
5月31日(火)
7月4日から日本でもいよいよ公開となる、SWの最終話「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」の試写が行われた。場所は梅田にある有名なシネコンで、何と朝の7時40分開映。映画館の一般営業が始まる前の時間に試写をすることは珍しいことではない。しかし、よほどの話題作でもない限り、そんな時間に試写を行っても人が来ないものだ。逆に言えば、本当に見たい人しか来ない。今日のプレミア試写は主にマスコミ関係者を対象としたものだったようだが、FM802のDJやスタッフは半数以上が出席しているようだった。こんな時間に起きているのを見たことがないような顔もちらほら。もちろん僕もその一人だろう。どの程度の広さの劇場で、どれくらいたくさんの人が来るのか皆目わからなかったから、少しでもいい席で見たいと思い、今朝は5時半に起きた。スターウォーズのためなら早起きなんてちっとも苦じゃない。しかし僕ほど気合いを入れている人はあまりいなかったようで、着いてみればほぼ一番乗りに近かった。よかった。コスプレとかしないで。
評判通り、いや評判以上の、素晴らしい映画だった。今回のスターウォーズは、見る前から結末がわかっている。前作までの、姿も心も美しいアナキン青年が、悪の権化ダースベイダーへと堕落していく物語。ハッピーエンドにはなり得ない内容だが、見終わってから後味の悪さを感じることは一切なかった。「ほほぉ、なるほど」と感心するばかりである。すべてがエピソード4へとスムーズに繋がっていく。なぜヨーダやオビ=ワンは辺境の地に身を隠す必要があったのか。なぜルークとレイアは引き離されたのか。なぜダースベイダーの素顔には痣があるのか。そして、なぜジェダイは滅びたのか…。最初にエピソード4を作った時から、ルーカスがそれらのディテールを決め込んでいたとは到底思えないが、結果としてすべての辻褄は見事に合っている。だから「ほほぉ、なるほど」なのだ。
スターウォーズを全く見たことがない人にとっては、エピソード1から6までが出揃ったことで、その順番で見ることも可能になったわけだが、あくまで製作された順に、つまり4から先に見ることを僕は強く勧めたい。その方がきっと感動する。このエピソード3こそ、スターウォーズ28年の歴史を締めくくるに相応しいと思う。
ちなみに、前作エピソード2の内容はあまりよく覚えていない僕だったが、それは全く問題なかった。アナキンとアミダラが恋に落ちたこと、アナキンが母親を殺された怒りに我を忘れてサンドピープルを惨殺したこと、この2点だけ頭に入れておけばいいだろう。
語りたいところは山ほどあるが、ネタバレを避けるために控えよう。もう1回、いや、あと3回は見たい。5月30日(月)
この春、SOUL CAMPの「BIG MAMA」がほとんど口コミでスマッシュヒットとなったように、自分の母親に対する愛情を素直に歌った曲は、ジャンルや時代を問わず人気が高い。今日、ゲストに迎えたSOFFetの新曲「へその緒」も、タイトル通り親との絆がテーマ。SOFFetらしい優しいサウンドだが、メロディーで泣かせる。いい曲だ。
ところで、SOFFetのGOOFくんはメッシュキャップのコレクションが趣味らしく、いつ会っても帽子をかぶっている。すでに30個近くを持っているとか。お店と同じように、帽子の後ろ部分を内側へたたんで保管しているそうだ。
キャップといえば、僕も子供の頃からトレードマークにしてきたアイテム。脱いだままどこかに置き忘れて紛失したりすることが多いため、数はなかなか増えないが、それでも20個ぐらいは持っている。メッシュキャップは値段が安くて、プリントするだけだからデザインも豊富。アーティストのツアーグッズでも面白いものが多いから、ついつい記念に買ってしまう。コレクションの中で一番気に入っているのは、3年前のフジロックで買ったキャップ。ちょうど特番のゲストに迎えたTHE MUSICのメンバーにサインをしてもらった。一見誰のサインかわからないこともあって、けっこう注目を集めるのだ。5月29日(日)
昨日から公開となった、映画「機動戦士Zガンダム・星を継ぐ者」のキャンペーンとして、主役を演じる3人の声優がOSAKAN HOT 100に生出演した。池田秀一、飛田展男、古谷徹。この3人が揃ってラジオに出るというのだから、ガンダムファンなら誰しも胸躍る瞬間であろう。以前からガンダムファンを公言してきたことが、こういう形で実を結んだ。究極の役得。
最大の注目を集めた池田さんは、あくまでも気の小さそうな、小柄な紳士だった。飛田さんは話し声がまるでカミーユとは違っていて、話していてもなかなかピンとこない。古谷さんは、明らかにラジオ慣れしていて、シャレもわかる、親しみやすいお兄さん。そんな、声優陣の素顔が垣間見えるという点でも、貴重なインタビューだった。
僕が用意しておいた名台詞の数々のうち、池田さんは「認めたくないものだな、自分自身の、若さゆえの過ちというものを」、飛田さんは「出て来なければ、死なずに済んだのに!」と「そんな大人、修正してやる!」、古谷さんは「殴ったね。二度もぶった。親父にもぶたれたことないのに!」を、それぞれ役になりきって喋ってくださった。目の前でその声を聞く機会は、おそらく二度とないだろう。その感激に震えつつ、冷静に番組を進行することがどれほど困難だったか。
僕のP900iのカスタムジャケットは、自作のシャアザク仕様。ストラップも、キーホルダーも、腕時計も、すべて赤色で「MS-06S」の文字が。古谷さんはそれを見て、「ガンダムはこういう人に支えられてるんだなぁ」と感心してくださった。
今日の3人の出演は、映画関係者の間でも「歴史に残るブッキング」と評判になったらしい。夢のようなひとときを与えてくださった、松竹さんに感謝。今日の同録MDは家宝にしよう。5月28日(土)
最近、iアプリのオセロゲームでよく遊んでいる。オセロは単純だが奥が深いゲーム。コンピュータの強さは3ランクに分かれていて、強いモードになると、一つでもミスをするともう取り返せない。しかし、ある程度の定石を理解して、慎重に打っていれば、勝てることは勝てる。コンピュータ相手にだいぶ勝ち越して来たので自信もつき、今日はネット対戦に挑戦してみた。過去の戦績で勝率5割に満たないような人が相手なら楽勝かと思いきや、何度挑戦しても最後にあっさり引っくり返されてしまう。途中まではどう見ても自分のペース、自分が置きたいところに置けるのに、気が付くと角を取られている。僕の定石はコンピュータが相手の時にしか通用しないということか。
今日も電車の中で、険しい表情で携帯とにらめっこをしている僕である。5月26日(木)
ROCK KIDS 802のライブイベント「REQESTAGE3」が、大阪城ホールで開催された。この日の番組は大阪城ホール内のアリーナ横にある放送室から生放送され、月曜から木曜のDJ4人が勢揃いした。DJが様々に交代しながら、開局から続くROCK KIDS 802。この春から初めて4人とも男性という顔触れになったところだ。同世代ばかりが4人も集まり、賑々しい放送だった。
イベントには、FLOW、レミオロメン、HOME MADE家族、DREAMS COME TRUE、KREVA、EXILEの順で6組が登場。久しぶりのライブとなるEXILEのファンが多くを占めていたようだが、どのアーティストが登場しても同じように客席は沸いた。年間に何百本と催されるFM802のイベントの中で、REQUESTAGEほど「人気のある人ばっかり出る」ものは他にないかもしれない。見ておいて損はないアーティストばかり。このゴージャス感、スケールの大きさが、ROCK KIDSらしいというものだ。
すべてを身終えて最も印象に残ったのは、まだ20代の若手アーティストの中でキャリアがひときわ長いDCTだった。ダンサーやMCを従えた完成度の高いパフォーマンスには、どんな音楽ファンも魅了される。古い馴染みの曲は「決戦は金曜日」1曲のみだったが、吉田美和が歌い始めればその瞬間に会場は一つになる。他の出演アーティスト達も、その存在感にすっかり圧倒されていた。打ち上げ会場で、某アーティストが言った「最近ちょっとCDが売れてきて天狗になりかけてたけど、今日、他の皆さんのライブを見せてもらって、俺達なんかまだまだ『ハナクソ』だなって思いました」という言葉に偽りはないだろう。はやり廃りに左右されず、15年間積み上げてきたドリの栄光は、紛れもなく本物だと誰もが感じた一日だった。5月25日(水)
最近、若い頃に好きだったミュージックビデオを、DVDで買い直すということをよくする。かなり古いライブビデオも、有名な作品は大抵がDVDで再発されている。ネットで検索すれば一発で見つかるし、3日も待てば届く。便利な時代になった。
この間注文していた「爆発寸前GIG」のDVDが今日届いた。自分の人生を振り返って、これほど繰り返し見たライブビデオは他にないというくらいのお気に入りだったが、気が付いたら紛失していたものだ。久しぶりに、ネットでもしながら流しておくつもりだったが、1曲目から最後まで、すっかり見入ってしまった。
僕が毎年開催している件のイベントのタイトルは、言うまでもなくこの作品から拝借している。今から16年前の3月、メジャーデビュー直後のXが渋谷公会堂で行ったライブを収録している。YOSHIKIのピアノソロや、HIDEの顔のペインティングが懐かしい。「WEEKEND」の序盤のブレイクで、照明が落ちて一瞬真っ暗になる。当時から一番好きだったそのシーンを、何度か繰り返して見てしまった。全15曲。見終わってみればあっという間。トータル1時間に満たない、近頃のライブビデオと比べれば非常に短いものだった。演奏の途中で終わってしまう曲も多いし、オフショットらしい映像は皆無。腹八分目。内容が濃い。
まだ「ヴィジュアル系」という言葉が生まれる前の時代。手扇子はおろか、「オルガスム」でヘドバンをしている人すらあまり見かけない。今見ると、あんまり盛り上がっていないようにさえ見える。しかしリアルタイムでこれを経験したロックファンにとって、Xはやることなすこと衝撃が大きすぎた。
最近の日記、やけにノスタルジーなネタが多いな。今年はそういう年なのかもしれない。5月24日(火)
春にOSAKAN HOT 100のスポンサーがNTT DoCoMoになってから、番組のiモードサイトで毎週配信している15秒ぐらいの動画。実際にFOMAの携帯電話で作成し、テロップ当てなどの機能を駆使して、たかが15秒足らずながらけっこう凝ったことをやってきた。その「HOT100オフショット」は、次週で最終回を迎える。
かわりに新しく始まるのが、「V LIVE劇場」というもの。iモードで動画を受け取るのではなく、テレビ電話の回線を利用して動画を配信する。昔からよくある電話の案内ダイヤルなどの、テレビ電話版だ。DoCoMo自慢のテレビ電話を、FOMAユーザーに利用してもらうためのサービスの一つと考えられる。時間は一気に長くなって1分前後。今度ばかりは、携帯電話で遊びの延長みたいに作っているレベルでは物足りないので、プロユースのデジタルビデオカメラも用意された。しかしその編集作業を行うのはあくまで我々番組制作チーム。「また面倒な仕事を背負い込んでしまった」と当初はうんざりしていたディレクターは、「むしろこれは映像編集ソフトの使い方を学ぶいい機会かも」とあっさり考え方を切り替え、2〜3日で本当にマスターしてしまった。今日、メールに添付されてきた第一回の完成品を見たが、編集だけでなく、特殊な効果や音楽も上手く使っており、すでに素人とは思えない領域。
デジネバの頃から憧れていた、Macを使っての映像編集。ずいぶん身近に先生が出現したのを機に、僕も学んでみようかと思わないでもないが、老衰の激しいこのG4ノートがそんな高等作業に耐えられるかは微妙な線と言わざるを得ない。やっぱり欲しい新Mac。先立つものがないと、簡単に新しい技術は身に付かないのか。5月23日(月)
ROCK KIDS 802に川嶋あいが初登場。この春、渋谷で1000本目の路上ライブを終えた、話題の女性シンガーである。
ストリートで出会ったファンやスタッフとの絆を失いたくないという思いから、あえて匿名で「あいのり」の主題歌を歌った彼女。オリコンの1位を記録しながら、ずっとベールに包まれていたそのユニットI WiSHは、本名の川嶋あいとして渋谷公会堂のステージに立った日に、初めて正体が明かされ、今はすでに解散している。
ちょっと出来過ぎな感さえある美しいドラマだ。15の春に単身東京に乗り込んだ彼女が、挫折の日々も希望を捨てずに歌い続け、渋公の単独公演と100本の路上ライブという目標を達成するまで、歩んで来た道のりは、確かに感動的。このサクセスストーリーは「路上の天使」という少女漫画になっている。今回のインタビューの前にその漫画を読み、彼女がここまでに重ねた苦労を知るとともに、ひたむきな姿勢には大いに感動した。「この漫画に描かれていることは、現実に起こったことなわけでしょ?」と聞いたら、「そうですね。唯一現実と違うのは、手伝ってくれる学生スタッフが、みんな超イケメンに描かれていることぐらいです」と彼女は笑いながら答えた。
川嶋あいには、天性の歌唱力と、逆境に負けないガッツ、そして支えてくれる暖かいスタッフとの偶然の出会いがあった。だから成功した。次の目標は何かと尋ねたら、「武道館です」と即答した。近い将来、達成できるに違いない。
僕は十代の頃、彼女のように一日一日を大切に生きていなかった気がする。みずみずしさが羨ましいと感じた。5月22日(日)
Yahoo!のトップページにアクセスすると、必ずといっていいほど広告のどこかに「ガンダム」の文字がある。劇場版Zガンダムの公開を控え、今がまさに旬といったところか。
来週のOSAKAN HOT 100ではガンダムの特集をすることになっている。映画の主題歌を歌うGacktからコメントをもらい、僕が映画の魅力を語る、という程度の内容で企画していたのだが、急きょスタジオに生ゲストを迎えることが決定。そのゲストというのが、何と古谷徹、池田秀一、飛田展男という3人。それぞれ、アムロ・レイ、シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)、カミーユ・ビダンを演じる、声優達である。つまり、アムロ、シャア、カミーユの肉声が、802から流れるということ。長年ガンダム好きを公言してきた僕にとって、これは過去最大の事件といっていい。
当日の番組がどのような内容になるのか、まだはっきりと決まっていない部分もあるが、有名なセリフの数々を、生で再現してもらうことは差し支えないようだ。どんな言葉を喋ってもらうか、今からDVDを見直したりして考えている。
今までにいろんな人をスタジオに迎えてきたが、声優さんは初めて。それも、ガンダムの主役がずらり。緊張するなと言う方が無理だ。5月21日(土)
子供の頃に見た「ザ・フライ」という映画は、物体を分子レベルまで分解し、データ化して転送することで、離れた場所へ瞬間的に移動させるという発明が軸になっていた。インターネットの普及で、データの転送は飛躍的に簡単になったが、物体そのものを送ることができるようになるまでには、少なくともあと50年ぐらいかかりそうだ。ところが知らないうちに、とんでもないものが転送できる時代になっていた。匂いだ。
OCNが来週から始める「アロマコミュニケーション」なる新しいサービスは、ユーザーが「香り発生装置」を購入しておけば、会員限定のアロマページにアクセスした時、データを機械が読み取り、液体香料を調合して、自動的に香りを発するのだそうだ。この技術を応用させると、化粧品や料理の匂いも、画像などと合わせて配信できるのだという。
「匂い」をデータ化できるのだということが、僕にとっては一番衝撃的だった。それってものすごい発明なんじゃないかと。この技術が発展すれば、例えば、長年住み慣れた家を建て直す時に、家の匂いをデータとして保存しておき、しばらく経ってから、「ああ、昔の我が家はこんな匂いだった。懐かし〜。くんくん」なんてことも、理論上はできるようになるはず。
幸せになれる匂いというのが、誰にでもあると思う。僕にとってをいえば、畳、芝生、焦げた醤油。それらの発する匂いは、僕にいろんなことを想起させ、ノスタルジーの世界へ誘ってくれる。自分の好きな匂いを、その日その時の気分で選び、自在に発することができるかもしれないというのだ。ちょっと信じ難い世界。
この「アロマコミュニケーション」を利用するためには7万円以上の料金がかかるため、アロマテラピーに興味のない僕には縁のないサービス。しかしこの発明が本物なのであれば、ぜひとも普及して欲しいものだ。5月20日(金)
BEAT SHUFFLEが放送されているサテライトスタジオは、NACK5 TOWNというCDショップの一角にある。スタジオのすぐ横にあるのが、100円から300円で売られている中古CDのワゴン。今日、ここで発見し、思わず購入してしまったのが、VIRUSの「MATERIALS」というアルバムだ。以下、思い出話。
高校時代、幼なじみの影響で、Xをはじめとするロクf系のバンドに突然ハマった。女性に人気の高かったCOLORやLadies Room、かまいたちなどよりも、僕が特に好きでよく聞いていたのが、VIRUS、AION、東京ヤンキースといった、ヘビーメタル色の強いバンドだった。ほとんどは友達から借りてダビングしたものだったが、「MATERIALS」だけは周りで誰も持っていなかったから買った。学校帰りに一人で池袋へ向かい、雑誌を頼りにブランドXへ。薄暗い雑居ビルの一室にあるレコード屋という未知の世界に足を踏み入れ、いたいけな僕は妙にビビって、全身に汗をかきながら買い物を済ませた記憶がある。
そうして手に入れたアルバム「MATERIAL」を、当然のことながら僕は愛聴しまくった。「キ○ガイバクハツハッキョー!」と絶叫するこのアルバムが、朝の目覚めとともにタイマーで流れるものだから、うちに泊まりに来た友人が「もう浅井の家で泊まるのはやめとくわ」と寄りつかなくなった。17年ぶりぐらいでそのCDを聞いてみて、その友人の気持ちはあらためてよくわかった。寝起きにこんなものを聞かされたら、それこそ発狂。
懐かしい思いで聞いたVIRUSは、今聞いてもやっぱりかっこよかった。当時はこれがヘビーメタルだという認識は持たずに聞いていたけど、いろんなロックに触れた今になって聞いてみると、リフやデス声のシャウトはまさに王道メタル。「発狂」なんて「SEX MACHINEGUN」にそっくり。しかし、ずいぶん音質が悪いのに驚いた。
今探しているのは、AIONの「マグマ」と、東京ヤンキースの「DO THE DIRTY」。正直言って、定価で買い直そうとまでは思わないのだけど。5月19日(木)
ハッピーで爽やかなドラマを見ている時は、平行してそうでないものも見て、ある程度の調和を計るようにしている。「瑠璃の島」なんかで美しい涙を流した後は、「汚れた舌」のようなドラマが好対照でバランスが取れる。このドラマ、心の安らぐ楽しげなシーンが全く出てこない。すべての登場人物が泥沼に足を突っ込んでいて、泥んこプロレスをやっているような恋愛ドラマだ。これでもか、というくらいにありえない展開が続き、画面にツッコミを入れずにはいられない。「週刊誌にそんなアングルの写真は載らんやろ」「秘密の交際相手なら、携帯の登録は違う名前にするやろ」「そんな不当なクレーム、名誉毀損で訴えたら勝てるやろ」などなど、きっとこのドラマを見ている人には頷いていただけそうなツッコミ。
今日の放送でインパクトのあった映像は、牧瀬里穂が大量の苺を貪るように食べるシーン。亭主の浮気と姑の虐めによるストレスに耐えきれず、精神が壊れ始めたことの表れとして取った行動だが、見ていて僕がまず思ったのは「もったいない」ということだった。苺は僕の大好物。かなりおいしそうな苺だった。苺食べたい。
5月18日(水)
OSMという専門学校で講師を始めて4年目になるが、週に一度通っているだけなので、この学校の他の先生方とは全くと言っていいほど関わりを持っていない。名前を知っている先生が3〜4人いる程度。教員室では明らかに浮いている僕だが、今日、初対面の先生に話し掛けられた。見た感じ、僕と同じぐらいの年代の、品の良さそうな女性。同じ科で別の授業を担当していると自己紹介をされ、突然のことに狼狽する僕だったが、もっと驚いたのは、話し掛けられた理由である。聞けば彼女、Roxiteのこの日記を時々読んでくれるとか。しかも、実はhideミュージアムに言ったことのあるhideファンで、横須賀爆寸の件を喜んでくれたようだ。
意外なところで意外な人が読んでいるこの日記。それにしても、hideファンってどこにでもいるんだなぁ。5月17日(火)
マイクロソフト「Xbox360」、ソニー「プレイステーション3」、任天堂「レボリューション」という、大手三社の次世代ゲーム機が一気に発表された。販売時期や価格など、確定していない要素は多々あるが、謳っている特徴や機能はどれもすさまじい。もはやゲーム機という概念を超えている。一応ゲーマーの一人として、発表された内容を吟味していくと、PS2でDVDプレーヤーとの合体が奏功したソニーは、あらゆるAV機器との融合を目指す路線を継承。一方で、あくまでゲームとしての機能にこだわってきた任天堂は、過去のファミコンなどのタイトルをダウンロードで提供するという伝家の宝刀で勝負している感じ。機能はすごいのにソフトが全く面白くないという理由で後塵を拝してきたマイクロソフトは、FFなどの強力タイトル投入で勝負に出るようだが、少なくとも日本では売れないだろうという気がする。
ゲーム機のスペックは、これ以上進化しても一般ユーザーにはその価値が分からない。100人単位のスタッフが、数年をかけて作ったすごいゲームソフトよりも、オセロやテトリスの方が面白かったりするものだ。おそらくソフトメーカーも「これ以上ハードのスペックを上げられると、それを生かすゲームを作っても元が取れない」というのが本音だろう。クオリティーの高いゲームを作るには、それだけ金がかかるはずだ。
「もう新しいゲーム機は要らないよ…」とぼやきつつ、でも発売されたら僕も欲しくなってしまうに違いない。5月16日(月)
ソウル出身の21歳、KがROCK KIDS 802のゲスト。昨今の韓流ブームには辟易している僕だが、彼はそんな一連のブームとは一線を画す位置にいるようだ。歌は日本語だし、番組への出演も通訳を立てず、日本語で受け答えをするという。日本に通うようになってまだ半年余りということだったが、驚くほど日本語は堪能だった。オフマイクの時も、「韓国の若い人は、兵隊に行かないといけないから、大変でしょう?」とか、「韓国は、辛い食べ物が多いでしょう?日本の料理はどれも味が薄いんじゃない?」と、できるだけゆっくり、わかりやすい日本語で聞いてみたら、ほとんどすべて理解し、答えてくれた。とても楽しいひとときだった。
韓国の若者に総じて言えることなのかは知らないが、非常に礼儀正しい青年という印象だった。歌声や曲調から想像できる通りの、どこか憂いのあるナイーブで優しそうな笑顔。この日は生演奏も披露してくれたが、完璧な歌だった。
一連の韓流ブームとやらがなければ、彼はもっとすんなり、日本の音楽シーンでその実力を認められたかもしれないな、とも思う。韓国に熱狂するご婦人達のパワーが、彼にとっての足かせにならなければいいのだが。5月15日(日)
OSAKAN HOT 100のゲストに、コブクロの二人が登場。以前から小渕くんの書く歌詞に注目している僕は、二人に会う時はいつも、重箱の隅をつつくようなマニアックなことを質問してしまう。今回の「ここにしか咲かない花」という曲で僕が特に印象に残ったのが、最後の一行にある「あけもどろ」という言葉。沖縄・奄美諸島の言葉で、日の出の瞬間に太陽が美しく光を放っている光景を表す。「あけぼの」とよく似た言葉だ。今回、沖縄の孤島を舞台にしたドラマ「瑠璃の島」の主題歌を作るため、二人はロケの行われる鳩間島を訪れた。三線や島唄といった、琉球古来の音楽の要素を取り入れることを拒んだ小渕くんが、あくまでコブクロらしい曲の中に盛り込んだ、唯一ともいえる沖縄のエッセンスがこの言葉だったという。沖縄系がやけに流行している昨今の音楽シーン。安易にその路線を狙ったと思われたくないというこだわりと、沖縄の歴史を尊重しようとする姿勢が、たった5文字の中に表現されている気がして、妙に感動する話だった。
ZEPP OSAKAへ、レミオロメンのライブを見に行った。昨日と今日の2公演、チケットは即日完売だったそうだ。ドラマやCMなどの目立ったタイアップに頼らず、地道にセールスと動員を伸ばしてきた。今まさに伸び盛りのバンドだ。3月に武道館で見た時よりも、いくぶんリラックスして楽しんでいる様子だった。歌詞の間違いが少々多かったのは気掛かりだが、ステージも客席も始終笑顔でいい雰囲気のライブ。ラスト、「海のバラッド」の照明の演出が見事だった。
5月14日(土)熱戦の続いているプロ野球セパ交流戦。今日は甲子園球場へ阪神対楽天の試合を見に行った。今年初めての甲子園である。
甲子園のスタンドで観戦する人の二人に一人ぐらいは、レプリカのユニフォームを着て応援している。7、6、53、9、1、39といった主力選手の背番号が圧倒的に多い。それらのナンバージャージは店頭で買えるし、ネットでも注文すればすぐに届く。人気のない選手のナンバージャージの場合、注文を受けてから作るので、時間がかかるし高くつくのだ。だから、控えの選手のナンバージャージを着ている観客はほとんどいないのが現状。その中で僕がいつも着ているのは、背番号12番・浅井捕手のナンバージャージである。自分と同じ名字の選手に頑張って欲しいということがきっかけだったが、去年彼は一軍登録が一試合もなかった。
プロ野球では、一軍に捕手を三人登録している場合が多い。阪神の場合、浅井の上には、矢野と野口という信頼の厚いベテラン捕手が二人おり、三番手の浅井にスタメンマスクのチャンスはほとんどないが、去年はその三番手がベンチ入りさえさせてもらえない状態だった。去年は、出番を求めて二軍で外野手にも挑戦し、打撃でアピール。今年はその意気を買われて、開幕から一軍に定着し、時折代打で出場していた。今日はついに、浅井良の勇姿を一軍の試合で見られるかもしれないと、ワクワクしながら甲子園に行ったのだ。今日は彼に代打のチャンスが回ってくるだろうか。
ところが、試合前のアナウンスで、何と浅井が6番ライトで先発出場すると発表された。おそらく、一軍での先発出場は彼にとって初めてのことではないか。たまたま僕が甲子園に行った日に、彼のひのき舞台が待っていた。これは興奮せずにはいられない。浅井は第一打席でいきなりヒットを放ち、外野の守備もきっちりとこなした。目立った活躍を見せたわけではないが、スタメンでもきちんと機能することは証明してみせたようだ。代打でもいいから彼のプレイを客席から応援したいと願っていた僕としては、望外の喜びだった。
試合は今日も圧勝で、楽天が少し気の毒になったが、いろんな意味で気持ちのいいゲーム。やっぱり生の観戦は独特の雰囲気があって面白い。
今日は、家族で家を出た直後に「これから甲子園ですか?」と、帰りに電車を降りたところでは「お、阪神勝ちました?」と、見ず知らずの人から二度も話しかけられた。タイガースファンと知ればそれだけで親近感。ジャイアンツの方がお金は儲かっているのかもしれないが、こういうことは東京では絶対にないなと思った。5月13日(金)
最近、新幹線の車内で映画を見ることが多くなった。今日見たのは、先日地上波で放映された「半落ち」。さすがにキャストが豪華で、大物俳優が脇役でたくさん登場するので見応えがあった。テーマは深いし、いろいろと考えさせられる映画だと思うけど、あまり感情移入できなかったのは、見ているのが新幹線の中だったからだ。クライマックスの法廷のシーン、寺尾聡が涙を流しながら罪を懺悔する一番大事な場面で、通路を挟んだ斜め前に座っていた若い男が、ドボドボと嘔吐しやがったのだ。泥酔。悪臭。本人は呆然。周りは騒然。それが気になって映画に集中できなくなった。
他人のゲロを一生懸命掃除をする車掌や車内販売嬢は気の毒だった。端から見ていて「おめーが拭けよ」と蹴飛ばしたくなる光景だったが、当のゲロ野郎は焦点の合わないうつろな目で動くことすらできない様子。こいつこそ半落ちって感じ。金曜の最終の新幹線には、飲酒して乗ってくる客が本当に多くて嫌になるが、せめて吐く前にトイレに駆け込むぐらいは出来る量にしておいて欲しいものだ。5月12日(木)
最近書店で見かけた面白い本がある。万大という人の書いた「通勤電車で座る技術」。そのタイトルに興味を引かれ、何となく手に取ったら、最後まで立ち読みしてしまった。その名の通り、混雑する電車で座るために必要なあらゆるテクニックを伝授している本。どの車両のどの扉の前で、何番目までに並べば空席が射程距離に入るか、ということを真剣に分析。さらに、立って乗っている時は、座っている乗客の中から、早く降りる人を見つけ出すあらゆる方法を紹介している。もう本当にどうしようもなくくだらないけど、非常に面白い本であることは確かだ。
僕が独自に気をつけていることもいくつかあるが、それらのほとんどはこの本には記載されていなかった。優先座席横の扉には並ばないこと(反対側に客が集中するため)。読んでいる本のカバーに書かれた書店名から降車駅を察すること。座っている一人の真正面ではなく、二人の中間に立つことにより、どちらの人が降りても座れる位置を確保すること。などなど。
いかにも「座りたくて仕方ないんです」というがめつさは絶対に表に出したくないが、できることなら座りたい。これが殆どの人の心理だ。「あ、座っていいの?だったら座ろうっと」みたいなクールな顔で、ちゃっかり空席を奪う技。満員電車で通勤や通学をする人にとっては、その技を磨き、他の人と戦うことが毎日の日課ともなりうる。そういうことを本に書く奴が現れるのは当然といえる。
とはいえ、僕の場合、今の生活で満員電車に乗ることはほとんどない。学生時代の、小田急線の尋常でないラッシュを思い出しつつ、楽しく読んだ。立ち読みだけど。5月11日(水)
公開放送をするには絶好の天気だった。心斎橋BIG STEPに、HYを迎えて、ROCK KIDS 802の公開生放送。そのパートのDJを僕が担当した。この日のROCK KIDSはコカコーラ協賛の特番になっていて、会場ではサンプリングも行われていた。市販されているのと同じ300ml缶をそのまま配布するという太っ腹。控え室に何本かあったので、僕も鞄に入れて持ち帰った。ステージドリンクとしてスタッフが用意してくれたペットボトルのお茶も、未開封のままだったので持ち帰り。どこまでも貧乏性。
今のHYの人気はさすがに大したもの。リリースがあるわけでもなく、直前に発表したこの公開生放送でも、BIG STEPの大階段はすぐにファンで埋め尽くされてしまった。HYは、沖縄に住む純朴な高校生が、人間性はそのままでスターに押し上げられたようなバンドだ。ラジオや人前で喋ること自体にあまり慣れていないようで、僕の力不足もあって少しぎこちないゲストトークになってしまった。やっぱり公開放送は難しい。
それにしても、BIG STEPという場所での公開放送は本当によく目立つらしい。人がたくさんいる場所で喋れるというのは、それだけでもとても幸せなことだ。今日は平日だというのに、何人もの知り合いから、「ミナミを歩いてたら浅井さんの声が聞こえてきました」とか「今日、見ましたよ!」というメールが届いた。僕が初めて大阪で仕事をするようになった頃、「いつかここでDJをやりたいな」と夢見た場所がこのBIG STEP。建物の斬新なデザインも、雰囲気も、客層も、適度に洒落ていて、適度に大阪らしいところが好きだ。5月10日(火)
昨日、802にバンダイの人が見えて、ガンダムの話をいろいろ聞かせてくれた。僕が日頃からガンダム好きを公言していることを知り、わざわざ会いにきてくれたのである。もともとは子供向けのロボットアニメの一種として始まったガンダムだったが、他とは明らかに一線を画すリアルさが長く愛され、今では親子二代揃ってのガンダムファンも大変多い。大人でも子供でも楽しめるという点で、ガンダムはジャパニーズアニメにおけるスターウォーズ的な存在と言えなくもない。
そのバンダイさんが名刺代わりにくれたのが、ガンプラだった。店頭での入手が困難という、100分の1スケールのファーストガンダムだ。手先の器用さには多少の自信がある僕だが、実はプラモデルはあまり作ったことがない。ガンプラが大流行した頃、欲しいプラモデルは到底手に入らなかったし、買えたとしても作るためには塗料や接着剤などの道具が一揃え必要で、小学生にはお金がかかり過ぎる趣味だった。そういう理由でプラモデル作りにのめり込んだ記憶はない僕だったが、もらったからには作りたい。というわけで、一晩をかけて作った。
最近のプラモデルは恐ろしく細かい。手足の関節もかなり自由に動くようになっていて、そのぶん部品の量は半端じゃない。説明書も冊子になっている。緻密な作業に頭痛さえ覚えながら、明日の公開放送でインタビューをするHYのDVDを流しつつ、没頭すること数時間。夜中の2時すぎにようやく完成した。その見事な出来映えにすっかり感動した僕は、テーブル横のカウンターにさっそくそれを飾り、ひと息つこうとコーヒーを入れて戻った時に、袖を引っ掛けて落としてしまった。今しがた、完成したばかりのガンプラを。無惨にも右足が股関節から折れ、修復不能な姿になった。完成から15分足らずの、はかない一生だった。とはいえ、腰を無理矢理それに載せるようにして(ちょうど「人」という字のように)寄りかからせれば立てないことはない。指一本でも触れた瞬間に倒れてしまうが、一応今もそこそこクールなポーズでピアノの上に飾られている。完成直後に撮影した、最初で最後の健康体のガンダムくん。
プラモデル作りって案外面白い。他のモビルスーツもぜひ買ってきて作ろう。そして完成した暁には、自分の手の届かないところに飾ろう。5月9日(月)
5月9日はアイスクリームの日。明治時代、日本で最初にアイスクリームが売られたことから、40年ぐらい前に制定された記念日らしい。「○○の日」というのはありがちだが、アイスクリーム業界はこの記念日をわりと大事にしているようで、大手のアイスクリームチェーンはどこも大規模なキャンペーンを張ってアピールしている。時期的にも、アイスクリームの消費を刺激するにはちょうどいいという判断だろう。
そんなわけで今日の番組では「どんなアイスクリームが好きですか?」というテーマでメッセージを募集してみた。あまり盛り上がらなそうな地味で安直なテーマと思われたが、番組でひとたびアイスクリームの話をし始めると書き込みが殺到。特に多いのが、懐かしいアイスに関するネタだ。懐かし系の話題になると、誰もが「俺にもひとこと言わせてくれ」という気持ちになるようだ。
番組前にはスタッフと、ハーゲンダッツの新作「パルフェ」とやらを食べてみた。アイスクリームやシャーベットが何層にも重なっている贅沢品。ガリガリ君やホームランバーも大好きだが、ハーゲンダッツの味は価格に見合っていることも確かだ。幸せの味。アイスにはまだ少し寒いけど、「アイスクリームの日」を満喫した一日だった。5月8日(日)
メールや書き込みで、さっそく多くの反響をいただいている横須賀爆寸は、開催に向けてさっそく動き出している。近いうちに開催日も発表できるだろう。
今年の秋は9月に横須賀、10月に大阪、11月に東京と、3か月連続で爆寸を開催することになる。せっかくなので、久しぶりに会場限定でTシャツを販売することも考えている。各会場で色違いのTシャツを、確実に売り切れそうな金額と枚数で。問題は買ってもらえそうなデザインだ。デザイナーの知り合いに頼むことも考えるが、プロに頼むとデザイン料が発生するため、少ない枚数で売ろうとすると販売価格に大きく響いてしまう。そこで何とかこのデザインも自分で出来ないものかと、初めてイラレというソフトに手を出している。初心者にレクチャーしてくれるホームページを参考に、基礎から学んでいるところだが、あまりの難しさに、すでに諦めぎみ。シンプルなデザインで充分なのだが…。手描きなら30分もあれば描けるのに、ゴールは思いのほか遠い。タダで描いてくれる人募集中。5月7日(土)
関西地区で平日夕方に再放送していた「救命病棟24時」のセカンドシリーズ。これを一気に見た。再放送のいいところは、一週間じらされることなく、まとめて見られる点だ。このドラマも、最後の方の回は「こんな場面で終わるんかい!」と叫びたくなるような、後を引く終わり方をする。週一ペースで見るなんて僕には耐えられない。
僕がこのシリーズを見たのは先日放映されていた最新シリーズが最初。セカンドは、江口洋介以外の全キャストがその最新シリーズとは異なっており、新鮮で面白かった。医者の役というのは、演技さえうまければ誰でもそれっぽく見えてしまう。このドラマで医者らしく見えなかったのは主役格の松雪泰子ぐらい。化粧から髪型まで乱れがなさすぎて、その完璧な美貌があまりに現実離れしているのはこの間の松嶋菜々子もしかりだった。日比谷先生のような露骨な憎まれ役はいなかったが、雨上がりの宮迫が非常にいい演技をしていた。それと、最新シリーズでは腕も人格も非の打ち所がない天才医師に見えた江口扮する進藤ドクターが、孤独で冷徹という印象を強く与えるのに驚いた。ずいぶんキャラが変わったものだなと。
僕の家の隣には、大学病院に勤める外科のお医者さんと元看護師の夫妻が住んでいる。先日、近所でバーベキューをした際にそのご主人とこのドラマの話になった。あらゆる医療モノのドラマの中で、救命病棟のシリーズは特に現実に近いそうだ。特に、担ぎ込まれた患者に施している処置などは本格的で、明らかにその筋のプロが指導していると。細かいシーンにもこだわって作られたこのドラマは、救急医療の現実をあらゆる角度から浮き彫りにしつつ、感動的なストーリーに仕上げているという点が見事だ。ほぼ全回で泣いた。泣きすぎ。子供の頃にこれを見たら、医者に憧れたかもしれない。
ちなみに今は、「ブラックジャックによろしく」の再放送を録画中。こちらは週一回の再放送なので、全話を録画し終えるのはだいぶ先になりそうだが、最終回を録り終えるまで僕は見ないのだ。5月6日(金)
何となく思いついたら、眠れなくなった。横須賀で爆寸をやる、というアイデアを。どうして今まで考えなかったのだろう。
9月25日の閉館までの間に、横須賀のhide MUSEUMに併設されたライブハウスCafe le PSYENCEで、爆発寸前NIGHTを開催するという計画だ。もちろんかける曲はhide限定。眠れなくなったのでベッドから起き出して、企画をメールにしたため、ミュージアムの人に送信した。
僕だってあのステージに一度ぐらいは立ちたい。そして僕がミュージアムにできる恩返しとして思い浮かぶのは、あの場所で、多くのhideファンの人たちと一緒に、hideの音楽でバカ騒ぎすることだ。かつてhide限定の爆寸を開催したことはあったけれど、今度は事務所公認、しかもお膝元の横須賀で。閉館までに一度はミュージアムを訪れたいと考えているたくさんの人のうち、ほんの一部でも、「ついでに爆寸もあるならその日に行こう」と横須賀行きのきっかけにしてもらえたらそれは嬉しい。
楽しいことは、思いつくと止まらない。開催するなら昼間にして、大阪などの地方からでも日帰りができるようにしようかな。再入場ができるようにして、イベントの合間に海を見ながら休憩したりショップで買い物ができるようにしようかな。久しぶりに爆寸のTシャツを作って、会場限定で販売しようかな。あれこれとアイデアが泉のように湧いてくる。
もちろん、決めなければならないことは他にもたくさんある。日取りや料金設定、必要な機材のことも。爆寸は他にない形態のイベントだから、準備はすんなりと進まないと思うが、何とか実現したい。最初で最後の横須賀爆寸。5月5日(木)
1955年に、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」という曲が、ビルボードでナンバー1ヒットを記録した。ロックンロールという言葉はこの曲名を語源にしているとされる。つまり、ロックと呼ばれる音楽が誕生したのはその時と考えるのが通説だ。したがって、今年はロック生誕50周年ということになる。今日のFM802は、それを記念してのホリデイスペシャルが放送された。午前10時から夜の7時まで、9時間をかけて、ロック50年の歴史を紐解いていく。番組を進行していくDJが、布袋寅泰氏と僕の二人だった。
布袋さんは過去に何度かゲストにお迎えしたことがあったが、気さくで優しい人柄でありながら、今どき珍しいぐらいに、大物らしい威厳や風格を持ち合わせている人。9時間ずっと布袋さんと一緒にスタジオに入るのは、10歳も年下の僕にとっては相当なプレッシャーを感じる仕事だったが、番組が始まるといつの間にか緊張というものを忘れていた。布袋さんの話が面白かったから。音楽ファンとして長年ロックを聞いて来ただけでなく、海外のビッグネームとも交流のある布袋さんならではの、説得力のある解説をいろいろと聞くことができた。50年の歴史を辿るのに9時間では短すぎて、「そういえばあれをかけていないな」という大事なアーティストや曲がずいぶんたくさん残ってしまった。番組の終了が近付いても疲れを感じることは全然なく、まだまだロックを聞いていたいという思いがあった。布袋さんも同じ気持ちだったようだ。しかし、ロックの歴史を辿り、未来を占うという番組の目的は達成されたと思う。楽しく内容の濃い番組で、番組宛てのリクエストやBBSの書き込みに寄せられた応援も、とても励みになった。
ここに記す内容ではないが、スタジオの中ではオフマイクでも布袋さんといろんな話をした。もちろん、尾崎豊やhideのことも。僕にとっては、忘れられない一日になりそうだ。5月4日(水)
明日の夜から、ケーブルテレビのアニマックスで、「Zガンダム」のテレビシリーズが放映される。先日試写で見た劇場版の「星を継ぐ者」は、話の展開が速すぎて理解できなかったため、あらためてじっくり見なければと思っていたところへ、渡りに船のシリーズスタート。全話を録画してDVDに保存する意気だが、多少の不安が。ケーブルテレビは、番組表予約ができないし、チューナーの電源が別だから、タイマーは別に設定する必要がある。手抜かりなく設定しておけば問題ないはずだが、一度でも録画できない回があると台無しなのが怖いところだ。
5月3日(火)
明後日の特番がある影響で遠出ができないのと、行楽地はどこへ出かけても混んでいそうという理由で、せっかく好天のゴールデンウィークも相変わらずインドア派。近所のご家族は今日、USJに出かけたそうだが、そういう考えは本当に信じられない。そういう人が何十万人もいるから、混むのだろうけど。
ところで、今日は最近見たホラー映画2本について。
「コックリさん」は韓国のホラー映画。韓国ホラーといえば携帯電話を題材にした「ボイス」が記憶に新しいが、その作品とは同じアン・ビョンギである。「ボイス」や「箪笥」はハリウッドでのリメイクが決定しており、極東アジア発のホラーが全世界でブームになりそうだ。コックリさんは日本独自の文化かと思っていたら、韓国でも昔から知られているものらしい。日本では校則で禁止する学校も現れ、深刻に恐れられる社会現象の一つだった。先生から「あれだけは絶対にやるな」と真剣な目で釘を刺されること自体が恐ろしかったが、韓国ではそこまでのものでもないらしい。発祥はやはり日本のようで、「オイデクダサイ」という日本語で呼び出していた。納得がいかないのは、コックリさんを呼び出す方法。紙には鳥居もなければ「はい」「いいえ」の文字もない。一番ヤバいコックリさんといえばもちろん五円玉、窓を開ける方角も決められていたはずだが、この映画の中ではエンピツで、コックリさんからの返答は○とか×を紙に書くという子供っぽいものだった。これではどうにも恐怖を煽られない。しかしアイデアとしては悪くないと思った。自分の学生時代を思い出しつつ、日韓の文化の違いを楽しむ映画、という感じ。
もう一本は「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」。ロバート・デニーロと、今ハリウッドで最も人気のある子役ダコタ・ファニングが共演しているサスペンスホラー。「コックリさん」が典型的な東洋的ホラーであったのに対し、こっちは極端にゴシックテイスト。最初から最後まで徹底的にどんよりと暗い雰囲気で進む。恐ろしいというよりも、気味が悪いというタイプだ。これまでの出演作ではあんなに愛らしかったダコタちゃんが、心を閉ざした愛想のない少女を演じていて、全然可愛く見えない。それもまた彼女の演技力のなせるワザなのか。
ジェットコースターなんかと一緒で、ホラーものの映画というのはあまり頻繁に見ると怖さが薄れてくる。しばらくホラーはもういいや。5月2日(月)
5月2日に、自分がDJを担当するラジオ番組があって、たくさんの人がhideの曲をリクエストしてくれる。それは本当に幸せなことだ。スタッフも驚くほど、たくさんのリクエストが寄せられた。今日はその中から「MISERY」を選んだ。
あれから7年。時が経つにつれて、僕の中でhideというアーティストの存在は大きくなっていくように感じる。メディアだけでなく、ロックファンの会話の中にも、彼の名前が出る機会はどんどん減ってきている。それは当たり前で、嘆いても仕方のないことだ。人々の記憶の中で、hideという文字がどんどん薄くなっていく中、それに反比例するように、僕の心の中では色濃くなっている。平たく言えば、あの頃よりhideの音楽が好きなのだ。
僕がDJとしてhideの音楽を伝えていくことに、ある種の「使命感」が伴っていることを否定しない。僕は彼のロックを過去のものとして扱わない。ロックが多種多様に進化を遂げていく中で、hideは常に最先端の位置にいると思うから。この先何年経っても、きっとそうだと思うから。5月1日(日)
布袋寅泰氏をゲストDJに迎え、ロック50年の歴史を辿る9時間特番を5日に担当することになった。その日の目玉企画の一つとなる、布袋氏と大物アーティストとの対談を、この日東京で収録した。OSAKAN HOT 100終了後、急いで渋谷のスタジオに移動した。迎えたゲストは、今日本で最も注目されている書き手、宮藤官九郎である。
宮藤氏とは僕も初対面だった。数々の人気ドラマの脚本家としてはもとより、役者、バンド「グループ魂」のギタリスト、そして最近は映画監督としてもデビューを果たし、八面六臂の活躍を見せるまさに天才である。しかし現れた宮藤氏は、そんな自分の人気や才能を露ほども鼻にかけない、低姿勢で控えめなお兄さんだった。日本中の若者を虜にする、あのドラマの数々は、確かに彼の両手から生み出されているはずなのに、話しているうちにそんなことを忘れてしまいそうになるほど、普通の人。服装も、立ち振る舞いも、あくまで自然体。でもトークはやっぱりおもしろくて、布袋氏との対談も楽しく弾んだ。
すっかり僕もクドカンファンの仲間入りだ。せっかくだから今度、メールでも送ってみようと思う。