
1月31日(土)
来週収録のデジネバで紹介するゲームを少しずつ練習している。今回チャレンジするのは、「天空2」というX-BOX用のスノーボードゲームだ。僕はスノーボードを滑ったことが一度もない。おそらく一生やらないだろうとも思う。そんな僕も、このゲームを紹介する以上はある程度スノボの知識が必要になってくる。いろんなスノボゲームをプレイしてきたけれど、これはその中でも最もリアルなものといっていい。敵と戦ったり競ったりするのではなく、目的はあくまで自分自身がかっこいい滑りをすること。実在する3つのゲレンデを降りながら、過去最多と言われる種類のトリックを次々に決めて、高いポイントを狙うのだ。ビデオでプロのボーダーが見せる憧れの技を、自分のものにできる。それはボーダーにとっては最高の快感だろう。しかしスノボをまったくやらない人間にとっては、ちょっと本格的すぎるゲームかもしれない。とにかく難しいのだ。もちろん本物のボードに比べたらずっと簡単なのだろうけど、エアを完璧に決めた後、バターをしたままレイルスライドに入り、その出口で360℃のターンを決める、なんて技は習得するまでにとんでもなく時間がかかりそう。
インラインスケートにもある技術だけど、レイルスライドというやつかっこよさが僕にはよくわからない。手摺りのようなものの上をスーッと滑って飛び降りるというあれだ。ギアを傷めてまでわざわざ手摺りの上を滑る必要性がわからないし、見ためがそれほどクールだとも思わない。グラブという技術も、やってみればそりゃあさぞ難しいのだろうが、空中でかがんで板を掴んでいる図がかっこいいとは僕には思えないんだな。世の中にはつくづくいろんな趣味の人がいるものだ。1月30日(金)
毎週のように初対面のアーティストにインタビューをしていると、最初の挨拶を交わしただけで何となく相手の性格が読みとれるようになる。あくまで「何となく」だけど。出会ってからインタビューの収録が始まるまで、僕がゲストと交わす会話の時間はせいぜい2分ぐらいしかない。その二言三言の会話の中で、自分の脳に蓄積されたデータベースと照らし合わせ、相手がどんなタイプなのかを分析していく必要がある。もちろん、結局最後まで相手のリズムに自分を合わせられず、噛み合わないままに終わってしまうこともあるが、初めて会った人との会話を転がしていく、という作業は大変おもしろい。最初の挨拶をした瞬間、「うわ、こういう人は苦手だなー」と感じてしまった時などは、そんな自分の苦手意識をどうやって隠すかの勝負になる。
ところで、とあるレコード会社の所属アーティストは、最初の挨拶で絶対に僕に嫌な印象を与えない。きちんと起立して、きちんと名を名乗り、頭を下げる。変にうやうやしくもわざとらしくもないし、おどおどと緊張しているふうでもない。ごく自然に、気持ちよく挨拶をしてくれる。そんな当たり前の挨拶をできるミュージシャンが、実は非常に少ないのだ。このレコード会社のアーティストとは過去に数多く仕事をしてきたが、看板を張る大物から新人まで、一貫して第一印象がとにかくいい。よもや「媒体の人間に好感を持たれる挨拶の仕方を練習した」というわけではあるまいが、社会人としての礼節をまず最初に教育されているようには感じられる。本人に会っていい印象を抱いたら、そのアーティストを応援してあげたいと思うのが自然な心理。上手に挨拶ができる人はきっと、人生で得をすることも多いだろう。1月29日(木)
先日雪が降ってからというもの、プリウスがすっかり泥まみれの醜い有様だったので、2ヶ月ぶりぐらいで洗車をした。今の家に引っ越して来て以来、僕はまだ贔屓のガソリンスタンドを決めていない。別に大したこだわりがあるわけではなくて、そこそこ洗車が丁寧で、そこそこサービスがよくて、従業員の愛想と元気がよければそれでいいのだが、その基準をクリアする店が意外に少ない。今日は43号線沿いにある、とあるスタンドに入ってみた。洗車の料金はちょっと高めだけど、応対は明るく丁寧で好感が持てる。しかし客である僕の目の前で、「おい、さっきのはちゃんと○○したのか?」「はい、多分…」「その多分ってのやめろや!」みたいな険悪ムードの会話をするのはいただけない。さっきまであんなにニコニコ優しそうだったお兄さんの、本性を見てしまったみたいでこっちの方がバツが悪い。まあ怒られていたのは、見るからに仕事の出来なそうなバイトくんだったので、さぞ毎日イライラするんだろうなと同情もしたが。飲食店にしても何にしても、サービス業の店員が接客の合間に従業員同志で話しているのを聞くと、居心地の悪さを覚えてしまうのは僕だけだろうか。あと、牛丼屋の店員が、さっきまで制服を着て僕の注文を受けていたのに、食べている途中に私服に着替えて「お疲れ様でした〜」とか言いながら、客と同じ出口から帰って行ったりするのを見た時も同じ。おいおい突然一般ピーポーに戻るなよと。要するにこれって、表の顔と裏の顔の違いが原因なのだ。どちらが表なのかという議論はさておき、客に接する時とそうでない時とでは表情も口調も違って当然。その一方しか知らなかった人間が、不意にもう一方を見せられたとき、何やら見てはいけないものを見てしまった感覚に陥る。そうしてきっとそれはDJにしても同じこと。番組で喋る浅井博章しか知らない人が、普段の僕の汚い言葉遣いを聞いたら、同じような違和感とか居心地の悪さを感じるのだろう。日頃からもう少し、リスナーに見られても驚かれない程度に紳士的な言動を心がけようと、いささか飛躍した反省をしつつ、ピカピカになったハンドルを握る僕であった。次も洗車はあそこにしよう。
1月28日(水)
今年もやってきた確定申告の季節。すでに税務署からは申告用の書類が、そして去年仕事をした会社からの支払調書も早くも届いている。一年前、「来年こそは青色申告に挑戦しよう」と決意したはずだが、引っ越しのゴタゴタもあって、結局その目標は達成されず。これから、山と積まれた領収証と格闘する日々が始まるのである。自分の稼ぎが前年よりも減っていることを祈ってしまうのはこの時期だけだ。
ところで、僕は見ず知らずの他人の日記をたくさんブックマークしている。ネットサーフの途中で見つけたおもしろい日記を定期的に見ているのだが、愛読している日記が次々に閉鎖されていてとても寂しい。日記を書く暇などないくらいに忙しいのか、誰かに読まれているという実感がないから続かないのか。普通の人にとってのネット日記なんて当然その程度のものでしかないのだろうけど、読んでいた側としては「で、あの人との関係はどうなったのよ!」と気になって仕方がない。読み進めていた小説を途中で取り上げられたような気分だ。1月27日(火)
痛ましい、無惨な事件が報じられるたび、胸が締め付けられるような気分になる。背筋の凍るような恐ろしい事件は過去にもたくさんあったが、今回のはもう本当に、言葉が出ない。岸和田で、中学三年生の少年が餓死寸前になるまで虐待を受けていたというあの事件のことだ。宮崎や宅間のような、明らかに思考回路がイカれた殺人鬼ではなく、人を産んで育てた経験を持ち、家の外では普通の社会生活を送っていた人間に、どうしてこれほど惨い行為ができたのか。逮捕されてなお、なぜその犯行を否認できるのか。「言うことを聞かない子供」に対して、そこまでの憎しみを抱く人間の思考回路は正常ではない。しかしこれは、腹を痛めて自らも母親となった女性による犯罪なのだ。許せない、恐ろしい、かわいそう…。いろんな気持ちが交錯するが、根本的なところでは何もかも「わからない」。一昨日、事件のニュースを耳にしてからずっと、この事件のことが頭から離れない。ああ、思い出すたび気が重い。
1月26日(月)
FM802で仕事をしていると、世間で流行している歌謡曲をまったく知らないまま通り過ぎてしまう、ということがよくある。局のイメージにそぐわないアイドルやお笑いタレントの曲をかけようとするDJはいない。だからたとえばモーニング娘。の曲さえ僕はろくに知らない。知っても何のプラスにもならないし、知りたいという欲求さえ生まれない音楽でも、ミリオンクラスの大ヒットになれば誰だって知る羽目になるものかもしれないが、僕の耳にはほとんど入って来ない。滅多にテレビの歌番組を見ないせいもあるだろう。
しかし今日、けっこう久しぶりにHEY!HEY!HEY!を見て、素直におもしろいと思った。マンネリを打破する目的なのか、一時は奇をてらった妙な企画ばかりで、三十路の僕にはとても見る気の起こらない内容になっていたこの番組だが、トークと歌だけのシンプルな形に戻っており、メインゲストをチャンプという名で迎えるスタイルも復活した。この日は番組初登場のキンキキッズがゲストで、予想通り非常におもしろい喋りのせめぎ合い。芸人より面白いといわれるキンキが、ダウンタウンを相手にどんなトークをするのかが楽しみで僕はこの番組を見たわけだが、期待は裏切られなかった。とはいえ、それでもキンキの歌う音楽に興味がわいたということはあまりない。音楽番組というよりも、トーク中心のバラエティー番組というカテゴライズで評価したい。1月25日(日)
朝、カーテンを開けたら、びっくりするような勢いで雪が降っていた。これまでに何度も書いていることだが、関西の海側では積雪が滅多に見られない。東京では年に一度や二度は必ずドカ雪に見舞われるものだが、うちの子供達は一面の銀世界というものを目にしたことさえまだない。今日はめずらしく大雪になるのかと思いきや、午前中であっさりやんでしまった。気温が高すぎたのか何なのか、妙に水気の多い雪で、あれほど激しく降っていたのにまったく積もらなかった。まあ仕事のある日に大雪が降ったりしたら、通行止めやら何やらで帰れなくなってしまうから、結果としてはよかったのだけど、でもやっぱりたまには雪で遊びたい。雪に包まれた街の、あの静けさが好き。
ところで、最近この部屋の中がやばいことになっている。ついこの前きれいにしたばかりだと思っていたのに、僕の部屋ってどうしてこんなに簡単に散らかってしまうのだろう。特に冬場は、クローゼットに収まりきらない洋服達が散乱している。それらに隠されてどこに何があるのかさっぱりわからず、出かける支度をするのにいちいち時間がかかる。学生だった頃は、試験前になると部屋の掃除を始めたものだが、今はそこまで現実逃避したくなるようなうざったい障壁に直面することもない。掃除をするきっかけが欲しい。1月24日(土)
字を手で書くことが少なくなったのはいつからだろう。番組中に、自分が喋る言葉を紙に書くことはもちろんあるが、それは自分以外の人には絶対に読めないような、いや場合によっては自分でも読めなくて慌てるぐらいに、汚い走り書きでしかない。年賀状はすべて活字で印刷。誰かに見られるものを書くときは、何もかもパソコンで打ち出すのが習慣になってしまった。もう数年も前から、僕が他人に見せる字を書く唯一の機会は、BEAT SHUFFLEの「EXTRA(旧FAXサービス)」である。
自分で言うのも何だが、昔はけっこう字が上手い方だった。中学や高校の頃は、ノートの取り方がきれいで学校の先生に褒められたものだ。おそらくあの当時が僕の字の黄金時代で、それ以降ワープロを覚えてからは衰退の一途を辿っていく。字の上手さは、(人に見せることを意識して)字を書く回数に比例するのではなかろうか。上手に書けたはずの字が下手になっていくのは、ただ単に基本がなっていないからだということもわかっている。上手に見せるコツをどんどん忘れていって、妙なクセだけが残り、結果としてバランスの悪い、読みにくい字しか書けなくなる。
毎週EXTRAを書いている時、思うような字が書けない自分に腹が立つ。下手くそな自分の字を見て辟易する。さほど上手でなくてもいいから、せめて読みやすい字が書きたい。そういう思いから、ボールペン字の本を買ってみた。これを参考に、苦手な字を克服していこう。まずはひらがなとカタカナからだ。どうせなら資格を目指してみようかな。1月23日(金)
今日はめずらしく飛行機で東京へ行った。うまく使うと新幹線よりも格段に安く行けるというので、初めてレギュラーの移動に国内便を利用してみたのだ。仕事のスケジュールを簡単に空けられない事情もあり、滅多に海外出張や旅行などへ行かない僕は、はっきり言って空港や飛行機には不慣れである。シャトルバスが伊丹に着いてから、モノレールで羽田を出るまでの間、嫌な疎外感を抱きながら過ごす羽目になった。周りの人が当然のような顔でしているすべてのことが、僕にとっては決して常識ではない。気後れして、変な汗をかいて、それですっかり疲れた。この居心地の悪さは被害妄想からくるものだろうか。
機内でゆっくり落ち着ける時間はせいぜい30分かそこらだ。飛んでしまえばあっという間に東京だが、伊丹も羽田もやっぱり遠くて、家を出てからNACK5に着くまでの所要時間で比較すると、新幹線で行った場合と同じである。何度も乗り替えたり、歩いたりするぶん、飛行機の移動はものすごく面倒だと思った。移動中の睡眠を最初からアテにしている僕に飛行機は向かないらしい。1月22日(木)
屋外に5分もいたら凍死するんじゃないかと思うくらい寒い一日だった。昼になっても庭の氷が溶けない。富士天神山スキー場の乾いた寒さを思い出す北風。冬は思いっきり寒く、夏は思いっきり暑くなるのが好ましいと考える僕だが、さすがにこれが限界。限界です神様。
串屋物語という名前の串揚げレストランが好きだ。長い串に刺さったいろいろな具から好きなものを好きなだけ選び、テーブルに持ってきて自分で揚げるというスタイル。焼き肉食べ放題の揚げる版という感じ。肉やソーセージ、海の幸から、野菜、たこ焼き、もちチーズにいたるまで、あらゆる具がずらり。自分でジュージュー揚げて、その揚げたてを食べられる。それだけでも充分楽しいのだが、ここの食べ放題はメニューの多彩さが嬉しい。白米やみそ汁はもちろんのこと、サラダもろもろ、カレー、ドーナツ、飲茶、ソフトクリームなどなど、思わず手が伸びてしまうメニューばかりが並んでいるのだ。個人的には大学イモとお茶漬けがヒットだった。どれも食べたい。今すぐ食べたい。バイキングって、テーマパークの園内に入場した瞬間よりワクワクすると思う。ただしこの店、食べ放題の時間制限が90分で、2500円。コーヒーとお茶を除くドリンク代は別となる。酒でも飲みながらゆっくり落ち着いて食べたい人には不向きかも。それにしても食べ過ぎた。胃もたれがひどい。1月21日(水)
昨日のROCK KIDS 802に続き、デジネバでもCORE OF SOULの蕗子嬢にインタビュー。その模様は2/1のデジネバで放送される。彼らのことを僕はちょっと知りすぎているきらいがあって、自分個人の聞きたい話を中心にインタビューを進めると、マニアックで内輪受けな内容になってしまいそうだ。だからあえて、かなり前からすでに知っているようなことをもう一度聞く。そうしないとプロモーションにならない。アルバムレコーディングと並行してキャンペーンのスケジュールを切っているため、今回は蕗子嬢一人での来阪だった。
ところで、先日この日記で彼らの新曲「PURPLE SKY」について紹介した文が、とある雑誌編集者の目にとまり、転載されることになったらしい。CORE OF SOULをどんな言葉で紹介したものかと考えていたところへ、僕の日記に辿り着いて「これだ」と思ってくれたそうだ。「そんなことになるならもっと気合いを入れて書いたのに」と思いつつ、今までにそういうことがなかったからやっぱり嬉しい。特に、CORE OF SOULを語った言葉を評価してもらえたことが。
日記といえば、小学校から中学まで同じ学校に通った幼なじみの一人が掲示板に書き込みをしてくれた。ハンドルネームになっている中華料理店の名前がなければ彼だとは気づかなかっただろう。メールを送ったところ、彼の父親が経営していたその中華屋はもうなくなっていて、跡地で彼は美容院を経営しているという。DJという職業が、幼い頃の僕のイメージからは想像しにくいらしく、ずいぶん驚いたようだが、それは僕も同じ。彼といえば、小学校の頃はクラスで唯一の万年丸刈り、中学に上がってからもずっとスポーツ刈りだった男である。美容師など、最も縁のなさそうなタイプだった。
日常の出来事や自分の考えを書き留めているだけの日記だけど、たくさんの出会いや再会のきっかけになっている。だから僕は日記をやめない。1月20日(火)
来月公開となる、映画ロード・オブ・ザ・リングの完結編、「王の帰還」の試写を見た。かつて第1作の試写を見に行った時、3時間のうちの半分以上を睡魔と戦いながら過ごした僕は、その苦い経験から2作目の「二つの塔」を敬遠していた。しかし3作目をデジネバで紹介するためには、2作目までをあらためて見直したうえで3作目に挑戦する必要がある。1と2のDVDを借りてきて、僕は二日間で3作すべてを見た。正月の12時間ドラマを見た気分である。そうして僕は「王の帰還」を見て初めて、この映画を心から面白いと思った。3時間半近い上映時間の半分以上を戦闘のシーンが占めており、何といってもその映像の迫力に驚かされる。美しい古城の前で、身長が10mもありそうな巨人や巨大な象、ドラゴンなどの架空の動物たちを操るモンスターと、何万人もの人間が戦いを繰り広げる。「これ、どうやって撮影したんだろう?」と考えてしまうようなシーンが延々と続くのだ。あの見事なCG技術を大きなスクリーンで堪能できただけでも幸せなことである。
ちなみに、僕は映画が始まる前に、プレスシートの「STORY」のページを熟読した。普通は映画を見終えるまでそういうページは読まないのが常識で、実際「映画が終わってからお読みください」とかご丁寧に書いてあるものだが、事前にストーリーを把握しておかないと僕にはこの映画はちんぷんかんぷん。一つ一つの展開の意味が理解できたので、結果として映画に入りやすかった。本当にいい映画は、筋が最初からわかっていてもおもしろいと思うものだ。「長すぎる」とか「ストーリーが複雑すぎてわからない」という理由でこのシリーズを避けている人は、「先にあらすじを読んでから見る」という作戦をおすすめする。1月19日(月)
先日行ったのとは別の耳鼻科の先生に診てもらったところ、「急性の蓄膿症と気管支炎」と診断された。市販の風邪薬などまるで効かないのも道理である。放置していても治らないので、ちゃんと治療しましょうということになった。完治するまで鼻声DJが続きそうである。
夜、FM802のSONIC STYLEに電話で出演した。番組内でスポーツを扱うコーナーがあり、この日は僕が今ハマっているスポーツ、インラインホッケーを紹介する、というのが趣旨。家の中にいると電波があまりきれいに入らないので、駐車場の車の中で電話していたのだが、出演中に途中で切れてしまった…。屋外にいても電波の入らない場所に僕は住んでいるのである。ラジオからは困っているMARK'Eさんの声。スタジオで慌てているスタッフの姿が手に取るように想像できる。せっかく出させてもらったのにこういう形で迷惑をかけてしまったことに、ひどく落ち込んだ。さて、出演時間は5分ほどだったが、インラインホッケーの面白さを充分に伝えられたかというと、そこはやはり疑問が残る。今後は、自分の番組での宣伝を頑張ろう。とりあえず、僕の入っているチームがARROWSという名前であることは初めて公表した。
第2回の「プライド」は、前回よりも若干ホッケーのシーンが多めに使われていた。ハンドリングやスラップといったプレイの一つ一つが、どうしてもぎこちなく見えてしまう点は否めない。このドラマを見てアイホに興味を持つ人がいたとしても、「危険」とか「男のスポーツ」といったイメージが先に立ちそうな気がする。気軽に、誰にでも楽しめるスポーツなんだけどなぁ。1月18日(日)
もうかれこれ1ヶ月ぐらい鼻声が続いている。ここまで長引くと、原因が風邪ではない可能性を考えずにはいられない。アレルギー性の鼻炎ということも考えられるので、また明日にでも耳鼻科で診てもらうことにしよ。
先日借りてきた「シャカリキ」という漫画がめっぽう面白かった。子供の頃から自転車で坂道を登るのが大好きだった少年が、自転車のロードレースの世界で旋風を巻き起こす話。単純そうに見えて非常に奥の深い自転車競技の魅力を、とても丁寧に描いている。登坂の場面は読んでいるこっちまで息が苦しくなってくるし、途中何度も感動して泣きそうになった。作者は「め組の大吾」を書いたのと同じ曽田正人である。1月17日(土)
先週末に試合をしたコートで今日はチームの練習があった。先日落札した新しいウィールを試したところ、ぎゅんぎゅん止まってくれるので気持ちいい。この日は朝から雪が降っていて、屋根付きのコートでなかったら中止になっているところだ。練習後にスケートを脱いだら、靴下から湯気が立っていた。
夜は、チーム仲間の実家で経営している食堂で、沖縄そばを御馳走になった。店の麺打ち場で毎日打っているという手作りの麺は、きしめんのように少し平べったい。味付けはとんこつのラーメンによく似ており、角煮や焼き豚が載っているが、驚くほどあっさりしている。クセのある味では決してないと思うのだけど、人によってはこれが全く食べられないなんてこともあるらしい。量が多くて他のメニューは食べられなかったけど、焼きそばをはじめけっこういろんな種類があった。どれも値段が信じられないくらいに安い。沖縄料理って、何だか不思議だ。1月16日(金)
G-SPOTのゲストにAnchang。その後はAnchangのレギュラー番組の収録に僕がゲストの立場で出演し、さらにBEAT SHUFFLEの生ゲストもAnchang。一日の間に、僕は3つの番組で安藤弘司と喋ったことになる。
会ったのはラストツアーの大阪で、ライブ後に挨拶した時以来。スタジオで彼にインタビューしたのはもっと久しぶりのことになるだろう。会うたびにスケジュールの過密さをぼやく彼だったが、バンドを解散してソロになってもその点は変わっていなかった。それでいてマイペースに音楽と向き合う姿勢も以前と同じ。
SEX MACHINEGUNSの最後の「S」がなくなって、SEX MACHINEGUNとして活動を始めたのが去年の秋。いよいよアルバムが完成した。肝心の音楽性だが、とびきりヘビーなロックに、吹き出してしまいそうな歌詞をのせるスタイルは、SEX MACHINEGUNS時代と何ら変わらない。ヘビーメタルという分野に拘泥しなくなった点がサウンド面の大きな変化だろうか。最近アメリカで流行りのヘビーロックの要素をけっこう柔軟に取り入れている。売れそうな曲を狙って作るわけでもなく、インパクトやおもしろさを優先させるでもなく、今の段階で彼のやりたいことを詰め込んだ作品、という印象だ。BOYS ONLYのライブに行きたくなる、とびきり硬派な1枚。1月15日(木)
ROCK KIDS 802の新年会。曜日ごとにDJが異なるROCK KIDSだが、その全員が顔を揃える機会は年に数えるほどしかない。西田くん、落合くん、小嶋さんと僕のDJ4人に、番組スタッフを加えた総勢12名の宴会である。いつもなら車で外出する僕だが、この日の用事は最初からアルコールを飲むことが目的なので、電車で出かけた。
小嶋女史はこの日の番組で、「浅井さんが酔ったらどうなるか、来週報告します」と宣言していたらしく、僕も久しぶりに酔っぱらう覚悟で飲み始めた。最初に焼酎のお湯割りを1杯飲んで、その後はひたすら梅酒。この店の梅酒には砂糖が一切入っていないので、すっきりしていて非常においしい。ダブルで頼んだら、サワーを飲むようなトールグラスになみなみと注がれた。そんなのを3回ぐらいお代わりしたから、かなりの量を飲んだ計算になると思う。立ち上がってみると足下がふらつき、時折ろれつが回らなくなるくらい酔っていたのだけど、小嶋女史いわく、酔った僕は「顔色は変わらないし、全然乱れないからつまらない」そうだ。あられもない姿を見られなくてよかった。1月14日(水)
冬本番。ここ数日の寒さは本当に厳しい。あいかわらず鼻水が止まらないし、唇は乾くし、とにかく僕が一年で一番苦手な季節である。
この日のデジネバの現場に現れた助手の吉井嬢は、赤茶色だった髪を黒く染めてきた。似合っていた。やっぱり黒い髪がいい。僕は茶髪が嫌いなわけではないが、日本人が年齢を問わずむやみに髪の色を抜きたがる昨今の傾向は、どうも好ましく思えない。若い女性などは黒髪の方が圧倒的に少ないのが現状だ。それが西洋文化へのコンプレックスの象徴だ、などと強引に直結させるわけではないけど、生まれ持った髪の色を「変えるのが当たり前」というこの状況にはやはり疑問を感じる。まあこれもどうせただの流行というか、時代の流れなのだろう。いくらか年月が経てば、黒髪こそステキという価値観が逆転するに違いないのだ。
僕は女性の髪の毛が好きだ。特にストレートの黒い髪。背後からそれとなく近づいた時にシャンプーの香りがしたりすると、もうたまらない。というような話を今朝学校でしたら、女子の学生達から怖がられた。1月13日(火)
昨日、生で見ることの出来なかったドラマ「プライド」について。28%という高視聴率を記録したそうだが、日本全国のホッケー好きは80%以上が見ていたであろう。木村拓哉をはじめとする人気俳優達が、ホッケーの防具を身につけていることがまず大きな喜びといえる。テレビに映る道具一つ一つのメーカーをチェックして、「あ、ヘルメットとグローブは俺と同じBauerだ!でも俺のよりずいぶん高い…」なんて一喜一憂するミーハーぶり。しかしホッケーのシーンは思いのほか少なかった。予想通り、プレイに関してはツッコミどころが多々あるが、キムタクのスケートは付け焼き刃にしてはかなり上手だと僕は思った。ホッケーという競技がこの上なくかっこよく描かれていることは確かで、これを機にホッケーに興味を持つ人が増えることも期待できそうだ。ただしストーリーには不満があるぞ。二人が付き合うことになった理由も、コーチを失ったショックからたった一晩であっさり立ち直ったことも、全然腑に落ちない。くれぐれも期待を裏切らないドラマであってくれることを切に祈る。
何だかここのところ、日記がスポーツネタばかりだ…。1月12日(月)
世間は成人の日で祝日。昨日の公開放送で風邪は再び悪化したようだが、この日も結局荒療治となった。
昼から夕刻まで、子供達が入っているホッケーチームの練習に同行した。場所は神戸の垂水区にあるコート。このチームでは、子供が練習している間、暇を持て余す親達の多くもスケートを履いており、休憩時間などにはコートに入って親同士でゲームをやったりする。僕と似たようなレベルの人が多いので、俄然燃えるわけだが、30を過ぎたおじさんだけで2on2はあまりにも過酷。ものの5分で試合終了になるのだった。
陽が暮れた頃にいったん帰宅し、途中で買ってきたマクドナルドを胃袋へ流し込む。そのまま風呂も入らずに守口のスポーツプラザへ向かった。今度は氷の上でのホッケーである。僕が入っているのはあくまでインラインのチームだが、メンバーにアイホの経験者が多いから、冬場になると定期的にアイスの練習も行うのだ。アイスとインラインのホッケーは、ルールも道具も殆ど同じだが、滑る感覚は驚くほど違う。インラインではウィール(車輪)を寝かせ、滑らせるようにして止まるが、アイスで止まる時はエッジを立てて氷を削る。氷を巻き上げて止まるのは、簡単そうに見えてなかなか難しい。そしてアイスの場合、転んでもインラインほど痛くはないが、スピードは格段に速くて怖い。慣れてくると、その怖さが快感になってくるから不思議だ。楽しくて仕方がないんだけど、他のみんなのペースについていくので必死。子供の頃、親戚に連れられてスキーに行った時もそんな感じだったな。
帰宅したのは夜中だった。何と幸せな休日だろう。1月11日(日)
朝の6時半に何とか起き、顔も洗わないパジャマ姿のまま、パソコンに向かって今日の番組の準備を始めた。普段のOSAKAN HOT 100ならそんな準備など必要ないのだが、スタジオにいる時とは勝手が違うので、あらかじめの予習をしっかりやっておかないと不安なのである。
昨日の無茶が影響して全身がギシギシと軋んでいるようにさえ思えたが、そんな重たい体を引きずって、やってきましたなんばパークス。今日のOSAKAN HOT 100は、去年の秋に誕生した話題のスポット、なんばパークスからの公開生放送なのである。スタッフが昨晩、明け方までかけて設営したというステージは、キャニオンコートという名の広場にあった。シースルーのエレベーターの下に位置しており、広いなんばパークスでも一番多くの人が通る場所。DJブースに座ってみて最初の感想は、「寒い!」だった。冷たいビル風が吹き荒れている。今日の予想最高気温はひと桁らしい。ここまで寒さが厳しいと思っていなかった僕は、スポーツオーソリティーの開店を待ち、ミズノのプレスサーモ下着を購入。机の下には箱ティッシュを用意し、のど飴、岡井ちゃんの作ってきてくれたホットかりん、膝の上にはカイロを貼り付けた毛布をかけて、本番を迎えた。
連休の真ん中、今宮戎がほど近いこともあって、人出は想像以上だった。さすがは人気スポットなんばパークス。ゲストには、キロロ、SAKURA、NOBODY KNOWS+の3組が登場したが、どのアーティストも寒さに不平をもらすこともなく、楽しい雰囲気でトークができた。それぞれのファンの人達も暖かい反応で、最後のゲストであるNOBODY KNOWS+が帰った後も、ステージ前にたくさんのリスナーが残っていてくれたことがまた嬉しかった。重装備で座っていた僕よりも、立ったままずっと見ていた人達の方がはるかに寒くて大変だったはずである。目の前に聞いてくれる人達がいるおかげで、とても気分よく放送ができた。心から感謝したい。
番組が終わった後、スタッフと一緒にFM802へ戻って休憩をし、例年通り堀川えびすで商売繁盛を祈ってきた。今年も奮発して高い熊手を買ったのだが、その直後に笹を拾った。 売り子のおばちゃんに「この笹、落ちてましたよ」と渡そうとしたら、
「持って帰り。こういうのはな、拾い福ゆうて、他の人の福をもらえるから縁起がええねん。これもつけといたるわ」と、おまけの飾りまで付けてプレゼントしてくれた。えべっさんはこういうノリが楽しい。今宮とか西宮と比べると、堀川は人出もちょうどいい。
今日はもりだくさんの一日だった。たくさん働いて、たくさん遊んで、たくさんの人に会った。楽しかった。1月10日(土)
年末からずっと風邪気味だったため、自粛してきたホッケー。しかし、薬を飲んで家でじっとしていてもいっこうに治らない。いっそのことスポーツでもして汗をいっぱいかいた方が、ウィルスも逃げてくれるのではないか、という気がして、晴れて本日ホッケー解禁とあいなった。これまでの欲求不満を爆発させるがごとく、ひたすら滑りまくった一日。この日は、城東区の今福鶴見に新しくできたインライン用のリンクで、オープニングイベントの試合が行われた。5チームのリーグ戦を2回回し。つまり、短い試合ながら全部で8ゲームをやることになる。日曜日に仕事が入っているため、なかなか試合に出場できずにいた僕が、初めてチームのユニフォームを着て他のチームと戦った、記念すべき初試合である。ビギナークラスにエントリーし、リーグ戦の結果は6勝2敗。喫した2敗の相手は中学生チーム(どう見てもビギナーではない)だった。ビギナーが中心の3オンの場合、比較的経験の浅いプレイヤーをフォワードに、上手いプレイヤーをディフェンスに配置する。僕は当然フォワードで、殆どずっとゴール前にへばりついていた。従って得点もまあまあ多かった。思い出の初試合は、まずまずの成績である。
画期的な荒療治のつもりだったが、やはりプレイ中も咳が止まらなくなることが何度かあった。発作に襲われた人が薬を飲むように、咳が出たらのど飴を口に放り込む。そして鼻水もだらだらと出るので、暇さえあれば鼻をかむ。リンクの壁際にはのど飴と箱ティッシュが置かれているのだった。僕はフルフェイスのシールドをつけているので、いったんヘルメットを脱がないと口や鼻に手が届かないというのも辛いところだった。
リーグ戦の後にはピックアップ形式(雀荘でいうところのフリー)で数試合。正味7時間ぐらいスケートを履きっぱなしだった。終わった頃には雑巾のようにくたびれてしまい、全身がギシギシと痛んだ。帰宅してから明日の公開生放送の準備でもしようと思ったが、とてもそこまでのパワーはなく断念。熱い風呂にだけ入ってそのままベッドへ直行した。1月9日(金)
医者に処方してもらった薬を飲み、万全の態勢で埼玉へ向かったが、局に着くなり「ひどい鼻声だね」と指摘されてしまった。鼻水と咳以外には症状らしい症状が出ていないとはいえ、こんなに長引くのは人生でも初めてのこと。もはや正常な時の自分の声がどんなだったか、忘れてしまった。今の鼻声も自分ではわりと嫌いじゃないかも、なんて開き直ってる場合ではない。
この日も、JRバスの京阪神ドリームさいたま号に乗って帰った。先月から運行が始まった新路線だけに、いつもガラガラだったが、明日から3連休ということもあってこの日はほぼ満席。この路線は中央道を使うため、この季節は途中で雪の影響を受ける危険が非常に高い。しかしこの日は、初めてオンタイムで大阪に到着した。
1月8日(木)明日からのスケジュールを考えると、いい加減でこの風邪を治さないとどうしようもない。効く薬が欲しくて耳鼻科に行った以外は、ずっと家にこもっている一日だった。
「浅井さんは、嫌いな音楽はないんですか?」というようなことをよく聞かれる。「あるならば、そういう音楽はラジオで紹介しないんですか?」という質問とセットになっている場合が多い。嫌いとまでは行かなくても、全く興味の持てない音楽、受け付けない音楽ぐらいは人間なら誰にでもあるものだ。ラジオのDJに限らず、ディレクター、音楽ライター、音楽誌の編集者など、要するに「音楽を紹介する仕事」に従事する者にとって、「興味の持てない音楽と、どう向き合うか」という問題は、少なくとも一度は必ず直面する種類のものではないかと思う。
こんな仕事をしている僕が言うのもアレだが、毎月たくさんのCDを買い、ライブにも足を運ぶ熱心な音楽ファンと比べて、自分がどこまで音楽を愛しているかを考えると、はなはだ自信が持てない。何だかもう音楽は仕事で扱う道具みたいなものであって、純粋にファンとして楽しむ対象ではなくなっているせいだ。だから、「嫌い」とか「興味がない」と言って拒否する音楽も、はっきり言って僕には、ない。好きになろうと思えばどんな音楽も好きになって、その良さを理解できる自信がある。つまり、自分の音楽的嗜好を、自在に操れる自信があるということだ。節奏がないと言ってしまえばそれまでだが、それぐらいの広い耳を持っていなければ、こんな仕事はストレスが溜まってしまって耐えられないだろう。
ただし、「認めたくない音楽」は存在する。セールスのことだけを意識して作られたような歌謡曲とか、ユーザーが流されている話題性だけの曲とか。それに近いものを自分の番組で紹介することもあるかもしれないが、少なくとも、僕がその音楽を好きなんだとリスナーに思われるのは嫌だ。だからそんな曲を紹介する時はなるべく淡々と、情報だけを伝える。公共の電波を使って批判をするような真似はもちろんしないけど、かといって褒めたりしない。その曲を聞きたいと思っている人のために、かけることはかけるが、それだけ。DJだって、自分だけのボーダーラインを持っていてもいいと思う。その許容範囲を超えている音楽まで、無理に愛する必要はないだろう。1月7日(水)
デジネバの収録時は、ワイヤレスマイクを使用する。テレビでよく使われる小さなマイクで、洋服の裏側、襟の下の辺りに貼り付けてある。貼り付けるのはスタッフの仕事なのだが、デジネバではそのスタッフが女性である。「すいません、マイクつけまーす」とか言いながら、僕のお腹のところから手を入れて、アゴの下でぺったんぺったんと。彼女からすれば日に何度もやってる日常業務の一つなのだろうが、僕は毎週毎週、この瞬間に極度の緊張をする。女性とそんな至近距離で接する機会があまりないからだ。美容院でシャンプーをしてもらうときも然り。肌が触れ合う瞬間に、相手に対して特別な感情がなかろうと、変に男と女を意識してしまうのは僕だろうか。いい年して子供みたいだけど。
ところで今日は、車の中でCORE OF SOULのニューシングル「PURPLE SKY」を繰り返し聞き込んでみた。昨年のツアーでも披露されていた楽曲で、ソン・ルイが中国に住む祖母を思いながら作った曲だという。それを中村蕗子が、独特のタッチで「遠くにいる愛しい人を想う歌」に仕上げた。イントロ、間奏、そして曲の最後で、中国の遙かな大地を彷彿させる鼓弓の音色が聞こえる。ライブの時もこの部分は生で演奏された。ソンくんが、エレキギターの弦を1本だけ残して、それに鼓弓の弓で弾いて奏でたのである。それがあんまり器用だったものだから、ライブ後に思わず「上手だね」なんて失礼なことを言ってしまった(プロなんだから上手いのは当然)。テルミン、マリンバ、そして鼓弓。彼らの年齢を考えると、あらゆる音楽的素養を吸収するスピードが、驚異的だと思う。そしてこの曲は、日本語の他に英語、中国語でも歌われ、シングルにその3バージョンをすべて収録する。中国語に初挑戦した蕗子嬢は、ソンくんの特訓を受けながら、大変な苦労をして歌ったそうだ。努力の甲斐あって、日本人の僕が聞く限りなかなか流暢な中国語に聞こえるが、最後のサビ前の部分だけが日本語のままなのはなぜだろう。今度会った時に聞いてみよう。会いたいけど、遠すぎてその願いは叶わないから、その人からもらった指輪にキスをして、会えない切なさを力に変えようとする。そんな歌詞が好きだ。けなげな女心を歌にするのが、蕗子嬢は抜群に上手い。1月6日(火)
2004年最初のROCK KIDS 802だというのに、一昨日よりもさらにひどい鼻声になっていた。朝から鼻をかんでばかりいたせいか、頭も痛い。どうにもテンションが上がらないながらも、何とか無事にオンエア終了。心から楽しんで番組に臨める日はいつになったら訪れるものか。
1月からのドラマは楽しみなものが多い。今日から始まった「ファイアーボーイズ」も、初回を見た限りでは悪くなさそうだ。「め組の大吾」のコミックは以前から好きだったが、あの物語をそのまま映像化したら、ハリウッド映画並みの予算が必要になるだろうし、1時間のドラマでは丸一年はかかりそうなぐらい長い。そんな原作がテレビドラマになるというのだから、かなり「しょぼく」なっていることを覚悟していたのだが、落胆するほどではなかった。原作には登場しない女性キャラが何人かいて、それを人気の若手女優に演じさせているあたりに、ゴールデンタイムに放送されるテレビドラマとしての限界を感じるが、火事場の臨場感や消防士の勇ましさなどはよく描いていると思う。ちょっと身体が大きすぎる点を除けば、五味さんのイメージに鹿賀丈史はよく合っている。消防隊員とか救急隊員って、もっと子供達の憧れの対象になってもいい存在なのだ。このドラマはきっとそれを後押しするだろう。1月5日(月)
もう2年以上、事実上の活動休止状態が続いていたL'Arc-en-Cielが、今年はいよいよ本格的に再始動するようだ。去年の代々木でのライブが発表されたとき、多くの関係者がそうであったように、僕も彼らの解散を予感した。ソロとしての方向性を確認し、すでに足場を固めた4人が、バンドとして最後のけじめをつけるために、7日間のライブを行う。そう受け止めることは、穿ちすぎでもないように思えた。しかしそんな僕らの心配をよそに、この春、本当にラルクが帰ってくる。
この数年の間に4人が経験したさまざまな活動は、どういう形でこの再始動に影響を及ぼすのだろう。彼らの、いろんな意味での成長を、新曲「READY STEADY GO」を聞いて僕は感じる。久しぶりのシングルに、アッパーなロックを選んだことがまず嬉しい。簡単に口ずさめるポップさを持ちながら、エッジが効いていて、疾走感もある。何かに迷って立ちすくみ、次の一歩を踏み出せずにいる時、うしろから背中を押すと言うよりも、腕をつかんで力強く前へ引っ張っていくような、「強引なくらいのポジティブさ」がL'Arc-en-Cielらしい。
誰も想像がつかないような、おもしろいことをやらかすのが上手いバンドだ。今年はどんな話題を振りまいてくれるのか、楽しみにしていよう。1月4日(日)
八重洲のビジネスホテルを早朝にチェックアウトし、新幹線で大阪へ向かう。昨日今日がUターンラッシュのピークと思われたが、またも逆方向なので座席はガラガラだった。新大阪止まりでなかったら寝過ごしていたかもしれない、というぐらいよく眠った。
今年の抱負として、「忘れ物をしない」というのを考えた。何年か前にも同じような抱負を立てた記憶があるが、今年こそ、物をなくしたり忘れたり壊したりというのを少なくしたい。しかし今朝、FM802のビル内に入るためのパスを持ってきていないことが判明。守衛室の前で名前や時間を記入すれば入ることはできるが、局のDJがお客様のようにわざわざ名前を書いて入館しているのはちょっと情けない光景。FM802での初仕事を始める前に、さっそく今年最初の忘れ物が判明した格好である。
新年最初のOSAKAN HOT 100は僕の鼻声で幕を開けた。喉の痛みや咳が多少楽になったかと思えば、今度は鼻水に苦しんでいる。鼻声は喉が枯れた時よりもオンエアでは目立つ。新年早々DJとして恥ずかしい番組になってしまった。
陽がどっぷり暮れてから、5日ぶりに自宅へ帰った。届いていた年賀状の数は思っていたよりも少なく、こちらが送ったのにくれない人、こちらが送っていないのに来ちゃった人がやたら目立つ。明日、さっそく返事を書くことにしよう。そして溜まったメールを受信したが、こちらも迷惑メールばかりで、恐れていたほどの量ではなかった。1月3日(土)
大宮ハーツで開催された、BEAT SHUFFLEの新年会イベント「平成十六年 ビッフル・新春の宴」。出演したのは、レギュラーコーナーも担当しているriceと、最近は「うたばん」の影響でお茶の間にもかなりその名が広まっている犬神サーカス団、そして僕がHot Waveを担当していた頃から何かと縁のあった紫苑の3バンド。いずれも、ビジュアル系の王道からは少し路線の外れたバンドで、個性的で面白い対バンとなった。ネットの有料会員限定のイベントだったため、riceのファンが最も多かったようだが、3バンドともそれなりに楽しんでもらえたのではないかと思う。セットチェンジの間に企画された僕によるDJショウは、スタッフが勝手に「プチ爆寸」と命名していたが、過去の経験から、こういう場で爆寸の空気を作り出すことは絶対に不可能だと僕はよく理解しているので、あえてその言葉を使わなかった。その場にアーティストがいないのに暴れるなんて、その状況に慣れている人でなければ無理な話。暇つぶしに聞いて楽しんでもらえたならそれで充分という気持ちで喋っていた。
ライブ終了後は、浦和の焼き肉屋で打ち上げ。体調不良によりriceが欠席していたが、紫苑と犬神サーカス団は同じテーブルに座って意気投合している様子。カモくんと凶子ちゃんが漫画の話で盛り上がっていたので、僕もその中に加わったりして。大いに盛り上がっていたのだが、僕は翌日のこともあるので途中で泣く泣く退席。
ともあれ、今年最初のビッグイベントは、アクシデントもなく無事に終了した。めでたしめでたし。1月2日(金)
大磯にある父の実家に、親戚一同が集っての新年会。僕が生まれる前からずっと変わらず、正月が来るたびに浅井家は集まる。叔父や叔母からすれば、ついこの間まで赤ん坊のようだった僕が、子供を二人も連れて来ているのはさぞ感慨深い光景だろう。従兄弟達もそれぞれに子供連れで来ていて、絶えず子供の喚声が聞こえる賑やかな宴会だった。埼玉に住む親戚も何人かいて、僕の番組を聞いてはみるのだが、内容があまりにもマニアックなため、途中で挫折するという。関東で放送されている僕のレギュラー番組はBEAT SHUFFLEとG-SPOTだけ。僕も「金曜の夜に放送されているんで、ぜひ聞いてください」とはどうも言いづらい。
新年会を途中で抜け、大磯から2時間近く電車に揺られて大宮へ。2004年最初の仕事はBEAT SHUFFLEだ。なかなか喉の調子が回復せず、声はそれほど違和感なく出せるようになったがここ数日はとにかく咳がひどい。長い原稿を読むのは本当に大変だった。ちなみに、この日は、ゲストのKaggraが帰った後も、けっこうたくさんのリスナーがスタジオ前で見ていてくれた。公開で番組を放送している以上、やはりギャラリーがいた方が励みにはなる。1月1日(木)
10時ぐらいにのそのそと起き出して、母親の作ってくれた雑煮を食べつつ、今日もだらだらとテレビを見て過ごす元旦。昼間のテレビは夜と比較にならないほどにつまらないのが残念なところ。もう少し正月らしいこともしようということで、何年かぶりでUNOをやったのだけど、感動するほど面白いカードゲームだと思った。
年末年始を海外で過ごしたり、実家に帰省していたりする人達は、年賀状とか年賀メールをいつチェックするのだろう。殆ど毎晩パソコンに向かう生活をしているから、自宅を離れ、しかもパソコンのない生活が何日も続くというのは、何だかとても心許ない。