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Diary(05.01.)

1月31日(月)

 先日も日記に書いた、各DJが選ぶバレンタインギフトのプレゼント。僕は考えた末に、最近僕自身もすっかりハマっているダーツセットと、あらゆる手品ができるようになる、マジックグッズセットの二つを用意した。どう考えても「バレンタインギフト」として相応しい物ではないが、「自分の金で買うのはちょっと気が引けるけど、もらえるものならぜひ欲しい」と思うようなもの、というのが僕のプレゼント選びの基準。今回は特に手品の方が会心のセレクションだった。去年からブームとなっているマジック。見ていたら誰だって、「自分もできるようになりたい」と思うものだ。ところが、こっちの方が明らかに応募は少なかった。理由はいろいろと考えられるが、「ラジオでは実演を見せられない」というのが最も大きいだろう。せめてスタジオで僕が挑戦して、スタッフか誰かに「おぉ〜」とか驚きの効果音を発してもらえたらリスナーの意欲はそそられたに違いない。しかし今回は商品をお店から当選者宅へ直接届けることになっており、僕は写真を見ながら話す以外になかった。空振りに終わって、ちょっとがっかり。

1月30日(日)

 僕が毎朝愛読している新聞のコラムが「産経抄」。その名の通り産經新聞に掲載されているものだ。他紙のコラムとは比較にならないほどの鋭い毒が効いており、辛辣で過激な内容が多いので、わかりやすいし読みごたえがある。僕が長年産経を取り続けている最大の理由は、このコラムが面白いからといっても過言ではない。
 ところで、昨日、その産経抄を読んでいて少なからず驚いたことが一つあった。筆者が、女性であることが判明したのだ。自分が女性であることを初めて明かすような書き方をしていた。それ自体がどうということはないし、コラムを女性が書いていたとしてももちろん不思議はない。要するにこちらの勝手な思い込みの問題だが、これまでに読んでいたものも女性が書いていたとはやはり到底信じられず、あんまり気になったので、新聞社に電話で問い合わせてみた。
 電話口に出た男性の話では、産経抄の筆者は現在七名おり、その中に女性が含まれる、ということらしい。昨日の産経抄はたまたまその女性の筆によるものだったということだ。電話で僕と同じようなことを尋ねてきた人が、他にも数名いたらしい。
 性別のわからない書き手、というのは謎めいていておもしろい。文章の「男性的」とか「女性的」というのは、話し方とか立ち振る舞いと違って、あまり根拠のない思い込みだ、ということに気付いた。

1月29日(土)

 FM802のDJがたくさん集まっての新年会が行われた。スケジュールの合わないDJや、関西以外の地域に住むDJも多いので、集まったのは全DJの3分の2ぐらいだったろうか。それでも、喋り手ばかりが20人近くも集まるというなかなか面白い集まりだ。大勢の飲み会が総じてあまり得意ではない僕だが、同じ業種のDJだけが集まる場で、キャリアも僕が真ん中ぐらいの位置だから、気は楽だった。
 僕と同じテーブルにはマーキーさんや中島ヒロトさん、小嶋晶子などもいて、大変にぎやかだった。以前はあまり酒が強くなかったはずのマーキーさんもずいぶん飲んでいて、3人で喋りまくる。普段から無口な僕などは、その喋りを聞いて笑うばかりで、口を挟む余地はほとんどなかった。よく喋る人ほどDJになりたいと思うのが普通なんだろうな、と今さらながら思った。

1月28日(金)

 日帰りで東京と新大阪の間を往復する場合、新幹線の車内でぐっすりと眠れるのは、行きか帰りのどちらかである。行きの新幹線で熟睡してしまうと、帰りはまず眠れないから、僕はたいてい本を読む。今日は知り合いから借りた石田衣良の「うつくしい子供」という小説を夢中で読んでいた。隣の席には若いビジネスマンが乗っていて、彼も雑誌を読みふけっている。新幹線が駅のホームに入り、停車するのが見えた。どうやら京都に着いたらしい。新大阪まではあと15分ぐらいか。僕は再び文庫本に目を落とす。停車して少し経ってから、隣の席の男性が大慌てで荷物をまとめて立ち上がった。(自分が降りる駅に着いたことに気付かなかったのか?間抜けな人だな)と内心で僕はにやけていたのだが、走り去る間際、その男性が「新大阪ですよ」と僕に告げて行った。周囲を見回すと、他には誰も乗っていない。僕も慌ててブーツを履き、飲み物やら携帯やらを鞄に片付けて、逃げるようにして降りた。隣にいる人がのんびり乗っている以上、終着駅まで行く自分が降りる準備をする必要はない。無意識に、お互いがそう思っていたらしい。
 それにしても、「気がついたら自分しか乗っていない電車」って、とても怖い。

1月27日(木)

 朝、パソコンが起動しなくなった。最初の起動音は鳴るのに、カラカラとHDの回る音が聞こえてこないし、画面も真っ暗のまま。CDからの起動以外に手段がなくなったので、やむなくHDを初期化してシステムソフトウェアをインストールし直した。データやアプリケーションはだいたいバックアップをとってあったので、ここ1週間ぐらいのメールが消えてしまった以外は無事だった。バックアップ用に外付けHDを購入したのが1週間ぐらい前のこと。危なかった。最近の僕のG4ノートは、本当に具合が悪いから。

1月26日(水)

 今週末に公開となる映画「レイ」の試写会に行ってきた。ジェイミー・フォックスの主演による、レイ・チャールズの伝記映画だ。日本の若者には、サザンのカバーで一躍有名になったレイ・チャールズだが、彼がアメリカの音楽シーンに残した功績は驚くほど大きい。今もアメリカ国民に愛され続け、多くのミュージシャンから敬愛されている彼の、波乱と苦難の人生を映画化している。ジェイミー・フォックスが、盲目の天才を驚くほど上手に演じていた。とにかくよく似ている。ピアノの腕前も見事なもの。今年度のアカデミー賞では、トム・クルーズ扮する殺し屋に利用される不運なタクシードライバーを演じた「コラテラル」で助演男優賞に、そしてこの「レイ」で主演男優賞にノミネートされており、ダブル受賞も期待されているとか。新たな演技派スターの誕生かもしれない。
 別に泣きはしなかったし、決して派手な映画ではないけど、見応えのある大人のヒューマンドラマ。2時間半に及ぶ映画だが、眠くなることは一度もなかった。「レイ・チャールズのどこがすごいのか、曲を聞いてもよくわからない」という人は、この映画を見て納得するはずである。

1月25日(火)

 802のIT豊田くんに頼まれて、今年度のグラミー賞予想の原稿を書いた。主要4部門のノミネートアーティストのCDがワンクリックで購入できるようになっており、それぞれについての予想コメントが競馬風に記載される、というページを作るらしい。4人のDJが1部門ずつを担当し、僕は「RECORD OF THE YEAR」を頼まれた。主要部門の中でも花形といえる注目度の高い賞だ。しかし、音楽業界で働く身でも、グラミーほど予想しにくい賞はない。大して売れた印象もないようなアーティストが独占してしまうこともあれば、逆に最有力候補と目されたアーティストが無冠に終わることも多い。選考基準もわかるようでよくわからないし。とりあえず今回の最優秀レコードにノミネートされた5組にひとことずつ、「競馬風」のコメントを書いてみた。本命はアッシャー、対抗でグリーン・デイ、注意はブラック・アイド・ピーズ、大穴としてレイ・チャールズ、といった具合だ。
 昨今のグラミーはブラック系が強い傾向にあり、今回も大型新人のカニエ・ウェストを筆頭に、アッシャー、アリシア・キーズなどが多くの賞でノミネートされている。しかしこの最優秀レコードに限っていえば、ここ数年の受賞作は圧倒的にロックが多い。アッシャーかグリーン・デイのどちらかで決まりだと思うのだが、いかがなものか。僕も賞の行方が気になってきた。

1月24日(月)

 この日のROCK KIDSのメッセージテーマは「気になってしまう他人の会話」。盗み聞きをするつもりがなくても、大声で話される他人の会話が耳に入って、気になってしまうということは誰にでもあるだろう。会話の中にイノセントな間違いを発見して、本人がその間違いに気づかずに話し続けているのが気になった、という書き込みが多数。電車の中でも喫茶店でも、会話って案外周りの人に聞かれているものだ。恥をかくことのないように、気を付けないといけない。
 番組でも話したことだが、他人の会話というと僕にも忘れられない思い出がいくつかある。中でも鮮明なのが、高校生の時、スキー場でのこと。三人掛けのリフトに一人で乗ったら、相乗りしたのは友人同士とみられる若い男性二人。二人はどうやら「動物の名前を、英語で何と言うか」という内容の会話をしている。僕は景色を眺めている振りをしつつ、二人の会話を黙って聞いていた。「シマウマは何ていうかわかるか?」「ゼブラだろ」「じゃあ、キリンは?」「ジラフじゃん」「じゃあ、カバはわかるか?」「ん?カバ?」即座に単語が出てこないらしく、彼はしばし考え込む。そして彼は思い付いたように、「カバはお前、あれだよ。cover…」彼はその英語がわからなかったから、日本語をそのまま英語っぽく読んでごまかした、というわけだ。ありがちな、馬鹿げた会話である。しかし、出題していた相方はその返答にクスリと笑うこともなく、脱力しきった様子で、「おまえ、大学生だろ…」と吐き捨てるように言い、二人はそれきり黙り込んでしまったのだ。その気まずさこの上ない沈黙が、リフトを降りるまでの間続いた。それが3分だったか4分だったかは定かでないが、横にいる僕にとっては永遠にも思える長さだった。カバはヒポポタマス。

1月23日(日)

 OSAKAN HOT 100のスタッフにはダーツ好きが多いということを、僕は自分がダーツを買うまで知らなかった。内輪だけでしか通用しないが「ダーツ検定」なるものもあって、今日はそれを受けさせてもらった。一週間ぐらい毎晩のように矢を投げている僕だが、検定の結果は惨敗といってよかった。理由はわかっている。フォームが安定していないせいだ。
 一昨日、ダーツの世界選手権の模様をテレビで見た。ダーツの投げ方というのは人それぞれで、自分の投げやすい方法を見つければそれでいいらしい。世界の一流プレーヤーのフォームはけっこうバラバラだ。中でも世界チャンピオンのフィル・テイラーは矢の握り方もフォームも個性的。かっこいいからといってこれを真似ようとすると、矢があちこちへ飛散していくので大変なことになる。プロのフォームをいろいろと見つつ、今はまだ自分の投げ方を研究しているところ。検定を受けるのはもうちょっと後にしよう。
 ところで、気づいたことが一つ。ダーツの的は中心が高さ173cmのところにくる。僕の身長だと見上げる格好になる。上を狙おうとすると、かなり上に向けて投げなければならず、引力に逆らうぶん力が必要である。ダーツみたいな遊びでも、やはり背の高い人間の方が有利にできている。

1月22日(土)

 前々から書いているとおり、最近僕のパソコンは非常に調子が悪い。ちょっとでもややこしい真似をしようものなら即座にフリーズ。こうして文章を書いている時も、1行書くごとに保存をしているような状態だ。いつクラッシュしてもおかしくないので、バックアップも取るようにしているのだが、いちいちCDRに焼くのはやはり面倒で、2ヶ月に一度ぐらいしか取っていない。このパソコンのハードディスクにはまだ20GB以上の空き容量があるが、安全を考えて外付HDの購入を決意。そうして、FireWireで接続できる160GBのHDが、今日届いた。
 ひとまず、パソコンに入っていたデータとアプリケーション類をそっくりそのままぶち込んでみる。当然のことながらそれでもまだまだ余裕がある。急に心に余裕ができた。ワンルームの部屋から、4LDKのマンションに引っ越したような気分。

1月21日(金)

 再来週のROCK KIDS 802は、各曜日のDJがセレクトしたバレンタインギフトをリスナープレゼントにするという。限られた予算の中で、男女それぞれ1名分ずつ、僕も何かを買って来なければならない。もともと、人に贈るプレゼントを考えるのが苦手な僕だが、リスナーという不特定多数が対象になっていると、これはこれでけっこう楽しい。「自分の金で買う気はしないけど、もらえるものならぜひ欲しい」と思うような品物を考える。その基準考えていくと、どんどんうさんくさい物になっていって、バレンタインギフトという名目のイメージからは次第に遠ざかってしまう。果たして応募がどれくらい来るか、楽しみなところだ。
1月20日(木)

 今日はFM802の新年会が行われた。制作スタッフやDJを中心に、各レコード会社やイベンターなど、日頃の仲間100人以上が一堂に会しての大きなパーティーだ。「ハチ1グランプリ」と題した一発芸大会や、ヘビーローテーションアーティストのシュガープラム・フェアリーの乱入など、大いに盛り上がった後は、プレゼントの大抽選会。iPodミニだけで4台あり、他にもiPodシャッフル、PSP、デジタルビデオカメラなど、ゴージャスなラインアップに胸は躍ったが、案の定僕は何一つ当たらないのだった。自分のくじ運のなさはよくわかっているけど、ROCK KIDSの他の3人のDJ全員が何かをもらって帰るのを見て、若干むなしい気分になったのは否めない。
 今回も例によって司会は幹事でもあるヒロト氏。ひたすら大声を張り上げ、まくしたて、盛り上げるその姿は、根っからのお祭り人間そのものだと思った。

1月19日(水)

 水曜日は一人で昼食を取ることが多い。よく行くのがヨドバシ梅田の8階にあるレストラン街だ。お店の種類が多いから、メニューの選択肢も色々あって楽しい。でも僕がここによく行く理由は食事の質とはあまり関係がない。何といっても一番好きなのは、ここのトイレ。
 僕は昔からトイレにはけっこううるさい。清潔さ、広さ、設備の充実度、そして混雑度。あらゆる点で比較していくと、僕の知る限り梅田近辺で一番水準の高いトイレはヨドバシ梅田の8階なのである。他のフロアと違ってひどい混雑になることがあまりなく、すべての個室がシャワートイレ。新しいから全体的にきれいだし、トイレットペーパーの紙質も問題ない。ペーパータオルがあったら満点だが、残念ながらここは最近流行りのジェットタオルだ。手を乾かすには問題ないジェットタオルだが、トイレの洗面台で顔を洗ったり歯を磨いたりもする僕としてはやはり紙タオルやロールタオルがありがたい。まあそのために自前のタオルを持ち歩いているから特に問題はないのだけど。女性用のトイレ事情はわからないが、男性用に限って言えば、ここのトイレはとにかくおすすめ。僕は梅田でトイレに行きたくなったら、10分ぐらい歩いてでもここに行く。
 シンガポールでは、公共トイレのレベルを採点したマップが観光客向けに配られたりするという。大阪でもそういうのが作られたらいいのに。

1月18日(火)

 RoxiteのURLは近いうちに正式に変更となる。引っ越しが完了したら告知するが、どうやらこのroxite.comでアクセスできるのは今年の9月ぐらいまでになるようだ。アドレスが変わっても、Roxiteの中身は特に変える予定はないが、唯一、売買専用掲示板のDEALING BOARDを削除しようと思っている。
 最近、DEALING BOARDで詐欺にあったという報告があった。チケット代を振り込んだ途端に連絡が途絶えたということだった。ネット上の個人売買には常にこうした危険が伴うが、Roxiteの掲示板でトラブルが起こったことは残念でならない。こうした報告を受けたことは、初めてではない。
 Roxiteに売買専用掲示板を設置したのは、もともとは必要に迫られてのことだった。大事な連絡事項のログが、他のメッセージに流されてすぐに消えてしまうのは困る、という人が多かったから、やむを得ず普通の掲示板とは別に作ったのだ。それはもう6年か7年も前のこと。いつの間にかこの売買掲示板ばかりが有名になったみたいで、ビジュアル系ファンの間では、僕の名前などよりDEALING BOARDの方がはるかに有名らしい。でも、ネットオークションや他の掲示板類も豊富にある今となっては、この掲示板がRoxiteにある必要性はあまりないように思う。トラブルが発生したという報告を受けるのも、僕はもう嫌だ。
 そんなわけで、あの掲示板はもうじきなくなるものと思っていていただきたい。

1月17日(月)

 阪神淡路大震災から丸10年となる記念の日。この日のFM802は、各番組で防災を呼びかける統一企画を行っていた。ROCK KIDS 802ではシンプルに、「防災のために心がけているちょっとしたこと」というテーマでリスナーからのメッセージを募る形となった。
 DJである僕が無知な状態では話にならないので、一夜漬けながらいろいろと勉強した。震災の被災者から寄せられた体験談も参考にして、日頃の備えと、地震が発生したときの正しい行動について、知識を身につける。先日、防災未来センターで知ったことではまだまだ足りない、「なるほど」と思わせる知恵はいろいろとあった。
 そういった僕自身の知識と、リスナーのメッセージを紹介しながら、3時間を通して防災を訴えた。震災のことを思い出すのはやはり誰でも辛いから、どうしてもメッセージも沈んだトーンのものが多かったが、あまり暗い番組にもしたくない。けれど、こういう時は、ちょっとした言い方一つで誤解を招く危険も大きいから、言葉の選び方は慎重になった。誰も傷つけないように、誰も怒らせないように。いつもよりも喋る内容に神経を配った。そのぶん緊張して、番組が終わるころにはどっと疲れたが、それがしんどくて嫌だなどとは言っていられない仕事である。公共の電波で喋ることの、責任の重さを感じるのは、災害の時なのだ。
 それにしても、10年前にあの地獄を体験したリスナーばかりのはずなのに、「我が家では、特に防災のためにしていることはありません」というメッセージの、何と多かったことか。防災未来センターに入ったとき、まずはじめにあのシアターで強烈な恐怖を植え付けられた理由がわかった気がする。

1月16日(日)

 番組後、なんばHatchへエクストリームのライブを見に行った。非の打ち所のない、最高のロックンロール・ショウだった。
 もともと大好きなバンドだったから、演奏される楽曲はどれも当然懐かしい。しかし、馴染みのある古い曲を久しぶりに聞いて楽しむ、という感覚ではなかった。10年ぶりの再結成だなんてことはまるで思わせないようなチームワークと雰囲気。何より演奏の技術がすごいのだ。
 ヌーノ・ベッテンコートのギターテクニックは今さら驚くまでもないが、圧倒されたのはフロントの3人のコーラスワーク。3人とも歌がとても上手いから、クイーンのように厚みのある美しいコーラスを聞かせる。それもバラードでなく激しい曲で。外タレにありがちな、黙々と楽曲を演奏してほとんど喋らない、なんてことはなく、曲間に崩したMCで笑いを取ったりもする。「腹が減ったなぁ。何か食べ物ない?ないの?なら、もう帰るわ。いやウソウソ」とか、「彼はうちのサポートをやりながら自分のバンドもやってるんだ。みんな、よかったら彼のバンドの曲も、ダウンロードしてコピーしてあげてよ。って、みんなひどいな…(おまえが言ったんだろ)。ちゃんと応援してあげてくれ」とか。もちろん英語だが。ともかく、ヌーノのMCはユーモアがあって面白かったし、ゲイリーの煽り方もクールだった。CDの通りに演奏するのではなくて、適度にライブ向けにアレンジを変えたりもしているのがまた最高。観客のノリもよくて、ゲイリーがマイクを向けると驚くほどみんながよく歌う。こんな英語の曲をよく覚えたなぁと感心してしまう。いかに日本のハードロックファンが、彼らの再結成と再来日を待ち望んでいたか、よくわかった。
 「MORE THAN WORDS」の、最後のコーラスは涙が出るほど美しかった。やっぱりロックがいい。

1月15日(土)

 ダーツを買った。だいぶ前から購入を検討していたものだが、ついに、本当に買ってしまった。的を外しても壁に穴が開かないソフトダーツで、もちろん点は自動で計算してくれる。部屋に入っていきなり的が目に入ると、ちょっと他の家具にそぐわないため、木目の扉がついたものを探した。かなり本格的な代物だが、ダーツというのは案外安いのだ。
 さっそく壁に貼り付けてみる。的はやたら重いうえに大きく、正確な高さを測り、傾かないように打ち付けるのは、かなり骨の折れる作業だった。何とか設置が完了し、いよいよ練習開始。
 年に1回か2回、ダーツマシンのあるバーに行った時に、遊びで軽くやってみるぐらいだったから、投げ方もルールもてんでわかっていない。あらゆるホームページで基礎の練習方法を学び、説明書を見ながらいくつかのゲームのルールを覚えた。最初はとにかく、的を外さないように、確実に輪の内側へ投げ入れる練習をひたすら繰り返す。次に、内側の円内(トリプルリング)に入れる練習、上下左右の半円に入れていく練習、1/4ずつに分けて入れていく練習、練習、練習…。気がつくと2時間ぐらい、休憩もせずに矢を投げ続けていた。右腕が思うように動かなくなってきたので、ついにダウン。投げる時はずっと右足一本に体重を載せているため、右のつま先も痛かった。
 しかしこれは面白い遊び。奥が深いし、練習すると確実に上手になる。今年最初のマイブームはこれに決定。僕のインドア生活にますます拍車がかかることは間違いない。

1月14日(金)

 曲の「ポップさ」を判断する基準は、そのメロディーを口ずさめるようになるまでに聞く回数だと思っている。無論少ないほどポップという意味だ。僕は基本的にポップな曲、わかりやすい曲が好きなのだが、最近気に入っているレミオロメンの「モラトリアム」という曲は、その基準で言うと全然ポップではない。特に難解で音を取りづらいのはBメロで、音符にのせた歌詞も早口で覚えにくい。しかし僕はこのBメロが一番好きだ。好きになったきっかけはやはり歌詞だった。メッセージがポジティブなのかネガティブなのかよくわからないけど、言葉の一つ一つが響いてくるから、気がつくと聞き入っている。デビュー以来、業界内での評価が高いわりに、セールス面でなかなか結果の出なかったバンドだが、まだまだこれから飛躍しそうな気がしている。
 一方もう一曲、アルファとスチャダラパーがコラボレートした「惚れたぜHARAJUKU」という曲も大変お気に入りだった。たのきん、シブガキ、少年隊、光GENJIあたりのジャニーズを題材にした曲で、かつてのジャニーズのヒット曲が、こんなにも爆笑ネタの宝庫だったのかと、彼らの着眼点に感心する素晴らしい曲だった。しかし発売まであと1週間という時に、アルファが突然の活動停止を発表し、発売は無期延期となってしまったようだ。まことに残念。

1月13日(木)

 倉本聰の脚本による新しいドラマ「優しい時間」が始まった。舞台は富良野だ。木訥としたナレーションや、ぶっきらぼうなセリフなど、倉本作品ならではの雰囲気が全体に漂っている。主演の寺尾聰は、黒板五郎をもう少し洗練させた、素敵なオジサマふう。息子役に二宮和也、そのガールフレンド役に長澤まさみが扮している。
「森の中では、時間の進む速度が遅い」という点を常に意識して作られているようだ。現実味の薄い、わざとらしくてオーバーなテレビドラマが多い近頃では、こういう静かなドラマはかえってインパクトがある。ストーリーや脚本もさることながら、際立つのは役者の演技力だと思う。どんな脇役も、台詞の言い方がとても自然で、とにかく上手い。第一回の今夜は、「ふぞろいの林檎たち」以来のカップルを演じている時任三郎と手塚里美がことさら良かった。
 こんな素朴な人間ドラマが流行ってもいい時代だ。視聴率低迷で打ち切り、なんてことにならないよう祈りたい。

1月12日(水)

 阪神淡路大震災から丸十年となる1.17が、来週の月曜日だ。その日に番組を放送するDJの一人として、僕もあらためて震災の恐ろしさを直視し、防災についての心構えを再認識する必要があると思い、今日は神戸市のHAT内にある「人と防災未来センター」という場所に行ってきた。
 資料などが展示してある博物館のようなものをイメージしていたのだが、中に入ってみると少し違う印象だった。エレベーターを降りると、係員の女性にシアターへ案内される。180度を覆い尽くす迫力のスクリーンで、震災に襲われ、街が壊滅していく様子を再現したVTRを見る。壊れた後の、駅や高速道路なら何度も見たが、それがどのように破壊されていったのかを、CGとは思えないリアルな映像で目の当たりにすると、あらためて恐怖に凍りつく思いだった。7分間その映像を見てからシアターを出ると、廃墟の街のセットが両側に広がる通路。ここを通って別のシアターに通され、今度は、震災の後、復興していく被災地の様子を、ドキュメンタリー映像で紹介していた。被災した人々が、同時どのような悲しみを背負い、厳しい生活を強いられたか。今度は正真正銘本物の映像でその辛さを訴える。
 シアターで地震の恐ろしさを知った後は、勉強だ。液状化、活断層、免震構造、津波…地震対策を考えていくうえで、最低限必要になるこれらの用語を、いろんな実験器具を用いてわかりやすく解説している。地震が起こる前の対策と、起きた後の対応。実際に地獄を味わった神戸だからこそ、その恐ろしい体験を無駄にはするまいという熱意を感じた。
 平日ということで館内はガラガラ。そのせいもあってか、スタッフの対応はとても親切だった。シアターのフロアまでは若い女性がマニュアルに従ったような対応をしていたが、体験フロアに降りると、年配のスタッフばかりだ。首から「ボランティア」と書かれたカードを下げていて、時に自分自身の経験と説明を交えながら、優しく丁寧に案内してくれた。その優しさに触れただけでも何だか涙が出そうだった。
 防災のことを考えるのは、面倒だ。どんなに万全を期したところで避けられない災害というのはあるし、起こる可能性の低い大地震のことを懸念しているほど暇じゃない。第一、防災といったって、何をしたらいいのかもよくわからない。震災を知らない、特に若い人は、大抵そんなふうに考えていると思う。しかし、「人と防災未来センター」に行けば、甘い認識は間違いなく覆されるだろう。退屈を感じる場所でないことは確かだ。

1月11日(火)

 収録の仕事でFM802に行ったら、ROCK KIDSのゲストであるサスケの二人が来ていた。サスケがFM802を訪れるのは実は二度目のことだ。前回来たのは一年ほど前。
 去年、僕はNACK5のG-SPOTの収録で彼らと初めて会った。当時すでに大宮ではかなりの人気を誇るストリートミュージシャンだった。「関西でライブはしないの?」と聞くと、「実は明日から神戸と大阪で路上ライブをするんですよ。802にも遊びに行っていいすか?」と言われたので、「いいよ。日曜日の昼間ならいるから」と僕は答えた。はたして2日後の日曜日、二人は本当に802に挨拶に来た。それも、マネージャーすら連れず、二人だけで。番組中だった僕はゆっくりと応対することもできず、とりあえずOSAKAN HOT 100のディレクターに彼らを紹介した。インディーズのミュージシャンが、わずかなコネを頼りに放送局を訪れ、自分のCDを配って宣伝していたのである。これ自体はちっとも珍しいことではない。
 しかし、そうやって配られていたCDが、1年後に何十万枚も売れる全国的な大ヒットになる、という事例は過去にほとんどない。サスケの「青いベンチ」は、今やROCK KIDS 802のリクエストでも毎日TOP3に入ってくる。彼らのブレイクには、無論テレビ番組によるバックアップが大きく影響しているが、それでもこの状況には僕も驚かされている。いい曲は、簡単に歴史に埋もれないということだ。
 今やすっかりビッグになったサスケは、去年、僕を頼って802に来たことを、覚えているだろうか。まさか忘れてはいないだろうが、忘れたい過去だったりするのだろうか。不安な面持ちで「あのぉ、浅井と申しますが…」と挨拶をしに行くと、二人はとても嬉しそうに迎えてくれた。「さっきここに来る途中でも、ずっと浅井さんのこと話してたんですよ」と。たとえ社交辞令でもそれは光栄な言葉だ。
 それにしても、たったの一年でこんなに売れるとは思っていなかった。

1月10日(月)

 僕はかなり強い近視なので、外出するときは必ずコンタクトレンズをつけている。考えてみると、前回、コンタクトをなくして購入したのは、おそらくもう6年ぐらい前だ。つまり僕は、両目のコンタクトを6年以上も使い続けているということになる。普通のハードコンタクトレンズの寿命は2年前後と聞く。これだけ長い間同じコンタクトを使い続けて、何の不都合もなく快適なのかというと、実はそんなこともない。それはもうよく乾くし、ちょっと目を動かしただけでずれそうになることもある。ジェットコースターなんかに乗っている時は、落としやしないかと心配でアトラクションに集中できない。それでもまあ、眼科に行くのが面倒なのと、汚れたコンタクトを見て呆れられたり怒られたりするのが嫌で、ずっとそのまま。
 ところが最近、右目がおかしい。痛くもかゆくもないが、目の下がひくひくと小さく痙攣するのだ。年中というわけではないが、わりと頻繁。絶対にコンタクトが原因だと思っていたが、裸眼になってもひくひくする。鏡で確認したら、外見にはそれほど気になるレベルではなかったが、自分ではとてもうざったい。こりゃあやっぱり近いうちに眼科に行くしかないのかな。僕の目は本当に不都合が多い。小さすぎてソフトコンタクトがうまく入らないし、近視はひどいし、ものもらいができやすいし、色弱だし…。大事にしないからこうなるのかな。

1月9日(日)

 僕が一年で唯一真剣にお参りをする行事が、関西特有のお祭り、十日戎。「たくさんお金が儲かりますように」という最も即物的な祈願をする日である。三日間続くうちの、今日が初日の「宵戎」。今年も例によって、FM802の近くにある堀川戎神社に行ってきた。今宮戎や西宮戎は規模が大きく、とんでもない人でごった返すようだが、堀川さんはそうでもない。ガラガラで閑古鳥が鳴くようなところへ行くと、寒いし気分も盛り上がらないが、人が多すぎて何時間も並ぶのもやはり寒い。堀川さんの場合は、大阪市内で二番目に有名な戎神社だから、出店の数もそれなりに多いし、けっこうたくさんの人で賑わっているが、概ね自分のペースで歩けるし、中で写真撮影などしても特に人の邪魔にはならない程度の混み具合。えべっさんの雰囲気を味わいたいが、あんまり人の多いところへ行くのは避けたい、という人にはこの堀川さんをオススメしたい。
 今年も9000円の熊手を購入した。最初の熊手は1500円ぐらいのしょぼいやつだった。年々グレードアップして、今は、小型の熊手に鯛やら俵やらの飾りがフルコースでついているクラス。これ、一度高い物を買ってしまうと、次にランクを下げるのはどうしても気が引けてしまう。その結果、毎年値段が高くなっていくのだ。
 今年は仕事が増えますように。

1月8日(土)

 ここのところの運動不足で、すっかり体がなまっている。今日は久しぶりにホッケーをして軽く汗をかいた。真冬のインラインホッケーは、ことによるとアイスホッケーよりも寒い。屋内のリンクなら避けられる冷たい北風に、さらされるからである。
 年末、僕が徹夜までして作った年賀状は、予想以上に好評を博している。「Mr.インクレディブル」の写真の、顔の部分だけを自分の写真にコラージュしたもの。さらに、携帯で読み取れるQRコードに今年の抱負(この漢字を間違えたのだが)をしたためた。何人もの人から「我が家に来た年賀状でナンバー1だったよ」と言われるのはかなり気分がいい。これから一年がかりで来年のネタも考えなくちゃ。

1月7日(金)

 先週のLIVE SIDEの後が、打ち上げもなく解散になったこともあり、代わりにこの日の番組前に新年会が催された。といっても番組スタッフだけのこじんまりしたお食事会。場所はスタジオアルアルシェの上階にある中華料理レストラン「王宮」だった。高級な中華料理を食べるのは本当に久しぶりで、番組前だというのに食べまくってしまった。もうこれ以上入らないというほど食べた後で、杏仁豆腐にタピオカ、ごま団子というデザート三連発もぺろりと平らげてしまった。どうも年末年始は食べ出すと止まらなくなるらしい。杏仁豆腐にココナツジュースを混ぜると、驚くほど美味であることを知った。

1月6日(木)

 昨年の暮れごろから、僕がひそかに注目していたテレビ番組が、昨夜から放送されている。8年前に始まった北海道ローカルの深夜番組で、「水曜どうでしょう」という。低予算、少人数で作られた、大ざっぱにいえば「旅番組」の部類。二人の出演者が、指示されるままに過酷な旅をしていく道中、同行する二人のディレクターに幾度も騙され、はめられ、踊らされ、ぼやき、ののしり合い、ケンカもする。内輪ノリだがヤラセっぽさはなく、とにかくおもしろい。噂が噂を呼んで、その人気は全国に飛び火し、番組の模様を収めたDVDはリリースされるたびにオリコンの上位に食い込むほどだった。当然、番組は全国各地の放送局に買われ、「水曜どうでしょうリターンズ」の名で放送されている。しかし、ブームとなっているわりに、各局での扱いは地味だ。ゴールデンタイムに放送されるようでは、この番組らしくない、という意見もある。
 ともあれ、その「水曜どうでしょう」が、昨夜からABCで放送されるようになった。北海道のローカル番組が全国区で有名になったという話はこれまでに聞いたことがなかった。その点だけでも注目に値する。ただし日によってはとてつもなく深い時間の放送になるようなので、録画する方がどうやら賢明。

1月5日(水)

 4日目を終了したダカールラリー。とても残念なニュースが届いた。一昨日の特番オンエア時までは快調な走りを見せていた増岡氏は、車両故障に見舞われて首位から3時間以上の遅れを取り、今年の優勝争いからは事実上脱落したようだ。ここ数年非常に安定した走りを見せていた増岡氏がこれほど早く後退するとは、予想外の展開だ。
 前日のパンクが微妙に影響していたらしい。すぐ前を走る車の砂埃が視界を遮り、くぼみにタイヤを取られて致命的なアクシデントに至った。パリダカで3時間の遅れは挽回が難しい。
 しかし、それだけの故障をしても何とかその場で修理をし、その日のゴールまで走りきったところはさすが増岡氏である。これからはチームメイトのサポートに徹し、10度目のチーム優勝に貢献する方針に切り替えたという。優勝が見えなくなってもラリーを諦めず、最後までチームのために戦い続けるその姿勢も、この人の魅力であり、パリダカのドラマだと思う。

1月4日(火)

 今日から3日ほど仕事がない。普通の人より少し遅れて正月休みがきたような感じだ。年末年始にたっぷり録画しておいた映画を見たりしている。
 その流れで、たまたま放送していた「開運!なんでも鑑定団」を見た。毎週欠かさないというわけでもないが、この番組は勉強になるからけっこう好き。登場する鑑定士の眼識に惚れ惚れしてしまう。で、この番組を見ていていつも思うこと。鑑定するお宝が登場する時、アシスタントらしきお姉さんがワゴンを押す姿を見て、毎度ハラハラしてしまうのは僕だけだろうか。数百万円の値打ちのある壺を、テレビで見る限り特に固定もせずに台車で運んでいる。壺を倒して割ってしまうとか、絵画を落として傷をつけてしまうとか、そういったミスが絶対に起こらないとは到底思えないような扱いである。慎重を期している様子が伺えない。僕みたいに気の弱い人間は、そういう映像を見ているだけで緊張してしまって、時に正視さえできなかったりする。
 同じようなことを、同局の「TVチャンピオン」でもよく感じる。「○○職人選手権」とかで、出場者が、とても手の込んだ精巧な作品を作っているとき、カメラマンや音声さんがそれをうっかり壊したりしてしまうことはないものかと。どうやら僕は苦手らしい。壊れやすい、高価なものが。

1月3日(月)

 午後1時から7時まで6時間、三菱自動車の提供による特番「KEEP YOUR DREAM」が放送された。「夢」をキーワードに選曲した音楽と、並行してパリダカの魅力を紹介していく番組だ。先日東京で収録した増岡氏のインタビューは、この番組の中で6回に分けて放送された。過酷ゆえに感動的なドラマが生まれるパリダカというラリーの魅力を、映像のないラジオで伝えるのは難しい。音楽をからめることで、夢を追い求めることの喜びや美しさをアピールしていくという内容になった。必然的に、歌詞の中に強いメッセージを曲を持つ曲を選曲していくことになる。こういう時にしかかけられないような名曲をたくさん紹介することができ、僕としては満足。リスナーからのリクエストにはほとんど応えることができなかったが、たまにはとことん自分達の選曲で作る番組も楽しいものだ。
 三人だけでのささやかな打ち上げはしゃぶしゃぶ食べ放題だった。最近、デザートは別腹という概念が理解できるようになってきた自分が怖い。一人で白玉クリームぜんざいなんか頼んで。

1月2日(日)

 2005年の仕事始めはOSAKAN HOT 100。正月とはいえチャート番組だから、内容は普段と何一つ変わらない。特別忙しかったわけでもないのに、完全に正月ボケ。何だか締まりのない喋りになってしまった。
 この日の夜に放送されたBINTANG GARDENは、年始恒例の「802DJが選ぶ04ベストアーティスト特集」。「リスナーに今後注目してもらいたいアーティスト」という基準で、FM802の各DJがひと組ずつアーティストをセレクトする。僕は一昨年はshame、去年はスキマスイッチを選んだ。今回は迷った挙げ句、何とJanne Da Arcを挙げた。もうずいぶん前から売れているアーティストだから、今さら「彼らに注目だ」などと言うのはプロっぽくないが、そこを承知で敢えて選んだのは、彼らの曲がFM802で全くと言っていいほどかからないからである。彼らは歌謡曲でもアイドルでもない。時にちょっとマニアックなメタルに傾倒したりもする、でもシングルになるとわりとポップな路線に走る、実力派のロックバンド。ビジュアル系出身バンドにありがちな、クセの強すぎる歌い方でもない。セールスも動員も、デビュー以来堅調を維持している数少ないバンド。それなのに、全国のラジオ局はなぜ彼らを積極的にバックアップしないのか、僕にはわからない。
 3月には念願の大阪城ホールも決定し、今年も彼らの快進撃は続くだろう。ROCK VISIONが終わって以来、関西出身のジャンヌに対して明らかに手薄だった802で、今年は何か仕掛けられたらいいなぁ。そんな願いを込めて、今年注目のアーティストとして彼らを挙げた次第である。

1月1日(土)

 謹賀新年。今年も実家でのんびりと、テレビを見ながら新年を迎えた。元日は、東京から大阪へ移動した以外には、特に何もない一日だった。正月は暇すぎるぐらいが一番良い。
 それにしても、正月のテレビはつまらないなぁ。大晦日の格闘技と紅白はまあいいとして、年が明けた瞬間に、どこのチャンネルも急激にだらけるのは何とかならないものか。そして目に余る人気芸人の大安売り。そんなに短命で終わらせたいか。かわいそうなギター侍。
 賑やかで楽しい番組を作るばかりがテレビじゃないでしょうに。それだけ予算があるなら、見応えのある番組はいくらでも作れると思うのだが。見終わって1時間で内容を忘れてしまうような番組よりも、一生忘れられなくなるような感動的な番組や、心がなごむような爽やかな番組が見たい。