで真夏のよう。すでに真っ赤になっている両腕の皮膚はさらに悪化した。
 ここのところ、阪神タイガースがやたらに強い。強すぎる。この間まで阪神と首位を争っていた中日は、いつの間にか貯金をすべて吐き出した。スター選手ばかりをかき集めて毎年優勝候補の筆頭に挙げられる巨人は、肝心の主力が故障だらけときている。先日は9回裏2死から6点差を追いついて引き分けに持ち込み、大喜びしていたようだが、その後が3タテでは何の意味もないだろうに。とにかく今年の阪神の強さはどうやら本物だ。派手なスター選手がいるわけではないが手堅い野球をしている感じ。どの選手もいい目をしている。
 何度も書いているが、甲子園球場ではタイガースの試合前に僕の声が流れている。その僕がまだ一度も甲子園でタイガース戦を見たことがないというのはちょっとマズい事態だ。近いうちに行きたい。先にはっぴとメガホンを買っておこう。

5月4日(日)

 OSAKAN HOT 100でaikoちゃんからのコメントをオンエア。実はこのコメント、火曜日の夕方に802で収録していたもので、僕がROCK KIDS 802を放送している隣のスタジオに彼女は来ていた。ならばROCK KIDSにも出ればいいじゃないかという話だが、大人の事情もいろいろあってゲスト出演の話は叶わなかったのである。スタジオの前を通るとき、奥のブースで座っている僕に向かってaikoちゃんはぴょんぴょん飛び跳ねながら手を振ってくれた。彼女は日本で最も人なつこい大物アーティストではなかろうか。
 収録されたそのコメントを流して、その直後に「蝶々結び」が流れ始め、イントロの26秒で僕が曲を紹介するという段取り。そのコメントを何となく聞きながら、どんなふうに26秒間喋るかを考えるわけだけど、コメントの最後の方になって、「これから浅井さんがDJ人生のすべてをかけて、この曲のイントロで紹介してくれます。皆さんよく聞いていてくださいよ!それでは浅井さん、どうぞ!」とか言い出すaikoちゃん。そんなことを言われたら適当にアドリブで返さないわけにはいかない。さっきまで考えていた26秒間の喋りは突如大幅な変更を余儀なくされ、しかも絶対にミスの許されない緊迫したシチュエーションに追い込まれた。1秒ほどイントロが余ったが(僕としては不本意)、危機一髪、DJとしてのプライドはまあ一応守られた。喋りの達者なアーティストは実に手ごわい。

5月3日(土)

 去年から「FUNKY MARKET」という名前になった、ゴールデンウィーク恒例、FM802のフリーマーケット。一昨年まで僕はROCK VISION 802のブースを運営し、場内で異様な盛り上がりを見せつけるマニアックな存在として名を馳せていたのだが、それはもう過去の話だ。ROCK VISION 802が終わってしまった今、あの頃と同じことをするのは現実として無理だし、かといって人様に売りたいと思うような物が我が家には見当たらず、考えた末に今年は一切何も売らないことに決めた。唯一売ったのは、DJチャリティーオークションに出品した、昔のインラインスケートぐらいである。僕はROCK KIDS 802のブースで店番をしながら、ふらっと散歩がてら他のブースを見て回り、欲しい物はばんばん買った。ROCK VISION時代はトイレに行く暇もタバコを吸う暇もないような状態で丸一日過ごしていたから、こういう余裕のあるフリマは何だか新鮮。客寄せのしすぎで声を枯らすこともなかった。嬉しくてずいぶんたくさん買い込んでしまい、持ち帰るのが大変だった。でもやっぱり、売る物が一つもないというのは少々寂しいとも思う。来年はもう少し気合いを入れて臨もう。
 今年は僕が今までに経験したこのイベントの中で一番天気に恵まれた。というより恵まれすぎだ。ブースで店番をしている間、ずっと北の方向を向きっぱなしだったので、左腕の外側だけが紫外線の集中攻撃を受け、帰る頃には痛々しいほど真っ赤に灼けてしまった。このイベントに出るといつも、「5月ってこんなに暑いんだっけ?」と思うのだ。

5月2日(金)

 BEAT SHUFFLEが公開生放送になって1ヶ月。ゲストが帰った後の8時台、スタジオの周囲から一気に人がいなくなるのはいつものことだが、今週はいつもよりさらに人が少なかった。アルシェのスタジオで放送している番組はもちろんBEAT SHUFFLEの他にもたくさんあって、他の番組ではリスナーが一人も見ていない中で放送することもめずらしくないという。僕がかつてTOKYO FMで担当していた番組も、サテライトスタジオなのに、リスナーが放送の様子を見に来ることは殆どなかった。ゲストがいなければ、ラジオの公開生放送なんてたいがいそんなものなのだ。とはいえ、わざわざ人前でやっているというのに、誰も注目してくれないという状況はやはり幾分切ない。
 番組が終わって荷物を片づけた後、僕は表に出て、最後まで見てくれていたリスナーの人と話をするのを楽しみにしている。しかし僕が外に出る頃にはすでにみんな帰ってしまっていて、しょんぼりしながらまたスタジオに戻ったりすることも少なくない。観覧整理券なんて、ゲストが帰った後には必要ないのになぁ。

5月1日(木)

 明日の帰りの寝台を予約しようとしたら、すでに満席と言われた。寝台銀河号は、平日なんか下手すりゃ一車両に一人、僕の利用する金曜でも、半分ぐらいしか埋まらない赤字列車だ。その銀河でさえ満席だというのだからすごい。僕はゴールデンウィークを甘く見ていた。慌てて浦和のホテルで宿泊を予約し、朝早くの新幹線を予約することに。こちらももちろん満席だらけだったが、何とかのぞみのグリーンが空いていた。ゴールデンウィークの移動の予約を前日に取ろうとした僕が愚かだった。何とも痛い出費である。