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Diary(05.06.)

6月30日(木)

 昨日のイベントの打ち上げの流れで、宗右衛門町にあるマジックバーに行った。以前から一度は行ってみたいと憧れていたマジックバー。その名の通り、プロのマジシャンが目の前で手品を披露してくれるバーのことだ。マジックブームの流れもあって、最近流行っている。
 曜日や時間帯によってサービスもあるが、5000円でフリードリンクといったあたりが相場のようだ。店に入ると、ウェイターのお兄さんたちが愉快なトークでひとしきり接待してくれる。聞けばこの人たち、本業はお笑い芸人らしい。プロの漫才師にさんざん笑わせてもらっている間、カーテンの向こう側では次のショーの準備が進められている。その準備が整うと、いよいよマジック用の横長テーブルに通され、ハリポタのテーマとともにショウが始まった。3人のマジシャンが代わる代わる登場。マジシャンのランクにもいろいろあるようで、トリを務めた店長さんのカードマジックは圧巻だった。自分の顔の50cm前でトランプを動かしているのに、種が皆目分からない。おそらく50cm前にあるその手元を見ている時点ですでに引っかかっているのだろうが、どんなに注意していても騙されてしまう。
 スタッフは4人ほどしかいなかったが、BGMや照明の演出など、見事なチームワークで完璧といえるショウを構成していた。驚くべきは、その人数で、時間差で訪れる他の客にも同じように対応していたことである。手品が上手いだけではない、達人の技とこだわりを見た。
 自分たちだけのためにやってくれるマジックだから、カードを選ぶとか、印を付けるとか、そういった形で参加させてもらえるのも自分たちしかいない。大勢の前で行うステージマジックにはないリアリティがある。コンサートとか演劇、映画などと比較しても、5000円は高い金額では決してないと思った。また行きたい。今度はしらふで。

6月29日(水)

 なんばハッチにて、OSAKAN HOT 100のライブイベント「HEART MAGIC」開催。ゲントウキとスキマスイッチの二組の出演だった。大阪では完全にブレイクした感のあるスキマスイッチの、今の勢いを物語る盛り上がりだった。意外にも彼らにとって今年最初のライブだったそうで、つまり「全力少年」や「雨待ち風」が初めてライブで披露されたのがこのイベントだったことになる。ゲントウキとスキマスイッチは以前から交流があったそうで、今日は全体的に和気あいあいとした気持ちのいいライブになった。
 協賛はサッポロビールの新製品スリムス。イベントの最初にステージに登場し、スリムスの宣伝をすることがこの日の僕の一番大事な仕事だった。無理にアドリブを混ぜて間違えるよりはましだと思い、ほとんど台本棒読みの状態。ステージのすぐ下で、僕にサンプル缶を手渡そうとしているスタッフの気遣いに気づくはずもない。テンパり気味の僕の足下で、サンプル缶を高々と掲げていたスタッフこそ、DJの中島ヒロト氏だった。彼は今日のイベントには直接関係のない立場だったが、暇だったのかあるいは寂しかったのか、とにかくずっと楽屋にいた。
 ところで、この日イベントを見ていた知り合いに、「今日ステージに上がったすべての人の中で、浅井さんの服装が一番ステージ衣装っぽかった」と言われた。僕が着ていたのはBERNINGS-SHOの、鎖のレースアップがついた赤いノースリーブ。少しパンキッシュなデザインだが、僕にとっては普段着である。しかしこの日出演した2バンドの、地味であることを美徳とするかのようなファッションと比べると、明らかに浮く。「ステージでは、とりあえず目立つ服を着なさい」と誰かに教わった記憶があるが、それもケースバイケースということ。

6月28日(火)

 だらだらと流れる汗を拭いながら、今宵もテレビの前で唸っている。ここを読んでいる人の中で、プロテニスに興味のある人は多くないと思うが、個人的に今大会は非常に熱心に見ているので、また書かせてもらおう。
 今年のウィンブルドンで僕が目を付けた注目選手、ルクセンブルクのギレス・ミューラーは、ナダルを破った次の3回戦で、27番シードのフランス選手にストレートで負けてしまった。テレビカメラが入っていたのかすらわからない13番コートで、地味に敗退していったようだ。目立たないところでたくさんの選手が悔しい思いをして、勝ち上がった者だけが脚光を浴びるのがプロスポーツの世界。残念だが今後に期待するしかない。
 僕が昔から応援している選手の一人、オーストラリアのフィリポウシスも、2回戦でサフィンに敗れている。そしてサフィンを次の3回戦で下した選手こそ、ナダルのダブルスの相棒であるスペインのロペス。彼の快進撃はその後も続き、10番シードのアンチッチにも勝った。優勝候補を次々に倒して見事ベスト8に勝ち上がった彼が、今夜の4回戦では、3年前のチャンピオン、オーストラリアの色男ヒューイットに立ち向かう。面白いのは、ここからだ。
 久しぶりにテニスがやりたくなって、近所の公園で壁打ちをしてきた。そういえばFM802のテニス部はまた活動休止状態になっているが、誰かやらないのだろうか。

6月27日(月)

 視聴率は圧倒的に高いが、そのわりに評判の方はあまり芳しくなかったキムタク主演のドラマ「エンジン」が今夜、ついに最終回を迎えた。レースが題材になっているドラマかと思っていたのに、途中からはサーキットのシーンが一度も出てこない回さえあり、実態は元レーサーが主人公なだけのホームコメディという内容だったが、なんだかんだで僕は最後まで見続けた。最終回は、「風の丘ホーム」再建の費用を捻出するため、次郎が引退を懸けてレースに挑むというストーリー。
 何かにつけて「くだらない」とか「ありえない」とか言ってバカにしながらドラマを見る僕だが、今日は始まってすぐにウルウルきちゃって大変。やはり子役の演技は罪作りだ。終わり方もなかなか後味が良かったので、ひとまず満足。
 さて、7月からはどのドラマを見ようか。内容や配役を見比べて、そろそろ選んでいかなければならない時期。「いま、会いにゆきます」「電車男」「海猿」といった、原作人気に便乗したものが多いのが気がかりだ。配役を見る限りはあまり魅力的なドラマが見当たらず、ひょっとすると次のクールは一つも見ないかもしれない。

6月26日(日)

 アーティスト交流戦第2試合、スキマスイッチとのウィニングイレブン対決が放送された。ウィイレマニアとして有名な常田くんと、FM802ナンバー1の実力を誇るOSAKAN HOT 100のディレクターが前半戦を戦い、後半で、ともに初心者の僕と大橋くんが戦うというルール。扱うチームは、スキマチームがACミラン、HOT100チームがレアルマドリードだった。
 試合開始前の細かな設定の段階で、常田くんは格の違いを見せつけていた。ポジションや選手を細かく変更し、各選手の意識などもいじって、ほとんど別のチームにしてしまったと言っても過言ではないほど、コンピューターによる初期設定は見る影もない。そんな細かい設定を変えられることすら知らないHOT100チームは、当然のことながら序盤から劣勢。奇跡的に先制したものの、すぐに前半の間に2点を返され、1点ビハインドで後半へ。
 何とかして点を返したい僕だったが、練習の成果が出せず、全くボールを奪えない。ACミランがイタリアのチームであることすら知らない大橋くんに、いいように翻弄され、ピンチをしのぐのが精一杯。結局後半は両者無得点で、そのまま試合は終了してしまった。浅井博章、2週連続の敗北である。
 その様子をラジオで放送したわけだが、スタジオでそれを聞いていて、自分でもなかなか面白かった。その場にいる全員が明らかに仕事を忘れて熱中しており、子供のよう。こうやってアーティストの素顔が垣間見える機会はなかなかないだろうから、僕がこれを企画した目的は一応達成されたといえる。
 番組としては成功といえなくもないが、まさか2週続けて負けるとは思わなかった。番組で放送するか否かは別として、いつかリベンジをしなくてはなるまい。でもしばらくウィイレはもういいや。

6月25日(土)

 THE YELLOW MONKEYが活動を休止したのが4年前。解散を発表した後、東京ドームで行われたイベント「メカラウロコ」で「JAM」を歌ったことはあったが、それ以外はステージに上がることのなかった吉井和哉が、ようやくソロツアーをスタートさせた。ZEPP大阪2DAYSの、初日を見てきた。
 2枚のソロアルバムを出した後なので、申しぶんのないボリュームだった。余分なMCは一切なく、ぐいぐい引っ張っていくようなライブ。独特のステージパフォーマンスも健在だった。ステージセットはシンプルだったが、菊地英昭を擁するバックバンドとのチームワークも、照明による演出も見事なもので、古くからのイエローモンキーファンを安心させたことだろう。
 ソロを始動してからのシングルはどれもあまり明るいものではないが、YOSHII LOVINSONの楽曲は全体的にイエローモンキーに比べると派手さがない。こうしてライブを見てみるとその落差は歴然で、もっと速いビートの、テンションの上がる楽曲をクライマックスではたたみかけてほしいという気もした。もしかすると、今回のツアーで吉井氏本人もそれを感じたかもしれない。
 驚くほど男性客の割合が増えた。今回のライブは、ほとんどのチケットがファンクラブでなくなってしまったと聞くが、観客の半分以上が男だったと思う。このツアーが終わった後の展開が楽しみだ。

6月24日(金)

 9月でhideミュージアムが閉館するのに併せて、シングルBOX SETやLIVE DVDのリリース、爆寸を含む各種イベントなど、今年の夏はhide関係の話題が尽きない。そんな中、7/18の海の日に、Cafe le PSYENCEでネットラジオの生番組が公開放送される。まだ詳細が決まっていないこともあって、オフィシャルHPにもまだ掲載されていないが、この番組のDJはどうやら鮎貝健氏と僕の二人ということになりそうだ。
 hideの曲をかけながら彼の活動の歴史を振り返り、彼と縁の深い人をゲストに迎えたり、ミュージアムの見どころを紹介したりといった番組を予定している。せっかくの公開放送なので、この日関東にいる人にはぜひ遊びに来てほしいところだ。
 ネットラジオはまだ未発達なメディアで、著作権にまつわる法的な整備も日本では特に後手に回っている印象がある。しかしラジオとネットの共存する未来を考えた時、軽視できない分野でもある。使用する機材やスタッフの数、事前の準備など、僕が普段仕事をしている既存のラジオ局とは根本的に違うようで、不安な部分は多々あるが、気楽に楽しめればそれが一番だと思う。何より、仕事で横須賀に行けることが嬉しい。hideファンの皆さんはご期待あれ。

6月23日(木)

 今年もウィンブルドンが開幕している。今年は年頭から不振に喘ぐ杉山愛をはじめ、各日本選手が早い段階で姿を消してしまったこともあり、今大会の日本での注目度は例年より低いように感じる。
 しかし、世界最高峰の戦いは当然ながら見応えがある。今日たまたま見たのは、男子シングルスの2回戦。全仏の覇者、スペインの新鋭ナダルが、ミューラーという選手に不覚をとるという波乱の一戦だった。神奈川県と同じぐらいの広さしかない、ヨーロッパの小国ルクセンブルクから、今大会唯一出場した22歳のミューラーは、2m近い長身から繰り出す速いサーブと堅実なネットプレーで、全仏を制したナダルの強力なストロークを見事に封じ、殊勲の金星。過去の4大大会挑戦はいずれも初戦敗退、去年のウィンブルドンは予選落ちしている選手で、過去の実績に華々しいものはほとんどない。しかし先日のナダルも初出場で全仏の王者になった。このミューラーという選手は今大会の台風の目になるかもしれない。そう思わせるほど、強かった。
 NHK総合のウィンブルドン中継は何だかおざなりで、真夜中になってから、有名選手の試合を一つか二つ、録画で流す程度だ。別に民放のサッカー中継のような過剰な盛り上げは期待しないが、例えば試合の前後に、スタジオにいるアナウンサーや解説者が大会の見所を紹介したり、その日のダイジェストを見せたりといった、工夫らしきものが一切見受けられない。テニス界最大のイベントを独占中継しているのだから、もっと楽しませてくれないものか。バカの一つ覚えみたいにシャラポワの試合ばかりを放送するのもいただけない。圧勝では面白みがないのだ。
 強いの選手は自然と勝ち上がってくるのだから、大会の後半になればどのみちテレビに映ることになる。序盤は、シードひと桁の強豪を打ち破って這い上がるダークホースを見つけるのが楽しい。どうせ録画なら、そういう試合を中心に流すべきだ。去年、僕がシャラポワの強さに最初に着目したのは、杉山と戦った4回戦の時だった。
 見たい試合の中継がないのは残念だが、ネットを通じて経過を知ることはできる。トーナメント表だけでなく、全コートの試合経過をリアルタイムに見ることができるというのだから、いい時代だ。
 寝不足の毎日は、しばらく続きそう。

6月22日(水)

 いつから梅雨になったのか、そもそも今は本当に梅雨なのか、それさえ判然としないほど、雨が少ない。このままなら渇水の恐れも大いにある。昔東京で一度経験したが、夏場に自由に水が使えない事態は本当に嫌だ。琵琶湖の貯水量のページをブックマークに入れた。
 連日、夏のような暑さが続いているが、今年も僕はノースリーブが日常着になっている。屋外でホッケーをする時ももちろんノースリーブ。先週末、炎天下で3時間も遊んでいたから、両腕は真っ黒に日焼けした。今年はすでに2回も腕の皮が剥けたので、後はもう黒くなる一方らしい。何だかサーファーのような黒さになってきた。多分今までの人生で最も黒い。肩のところでくっきりと色が変わっているため、肩ひもの細いタンクトップはもう着られそうにないのが残念なところだ。
 日焼けをしすぎると皮膚がんになりやすいようだ。でも僕はわりとそういうことに無頓着。健康のために日光を避けるのはわがままに思える。シミができることを懸念する人も多いが、よくアメリカ人にいるような、シミがいっぱい浮いた肌を惜しげもなく露出して、少しの太陽も逃すまいとしているような人こそ、健康的だと僕は思う。日に焼けることが体によくはないとしても、無理に日焼けを避ける生活の方が不健康ではないだろうか。

6月21日(火)

 最近、暇さえあれば考えていることがある。それが、NINTENDO DSを使った、新しい遊び方。
 2画面と、タッチパネル、通信という新しい機能を加え、従来のGAME BOY ADVANCEで開拓し得なかった、「ゲームをやらない層」をメインターゲットに売り出したNINTENDO DS。斬新なソフトが続々登場してはいるが、まだまだその可能性は広げられるという思いがあるようで、何とDSを使った新しい遊び方を、公募しているのだ。
 遊び方のアイデアを紙に書いて送ればいいというシンプルなもので、小学生でも気軽に参加できるところはさすが任天堂。審査するのは、以前僕が任天堂本社でインタビューをしたこともある宮本茂氏(スーパーマリオを作った人)と、アメリカザリガニの二人、女性タレント二人の、計5名。8月末まで受け付けて、審査の結果、最も優れたアイデアに選ばれると、もらえる賞金が200万円だそうだ。「こんなことしたらおもしろいと思いま〜す」の紙を1枚書いて、200万円。これは本気にならずにいられない。
 もともと、DJになっていなかったら絶対に広告代理店に就職していただろうというくらい、物事を企画するのは大好きな僕だ。今回も腕が鳴るところだが、今のところ、どんなアイデアで応募するかよりも、200万円を手にしたら何に使うか、ということばかり考えてしまう。にひゃくまんえん。欲しい。

6月20日(月)

 FM802のすぐ近くにある中国食材店(南京町にある店の支店らしい)に、ドライフルーツコーナーがある。今日、そこでドライキウイフルーツを発見したので、2袋購入。さっそく802でみんなに試食してもらった。「食べてみて食べてみて!」と半強制的に袋を差し出し、口に入れる前からすでに「どうどう?おいしいでしょ!」とたたみかける。不味いなんて言わせない。とにかくただいまマイブーム。
 そこで決まった今日のROCK KIDS 802のメッセージテーマが「一時期、やたらハマった食べ物」。ある時期、急激にハマって毎日のように食べ、ある日突然飽きて、以来全く食べなくなってしまった。そんな食べ物が誰にでもあると思ったのだ。実際、BBSは今週もやけに盛り上がった。
「やたらハマった」というわけではないが、番組の中で僕が紹介したものの一つに、トマトのジャムがある。たまたま人からいただいた北海道産のもので、ゼリーとジャムがセットになっていた。特においしいのがジャムのほう。この「太陽いっぱいシリーズ」というのがそれ。
 新鮮なトマトを使っていて、味も見事にトマトなのだが、砂糖を加えてあるから普通に甘い。トマトジャムと聞いてもなかなか想像がつかないと思うが、そのさっぱりした味わいに違和感は全くなく、非常に美味しかった。もっと全国区で人気が出てもおかしくないのに。調べてみると、北海道にしか販売店がないようで、ネットで注文すると大阪まで送料が1000円もかかる。僕が「やたらハマる」ほどこのジャムを食べられないのはそのせいだが、多少高くついても食べてみる価値はあると思う。

6月19日(日)

 OSAKAN HOT 100、今回のスペシャルウィークの目玉企画「アーティスト交流戦」の第1試合、nobody knows+とのダーツ対決が放送された。HIDDEN FISH、G-TON、再びHIDDEN FISHの順で301を3回戦行い、結果は●、○、●で、僕は敗れた。ダーツのような集中力を要するゲームをしている時に、片手でマイクを持って実況をするなど土台無茶な話で、負けたこと自体はくよくよしても仕方ない。編集された対戦の模様をスタジオで聞き、僕が落ち込んだのは、負けてしまったせいではなく、あの時の楽しさがきちんと伝わっているかどうかが微妙だったからである。勝負に熱中してしまうと、口で状況を説明するのをどうしても忘れてしまう。結果、ラジオでは男たちの絶叫が聞こえるばかりで、何が起こっているのかリスナーにはまるでわからない。あんなに楽しかったのに。
 そもそもラジオでダーツを放送するという企画には限界がある。そんなことは最初からわかっているのに、この企画を立案したのは他ならぬ僕だった。だってダーツがやりたかったんだもん。でも放送を聞いた友人から、「わけわかんないけど、おもしろかったよ」という感想を複数もらえたのはせめてもの救いだった。
 さて、来週のウィイレ対決はどうなることやら。とにかく、他のラジオ番組がやらない、やろうとしないところに切り込んでいくのがOSAKAN HOT 100である。

6月18日(土)

 この春、一番楽しみに見ていたドラマ「瑠璃の島」が終了した。このクールのテレビドラマの中では、視聴率では10位に甘んじつつも、先頃公表されたオリコンの「満足度調査」では4位に食い込んでいる。派手さはないが、見ている人の間では人気の高いドラマだったことが数字に表れている。評価が高かった大きな要因の一つは、映像美だったという。南の島の豊かな自然を、丁寧に映し出すドラマだった。
 先日ゲストに来たコブクロの二人から聞いた話では、ドラマの舞台となった鳩間島は、ドラマに出てくるとおり、都会からは遥かに離れたアクセスの悪い場所にある。現段階では観光地化もされていないため、美しい自然がそのまま残っているが、そのぶん現金収入を得られる仕事も少なく、生活には不便な環境だろう。水道が出来たのも最近の話で、それまでは雨水を貯めるタンクを使って生活用水を得ていた。だから島の人は今でも、水を決して無駄にしないそうだ。
 今回のドラマの影響で、一気に全国的に有名になったこの島は、おそらくこの夏は多くの観光客で賑わうことだろう。以前から島を愛する人にとっては、それは必ずしも喜ばしいことばかりではないようだが、「瑠璃の島」を見て、あの自然に触れたいと願い、何時間もかけてあの島まで出向くような人が、島に迷惑をかけるような行動を取るとも思えない。ドラマのファンだった僕としては、いい形であの島の人気に繋がることを願いたい。
 便利さや裕福さこそが幸せの物差しであると思い込んで生きてきた都会人にとって、こういう島の人々の暮らしは、価値観を刺激されるものがある。

6月17日(金)

 某人気DJの大ファンを公言する知り合いが、そのDJと話をするチャンスを得たという。その後、興奮気味のメールを送ってくるかと思いきや、実際に会ってみると、想像とはずいぶん違い、冷たくて怖い感じの人だったとすっかり落胆していた。他局で仕事をしているDJだから僕は直接話したことはないが、優しくて人の良さそうなイメージで売っているだけに、初対面の人にそういう印象を与えていたことには、大いに驚いた。
 DJも芸能人の一種だから、表に出る時とそうでない時とで、多少性格が変わるのが普通だと思う。僕だって、番組に出る時とプライベートでは、言葉遣いや態度にかなりの差がある。そういう表と裏のギャップも近頃はネタにして、開き直ってさえいる。その方がいろんな意味で楽なのだ。
 しかし、悪い評判はどこから伝染するものかわからない。少なくとも今回、僕は友人の話を聞いてそのDJに対する見方を180度変えてしまった。そういう悪い評判が、この狭い業界に染み渡る速度は途轍もない。聞けば、そのDJのゴマスリ上手と天狗っぷりは有名なんだとか。僕はそんなことを陰で言われないように、ちょっと気をつけよう。

6月16日(木)

 急遽決まったナレーションのお仕事で天満にあるスタジオへ。実はここでナレーション収録をするのは、今月3回目。以前にもやらせてもらった、某ゲーム会社の店頭PR用ビデオのナレーションである。
 ナレーションは得意だと思っているし、職人芸みたいなところがあって好きだ。自信があるのはどちらかというと淡々と静かに読むほう。しかしそういうナレーションの依頼は、それ専門のナレーターに行くのが普通だ。わざわざDJの僕に依頼するのは、DJらしい喋りが必要とされている時。つまり、テンションが異常に高く、やたらとノリのいいナレーションを要求されるわけだ。僕のキャラとして定着している喋り方をすればそれでいい。それはそれで楽だが、実はけっこう疲れる。たかが60秒のナレーションとはいえ、徐々にテンションを上げながら5パターンも収録すると、だんだん声も出なくなってくるものだ。1行1行について細かい要求を受けてやり直すこともあるのだが、読んでいる自分ですら違いがわからないのに、「今の、だいぶよかったです」とか言われたりする。
 僕はこういう仕事をしているから、テレビを見ている時はもちろんのこと、街で耳に入ってくるちょっとしたナレーションでも、「うまいなぁ」とか「難しそうだなぁ」とか、原稿を読んでいる人の苦労や努力をいちいち想像してしまう。人々が当然に聞き流しているちょっとしたナレーションにも、実はそのナレーターなりのけっこうなこだわりが含まれているのだ。

6月15日(水)

 スペシャルウィークス最終日、26日のOSAKAN HOT 100の企画で、スキマスイッチとウィニングイレブンで対決することになっている。それに向けて、現在猛練習中。テレビゲームはジャンルを問わず好きだが、何事も広く浅くがモットーの僕だから、「極めた」と胸を張れるゲームはほとんどない。ウィイレはサッカーファンの8割ぐらいが「極めた」と胸を張るような人気ゲームで、ミュージシャンにもFM802のスタッフにも人気が高いが、僕はてんでダメ。ショートパスとロングパス、シュートのボタンぐらいは把握しているが、上手な人にはとても太刀打ちできない。やり込んでいる人たちは、それこそ神業みたいな高度な技術をマスターしている。経験の差も、リアルに再現されてしまうゲームなのである。
 スキマの常田くんといえばウィイレマニアとして業界ではかなりの有名人。そんな彼に僕が挑んでも番組として盛り上がりに欠けるので、802でナンバー1の呼び声高いウィイレフリークの浜Dが常田くんと前半戦を戦い、後半は双方選手を交代し、僕と同じくウィイレ初心者の大橋くんと僕で戦う、というルールに決定した。大橋くんの腕前に関する情報がないのが僕としては不気味で、とりあえず腕を上げておこうと、密かに練習しているのだ。キープ力が乏しいので横からの突破は難しい。そこで考えたのが中盤からのダイレクトな浮かせ気味のスルーパス。これが通ればとりあえずシュートは打てる。というわけで、バカの一つ覚えみたいにこればかり練習している。ボールを取ったらすぐスルーパス。前に選手が一人もいないのにパスしてしまうこともあるが、とにかくこれを指に覚えさせることが大事なのだ。
 番組として放送される以上、無様な敗北は許されない。苦手なサッカーゲームを夜中まで黙々と練習する侘しさ。しかし誰かに文句を言えない。この企画を考案したのは、他ならぬ僕だから。

6月14日(火)

 この日記では以前にも書いたことだが、僕の元には一日に200通以上のジャンクメールが届く。ネット詐欺の手口は日増しに多様化しているが、最近最も多いのが、フリーメールアドレスから来る内容のないネカマのメールだ。「掲示板を見てメールしました」とか「久しぶり!メアド変えました。返事ください」とか、ひどいのになると「明日の夜なんだけど、空いてますか?」なんてのも来る。「覚えてる?また会いたいね。よかったらまたメールください」というメールが来ていて、これに返信するとどうなるのか興味があったので、引っかかったフリをして「どなたですか?」とメールを送ってみたこともあるが、その後そのアドレスからメールが来ることはなかった。僕のメアドをどこかに売ったのだろうか。今さら少しぐらいジャンクメールが増えたところで、僕は痛くもかゆくもないのだが。
 それにしても、ネットにはびこるワンクリック詐欺を、どうして犯罪として処罰できないのだろうか。警察も「振り込むな」「無視しろ」と警告するばかりで、悪質な業者を野放しにしている。一度、「訴訟」だの「裁判所」だのと序盤からやたらと脅迫好きな架空請求のメールが来たので、同じ文面を拝借して「あなた様の固有IPアドレス、固有メールアカウント等の正式な通信記録に基づいて、警察に詐欺未遂罪で告訴いたします」と返信したところ、かなり慌てた様子で丁寧に退会を勧めてきた。おまけに「当サイトから送信したメールは、あなた様の責任において即時削除願います」だって。ワンクリック業者も案外気が小さい。
 ともあれ、明らかに最初から人を欺こうとしている業者は、積極的に法律で駆除すべき。ワナにかかるなと警告するよりも、ワナを取り去る方に力を入れてほしいものだ。頼むよ国会。

6月13日(月)

 今日から始まったFM802のスペシャルウィークス。半年に一度のお祭り騒ぎで、番組を作る側も聞く側もテンションが高い。6月の目玉は何といってもMEET THE WORLD BEATである。関西の音楽ファンの間にすっかり定着したFM802最大のライブイベントで、チケットの応募は毎年ゆうに100万通を超える。応募するにはキーワードを書く必要があり、そのキーワードをスペシャルウィークス中の各番組で発表するという方式。キーワードは番組ごとにスタッフとDJで決めることになっている。
 スペシャルウィークスが始まると、イベントに行きたいリスナーがそのキーワードを知ろうと躍起になる。その熱意は喜ばしいし、番組を聞いてもらえるのはとてもありがたいのだが、時々怖くなる。少しでもキーワードが聞き取りにくければ、即座にクレームが殺到するためだ。そういうところで変に神経を使って、ストレスを溜め込む2週間でもある。

6月12日(日)

 OSAKAN HOT 100にユーミンこと松任谷由実さんが登場。何度かお目にかかったことはあったが、インタビューをするのは初めてのことだった。想像通り、気さくで楽しい人だ。
 大ベテランの彼女だが、昨年末から60公演に及ぶロングツアーで全国を旅している。今回のトークはそのツアー先で食べた各地のおいしいものについて。ベスト3を選んでもらい、一つずつについて語っていただくといういつもの方式なのだが、収録前にそのベスト3を決める段階でずいぶん時間がかかった。それだけ候補がいろいろあったのだ。結局選ばれたのは、北海道のみそラーメン、名古屋の鶏みそ鍋、瀬戸内のおこぜの3つだったが、ご本人はまだまだ話し足りない様子だった。いっそグルメ本とかDVDでも出したらいいのに。
 ミュージシャンほど、日本全国を細かく回る職業というのは、考えてみると案外少ない。全国津々浦々の美味しいものを食べられることは、ミュージシャンの特権でもある。

6月11日(土)

 2年前に購入したG4ノートが依然として絶不調。老衰で絶命する前にと思い、ついに新しいMacを買ってきた。思い立ったが吉日、周囲の何人かのMacユーザーに相談して、即購入である。今のPowerBookがまだしばらくは生き延びてくれると信じ、今回は久しぶりにデスクトップを選んだ。デスクトップパソコンは何といってもスペックのわりに安く、ディスプレイは大きいし壊れにくい。先月発売されたばかりのiMacG5の17インチ・スーパードライブ。デザインもアップルらしい美しさでうっとりしてしまう。
 それにしても最近のパソコンは本当にすごい。今回のiMacは最新のOS X(Tiger)を標準搭載しており、便利な機能が満載だ。前のパソコンからの移し替えもワンタッチで完了。ブラウザの履歴なども含めて、ワンクリックですべてがこれまでどおりになった。ただ、何もかもが完璧にこれまでどおりすぎて、いくつかのアプリケーションの不具合もそのまま移行してしまった。アンインストールとインストールを繰り返し、セットアップにずいぶん時間がかかった。
 さて、このパソコンは何年生き延びてくれるだろうか。過去の経験を生かして、補償期間が3年間に延びるアップルケアを迷わず購入した。

6月10日(金)

 BEAT SHUFFLEのゲストに、陰陽座が登場。黒猫さんは相変わらず美しくて可愛らしい人だ。この番組のゲストで女性が来ることはなかなかないので、妙にドキドキしてしまう。
 この秋、陰陽座もヨーロッパでツアーを行うらしい。最近、日本のヴィジュアル系バンドは、ヨーロッパでは「ショックロック」と呼ばれ、非常に人気が高い。もともとゴシックの文化はヨーロッパで発展したものだから、ダークなヴィジュアル系の源流はアメリカよりもヨーロッパにあるといっていいだろう。Dir en greyのライブで、何千人というホールが満員になるというのだから大したもの。
 奇抜で毒々しいメイクと衣装に、激しいロック。いつからか日本でヴィジュアル系と呼ばれるようになったその手法は、国内の音楽シーンではどちらかというと虐げられる傾向にあり、そこに分類されることを激しく嫌うバンドは少なくない。かつてマシンガンズがサマソニに出られなかったのも、結局は彼らがヴィジュアル系出身のバンドであったからだ。
 ヨーロッパの人たちの方が、面白いものやかっこいいものに対して、日本よりよっぽど柔軟な姿勢を持っている気がする。ヴィジュアル系という日本固有の文化が、今になって海外で評価されていることは、僕としては非常に嬉しい。

6月9日(木)

 最近、ドライフルーツに凝っている。もともとレーズンとかプルーンは嫌いではなかったが、昨年ドライマンゴーの魅力にハマってから、あらゆる乾燥果物にチャレンジするようになった。これまでに食べたところで美味しかったものを列挙すると、まずイチジク。けっこう癖になる歯触りで、ワインにもよく合う。次に、今日買ったパインもなかなかよかった。もともと甘いパインだから、乾燥させるとさらに甘くなるかと思いきや、しつこいと感じるほどではなくて、案外食べやすい。そして、ついこの間まで僕の中でずっとナンバー1だったのが、やはりドライマンゴー。適度な酸味と柔らかさが最高。一度でいいからお腹がいっぱいになるまで食べてみたい。
 しかし先日、そんなドライマンゴーを超えて、ナンバー1ドライフルーツの座を獲得したのが、キウイフルーツだ。キウイの輪切りを乾燥させたもの。キウイ特有の酸味がいい具合に押さえられ、それでいてちゃんとキウイの味がする。これはしばらく常備したいと思ったが、困ったことに売っているお店がなかなかない。しかもちょっと高い。
 今、考えているのは、ドライフルーツを自宅で作ることは出来まいか、ということ。干し柿みたいにベランダに吊るして、何日か待っているうちに出来上がっている、なんてことになったらいいのに。
 真夜中の、ネットのお供にドライフルーツ。おいしくて健康的です。

6月8日(水)

 第三国のバンコクで開催された最終予選、北朝鮮を2対0で退けた日本が、最終戦を待たずにワールドカップ出場を決めた。12年前、あと一歩のところで初出場を逃した「ドーハの悲劇」、8年前、岡野の延長ゴールで出場が決定した「ジョホールバルの歓喜」に続く最終予選だったが、終わってみれば選手たちのコメントは「ホッとした」とか「通過点に過ぎない」という逞しく冷静なものばかりで、浮かれている様子はまるで見られなかった。名付けて「マナマの安堵」。
 試合運びには危なっかしいところがまるでなく、絶対に負けないという選手の気迫が滲み出ていた。国から背負わされているプレッシャーの重みは北朝鮮の方が上ではないかという気がするが、日本の選手は常に冷静で強かった。なにかと得点力不足が取り沙汰される中、フォワードの柳沢や大黒が豪快に点を決めたところも嬉しい。これで来年のワールドカップが俄然楽しみになってきた。

6月7日(火)

 昨日の段階で、7日の午前中には西宮に着けそうだ、とのことだったので、朝8時頃に新西宮ヨットハーバーに行った。すでにご家族やご友人、協賛しているスポンサーの人々、そして報道陣が多く集まっており、9時30分から帰還セレモニーが予定されていると案内された。しかしこの日の大阪は真夏のような暑さの快晴で、風がない。風が吹かなければヨットは進まない。ヨットの到着は予定から大幅に遅れ、結局午後2時半頃になった。NACK5に最初のレポートを入れた朝10時の段階で、「港の南約9kmの位置にいる」と聞いたから、9kmを走るのに4時間半かかった計算になる。歩いた方がはるかに早い。すべてが風まかせのヨットという乗り物は、風が吹かなければそんなものなのだ。自分で動く力を持たないその乗り物で、地球を一周してきたということの偉大さを、あらためて感じた。
 レポートは、午前中のあいざわ元気さんの番組に1回、午後の土屋さんと澤さんの番組に1回、計2回入れた。生放送中のラジオに、一人で電話レポートを入れたのは何年ぶりだろう。特別な機材があるわけではなく、自分の携帯電話で普通に話すだけである。周囲にいる見物客は、いきなりテンションの高い大声で「はいはーい!西宮にいる浅井です!つい先ほど、堀江さんが到着しましたぁ!」などと喋りだす僕を、訝るような目で見る。「まさかラジオって、こんなところで一人で、しかも携帯でレポートするもんなの!?」と言いたげな顔で。ええそうなんですよ。はた目にはものすごく地味な仕事なんですよ。太平洋にヨットでひとりぼっちの寂しさとは比較にならないくらいのミニサイズですけど、人混みで一人で電話レポートってのも意外に寂しいものなんですよ。スタジオと楽しく会話をしている間はむろん、周囲のことなど気にしていないのだが、「お疲れさまでした〜」と電話を切った後が、とても恥ずかしいのだ。
 8か月ぶりに陸に上がった堀江さんは、達成感と安堵感の混じった、気持ちのいい笑顔を見せていた。そこに疲労の色はまったく見えなかった。食料さえ積めばあと1周ぐらいできるよとでも言いたげな、余裕の表情。重ねて書くが66歳。すごいとしか言いようがない。

6月6日(月)

 午後にNACK5から電話がきた。ヨットで単独無寄港世界一周の旅に出ていた堀江さんという人が、明日、西宮港に帰港するので、その様子を電話でレポートして欲しいというのだ。ちょうど明日は休みなので快諾。僕はその堀江さんについて何の知識もなかったので、とりあえずホームページなどでいろいろ調べてみた。
 堀江謙一さんは大阪出身で、現在は僕と同じ芦屋市に住んでいるらしい。関大一高でヨット部に入部してから、ヨット一筋の人生。24歳の時に単独で太平洋を渡った航海は、著書「太平洋ひとりぼっち」で知られる。その後もあらゆる形で単独航海の冒険を続け、66歳の今年は世界一周に挑戦。去年の10月1日に、ホームグラウンドである新西宮ヨットハーバーを出発し、地球をぐるりと一周して、明日その西宮に帰ってくるというのだ。
 たった一人で海の上、半年余りも航海を続けるという生活は、なかなか想像がつかない。食事は缶詰めが主で、ガスコンロは使えるが、ボンベを使い切ったら大変なので極力節約。洗髪や洗濯は海水を使い、髭剃りやパソコンなどの電気製品は、太陽光発電による充電を利用する。暇な時間には主に本を読んでいたようだ。
 最近は科学技術の発達により、GPS、衛星電話、アマチュア無線、パソコンによる通信が可能になり、昔と比べれば格段に航海も便利になった。大海に浮かぶ堀江さんの日々の生活を、ホームページの日記で垣間みることも出来る。「久しぶりに飛行機を見た」、「イカが飛んできたので焼いて食べた」、「北米の日本語放送を受信できた」などなど、「へ〜」と感嘆するようなコメントが多い。
 便利になったとはいえ、冒険が過酷であることに変わりはない。眠っている間に予定外の方向へ流されてしまうこともあるだろうし、気温差の激しい旅だが病気や怪我などは絶対に禁物。万が一ヨットから落ちたりしたら、助けてくれる人など誰もいない。360度、見渡す限りの水平線。そんな絶海に、一人で浮かんでいるという生活を、8か月も続ける。仮にヨットのスキルを持っていて、仮に命の危険は100%ないと保証されたとしても、僕だったらその孤独は精神的に耐えられないだろう。
 世の中にはすごい人がいるものだ。去年の年末、ラリードライバーの増岡さんにインタビューした時にも実感したこと。こういう人の、過酷な冒険をライフワークとして楽しんでいる様子を深く知ると、自分が日々の生活の中で抱いている悩みが、いかにちっぽけでくだらないものかを痛感する。

6月5日(日)

 OSAKAN HOT 100のスタッフが買ってきたケータリングのお菓子の中に、カルビーの「ほんじゃが」なるものを発見。「じゃがりこ」と同じような筒状のパッケージに入っているのだが、開けてみてビックリ、「じゃがポックル」と同じだった。形状や、じゃがいものサクサク感を見事に保った食感はほとんど変わらない。
 調べてみると、この「ほんじゃが」が発売されたのは4月からで、主に近畿地区で先行発売されている模様。さっそく帰りにコンビニに立ち寄り、買って帰った。家で大切に保管している「じゃがポックル」と食べ比べてみたところ、少しだけ味が違う。ほんじゃがの方が若干色が黒く、油が多めで塩味も濃い気がする。しかし入手困難なじゃがポックルの代わりとしては申しぶんのないお菓子といえるだろう。飽きるまではこれを買い置きしておこう。
 発売開始以来、口コミで人気が広がり、新千歳空港でも、店頭に並んで10分で売り切れてしまうという品薄状態が続いていただけに、北海道限定のじゃがポックルを全国発売してほしいという声は多かったはず。それらのリクエストに応える形で、カルビーが開発した量産型のじゃがポックルが「ほんじゃが」ということのようだ。「ほんじゃが」が自社製品の「じゃがりこ」を凌駕し、あらゆる味付けで発売される日は近いとみるがどうだろう。

6月4日(土)

 昨夜は明け方まで、日本勝利の美酒に酔っていたため、目が覚めたらすっかり午後。出かける気にもなれず、けれど天気はすこぶる良いので、めずらしく庭仕事をした。近所の他の家々の、ゴルフ場のようなきれいな芝生と違い、我が家の芝生はもうボロボロ。隣の芝は青く見えるという諺があるが、誰が見てもうちの芝は青くない。来週、日本代表が戦うバンコクのピッチはこんな状態だろうか。あまりのみすぼらしさを見かねたのか、お向かいに住むご主人(同い年ぐらい)が芝生の育て方をアドバイスしてくれたので、いろいろ道具を借りて挑戦してみたのである。とりあえずは、ブスブスと穴を開けて、空気を入れるところから。目土や肥料を入れ、水をまくだけで、見違えるようにきれいになるそうだ。
 お向かいの旦那は、天気のいい日は植木ばかりいじっている。ガーデニング好きになったきっかけが、芝生だったという。手間をかけて育てると、必ずその成果が表れてくるところが、植物のおもしろいところだ。我が家の芝生もいつか、ゴルフ場のグリーンみたいになりますように。
 しかし、この趣味に必要なのは、金よりも暇よりも、根気。「今日している努力の成果を、明日見たい」などと思ってしまう、僕のようなせっかちな人間には、やはり向いていないのかもしれない。

6月3日(金)

 サッカーのドイツ・ワールドカップ・アジア最終予選、日本対バーレーン戦。日本がアウェーとなるこの試合は、日本時間の深夜1時35分キックオフとのことだったので、自宅に帰ってから見た。プロジェクターの大画面でいい気分。野球の実況中継は民放の方がうまいし面白いと思うが、サッカーの時は、僕はNHKを好む。民放局は、興奮し過ぎな実況がうるさく感じてしまうのと、試合前後の演出がうっとうしいのだ。サッカーが好きなタレントの達のバカ騒ぎよりも、客観的に試合の展望や経過を分析している解説を聞きたいと思う。日本が得点しても「ゴール!」と叫ぶことなく、ハーフタイムに涼しい顔でBSニュースを挟み込む衛星第一の冷静さが、僕にはちょうどいい。
 しかし、なんだかんだ言っても見ている僕の興奮ぶりは大変なもの。小笠原のシュートが決まった瞬間は、ご近所に轟くような絶叫を上げてしまった。ヒデや小野が召集されなかった頃から、小笠原という選手のプレイは素人ながら安心して見ていられるものがあった。この先、彼も海外のクラブチームからオファーを受けるのではないか。髪型さえ変えれば、女性ファンも倍増するだろうに。W杯予選で他の国の代表選手を見るたびに、ルックスなら日本代表はダントツでアジアナンバー1だと思ってしまう。中東の人が見たら、別にそうは思わないのだろうか。

6月2日(木)

 9月3日に予定している横須賀爆寸の打ち合わせをするため、久しぶりに横須賀を訪れた。あいにくの雨で、海の眺めはあまりよくなかった。
 ライブハウス「Cafe le PSYENCE」の収容可能人数は、何と600人ということだった。そうだ。横須賀での爆寸開催をこれまで思いつかなかったのは、かつて最初に足を踏み入れた瞬間に「爆寸には広すぎる」と感じたからだということを思い出した。今回は最初で最後ということもあるし、動員は気にせずいこう。
 チケット代、開催時間など、すべての面で僕のリクエストを通していただいた。発売日と発売方法もさくさく決まったので、さっそく爆寸ページに掲載した。このライブハウスでは普段からクラブイベントも頻繁に開催しているので、機材などの設備にもまったく不安材料がない。視界良好。
 帰る前に、せっかくだからとレモネードショップにもお邪魔してしまった。店内に入ったら当然、あれもこれも欲しくなる。迷った末に僕が購入したのは、黒地に黄色いラインのロケダイジャージ。去年から愛用しているパーカーと逆の色だ。女性用の小さいサイズしか残っていなかったが、こういう時に、身体が小さくて得をしたと感じる。
 やっぱり横須賀は、とても居心地のいい街だ。

6月1日(水)

 今日はFM802の開局記念日。早朝から深夜まで、802のDJが勢揃いして、毎年恒例の開局特番が放送された。僕の出番はお昼頃で、ヒロト氏と二人で進行。HAPPY FUN RADIOとOSAKAN HOT 100はスタッフの顔触れがほぼ一緒なので、スタジオの雰囲気は慣れ親しんだものだ。ヒロト氏とはもう10年以上の長い付き合いで、僕がペーペーだった頃、いろいろと悩みを聞いてもらった過去がある。今日は、オンエアでも、番組の後でも、懐かしい話に花が咲いた。
 昼の1時に早くもお役御免の僕だったが、みんなが集まってのパーティーは夜7時から。802でブラブラしていても特にする仕事がないし、他のスタッフの邪魔ばかりしているのもしのびないということで、僕と同じように暇を持て余しているスタッフを集めて、軽く麻雀など。半荘をたったの3回、そのうち2回は東風戦という短い時間だったが、信じ難いほどの圧勝だった。FM802に戻って、気分良く祝杯。
 FM802が開局して丸16年。僕はそのうちの12年をここで過ごしている。気が付けば、DJやスタッフの中でもけっこう古株になった。