
Diary(03.09.) 9月30日(火)
Roxiteの引っ越しは完了した。HP上のデータをすべて送信し直す作業は思った以上に面倒だったが、掲示板の類をすべてroxite.comの中に置けたことはありがたいし、一気に軽くなったのが嬉しい。以前のサーバ上には、アップロードしたまま削除していなかった昔のコンテンツがいろいろあって、開いてみたらどれもとても懐かしかった。昔はRoxiteでいろんなことをしていたんだなぁ。
メールアカウントも作り放題になった。総容量さえオーバーしなければ、「○○@roxite.com」というアドレスをいくらでも設定できるということ。何だか得をした気分にはなったが、そもそも「roxite.com」というドメイン名のメールアドレスは僕以外の誰一人として使っていないのだから、アカウントだけを変えても使い分けようがない。別々に送受信できるようになっただけで、届くのはすべて同じパソコンである。
今度のホスティング業者はWADAXという会社なのだが、24時間態勢でサーバを管理しているらしい。問い合わせのメールを夜中の1時に送ったら、5分で返信が来た。サーバがダウンして半日もアクセス不能になるとか、いつのまにか倒産しているとか、そういう事態は起きないと信じたい。9月29日(月)
だいぶ涼しくなってきたところで、今日はUSJに遊びに行った。平日に休める人間の特権は、出かけた際に混雑を避けられることだと思うが、この日のUSJの混み方は休日のそれとあまり変わらなかった。駐車場は第1も第2も満車で、辺鄙なところに位置する第3駐車場とやらしか空いていない状況。それがわかった時点で、今日は引き返そうかと考えるほどブルーな気分になった。それでもせっかくだからと入場すれば、アトラクションはどれも120分近い待ち時間。ここ半年ほど、フレンドパスとかいう格安のフリーパスが販売されていたため、近所の公園に遊びに行く感覚で訪れる主婦と子供の組み合わせが非常に多いのだろう。加えて今日は、運動会の振替休日になっている学校が多いのだ。
僕は並ぶことが人並みに嫌いだ。そもそも好んで並びたがる人などこの世にいないと思う。120分間もただ棒立ちの状態でひたすら順番を待つという苦痛に耐えても、乗ってしまえば5分足らずで終わってしまうアトラクションだとわかっているのに、その行列の最後尾におとなしく並ぶ人が後を絶たないのは、そうせざるを得ない事情がそれぞれにあるからだろう。「ここへ来たからにはどうしてもこれだけは乗りたい」とか、「フリーパスだから今日はこれだけ乗って帰ろう」とか。しかし僕にはそういう事情が思いつかなかった。どう考えても、ETに「バイバイ、ヒロアキ」と言ってもらうことに、ただまんじりともせずに2時間を立ったままで過ごすだけの価値を見いだせない。時間の無駄遣いをしたくない。かといってこのまま何にも乗らずに帰ったのでは、もっと無駄遣いになってしまう。そこで僕が今回購入したのが、エクスプレス・パス・ブックレットというもの。早乗り回数券だ。
人気アトラクション6つに、殆ど並ばずに乗れるというもので、値段は3600円。はっきり言ってこれはとても高い。しかし守銭奴浅井が断言する。これは相応の価値があると思う。
朝から晩までの間に、1時間以上並ぶアトラクションを3つほど楽しんで、あとは適当にショーとかも見て、へとへとになって帰る、という楽しみ方をする人が大半だと思う。メインのアトラクションに3つ乗ったぐらいで、普通は満足できない。だからまた来る。フリーパスがあるからといってそれを何度も繰り返して元を取ろうとする。安いフリーパスは、USJが入場客数を回復させるために打った作戦で、これは完全に奏効していると言っていいだろう。そして入場客の殆どは、パーク内にいる時間の半分以上を、並んで過ごしているのだ。
何度も足を運んで、そのたびに何時間も並ぶ、という行為に、僕は非常に大きな時間の浪費を感じる。人気アトラクションを一日ですべて楽しむことができたら、USJに行くのは1年に1度で充分だ。今日、僕は午後に入場して、ジュラシックパーク、ET、T2、バック・トゥ・ザ・フューチャー、バックドラフト、そしてスヌーピータウンのジェットコースターという7つのアトラクションを楽しんだ。もちろん合間に食事や休憩もとった。これが早乗り回数券の威力。まさに満喫した。
だいたい僕は年間パスというシステムに対してわりと冷ややかだ。そんなものを買ったら、テーマパークの「ありがたみ」はどんどん減少する。元を取るために、「そろそろまた行かなくちゃ」みたいな気持ちになってしまいそう。もちろんUSJだって何度行っても飽きない立派なテーマパークだし、1年中好きな時に行けたらどんなに素敵だろうとも思うが、年に一度だけ行くぐらいの存在である方が、中に入れた時の喜びも大きい。テーマパークというのは、行きたくてもそう簡単には行けない、行くからにはそれなりの時間とお金を費やさなくてはならない場所であるべきだ。少なくとも、近所の公園と同じ気軽さ、身近さでは行き過ぎだと思う。
年間パスを買って何度も通うよりも、1年に1度、エクスプレスでたっぷり満喫する。僕としてはこれを薦めたい。9月28日(日)
今日は大したネタもないので、常日頃から声を大にして言いたかった青年の主張を日記に書こう。車を運転する立場にいると、原付と呼ばれるミニバイクは、概してものすごく邪魔な存在だ、ということ。
たとえば片道2車線の道路の外側、つまり左側を車で走っているとする。左前の辺りをのろのろとミニバイクが走っている。車の流れがつかえるので、車はそのミニバイクを追い越す。ミニバイクは車道の端っこを走っているから、それを追い越そうとすれば車は少しだけ右の車線にはみ出てしまう。だから左側のバイクと、右隣の車線を走る車、両方に神経を払う必要がある。そうやってようやくバイクを追い越して、数百メートルも走ると赤信号で停止。するとさっき追い越したバイクが車の脇を通って先頭に出て来る。やがて青になるとミニバイクは真っ先に飛び出していくが、いかんせんスピードが遅いので、車としては再び追い越すほかない。こうして、一台のミニバイクを、何度も何度も追い越す羽目になる。ミニバイクはどのみちすぐに抜かれるのだから、信号のたびに前へ出てくることには、ほとんど意味がない。追い越す側の煩わしさなどつゆほども気にせずに、ミニバイクは当然のような顔で赤信号を待つ車の横を通り抜ける。うざったいことこの上なし。僕はそれほど荒っぽい運転をする方ではないと思うけど、あれだけは本当にイライラする。9月27日(土)
今さらながら、映画「ゲロッパ!」を拝見。シネリーブルで先月末に公開が始まったから、おそらくもう一般劇場での上映期間は終了しているだろう。DJが取材を兼ねて見るタイミングとしてはほとんど意味をなしていないが、ともあれずっと見たかった映画をようやく見ることができたのである。すこぶる評判のいい映画だったのでそれなりの期待を抱いて見たのだが、その期待を上回る素晴らしい映画だった。
明るくて、おもしろくて、かわいくて、バカバカしくて、しかもけっこうホロっときちゃう。実力派で固めた俳優陣がとにかくいい演技をしている。特にやっぱり主役の西田敏行が秀逸。怒るとそこそこ迫力のあるヤクザの親分なのに、人の良さが滲み出てしまう感じが絶妙だった。肝心のストーリーがまたなかなかよく出来ていて、ハリウッド並みに強引かつ非現実的なハッピーエンドも含めて、実に痛快でさわやかな映画だ。
この映画を英語に吹き替えたところで、外国の人におもしろさは理解できないかもしれない。海外で通用する日本映画こそ一流、という見方が一般的かもしれないが、日本人だけを楽しませるために作られた娯楽作にも一流と呼べるものはある。まだこの映画を見ていない人は、ビデオレンタルの開始を待たれたし。
亡き妻の遺影と再会を果たした親分が、感動のあまり半泣きになりながら、受話器の向こうのチンピラと喧嘩をするシーンが最高に好き。9月26日(金)
Custom Cultureのサンプルセールで、秋冬物の新作を大量購入した。ノースリーブを着回せば済む夏場と違って、冬は着る服を慎重に選ぶ必要があるが、ここのブランドの服を買う時に慎重になってなどいられない。逆に欲しい服ばかりで目移りがしてしまう。よく考えてみると同じようなものをすでに持っていたりするし、やはりメンズの服は総じてサイズがピッタリとは合わないのが残念なところ。それでも定価にして12万円を越える量の服を買ってしまった。問題は、これらの洋服をしまうスペースがもうないことだ。さて、どの服を捨てようか…。
9月25日(木)
8月から2ヶ月間、休暇中の山添まりさんの代わりに毎週木曜のPRIME HITS 802でDJを務めてきた。この日は僕がその代打を担当する最後の番組だった。以前にも書いたことと少し重複するが、この番組でDJをした2ヶ月で、自分のラジオとか音楽に対する情熱を再確認できた気がする。リクエストに応える形でヒット曲ばかりをかけるROCK KIDS 802と、チャートにしたがって選曲していくOSAKAN HOT 100の2番組しか担当していない僕にとって、こういうオーソドックスなワイド番組は実に新鮮だった。リスナーに聞いて欲しいと思う楽曲を自由に選び、自由に紹介できることの喜びを、存分に味わうことができた。そんなPRIME HITS 802で、今夜のラストに選んだのが、hideの「HURRY GO ROUND」だった。そういえば、この2ヶ月でhideを1曲もかけていないことを思い出したから。bbsにたくさんの反応があったことはとても嬉しかった。
9月24日(水)
台風はとっくにいなくなって、大阪の降水確率は40%と聞いていたのに、午後はずっと土砂降り。5分も歩いていないのに、靴の中までぐっしょり濡れてしまった。
さて、Roxiteをいつも見てくれている皆様には今のところ直接関係のないことなのだが、このHPでサーバを借りている業者が倒産したらしい。毎月始めに料金の振り込みを促すメールが届くのだが、振り込んだ記憶がなくても特に督促が来ないという、非常にアバウトな会社だった。要するにユーザーの入金を確認する作業さえまともにできないような状態が続いていた、ということらしい。そんな会社が長く続くはずもない。先日、「当社は倒産したので、早いとこ他社に乗り替えないと、近日中におたくのHPはアクセスできなくなるぞ」という内容のメールが届いた。この「近日中」という表現が時限爆弾のようで怖い。Roxiteにアクセスできないということは、roxite.comのメールアドレスも一時的に死ぬ、ということを意味する。慌てて他社のサーバと契約したが、まだネームサーバの通知が来ないので、データの移動ができていない。
アクセスカウンターとかも全部、やり直しになるのかと思うと今からうんざりである。9月23日(火)
もとから毎週月曜日が休みの人間にとってははた迷惑な存在でしかない、ハッピーマンデーとかいうおめでたいシステムが施行されてからというもの、ROCK KIDS 802がホリデイ・スペシャルのためにお休みになる、ということは年に一度か二度の稀な幸運だ。というわけで秋分の日の今日は朝から遠くへ出かけてホッケー三昧。何だか土曜か日曜と勘違いしてしまいそうだ。
ところで、以前にもここで紹介した、Panasonicから発売される新しいデジカメ、D-snapのページがFM802サイトの中に出来ている。いよいよ公開されたらしい。FLOWER AFTERNOONの女性DJ2人と、ROCK KIDS 802の4人、そしてSONIC STYLEのMARK'E氏の、合計7人のDJを「D-SNAPPERS」と呼び、チャーリーズ・エンジェルみたいにエージェントとなってミッションをこなす、という設定。11月ぐらいまでの期間限定企画である。ちなみに僕はエージェントシルバーに任命された。最終週までの間にこのD-SNAPを、オリジナリティーあふれるケースやストラップ、シールや塗装などで、カスタマイズするようにと言われている、携帯電話よりは薄くて小さいが、折りたたんだ携帯よりは少し長い。これをどんなふうに自分らしく改造(見た目だけね)するか、早くも今からあれこれ考えている。9月22日(月)
先週は、「あ!免許の更新を忘れてた!誕生日過ぎちゃった!」と焦った僕だったが、運転免許の更新は誕生日の前後1ヶ月間はいつでも出来るようになっているのだった。しかもその1ヶ月後をすぎても、半年間は免許が失効することはないらしい。人によっては更新のたびにギリギリ、ということもあるようだが、あんまり先延ばしにすると忘れてしまいそうなので、今日行ってきた。引っ越してから初めての免許更新になるわけだが、兵庫県は大阪と違って最寄りの警察署で更新ができない。伊丹の更新センターに着くと、とんでもない行列ができていて、更新書類の提出だけで30分待たされた。平日でこんな状態では、日曜日なんてどうなってしまうんだろうと思わずにはいられない。運転免許をもつ兵庫県のうち、中部から東部に住んでいる人は全員、3年か5年に一度はここを訪れることになるわけで、それを考えればこの混雑も頷ける。人が多いぶん、流れ作業が整っていて、視力検査が終わって写真を撮ったら教室に通された。講習はいくつもの教室で同時進行しており、順番に座らせていって席がある程度埋まったらビデオを流し始める、といった具合。USJのアトラクションみたいだと思った。この日は休日の谷間ということも影響してか、いつもの平日よりもはるかに人が多かったらしく、「後がつかえている」という理由で講習もけっこう短めだった。それにしても、更新のたびに受けるこの講習というのは不思議なものだ。何かを学びたいという意思がまるで感じられないような大人が、年齢性別問わずいろいろ集まって、大学の授業みたいな堅い話を聞かされる。背広姿のおっさんが、居眠りや携帯電話使用で注意されている光景って、なかなか見ないと思う。更新は何とか午前中に終わらせることができた。早起きをした甲斐があった。
9月21日(日)
昨夜は明け方に帰宅した僕だが、運転があるのでもちろんアルコールは口にしなかった。しかし、ほとんど泥酔に近い状態の数名を自宅まで送ったため、家を出ようとプリウスのドアを開けたら、かなりのアセトアルデヒド臭が充満していた。802に着けば、スタッフはみんな若干グロッキー。802は、生放送番組の比率が、多分全国で一番高い放送局だ。常に誰かがスタジオで番組を作っている。だからみんなで飲んで盛り上がった後は、誰かがこうして犠牲になる。僕の咽喉にもさすがに疲れが出ていて、前半は思うように声が出なかった。しかしこういう時にこそ集中し、リスナーに不調を悟らせない番組をできてこそプロだわ、などとかっこつけたことを考え、今日も頑張った。緊張感を維持しないと、眠くなりそうだったから。
ちなみにこの日、グロッキーだったディレクター2名は、番組終了後に大阪ドームで野球をしたらしい。前々から決まっていたスケジュールだから、めんどくさいとかだるいという理由で欠席するわけにもいかなかったのだ。果たしてあんな状態の彼らがまともな働きを見せたのかどうか、非常に不安だ。僕はというとその野球には参加しなかったが、番組後は寝不足の頭を抱えて、締め切りのすぎたZy.の原稿をせっせと書いていた。9月20日(土)
ROCK VISIONでずっとディレクターを担当していた内藤氏がこのほど結婚し、そのパーティーが開かれた。僕は自ら立候補して、加藤美樹女史とともにその司会を務めた。そしてパーティーの企画制作は、FM802の事業部や番組の現場スタッフ達が行った。司会も裏方も、いわばプロフェッショナル。会場内に4つほどモニターを設置し、高砂の様子はカメラで生中継。進行表や台本もかなり本格的なものだった。しかし、普段の仕事でも多忙を極めるスタッフがたったの3人で、アシスタントも使わずにこれだけのイベントを仕切ろうという考えにそもそも無理があった。台本のコピーが司会者の分しかなかったり、ポラロイドのフィルムがなかったり、といったミス続出で慌てふためく幹事達。最大の失敗は、乾杯をしたら新郎新婦のテーブルにグラスがなかったことだ。式場であんな事態が起きたら、担当者はクビだろう。いつもアシスタントやアルバイトの人間をあごで使う彼らが、始終汗をかきながらテンパっている光景はかなり笑えるものがあった。
大笑いしながらの3次会は3時まで続き、帰宅したのは朝の4時だった。9月19日(金)
ここ数日、朝晩の気温が急に低くなってきた。最近は出かける時にちゃんと長袖を着ていくようにしている。しかし関西は、気温が下がっているとは思えないほどの熱気が続いている。タイガース優勝の興奮がまるで冷めないせいだ。街を歩けば、あの虎のマークを最低でも30回は見る。
優勝記念グッズはいろいろあるが、僕が唯一購入したのは、記者会見とビールかけの際に星野監督や選手達が着ていた黒いTシャツだ。そしてもう一つ、TU-KAさんからいただいた自慢の一品がある。TK31専用に作られたタイガースシールは2ヶ月ほど前にすでにいただいていたが、新たに優勝記念デザインのものが製作されたのだ。しかも今度はストラップつき。このシールを貼ったTK31のミニチュアがクリップとなってぶら下がっていて、ストラップ部分には「2003 LIMITED」の文字。さっそくシールを貼り替えて、ストラップもつけてみた。ちなみにミニメガホンのストラップは以前からついていたもの。これ、今一番のお気に入りグッズである。9月18日(木)
昨日書き忘れたこと。デジネバ収録後、スタッフみんなで飲みに行った。異様に早い忘年会を毎年11月に開催するデジネバチームだが、この日はめずらしく特に名目のない飲み会。先週、助手の吉井くんが「笑笑の冷や奴を食べてから、豆腐嫌いを克服できた」という話をしたことが発端で、ならばみんなでその笑笑へ行ってみようということになったのである。そんな話はすっかり忘れていたが、敏腕なスタッフはしっかり店を予約していた。
この歳になると、若者向けの居酒屋で飲む回数はさすがに減る。笑笑(わらわら)というこの居酒屋も初めて訪れた。居酒屋のいいところは、とにかくメニューが豊富で、どれもまあまあおいしいという点。ただし、僕はあの騒々しさが苦手だ。同じテーブルに座っている人との会話が聞き取れない。そんなうるさい場で何時間も過ごしたら、喉を痛めるだろう。僕が居酒屋に行かないのにはそういう理由もある。タイガースの優勝記念で生ビールが1杯100円というこの日の笑笑は、しかし妙に空いていて、実に快適。やっぱり居酒屋の料理は好きだ。僕は、鶏の唐揚げ、揚げ出し豆腐、ほっけ、牛タンの塩焼きなどが好き。ちなみに、吉井くんが絶賛した笑笑の冷や奴は、確かにかなり美味しかったけど、他のスタッフからはさして高い評価を得られなかったようだ。9月17日(水)
この日収録したデジネバのゲストに、スキマスイッチが登場。今日発売になった彼らのファーストアルバム「君の話」は、僕が現在最も好きな1枚である。久々に大絶賛してしまおう。
FM802でヘビーローテーションに選ばれたシングルの「view」は、女に振られた男が、その恋に別れを告げるために思い出の海を一人でドライブし、やっぱり忘れることを放棄して未練をぶつけようと決意する、という曲だった。この曲の、「あの日から初めて来る 伊豆じゃなく焼津の海」という歌詞で、僕はスキマスイッチに惚れた。聞けば偶然の産物というが、語呂の良さだけで片づけられない、芸術品のような深い詞だと僕は思った。リゾート地の伊豆ではなく、漁港の焼津でデートをしていたカップル。たった1行の歌詞で、二人がどんな付き合いをしていたのかおぼろげに想像が出来るというものだ。
そんな彼らのファーストアルバムは6曲入り。僕の想像をはるかに超えて、素晴らしい曲ばかりのアルバムだった。ちょっと悪態をついて最後にオチがくる、1曲目の「君の話」は「view」に少し近い路線だが、その後から一気にスキマスイッチの世界に引き込まれた。僕が高く評価する邦楽は例外なく歌詞がいい。スキマスイッチの歌詞は、リアルで身近な内容で、リズムやメロディーにバランスよくマッチしていて、それでいて不自然な日本語が一切ない。複雑なテンポや展開の連続で、日本語詞を乗せるのはそれだけでも苦労しそうだが、うまく練り上げられた言葉で組み立てられ、1曲を通してのテーマが明確に貫かれている。今作で特に気に入ったフレーズは、「君のこと全部」に出てきた、「一応神様に伝えてあるんだ これからの君の 幸せのことなんかを」と「なんか無性に 部屋の物すべて 何もかも捨てたくなってきたな」の二つ。ヤケになる寸前のところで、別れた女を懸命に忘れようとする、そんな男の感情を見事に表現していると思う。メロ先でこの歌詞は普通作れない。
僕は二人に今日初めて会ったのだが、予想通り礼儀正しく面白い好青年達だった。会うなり、「2曲目の、1回目と2回目のサビの最後の音符が半音ズレてるのはどういう意図?」みたいなマニアックな質問を矢継ぎ早にぶつけてくる僕に、彼らがどういう印象を抱いたかは不明だが。番組で使われるのはせいぜい3分だろうが、そんな時間調整など編集に任せればいいやと10分近くも喋りまくった。
しばらくはこのアルバムを聞き込みたいところだが、来週発売されるゲントウキの「いつものように」を僕はまだ聞いていない。このバンドもさりげに歌詞は文芸の域なんだな。9月16日(火)
この秋、PanasonicからD-snapというデジカメが発売される。二つ折り携帯電話を開いた状態よりも薄く、大きさは二つ折り携帯電話を折りたたんだ状態とほぼ同じ、という世界最薄のオシャレなカメラだ。もちろん動画も撮影できるし、ヘッドホンステレオとして音楽を再生させることも可能。この新型デジカメの広告に、802のDJ7人が大々的にフィーチャーされることになっている。実に幸運なことに、そのDJのラインアップに僕も入っているので、現在サンプルのD-snapを使わせてもらっている。これが使ってみると実にかわいいやつで、シンプルなデザインながら使い安く、しかもかなりの高性能。会う人会う人に自慢しまくっている。近々、FM802のHPでもこのD-snapを使ったいろんな企画が始まる予定なので、ご期待あれ。
ストラップとかケースに関しては、自由にカスタマイズして構わないと言われている。今のところ、抽出に入っていたCORE OF SOULの皮ストラップを使っているが、どうせならもっと派手で個性的な物にしたい。他のDJの中にはすでに、著名人に落書きをしてもらった人などもいるらしい。タイガースのロゴやそれっぽいデザインも無論考えたが、今それをするのは安直すぎて危険だ。しばらくは頭を悩ませることになりそう。9月15日(月)
一昨日急遽頼まれたナレーション録りの仕事が一件。始まるのが18時。その前の仕事は15時過ぎに終わってしまった。こんな日に何が悲しくて、一人で時間を潰さなければならないのか。赤星のサヨナラ打でいよいよタイガースが優勝に王手をかけた瞬間、僕は車でラジオを聞いていたのだった。せめて胴上げの瞬間ぐらいは自宅で見たい。仕事を極力早く終わらせたくて、予定の20分以上前にスタジオに到着するも、先方は未だ誰も居ず。集合時間ギリギリぐらいに皆さん到着され、のんびり収録が始まった。今行われているヤクルト対横浜の試合が終わったら、僕は歓喜の瞬間を見逃してしまう。一刻も早く帰りたい僕は大いに焦ったが、それが原因でNGを連発するようでは意味がないので、スタジオでは与えられた原稿に集中。ちなみに任天堂のゲームを紹介するナレーションだった。30分ほどで僕は解放され、お疲れ様でしたの挨拶もそこそこに、大急ぎでスタジオを後にした。そうして何とか、胴上げの様子をテレビで見ることができたのだ。
これまで、どんなに貯金を重ねても、決して思い上がることのなかった選手達。インタビューに応えても、「一戦一戦大事に戦うだけです」とか「これからも頑張ります」とか、悪く言えば面白味のない、堅い言葉しか聞けなかった。しかし選手達のそういう姿勢こそが、ペナントレースの優勝が彼らにとってどれほど崇高な目標であるかを物語っていたと思う。すべての重圧から解き放たれた選手達が、ある者は泣き、ある者は満面の笑顔を見せて、全身で喜ぶその姿に、日本中の阪神ファンが涙しただろう。野球に興味のない人は、この熱狂の大多数を占めるであろう「にわかファン」達を冷笑するに違いない。しかし僕は、関西ほどの大都市で、かくも地元から圧倒的な支持を受けるプロスポーツチームは世界中どこを探してもないだろうと本気で思うし、そんなチームが18年ぶりに優勝できたという年にその土地に住んでいるのに、素直に喜びの輪に参加できないことには同情さえする。ただし他チームのファンは別として。
あれだけやめろと言われたのに道頓堀に飛び込んでいるバカどものような、度を越した乱痴気騒ぎは不愉快極まりないが、真夜中を過ぎて全民放テレビ局が朝まで生特番の態勢になっていたり、当然のように新聞の号外が出たりしている、このお祭りムードは悪くない。
爆発寸前NIGHTの詳細を記載したページが、Roxiteの号外である。9月14日(日)
タイガースのリーグ優勝がなかなか決まらない。ゴールを目前にして最後の一歩を踏み出すことがこれほど難しいとは。今岡を除いて一番強かった時期のスタメンが揃っている今のチームをもってしても、マジック2から先へ進めないでいる。結局胴上げは甲子園に持ち越された。同じ胴上げなら、敵地よりも甲子園の方がそれは盛り上がるだろうから、考えようによっては都合の良い展開でもある。先週半ばの時点では、この土日の胴上げが最有力と目されていた。優勝が決まった夜の朝日放送は、深夜枠を特番に差し替える方針らしい。今日優勝が決まってしまえば当然、デジネバも当然放送されなくなるわけで、そうなるくらいなら今日は優勝決めないでくれと正直思っていた。「胴上げの試合は家でのんびり見られる休日にしてくれ」とか言い出す人も多い。ここへきてタイガースファンの応援の仕方が自分勝手になってきている。
ところで、この夏僕が唯一見続けたテレビドラマ「元カレ」が最終回を迎えた。特に好きな役者が出ているわけではないし、ストーリーに熱中していたわけでもない。見始めたきっかけも、見続けた理由も、「たまたま」としか言いようがない。優しすぎるあまり優柔不断になってしまう男が、未練のある昔の恋人に再会して、今の恋人との三角関係に苦しむ話。ちょっと無理矢理なハッピーエンドはいただけないが、そこそこ熱中して見ている自分はまだまだ若いと安心させてくれるドラマではあった。広末涼子一人がずば抜けて光っていたという印象。9月13日(土)
日差しは真夏を思わせるほどに強いのに、時折吹く風が、かすかな秋の気配を漂わせている。その風を肌に感じるたび、彼女はあの日のことを思い出す。一生の愛を誓い合った婚約者が、戦死したという知らせ。戦争はもう終わったのに。やっとあの笑顔に会えると思っていたのに。恋人を失ったという現実を受け止められないまま、彼女はふらつく足取りで一人歩いた。何時間歩いたのか。すでに陽は傾き、虫の鳴き声が辺りに響いている。そして気づくと彼女は駅のホームに立っていた。誰もいない駅で、帰るはずのない恋人を、彼女はずっと待っていた。それから何年経っても、風が消えゆく夏を思わせるとき、彼女の胸は締めつけられるように痛むのだ。「あの人に会いたい」と。
そういう悲恋の物語(もちろん大部分は僕が脚色しているが)を背景に作られた曲が、森山直太朗の「夏の終わり」である。初めて聞いた時から、この曲に歌われる日本語の美しさが僕は好きだった。しかし裏に隠されたストーリーを知ってから聞くと、とてつもなく悲しい歌だ。目を閉じて聞くと、映画を見ているように鮮明な情景が浮かんでくる。こういう曲はヒットしてしかるべき。9月12日(金)
いつもなら浦和にあるNACK5の本社スタジオで収録するG-SPOTだが、ゲストのP.I.MONSTERがレコーディングのスケジュール上どうしても間に合わないとのことで、この日は都内のスタジオで収録した。ラジオ番組の収録専用のスタジオというのは、都内でもそんなに多くあるものではない。特に有名なのは、原宿と虎ノ門の2カ所。この二つのスタジオには、大物アーティストが毎日のように現れる。今日ゲスト収録をしたスタジオで、僕はかつてL'Arc-en-Cielや矢井田瞳、GLAY、布袋寅泰など、たくさんのビッグネームにインタビューしてきた。
あまり人通りの多い場所ではないから、どんな有名人が来ても騒ぎになるようなことはまずない。しかしこの日、収録を終えて下に降りると、めずらしく追っかけらしき軽自動車やタクシーがずらりと並んで止まっていた。先頭にいるバンからは外人がぞろぞろと。それを必死にカメラにおさめている茶髪の女達。歩き去る外人達の顔を見てもアーティストの名前がわからなかったので、「あれ、誰?」と追っかけの一人に聞いてみると、彼女は僕に一瞥もくれないまま「ブルー」とだけ答えた。去年から売り出し中のイギリスのアイドルグループだ。恥ずかしながら来日していることすら知らなかった。それにしても彼女達は、こんな場所までどうやって追いかけてきたのだろう。蒸し暑い、平日の昼間だった。何年経っても、追っかけと呼ばれる人達の情熱が、僕には理解できない。9月10日(水)
水曜はいつも、スケジュール上どうしても昼間に2時間ほどの空き時間が出来てしまう。いつもこの時間を利用して一人でランチを食べる。たとえ誕生日であってもそのスケジュールはもちろん変わらない。今日はモスバーガーに行った。僕がモスで食べる時は、たいていモスチーズバーガーかやきにくライスバーガーがメインディッシュになる。しかし今日は、メニューを見ていたら、毎日限定10食の匠味バーガーをちょうど発売する3分前だという。「これ、整理券とかなくてもいけます?」「ああ、今やったらちょうど作れますよ」「ならこれにします」。そんなわけで、話題の超高級ハンバーガーが今日のお昼ご飯となった。
お皿に載って運ばれてきた匠味バーガー。調理したスタッフのサインまで添えられている。第一印象は「大きい!」だった。普通のハンバーガーの倍はゆうにあるだろう。味付けは和風で、パンも肉も明らかに普通とは違う味だ。チーズのからみ具合も最高。不景気で価格破壊が進むこの時代に、あえて味と高級感で勝負したモスバーガーの意地を感じる出来。レストランで食べる料理と比較すれば、この一品で640円は決して高くないと僕は思った。自分の誕生日に一人でハンバーガーにかぶりつく空しさを、忘れさせてくれる味でよかった。
しかし空しかったのはこの時間ぐらいで、この日はスタッフからもリスナーからもたくさんのお祝いを頂戴した。デジネバスタッフは大きなケーキを用意していて、さらにスタッフそれぞれにプレゼントも。いつも衣装を借りているアメ村のレグルスというお店からは、イカす洋服のプレゼント。そしてこの日はスタジオにゲストとしてCORE OF SOULがやってきた。去年は番組にファックスを送ってくれた3人だが、今年はケーキを持ってきてくれた。優しいスタッフに囲まれて僕は幸せ者だ。誕生日に仕事をするのも悪くないと思った。
帰宅したら、ハッピーバースデーのメールや書き込みもたくさんいただいていた。この場を借りて、皆さん本当にありがとう。おかげさまで31歳になりました。9月9日(火)
ROCK KIDSの6時台は、京都駅ビルからの公開生放送。ゲストに迎えるのは布袋寅泰アニキである。ここで仕事をするのはスガシカオさんの時以来二度目だ。今日は、目の前に座っている観客のうち半数以上が男だった。ROCK KIDSの公開放送でこんなに男性ファンが多く集まったのは初めてではなかろうか。しかしROCK KIDSを聞いて応募してきた人達というだけあって、みんなお行儀もノリもいい。僕は必要以上に緊張して固くなる必要がなかった。
布袋さんと仕事をするのは4度目ぐらいのことになるが、例によって実にジェントルマンな態度で接してくださった。その場の空気を読んでくれるゲストは本当にありがたい。公開放送になると途端に口が重くなるゲストが多い中、布袋さんは出演前の打ち合わせの段階から、「せっかくお客さんが前にいるんだから、テンポよくポンポンいきましょう」と喋る気満々。完成したばかりの自信作について、時間いっぱいまで熱く語ってくれた。やっぱり同姓から見て魅力的な人だ。9月8日(月)
天保山にあるアイマックスシアターで、今月下旬から「マトリックス・リローデッド」が公開となる。縦が20m、横が28mという巨大スクリーンをもつ特殊な劇場。座席からスクリーンまでの距離は普通の映画館よりも近く、客席は急な傾斜の上に並んでいる。視界のほとんどを画面が覆うような感じになる。これまでこの映画館では、巨大スクリーン用に作られた作品しか上映することはなかった。通常のフィルムを拡大して上映すると、画質が劣化するためだ。その劣化を防ぐ技術が、このたびアイマックス社で新たに開発されたそうで、実写のハリウッド大作も巨大スクリーンで上映できるようになった。日本での第一弾が「マトリックス・リローデッド」になるというわけだ。今日、その試写を見させてもらった。
この映画館を訪れたのは二回目になるが、スクリーンの大きさにはあらためて度肝を抜かれた。画面の端に出る字幕を目で追うのはちょっとしんどそうだと思っていたら、どうやら吹き替え版しか上映しないらしい。マトリックスのような派手なSFアクション映画を、こんな迫力のある画面で楽しめるチャンスは滅多にない。映画を見るというより、映画の中に入り込む感覚。シネコンが次々にオープンしている昨今、映画館はどんどん身近な存在になっていくが、アイマックスシアターは完全に逆の発想だといえる。すなわち、「ここでしか絶対に味わえない体験」を提供する、特別な空間なのだ。
僕は「マトリックス・リローデッド」を今回初めて見たわけだが、ネオが無数のエージェント・スミスと立ち回るシーンはもちろんのこと、後半のカーチェイスやネオのスーパーマンなど、映像の美しさはうっとりしてしまうほどだ。ここまで来ると、実写で撮れない映像などもうないだろうと思えてくる。しかし僕は第1作の物語をかなり忘れてしまっていたようで、ストーリーはまるで把握できていなかった。この場所がどこで、誰と、どんな目的で会話をしたり戦ったりしているのか、いまいち理解しないまま話は進んでいき、そして終わった。こんなに複雑な話だったか…。9月7日(日)
OSAKAN HOT 100のかじDが、短い夏休みをとってグアム旅行に行ってきたそうな。4日ぶりに会った彼は、顔中の皮がべろんべろんに剥けており、見た感じけっこう悲惨。太陽が雲に隠れていたから油断していたという。これから1週間、彼は会う人全員に「どこに行っていたんですか?」と聞かれ、「グアムですか!いいですね〜」と妬まれ、気まずい思いをしなければならないだろう。南国の太陽は残酷である。
グアムは僕も二度ほど訪れたことがある。日本人旅行者の落としていく金で成り立っているような島だから、たいていの場所で日本語が通じる、ほとんど日本の一部みたいなリゾート地だ。しかしやっぱりしょせんはアメリカと思わせるのが、食事に関するもろもろ。量ばかり多くて味付けが大ざっぱなのだ。番組後、みんなで夕飯を食べることになって、僕が「ハードロックカフェに行こう」と言うと、「それだけは嫌や」と泣きそうなかじD。海外での生活に音を上げる場合、たいていの人は食事がその要因ではないかという気がする。自分の国の料理こそ一番うまいと、どの国の人も思っているんだろうな。結局この日の夕飯は和食になった。9月5日(金)
知り合いから借りてきた「テニスの王子様」が全巻揃っていたので、新幹線での暇つぶしに読んでみた。こうした少年漫画を読むのは、僕にとっては久しぶりのことだ。こう見えても僕は昔、多少テニスをたしなんだ経験があるので、この漫画で描かれる世界がどれほど非現実的であるかはよくわかるが、なるほど確かに面白い。キャプテン翼の破天荒全開のアクロバティックさと、スラムダンクのスタイリッシュさを併せ持つ漫画。全国各地にこんなスーパー中学生がゴロゴロいたら、日本テニス界の未来はさぞ明るいだろうと思わずにはいられない。それはありえないとしても、こういう漫画をきっかけに、ジュニアのテニス人口が増えたら、日本テニス界にとってはもちろん好都合のはずだ。野球やサッカーと比べると、テニスをする小中学生の数は圧倒的に少ない。一部の、金持ちの子供にしかできないスポーツになっている。しかしテニス人口が増えさえすれば、そういうイメージは払拭されるだろう。
9月4日(木)
爆寸のハコはもうずいぶん前に予約した。BRAND NEWもCYBERも、3ヶ月近く前には押さえないと、いい日はすぐに埋まってしまう。優勝が決まってからハコを押さえたのでは、下手をすると年明けの開催になる。それではあまりにテンションが下がるので、夏の間に手を打ったのだ。
それぞれのチケット発売日や、料金、開催の時間などの詳細を、各ライブハウスとようやく打ち合わせることができた。こういう交渉を自分で電話してするのも久しぶりだ。あとはタイガースが優勝を決める瞬間を待つばかりとなった。
今回はチラシを作らないし、DMも送る予定はない。イベントの告知はRoxiteに絞る。もちろん自分の番組でも多少の宣伝はするが、ROCK KIDSやOSAKAN HOT 100で爆寸の宣伝をしても時間の無駄という気がする。かつての常連の多くはすでに、結婚して子供もいたりして、ライブ通いなどとうに引退しているだろう。しかしこれが「復活祭」である以上、無理をして新規の客を開拓しようという気はない。出席率が悪くても、同窓会になればそれでいいと思っている。9月3日(水)
9月に入ってからというもの、真夏に戻ったかのような蒸し暑さが続いている。しかし8月31日で夏は終わったのだと自分に言い聞かせ、ここ数日はあえて半袖の服を着て出かけるようにしている。
ところで、眠っていた阪神タイガースが息を吹き返した。ホームを高校球児に譲っていた8月、主力選手に怪我人が続出して今季初の大苦戦を強いられたタイガース。先週、甲子園に戻った途端に連勝街道まっしぐら。広島市民球場に乗り込んでもその勢いは衰える気配がない。じっくりと試合を見ていると、戦列に復帰した片岡や矢野といった強打者の、役割の大きさをあらためて痛感するのだ。投手陣にも疲れは見えるが、ここは層の厚さでカバーしてくれることを期待しよう。
このぶんでいけば、胴上げはおそらく来週の名古屋になるだろう。星野監督が宙に舞った夜、爆寸の詳細が明らかになる。9月2日(火)
フルモデルチェンジをした新型のプリウスが発表となった。デザイン一新、燃費向上、価格は値下げと、いいことづくめのモデルチェンジである。僕のプリウスは買って2年半しか経っていないが、新しいのが出たとなるとやはり欲しい。せめて試乗をしてみたい。
ところで、ROCK KIDSのADさわちゃんが、事故にあったらしい。それほど重い怪我ではなかったようだが、大事を取って仕事を休んでいる。今日のROCK KIDS前のお昼ご飯は、僕と古川Dの他は、先週入ったばかりの新米ADが一人いるだけの寂しい食卓だった。いつもはイスにふんぞり返っている古川Dが出前の注文をし、僕がみんなのお茶を入れる。番組が始まってからもわからないことや不便な事態が続々起こり、さわちゃんというADの存在の大切さを思い知る僕ら。たまにお母さんが熱を出して寝込んだら、醤油の保管場所もわからない家族のようで情けなかった。9月1日(月)
今日から、全国のラジオでMR.CHILDRENの新曲が解禁となった。まだリリースの予定は決まっていないが、あえてラジオだけで流すという形で発表された。タイトルは「タガタメ」。
我々の暮らす日本という国は、一見平和に見えて、一人一人が心に抱えている闇は深くなる一方なのではないかという気がしている。許し難い犯罪や、おかしな事件が起こることにも、いつしか慣れてしまったとは言えまいか。テレビのニュースを見て、「この世の中、どうかしてるよ…」と呟いて、だけど自分に出来ることは何もない。悲しみ、呆れ、嘆き、そして諦めそうになる。だけど出来ることなら何とかしたい。どうしたらいいんだろう。脱力して何もかもを放棄してしまわずに、せめて考えることから始めよう。桜井和寿が「タガタメ」に込めた思いは、結局そこに尽きる。ラジオだけを使って世に広めることになったのは、曲が出来てからユーザーの耳に届くまでのタイムラグを極力なくすためだという。
曲の醸し出す雰囲気は雰囲気は決して大衆受けしそうなものではなくて、興味のない人が聞けば、「またミスチルが何やら小難しい歌を歌っとるな」ぐらいの感想しか抱かないだろう。そもそも6分を越える長さがラジオ向きではない。しかしその曲が、すでにFM802でもヘビーローテーションよりも多いオンエア回数を数えている。これはMR.CHILDRENぐらいの大物でなければ絶対に考えられないことだ。桜井和寿という男が積み上げてきた実績と、彼の才能に対する、日本の全ラジオマンの信頼と評価が、この曲のオンエア回数に現れるだろう。
単なる流行歌と同じように扱ってはいけない曲だと思った。もしもこの曲が、「2003年を代表するヒット曲」として歴史に残ったりするのなら、それこそ狂ったこの時代を象徴している。