
7月31日(日)
7月31日はGLAYの日、らしい。USJで開催されたGLAY EXPOからちょうど1年が経過した今日、特設サイトがオープンし、GLAYが近況を語るラジオ番組も配信されていた。ドームツアーを終えたら、一時期のL'Arc-en-Cielのように完全に休業するのかと思いきや、GLAYのメンバーは全然休んでいる様子がない。4人が揃っての喋りを、ネットを通じてファンに聞かせるのも、彼らなりのファンに対する心遣いなのだろう。長年彼らを見続けてきた僕からすれば、世間がGLAYという名前をちょっとの間忘れてしまうぐらいの長い休養をとってもいいのに、とさえ思うのだが、そういうわけにもいかない事情があるのかもしれない。
ネットラジオの中で、JIROくんが先週のMEET THE WORLD BEATについても触れていた。お忍びで遊びに来ていたHISASHIくんとともに、いかに「暑かった」かを語った後、THE PREDATORS目当てで来ていた一部のファンのマナーについて釘を刺すことも忘れなかった。出番が終わった後、自分も客の一人として他のアーティストのステージを見ようと、関係者テントに移動したら、ファンが群がってとてもライブを楽しめる状況ではなくなった、という話だった。
例えば北海道のRISING SUNなどの場合、出演者も観客としてイベントを大いに楽しむ。客席エリアに憧れのミュージシャンを発見しても、不用意に握手を求めたりしないのが暗黙のルール。ステージを降りたら、自分と同じ目線の「音楽ファン」の一人として接するのが礼儀なのだ。そのへんのモラルの徹底ぶりは定評があり、だからRISING SUNは特にリピーターが多いといわれる。
THE PREDATORS(というよりGLAYのJIROくん)が目当てでMEETに応募してきた若いファンに、そうしたモラルを求めるのは難しいかもしれない。若い世代ほどミュージシャンをアイドル視するものだし、空気も読めない。単独公演で10万人を集めるバンドには、そういうファンがいて当たり前。ただ、JIROくんとしては、GLAYとしてはなかなか出来ない「アーティスト兼音楽ファン」的な立場でのフェスの楽しみ方を、THE PREDATORSでは期待していただけに、裏切られた思いがあったのだと思う。自分のファンの一部が、他のアーティストのライブを見ようとしなかったことも、彼を傷つけたかもしれない。
野外フェス特有の「いい雰囲気」を、参加者全員が共有することは、案外難しいようだ。7月30日(土)
兵庫県のけっこう山奥にあるインラインホッケー用のリンクで、練習試合があった。普段使っている小さいコートで試合をする場合は、小さいゴールを使った3対3のルールだが、今日はゴーリー(ゴールキーパー)も入る本格的な5on5。リンクもアイスホッケーと同じ広さで屋内なので、アイスホッケーにとても近い雰囲気だった。違うのは暑さだけ。今日も、とてつもない量の汗をかいた。
リンクが広いぶん、試合中に走る距離も長くなる。スピードの差が出やすいので、他と比べて下手な人はほとんどパックに触ることができない。こうした広いコートでのホッケーには不慣れな僕は、さすがにほとんど戦力にはなっていなかったが、それでも意外にスピードにはついて行けたので楽しかった。壁を気にせずに思いっきりダッシュができるのは気持ちがいい。
ただし調子に乗って走りすぎた。気がついたら太ももがパンパン。明日と明後日が怖い。7月29日(金)
PAZZOのセールで久しぶりに洋服を大量購入。前回のセールの時は、新しい服を買ってもしまう場所がないからと見送ったのだが、さすがに手持ちの服が乏しく感じるようになったので。このセールは関係者のみが招かれるらしく、業界の人とばったり出くわすことも多い。今回はKINGで活動しているRYOくんがいた。291295もCustom Cultureもバンドマンに御用達のブランドとして知られているが、このセールで服を購入するバンドが多いので、衣装がよくかぶるのだとか。
洋服を選んでいてつくづく思うのは、体格が平均的な人は確実に得をしているということだ。身長175cm前後の人なら、だいたいどの服でもフィットするだろう。僕のように全体的に小柄な人間にちょうどいい服は、少なくともこうしたセールなどではほとんど見つからない。着たい服があっても、サイズがことごとく合わないのだ。不公平。スマートで背の高い人がつくづく羨ましい。ちょっと傷心の思いで電車に乗ったら、向かいに座ったのが、180cmぐらいはありそうな痩せた男で、ヨレヨレの紙袋を持ったメガネのオタクくん。どこに行けばそこまでダサい服が買えますかという格好の。必要ないならくれよ。その身長を。7月28日(木)
北新地にある、かの有名な「バーノンズ・バー」に初めて行った。先月訪れた宗右衛門町の「イリュージョン」と並ぶ、大阪で最も有名なマジックバーだ。
店の広さはイリュージョンとあまり変わらないが、カーテンで仕切られた別室に案内されるわけではなく、別々のテーブルで二人のマジシャンがそれぞれに手品を披露していた。マジックの質はさすがに高く、そして口も上手い。こんなことができたら楽しいだろうなぁとつくづく思うが、素人の見よう見まねで出来る芸当ではない。この域に到達するまでに何年もの修行が必要なわけで、まさに彼らの努力の賜物ということだ。
バーノンズ・バーは、平日の夜8時までに入店すれば、一人3000円ポッキリ。それ以上はチャージもドリンク代も、消費税さえもかからない。ただし8時を過ぎると価格は倍になる。だから、開店前にラーメンでも食べて食事を済ませ、オープンの7時ちょうどには店に入るといいだろう。7時半を過ぎると、満席になってしまう確率が高いようだ。この日もそうだった。最近、マジックが流行っているのは確かなようだ。
お酒を飲みながら、プロのマジシャン達の高度なテクニックを目の当たりにして、この値段だったら安い。次はぜひ、マスターであるルビー天禄氏のショーを拝見したいものだ。7月27日(水)
半年に一度の100曲特番。OSAKAN HOT 100上半期チャートの上位100曲をカウントダウンする9時間の特番が放送された。今回も、2分台というかなり速いペースで曲が切り替わっていく中、乗れるイントロは全部乗るという、無意味なポリシーを貫く僕だった。事前に時間をかけて予習もしておいたので、100曲ほぼノーミス。それなりに睡眠もとったつもりだったが、後半でやはり時々眠気に襲われ、振り払うのに必死だった。イントロで曲を紹介した後、すぐにブースの外に走って出て、スタジオの出入り口で懸垂などしてみたり。とにかく体を動かしていないと、気を抜いた隙にふっと意識が遠のくのだ。だんだん日が傾いてゴールが見えてきた頃には眠気もなくなり、最後までこれといったアクシデントもなく、無事に終了。どうやら喉もさほど枯らさずに済んだようだ。プレゼントの熱百タンクトップ05も思いのほか好評だった。
1位がDEF TECHで、2位がケツメイシ、そして3位はレミオロメンという、若手の躍進が目立つチャートになった。下半期は誰がこれらを超えるヒットを生み出してくれるだろう。
番組終了後の打ち上げは、近所の焼き肉屋で。値段を見ずに、「特上」とか「特選」みたいな接頭語のつく項目ばかりを注文するスタッフ達。僕も遠慮なく食べまくったが、いい肉を食べる際に白米がないと、「もったいない」と感じてしまう習慣はまだ抜けていなかった。焼肉の後は、梅田へ移動して真夜中までダーツ。昼間はあれだけ眠かったくせに、ダーツは夜通しでもやりたいとか思うから不思議。7月最後のヤマを越えて、ホッとしたせいもあるだろう。7月25日(月)
日本列島に台風が近づいている。天神祭が直撃を受けなくてよかった。
FM802は大阪天満宮のすぐ近くにあるから、天神祭の日はその近辺が観光客でごった返す。日本三大祭りの一つで、訪れる人の数は100万人近いというのだから、この狭い町がごった返すのは当たり前。平日の昼間だというのに、浴衣姿のお姉さんや親子連れがたくさんいて、自分のペースでは歩けない状態だった。
天神祭という言葉は有名だが、一体どういう内容のお祭りなのかを知っている人は、意外と少ないだろう。僕もよくは知らないが。大多数の観光客にとっては、メインの「船渡御」なんかはわりとどうでもよくて、夜店と奉納花火がお目当てのようだ。番組が終わり、水曜の特番の打ち合わせなどを済ませて帰ろうとしたら、ちょうど花火が終わったところだった。電車がすごい混雑。普通に仕事をしてきた身としては辛いものがある。
ともあれ、いよいよ大阪に夏が来た。7月24日(日)
今年のFM802 MEET THE WORLD BEATは、久しぶりに快晴。オープニングのDEF TECHの登場とともに空が鮮やかに晴れ渡り、ラストのCHEMISTRYが歌い終えるまで雲一つ見えない絶好の野外ライブ日和だった。長時間に渡って炎天下にいた観客は体力的にキツいものがあったとは思うが、昨年のように雷が鳴ったりするよりははるかにいい。
僕は番組を終えてすぐ現地へ向かい、5時半ぐらいにステージに上がった。西田新くんや落合健太郎くんと一緒に、セットチェンジが済むまでの場繋ぎとしてMCを任されたのだ。特にネタを仕込んであるわけでもなく、ただ3人でステージに上がって5分も6分も喋り続けるというのは、案外難しい。これが一人だったら、全身から汗が噴き出して大変なところだが、他に二人もDJがいたからちょっと安心できた。久しぶりに1万を超える人の前に立ったが、思ったほど緊張はしなかった。
明日のROCK KIDSでゲストに迎えるBUMP OF CHICKENの、2年ほど前のツアーグッズだったメッシュキャップをかぶって今日はステージに出た。「浅井さん、それバンプのじゃないですか〜!」と誰かに言われるのを期待してかぶったのだが、残念ながら何の反応もなかった。ニンジャポーキングの時のキャップは、デザインがかっこいいので非常に気に入っているのだ。7月23日(土)
昨年は台風の影響で中止になってしまった「芦屋サマーカーニバル」が、今年は無事に開催された。人工海浜に作られた特設ステージではMBSラジオの公開放送が一日中行われ、人気の芸人がステージで次々に漫才を披露していたようだ。屋台村も大変な賑わい。普通のテキヤよりも、地元のお店などが出しているテントの方が、味も値段も良心的で人気があるようだった。やたらと高くて不衛生な縁日というやつが僕はあまり得意ではないので、自治体が積極的に支援しているこういうお祭りの方が楽しめる。
一昨年、僕の家からほとんど真上に上がっていた花火は、近隣の人家の増殖とともに打ち上げ場所をどんどん南下させられ、ついに海上からの打ち上げに。それでも500mも離れていないはずだが、これだけでずいぶん遠く感じてしまうもので、少々ガッカリ。普段は人の少ないうちの近所にすごい数の見物客が来て、それはお祭りなのだから仕方ないとしても、そのへんにゴミを散らかして去るヤンキーどもには心底辟易した。カーニバルのスタッフの人たちが必死に掃除をしたとみえ、目立つゴミは翌朝にはほとんど撤去されていたが、何となく後味は悪い。7月22日(金)
番組前に確認したところ、発売開始から1週間が経とうとしている横須賀爆寸のチケットが、全然売れていないことが判明した。それはもう、尋常でないくらいに。普段の爆寸よりも倍近いキャパでやろうとしているのに、初動の売れ行きでは普段の爆寸の半分にも届かない。この日記で横須賀爆寸の開催を予告してから、「楽しみにしています!」という反応は数えきれないほどもらったのに。そういう内容の書き込みやメールの方が、売れているチケットの枚数より多い気がするというのはどういうことか。このままでは、爆寸史上初、ガラガラのまま開催という事態になってしまう。みんな、ひどい。あんまりだわ。
とりあえず、hide-cityでもう少し目立つ場所で宣伝していただけるようお願いしたところ。あとは今夜から再放送しているInterRadio!の「hide BREAK OUT THE ROCK!」の中での宣伝が多少なりとも役立つことを祈るしかない。
その再放送、自宅で僕も見ることができた。生放送の番組を後でまた何度も聞かれるというのは、DJとしては非常に恥ずかしいものがある。その場限り、言ったもん勝ち、みたいな勢いで喋っている部分もかなりあるからだ。自分の拙い喋りが恥ずかしくて、すぐに見るのをやめてしまった。僕よりも強く「見たい」と思っている人に譲る必要もあったし。再放送は特に苦情もなくスムーズに進行することを期待したい。7月21日(木)
この夏話題の映画「ロボッツ」の試写を拝見。「アイスエイジ」を制作したスタッフによるフルCGアニメで、今度は登場人物がすべてロボットだ。発明家を夢見る貧しい少年ロボット・ロドニーが、夢を実現するために訪れた大都会で、企業の恐ろしい陰謀を知り、偶然友達になった労働者階級のロボット達とともに戦う、というお話。オリジナルではユアン・マクレガー、ロビン・ウィリアムス、ハル・ベリーという人気俳優を声優に起用。吹き替え版でも、草なぎ剛、矢田亜希子、西田敏行など、劣らぬ豪華な顔ぶれになっている。ロビン・ウィリアムス扮する主人公の相棒・フェンダーを、吹き替えで演じているのが山寺宏一だ。また、山寺宏一。「口から先に産まれたかのようによく喋る、主人公の相棒」の役は、「シュレック」でも「アイスエイジ」でも彼だった。エディ・マーフィ、ジム・キャリーに加えて、今度はロビン・ウィリアムスまでこなしてしまった。早口でギャグを連発する役は、本当に喋りの上手い人でなければ出来ない。その意味ではこの人は本当に完璧で、文句のつけようがないくらいに上手いのだ。「他に上手な声優はいないのかよ」と思いつつ、ちょっと尊敬してしまう演技力である。
肝心のストーリーもなかなかわかりやすく、グラフィックも美しかった。ジェットコースターのように素早く展開していく場面などは目が回りそうな迫力。おもしろかった。
ライバルのピクサーが作る映画と比べ、ブルースカイ社が若干見劣りするのは、キャラクターの「かわいさ」である。バズとかニモに抱くような愛着が、どうも湧いてこないのがもったいないところ。でもその一方で、明らかに「大人受け」を狙った演出も多く、僕らぐらいの世代でなければわからないような古いヒット曲が劇中にたくさん流れるのは楽しい。アメリカらしい遊び心が満載の映画だった。7月20日(水)
ここしばらく、あまり高い買い物をしていなかった僕だが、最近無性に欲しいものがある。ヤマハから発売されている電動スクーターだ。法的には普通の原付自転車と同じ扱いで、普通免許でヘルメットをかぶれば公道を走れる。6時間の充電で20km以上走行でき、最高速度は時速45km。1回の充電に必要な電気代は16円。気になるのは価格だが、定価が約20万円で、電気自動車購入時の補助金制度を利用すれば5万円ほど割り引かれるから、実質15万。普通の原付と大差ないということになる。何といっても電動は音がしないし、振動もない。すごい。これは欲しい。
僕みたいにプリウスに惚れ込んでしまっている人間にとって、ブーブーうるさいオートバイの類いは絶対に買う気のしない乗り物なわけだが、ついにバイクの世界にも電気の波がやってきたらしい。しかもハイブリッドではなく、純粋に電気だけで走る。充電が切れてしまうとアウトだから、遠出は絶対にできないが、「ちょっとそこまで」という時には間違いなく便利だろう。
問題があるとすれば、今のところ、自分がそれほどこれを必要としていないという今の生活。今買っても、間違いなく無駄遣いになる。乗ってみたい。今度、試乗イベントにでも行ってみようっと。7月18日(月)
hideミュージアムのCafe le PSYENCEで、InterRadio!の特番「hide BREAK OUT THE ROCK」が公開生放送された。DJは鮎貝健さんと僕の二人。大きなスクリーンとその横にDJブースを組み、PVやライブ映像を盛り込みながらhideの魅力を分析していく5時間の番組。hideにまつわる多くのゲストも迎えた。幼少期、X時代、そしてソロになってからのこと、あらゆる裏話が飛び出して、なかなか貴重な内容になったと思う。
この日お迎えしたゲストの一人が、元shame、現ORCAのcuttくんだった。彼はトークの後、ステージで「LEMONed I scream」を弾き語りで披露してくれた。彼とゆっくり話すのは久しぶりだったが、僕が今日まで知らなかったのは、実は彼も超Xマニアであったということ。楽屋でXの思い出話に花が咲いた。咲いた咲いた。満開。cuttくんは中1の時、ひと夏をかけて「ROSE OF PAIN」を完コピしたという。13分近くある大作で、速弾きも満載の難しい曲だが、それに中1で挑戦するとは恐ろしい子供である。その後、中3でバンドを組んだ彼は、まだ初心者ばかりの他のメンバーに、自らアレンジして簡略化した楽譜を渡して練習を指導し、「WEEKEND」や「JOKER」など比較的スピードの遅い(つまりドラムが楽な)曲を文化祭で披露するべく猛特訓に励んだという。当時彼はギタリストだったが、TOSHIのパートを歌いこなせるハイトーンの持ち主をクラスで見つけ、「君、うまいね!絶対プロになれるよ!」と絶賛。秋の文化祭に向け、春ごろから練習していたが、夏休みが明け、2学期になって久しぶりにそのヴォーカリストと再会したら、明らかに声が変貌している。「その声、どうしたの!?」「声変わりしちゃったみたい…」かくして、1オクターブ低い、ちょっとどんよりした「WEEKEND」を披露するしかなくなったcuttくんバンドだった。というそんなトホホなエピソードが、次々に彼の口から飛び出すのだ。
「Xの曲なら全部コピーした」という彼の話に誇張はなかった。「VANISHING LOVE」と「BLUE BLOOD」、「Jealousy」の収録曲すべてを、1曲目から順番に弾いてくれたのだ。それにあわせて歌ったりして、何だか放課後の教室みたいでやたら楽しいひとときだった。
この日の番組は、ネットを通じて全世界に向けて生放送、ということになっていたが、実際にはアクセス集中にサーバが追いつけず、ほとんどのファンが何も見えない聞こえないという状態だったらしい。何となく、そうなるような予感はしていたのだが、残念なことだ。今回の番組は、ラジオ番組制作に関してはほとんど素人といってもいいスタッフが、手探りの状態で初めてのことにチャレンジしたものだった。そういう時には多くの失敗と反省がつきもので、今後に向けての課題が見えたことを成果とするしかない。とにかく、hideの音楽の素晴らしさを、たくさんの人に伝えてるために、みんなが力を合わせて必死に頑張ったことは確か。その中に入って、携わることができただけでも、僕は幸せだった。
僕の課題は、この喉か。今日は、今までのDJ人生で一番、声が出なかった。始まって2時間ぐらいしたところで枯れ始め、最後の方はちょっと大きな声を出しただけで裏返る有様。もともと風邪気味ではあったけど、ここまでひどくなるとは情けない。明日は一日、声を出さないように気をつけよう。7月17日(日)
「救命病棟24時」を見て、日比谷先生役の俳優・小市慢太郎氏のすっかりファンになった僕は、彼の所属する劇団M.O.P.の芝居を見に行った。コンサートや映画は大抵仕事として見ている僕だが、演劇はちゃんとチケットを買って見に行く完全な趣味。あまりこの世界には詳しくないが、会場のIMPホールはほとんど完売の盛況ぶりで、劇団の人気を伺わせた。
劇のタイトルは「水平線ホテル」。軍事独裁政権下にあるヨーロッパのとある国。孤島に建つホテルを舞台にした、笑いあり、スリリングなサスペンスありの物語で、上演時間は休憩を含めて2時間半ほどだった。ストーリーも役者達の演技もさすがの一言で、演劇の世界に疎い僕も存分に楽しめる内容だった。
小市さんは主役級の重要な役どころで冒頭から登場。ちょっと口が悪くて不良っぽい役柄は、日比谷医師に近いものがあった。そういえば先日ドラマ「エンジン」で警官を演じていた時も、意地悪で怖い感じの役だった。救命病棟が放送されていたころ、ニヒルな笑顔で皮肉を口にするこのキャラが、「浅井さんに似ている」というようなことを複数の人から言われたのを思い出す。あまり嬉しい言葉ではないけど。僕は何といっても彼の「声」が好きである。適度に低くて、よく通る。喋り手として憧れる、僕にはない声質なのだ。
彼はこの12月、西宮の兵庫県立芸術文化センターで上演される、震災からの復興を扱った「パウダア-おしろい-」という劇で主役を務めるそうだ。また、見に行こうかな。FMのDJとしてあまり接点のない文化も、いろいろと吸収するものがある。7月16日(土)
9/3に開催する、横須賀爆寸のチケットが発売となった。午前10時からローソンチケットで発売開始、ということだったが、10時半ぐらいに、「せっかく電話が繋がったのにLコードが認識されない」という常連さん達からのメールが相次いで届いた。さっそくCafe le PSYENCEの担当者に連絡をし、確認をしてもらうが、彼女は手元の電話ですぐに予約ができたという。しかし僕が自宅の電話で試してみたらやはりLコードの段階で弾かれたし、苦情のメールは増える一方なので、再度確認を要求。すると12時ぐらいになってようやく、「ローソンチケットの機械に故障があった」ことが判明し、復旧が完了したとのメール。
「アクセス集中によるシステム障害」とのことだが、僕はどうにも納得がいかなかった。これが、人気アーティストのドーム公演であっても、ごめんなさいで済まされる問題だろうか。わざわざバイトを休んだりしてまで、朝から電話口で必死にダイヤルし続けた爆寸ファンの努力は何だったのか。まあ、そんな気の毒な人は数人しかいなかったとしても、やはり看過できない。何のためのローソンチケットなのかと。こんなミスをしても、手数料は通常通りにしっかり取られるわけだし。
ようやくチケットを購入した人から、今度は「チケットに整理番号がないんですけど」というメール。これも想定外の事態だった。BRAND NEWやCYBERでは整理番号を打つのが暗黙の了解になっているので、Cafe le PSYENCEとの間で事前に確認を怠ったのが失敗だった。整理番号がないということは、発売日に買っても、開催前日に買っても、入場に関する条件が同じということになってしまう。これではチケットがいつまで経っても売れないので、大至急番号つきのチケットに切り替えてもらうことに。来週火曜日以降に発行したチケットに関しては、整理番号つきになるようだ。というわけで、9/3は、整理番号のないチケットを持っている人にくじを引いてもらい、先に入場。その後、整理番号の順番で入ってもらうことになった。
チケット発売の段階でトラブルが続出で、楽しみにしてくれているファンには本当に申し訳ない。天気は悪くないがテンションが上がらない土曜日だ。7月15日(金)
生放送の番組が始まる前、僕はトイレに行く。番組が始まったらゆっくり休憩をとれなくなるので、そんなことは誰でも当然にしていると思うが、僕の場合、用を足すだけでなく、洗顔と歯磨きがセットになっている場合が多い。今日もBEAT SHUFFLEが始まる前に、洗面用具とタオルを持ってトイレに入ったのだが、すっきりした顔で戻ってきたら、スタッフが「浅井さん!お待ちしてましたよ!」と目を丸くして待っていた。時計を見たら、6時58分40秒。番組が始まる1分半前になっても、スタジオにDJが帰って来なかったということだ。そりゃあスタッフも慌てて無理はない。
ディレクターの誰かが突然いなくなっても番組を始めることは可能だが、DJがいなかったら番組はどうにもならない。オープニングのBGMが流れて、無言で音楽が流れるだけ。例えば直前にスタジオに変質者が乱入してきたみたいな、のっぴきならないアクシデントが起こった場合ならいざ知らず、そんな放送事故になった理由が「ちょっとトイレに長居してまして…」では、DJ生命に関わる失態である。僕は基本的に腕時計というものをつけないし(手首がかぶれるから)、アルシェビルのトイレに時計はない。ゆっくり用を足しているうちに番組が始まってしまっても、僕にはそれを知る術がないことになる。せめて携帯電話はちゃんと持ち歩こうと、心に誓った出来事だった。7月14日(木)
再来週に迫っている上半期チャート特番で、ゲストに登場する3組のアーティストのうち、最後の収録となったレミオロメン。彼らは現在プリプロの真っ最中で、毎日都内のスタジオで次の音源に向けた準備をしている。インタビューを収録するならそのスタジオに入る前に、ということで、昼頃に東京でゲスト収録を行った。今年上半期に大活躍をした彼らが、今どれほど充実した日々を送り、迷いなく制作に打ち込んでいるかがよくわかる、非常に前向きな発言の多い内容となった。ファンの皆さんは27日の放送を楽しみにされたい。
午後、一件だけ仕事の打ち合わせを入れたが、その後のスケジュールはがら空き。カートの大荷物を引いて都内をぶらぶらする気にもなれないし、明るいうちから実家に帰ってもどうせ暇だし…ということで、近くに住む友人を半ば無理矢理呼び出してダーツバーへ。3日前の日記で書いた美女orイケメン揃いのダーツバーと同じチェーン店に行ったのだが、ここのスタッフは男も女もごく普通。みんなそれなりに愛想はよくていい店だったが、バイトを顔で選んでいるという感じでもなかった。当たり前なんだけど。
今日は01やクリケットだけでなく、ダーツバーのマシンでしか出来ないような楽しいゲームをいろいろ覚えた。ダーツは、同じぐらいのレベルの人と、大勢で行くとそのぶん楽しい。7月13日(水)
最近、起きた直後にベッドの上で腕立て伏せをしている。眠気覚ましに。
運動をすると、全身を速い速度で血が巡って、頭もシャキっとする。例えば、どんなに寝不足でしんどい日でも、ホッケーをした後の帰りの運転で眠くなることは絶対にない。ついさっきまで激しい運動をしていたせいだ。ということは、起きた直後のぼーっとした頭も、運動をすることで霧が晴れるように冴えてくるはずである。朝のラジオ体操などはまさにそれが目的だと思うが、僕としてはもっと短時間でハードな運動がしたい。というわけで思いついたのが、ベッドでの腕立て。正確には、拳を握ってつく拳立て伏せ。こっちの方が効果的だと前にガックンが言っていたから。
拳立ては普通に手のひらをつける腕立てに比べて数段きつくて、50回もやったらもうヘロヘロ。しかしこれを毎日続けていたら、自然と筋肉も増強されるかもしれない。上腕筋はもう要らないけど(腕立てをしてつくのは、三等筋という後ろ側のほう)、大胸筋は欲しい。このガリガリの胸板を何とかしたいという思いは、何年も前から抱いているわけだし。
こういうのって普通はなかなか続かないものだが、あくまで目的は眠気覚ましだからか、すでにけっこう続いている。まだ眠くて朦朧としている間にやるから、疲労も何だかぼんやりしている。僕のやっていることが医学的に正しいかどうかはわからないが、どちらかというと健康的なことをしている気はする。7月12日(火)
以前にも日記に書いた、秋から始まる連載のこと。詳しく書いてもよさそうなので、ここで予告しておこう。
僕の文章が掲載されるのは、「ビッグイシュー日本版」という雑誌。大阪や東京近郊に住む人なら見たこと、あるいは読んだことがあるかもしれない。毎月発刊されている若者向けの総合情報誌で、一冊200円。もともとはイギリスから始まり、現在24カ国で売られている。巻頭は海外の記事をそのまま訳して掲載する場合が多く、日本版の表紙もハリウッドの大物俳優や世界的に著名なミュージシャンの写真になっている。
ビッグイシューは、普通の雑誌と違って、書店で販売されない。路上での手売りのみ。販売しているのは、すべてホームレスの人々である。様々な理由で路上生活を余儀なくされる人々に、仕事と収入を与え、自立を支援すること。それがこのビッグイシュー創刊の目的だった。彼らは1冊90円でこの雑誌を仕入れ、決められた箇所で街頭販売し、1冊につき110円の差額を収入として受け取る。これを貯金していくことで、簡易宿泊所などの「屋根のある場所」で彼らは寝泊まりをすることができるのだ。
ビッグイシューを販売するホームレスの人は、発行されたIDカードを身につけ、割り当てられた販売場所で、ルールに則って販売に従事する。僕も南森町で販売者に遭遇したことが何度もあるが、決して悪い印象を与えるような売り方ではなかった。「ホームレスが売る雑誌」と聞いて顔をしかめる人もいるだろうが、実際に売っている現場を見れば心証は変わるのではないか。日本ではまだビッグイシューの知名度は低いようだが、イギリスなどではかなり定着しているらしく、デパートの中での販売さえ許可されているとか。
路上生活者の多くは仕事を欲している。ビッグイシューの考える「使命」は、彼らを救済することではなく、仕事をつくること。そのコンセプトには大いに僕も共感する。だから連載の依頼を引き受けた。
秋からは隔週刊誌になるそうで、僕のコラムが掲載されるのは毎月15日売りの号のようだ。扱うのは当然音楽で、日記のようなコラムのような文章の中で、音楽を語る、みたいなイメージ。まだ書いていないので自分でもどういう内容になるかさっぱり予想ができないでいる。そこだけがやや不安だが、こういう雑誌の編集部で執筆者として指名していただけた名誉を大切にして、いいものを書きたい。7月11日(月)
ダーツバーに行った時に、マシンにカードを挿入すると、自分の名前や過去の対戦成績などが表示され、常に記録していけるというシステムがある。今日、ようやくその「ダーツライブカード」というやつを購入した。携帯サイトでカードの番号とプロフィールを登録してから、機械にカードを差せば、さっそくプレイできる。非常によくできている。
このカードの会員専用サイトには、壁紙や着信音のダウンロードサービスもある。プレイヤーが交代する時に必ず流れるメロディー、ブルやトリプルに入った時の効果音などをダウンロードしてみた。ダーツバーにはたまにしか行かない僕だが、やはりテンションの上がる音なのである。メールが届くたびに目がギラっと光ってしまう。
ところで、僕がよく行く梅田のダーツバーは、いつも賑やかで混雑している。僕は他の店をあまり知らないから、何となくここに来ているだけだったが、ダーツバーにしては非常にやかましい店なのに、客が絶えない。その理由が今日わかった。店員の女性が、やたらと可愛いのだ。
この店には常時複数の女性スタッフがいて、気軽に話しかけてくる。いいポイントを獲得すると「ナイスで〜す♪」とか言いながらハイタッチを要求してくるから、一応こっちも「どうも…」と照れつつ応じたりして。「始めてどれくらいなんですかぁ?」「私いつもこの時間にいますから、今度いらした時は対戦しましょうよ〜」などなど、いくら何でも馴れ馴れしい。が、顔が可愛いから許してしまう。それも驚いたことに、全員可愛い。ハズレなし。この店、バイトを顔で選んでいるとしか思えない。
そう気づいて店内を見渡すと、それらの女性スタッフと親しげに話す常連らしき男性客ばかり。一人で来ている男もたくさんいる。もちろん彼らもダーツをすることが目的で来ているのだろうが、スタッフと話したいというヨコシマな気持ちがニヤついた顔に表れている。考えてみれば、キャバクラで高い金を払うよりもはるかにリーズナブルで楽しいし、親しくなるチャンスもありそうだ。
ちなみにこのダーツバー、同じ系列の店が心斎橋にもあるが、そっちは男性スタッフが中心だそうだ。ものすごくダーツの上手な、イケメンスタッフが揃っていて、当然ながら女性客に人気らしい。うまいこと考えたものだ。7月10日(日)
最近、自分の番組中に放送されるCMで、非常に気に入っているものがある。それがNTT DoCoMoの「ドコモ・ランキングパラダイス」というやつ。チャート番組のパクりCMで、やたら軽薄なノリのDJがヒット曲を紹介する、という体なのだが、その曲というのがバカバカしくて笑える。3位はモバイラーズの「ドコモ・プレミアクラブにレッツ入会」というちょっとEXILE風、2位はケータイスマイルの「FOMAのエリアが大阪市営神戸市営地下鉄全駅開通」(「タイトル長いね!」とDJが言う)というちょっと大塚愛風、そして1位がフォー・マコト(いい名前だ)の「楽しいFOMAのデコメール」というちょっと平井堅風の曲。DJの台詞や雄叫びのナンセンスさが脱力させるのと、パロディ楽曲がやけによく出来ているという点が、個人的にかなり好き。もしかしてこれ、OSAKAN HOT 100の中でしか流れないのだろうか。だとしたらそれはもったいない。
多分もう少ししたらこのCMの放送期間は終わってしまうのだろうが、僕としては続編に期待したい。「皆さん最近パラダイスですか?僕、けっこうパラダイス」という最初の挨拶は参考にしよう。これの収録現場、楽しかっただろうなぁ。こういうCM、僕も作ってみたい。7月9日(土)
新宿のコマ劇場で上演中のロックミュージカル「WE WILL ROCK YOU」を見てきた。FM802では大半のDJが招かれている注目作で、QUEENがもともと大好きな僕としても絶対に見ておきたかった。
QUEENの楽曲のみで構成されたミュージカル。ストーリーの展開に合わせて、お馴染みのQUEENの楽曲が次々に登場する。ステージ両側にいるバンドが生で演奏し、ステージ上の役者が歌うのだが、これが驚くほど上手い。主役はフレディの声や動きをよく研究しているし、ギターの音色もブライアン・メイにそっくりだ。踊りや演出も質が高く、ただのライブでもミュージカルでもない、エンタテインメントの新しい形といえる。
僕が大学生の頃、フレディ・マーキュリーは自らのエイズ感染を記者会見で発表し、その二日後に亡くなった。その半年ほど後、僕と友人達の間で空前のQUEENブームが巻き起こった。ラウンジに行くといつもQUEENのベストが流れていて、誰の車に乗ってもBGMはQUEEN。当時は全員が「ボヘミアン・ラプソディ」の意味不明な歌詞を完璧に覚えていて、カラオケでマイクを奪い合ったものだ。今でも僕は、QUEENの代表曲はほとんど空で歌える。それぐらい、僕にとって思い入れの深いアーティストだから、その楽曲達を生で聞ける貴重な機会を得て本当に幸せだった。
このミュージカルは当然ながら、役者はすべて外国人、台詞も歌詞も英語。ステージの袖に電光掲示板があり、そこに日本語訳が表示されるのだが、和訳を監修したのが、作詞家の森雪之丞氏だった。日本人にしかわからないような小ネタも巧みに織り交ぜ、適度に笑わせてくれる。演出の面でも数カ所、日本オリジナルに書き換えられている箇所があり、その一つが特に印象に残った。
ショウの中盤、若くしてこの世を去ったロックスターを悼んでバラードを歌うという場面で、後ろのスクリーンには、天国にいるカリスマ達の写真が次々に映し出された。ジョン・レノン、ジャニス・ジョップリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリックスなどなど。その、最後の4枚というのが、hide、カート・コバーン、尾崎豊、フレディ・マーキュリーの順だったのだ。これを見ただけで僕はずいぶん感動してしまった。
ショウの後半は観客も総立ちで、ほとんどライブのノリになる。これまでなかなか日本には根付かなかったロックミュージカルというスタイルが、本格的に上陸してきたのを強く感じた。7月8日(金)
BEAT SHUFFLEには久しぶりにキリト氏が登場。PIERROTのヴォーカリストとしてではなく、avexからデビューを果たしたソロアーティストとしての出演である。
バンドとソロの活動を並行して行う場合、バンドでは見せなかった要素をソロで前面に出すアーティストが多い。「バンドのカラーと違うから隠してたけど、本当はこんなのもやりたかったんです」と言いたげな、ストレス発散型のソロもある意味健全だと思うが、キリトのソロは、少なくともサウンド面においてPIERROTとそれほど大きな差異が感じられない。多くのファンは、PIERROTというバンドの中で、キリトの個性がいかに大きな部分を占めていたのか、再確認するだろう。そうやって、自分の特徴と個性をあらためてファンに提示し、バンドの土台を明確にすることが、彼のソロ活動の目的の一つなのかもしれない。
宣伝の方法も含めて細部まで口を出し、自分の見せ方にこだわる彼に対し、わがままで扱いにくいアーティストという印象を持つ業界人は少なくない。しかし今回avexからCDを出すことになって、周囲と新たな信頼関係を構築したようだ。現場に張りつめた空気は感じられなかったし、彼自身、プロモーションを楽しんでいるようだった。
気になっているのは、麻雀のこと。彼がけっこう酒を飲むことは知っていたが、麻雀をする人だとは知らなかった。出演を終えて帰る間際、かつて彼のバンドのリズム隊を完膚なきまでに叩きのめした僕に対し、「今度は麻雀でもやりましょう」と軽く挑戦状を渡してきた。ソロツアーの際は当然、ヘアメイクの柳氏も同行しているはず。久々に、mj闇ページが復活するや否や。ご期待あれ。
7月7日(木)27日に放送される特番用に、東京でCRYSTAL KAYのインタビューを収録。会うのは二度目だったが、初めてゆっくり彼女と話をした。
この名前が本名だということを、僕は最近まで知らなかった。クリスタル・ケイ・ウィリアムス。ご両親も、ロマンチックな名前をつけたものだ。13歳でデビューした彼女も今や大学生。学生と音楽活動を両立させるのに四苦八苦するアーティストは少なくないが、彼女はわりと楽にその両方をエンジョイしているようだ。勉強と部活の合間に歌っていた中学高校時代に比べれば、大学なんてずっと自由な時間が作りやすいのだという。ここ1〜2年ですっかりブレイクし、忙しくないはずはないのだが、テスト前だというのにピリピリした空気を微塵も感じさせない素敵な女性だった。
それにしても最近、ソニーのアーティストが売れている。2005年のレコード業界はソニーバブルか。7月6日(水)
今年のタイガースは本当に強い。首位独走の態勢に入っているというのに、一昨年のように浮き足立って騒ぎ立てる人はほとんどいない。勝って当然、首位が当然。今のこの関西の冷静な雰囲気が、強さを物語っていると思う。
一方のパリーグで僕が応援しているのは、あいかわらず楽天イーグルス。予想通りの低空飛行を続け、苦しんでいるが、だからこそ、ファンは一勝の喜びを噛み締めるだろう。いつか阪神対楽天の日本シリーズが実現する日まで、這い上がってくれることを期待している。
最近とても嬉しいのは、楽天に移籍した沖原佳典内野手の活躍である。先月、阪神からトレードされて、仙台へ移動したその日から2番ショートのスタメンに定着し、ここまで3割5分近くというチーム1位の打率を記録。今やチームにとって攻守の要ともいえる働きを見せているようだ。シーズン開幕直後から、他球団に余剰戦力の供出を要求していた楽天を、阪神が助けた形になった。今岡、鳥谷、藤本、関本と、内野手の層が厚い阪神で、沖原はなかなか出場のチャンスがなかった。去年もシーズンの多くを二軍で過ごしていたはずである。走攻守そろった実力は評価されながら、結果を出す場を与えられないのは辛かっただろうと思う。その沖原が新天地でいきなり結果を出し、これまでのうっぷんを晴らすかのような大暴れをしているのだ。背番号は、阪神時代の5から32へ。32歳での再出発という意味合いもあって選んだ数字だろう。この選手は僕と同い年だ。
あまりにも急なトレードだったため、しばらくの間、家族は大阪に残しているらしい。彼と同じくらいの世代で、単身赴任や転職で頑張っているサラリーマンは日本中にたくさんいる。沖原はそういう人にとっての期待の星になれる選手。今後の活躍にも期待したい。7月5日(火)
今週から新しく始まっているテレビドラマ。あまり魅力的なタイトルがないとか言いながら、一応注目作の初回はすべて録画している。今日見た「スローダンス」は、予想外に面白かった。妻夫木聡、深津絵里、広末涼子、藤木直人という主役級を揃えた話題作。キャストが豪華すぎるドラマは内容が薄い場合が多いが、このドラマの脚本はなかなか良く出来ている。速いテンポの難しい台本だと思うが、主役の二人が実に自然に演じていて、適度に笑わせる。「ていうか」という言葉が妙に多いのが少し気になったけど。
第1回を見て、「深津絵里のためにあるドラマ」という印象を強く持った。他の配役は替えることができても、深津絵里がいなかったらこのドラマは成立しない。30を過ぎてもうだつが上がらないままの独身女性。自虐的な発言が爽やかに聞こえて笑えるのは、彼女の個性的なキャラによるところが大きいと思う。本当のブサイクが言っていたら痛々しいし、普通の美人女優が言ってもリアルじゃない。彼女は女性ファンが圧倒的に多いと聞くが、それも頷ける。7月4日(月)
昨日でウィンブルドンが終了。大会中に二度もこれについて書いたので、一応決勝についても触れておく。
男子のシングルスは、下馬評通りの顔合わせ。王者フェデラーにロディックが挑むが、全く寄せ付けずに連覇するという、去年と全く同じ展開と結末だった。ロディックも必死に食らいつくが力の差は歴然で、あまり面白い試合とは言えなかった。
フェデラーのプレイスタイルは実にクールだ。完璧なショットが決まっても声を上げず、拳を握ることすらない。常に無表情。どんな場面でも沈着冷静に、相手を圧倒してしまうから憎たらしい。憎たらしいが、その強さは認めざるを得ない。3連覇はやはりすごいのだ。
一方、前日に行われた女子シングルスの決勝戦は、劇的な幕切れだった。史上最長の試合時間を記録する大接戦の末、ウィリアムス姉妹の姉ヴィーナスが勝った。かつて2度も優勝しながら近年は怪我にも泣き、シードナンバーは14まで落ちていた彼女だったが、準決勝で第2シードのシャラポワを下し、決勝で第1シードのダベンポートも破って4年ぶりの優勝。一時はマッチポイントも握られる苦しい展開からの逆転で、ウトウトする暇など1分もない緊迫した試合だった。
フェデラーと同じくクールで、スキを見せないプレイをするダベンポートが、最後に力つきる場面は衝撃的だった。ファイナルセットの第14ゲーム、15-30とリードして、ここを取ればマッチポイントが二つ来るという場面で、この日最長の25打のラリーの末、ダベンポートはそのポイントを逃してしまう。膝に手をついて息を切らし、ショックを隠しきれない彼女の顔を見て、解説の伊達公子は「こういう長いラリーで、取れなかった方は落ち込むんです」とコメントしたが、その言葉通り、スタミナから考えてラストチャンスともいえるポイントを奪われた彼女は、その後別人のように弱くなり、ズルズルとブレイクを許して試合は終わった。テニスは精神力のゲーム。それをあらためて実感する、非常に見応えのある攻防だった。
見ていると熱くなるし、こうやって語りたくもなる。しかしプロテニスは相変わらず不人気だ。番組で少しウィンブルドンのことを喋ったら、反応してくれたリスナーが何人かいて、少し安心した。7月3日(日)
OSAKAN HOT 100のチャートレースを、他のものに例えるのが僕は好きだ。ちょっと古館伊知郎の影響も受けている。今日は、現在No.1のBENNIE-Kと、TOP3を狙うCRYSTAL KAYのポイントが拮抗してきたことから、「夢のKK対決が実現か!?」と言ってみたあと、僕は自分でその奥の深い例え方に酔いしれ、ディレクターに「今の『KK対決』って表現、超うまいと思わない?」と聞いたら、「はぁ…、でもきょーびの若い人らは『KK対決』ゆうても何のことかわからんのちゃいます?」とにべもない。僕は少し驚いて、「KK対決ぐらい知ってるよなぁ?」と横にいたADに水を向けてみたが、「いや…、何ですか?」と首を傾げるばかり。そんな…。会心のフレーズだったのに。
かつて5期連続で甲子園出場を果たし、旋風を巻き起こしたPL学園の、エース桑田と主砲清原。二人はすったもんだのドラフトを経て、巨人と西武にそれぞれ入団した。別リーグに進んだ元チームメイトの二人が、この翌年のオールスターで、初めてプロとして相見えた。その時以来、オールスターや日本シリーズなど、二人が因縁の対戦を迎えるたび、マスコミは「KK対決」と謳って騒ぎ立てたのである。
「ON砲」とか「巨人大鵬卵焼き」とかと同じように、リアルタイムで知っているかどうかは関係ない一般常識として、語り継がれている名フレーズなのかとばかり思っていたが、そんなことはないらしい。みんな口には出さないが「浅井さん、古いっすね」と言いたげな顔だったので、大きなショックを受けた僕だった。7月2日(土)
nobody knows+との対決で敗れたからというわけではないが、新しいダーツを購入した。今まで使っていたのは、初めてダーツショップに行って、よくわからないまま購入した一番安いやつ。他の人が使っている高級ダーツと比べると、妙に重くて投げにくい。「高い道具だから上手くなる」という考え方は嫌いな僕だが、ヤフオクならずいぶん安く買えるようなので、定価で10000円ほどするものを買ってみた。
ダーツが自分にとって投げやすいかどうかは、当然ながら投げてみなければわからないが、ダーツバーに行ってもサンプルを投げさせてくれるというシステムはない。購入して開封し、実際に投げてみるまで、自分の指にフィットするかわからないのは、どこで買っても同じということだ。だったら安く上がるヤフオクの方がいい。写真を見て、よさげなのを選ぶのは一種のギャンブルだが、今回新しく買ったBOTTELSENは、最高だった。もっと早く買えばよかった。
投げやすいダーツを買ったからといって、劇的に上手くなるわけではもちろんないが、気分はだいぶ違う。高い道具を買えば、テンションが上がる。結局それだ。7月1日(金)
今日から2005年は下半期に突入。個人的には大きな事故も事件もなく、平穏な半年だった。どうか残りの半年も無事でいられますように。
上半期を振り返るOSAKAN HOT 100の100曲特番は、今年は7/27に放送されることになった。朝10時から19時まで。ゲストにはDEF TECH、CRYSTAL KAY、レミオロメンの3組を予定している。
例年であればその翌日に放送されるはずのNACK5の「フジロック特番」は、今年は諸般の事情で僕の担当ではなくなったようだ。特番がないということは、苗場に行くチャンスもないということで、非常に残念。
ついでに今後の仕事のことを書いておくと、9月ぐらいから、とある月刊誌で連載をすることになりそうだ。まだ少し先の話だし、打ち合わせもしていない段階なので、雑誌の名前や内容は伏せておくが、全国区で発売されている、若者向けの総合情報誌である。連載の仕事は久しぶりなので今からワクワクしている。