
10月31日(月)
6日の番組用に、BENNIE Kのインタビューを収録。礼儀正しく明るい、好感の持てる二人だった。彼女達は昔から、初対面の人には二人のサインの入ったステッカーを名刺代わりに渡す。802にはいたるところにそのステッカーが貼ってあるのだが、今日も僕はそれを彼女達から受け取った。シングルがヒットしてすっかり売れっ子になった今でも、変わらずそういう地道なことをしているところに、彼女達の人柄が現れている。
僕もいろんな女性ヴォーカリストのファンだが、純粋に歌声だけで判断すれば、僕にとって一番理想的なそれを持っているのは、実はこのBENNIE KのYUKIちゃんだ。曇りのない、完璧に澄んだ声で、とにかく上手い。そしてクセらしいものが一切ない。歌っている詞がラララでも、あいうえおでも、この人の歌ならずっと聞いていたいと思える声なのだ。10月30日(日)
僕の住んでいる町で、唯一のイベントらしいイベントがハロウィン。正しくは10月31日の夜に開催するお祭りだが、月曜日では参加できない人が多いということで、この日に開催された。去年よりはるかに多く、9割以上の居住者がお菓子を用意して、仮装した子供達の襲来を迎え撃つ。
とっくに自治会長ではなくなっている僕だが、ハロウィンだけは幹事を続けている。先日も書いたとおり、本格的なダースベイダーのコスチュームに身を包み、幼稚園児達には怖がられながら仕切った。けっこうな距離を歩くことになるので、インラインスケートを履いて出たのだが、真っ黒なダースベイダーが音もなくスーッと移動する様子は、さらに子供達の恐怖を煽ったらしく、不評なのですぐに靴に履き替えた。
ちなみに、子供達の仮装は様々だったが、やはり一番多いのはダースベイダーで、4人ぐらいいた。親玉のベイダー卿が僕で、その後ろにミニサイズのベイダー達が繋がって歩くという、カルガモの親子ダースベイダー版のようなシュールな光景。
さて、来年は何の仮装にしよう。これから1年かけて考えるのだ。10月29日(土)
ベストセラーとなっているリリー・フランキーの「東京タワー」をようやく読み終えた。本業はデザイナーだが、シニカルで鋭い視点と文体で人気のコラムニストでもある筆者が、自らの生い立ちを綴る自伝本。後半では特に、ずっと自分を見守った母親のことを書いている。
この本に対する評価には、「泣き笑い」という言葉がよく使われる。しかし、「泣きながら笑う」のとは違うと思う。リリー少年の破天荒な生き方には大いに笑い、母親に対する深い愛情には大いに感動する。自分や友達のことはとことん落として笑いのネタにするくせに、母親のことは常に心から愛して敬う。それでいてそこにマザコンのムードは微塵もない。誰もが羨む理想的な母親として描かれている点が素晴らしい。売れるのも納得、といういい本だった。
本が売れると、途端に映画化やらドラマ化やらの話に発展するのが近頃の嘆かわしい傾向。この本だけは、この文章から得られる以上のイメージを与えないままにしてほしいと願う。10月27日(木)
爆発寸前TOKYOのリクエストを締め切った。今年もリクエストメールの数は大阪を大幅に上回り、3人に1人は送ってくる計算だ。大阪のセットリストを参考に自分の好きなアーティストを選んでいる人が多いようだが、どう考えても爆寸には不向きと思われるリクエストも少なくなかった。徹底して同じバンドの曲ばかりリクエストしてくる人は、もしそれが採用されなかったらもう爆寸には来てくれなくなるのだろうか。そう思うと、無下にボツにできない小心者の自分がいる。
それにしても、締め切り間際に送られてくるメールの多いことよ。深夜12時を回ってからも続々と届いた。ギリギリまで迷って、一生懸命考えたそれらのリクエストメールを、一つ一つ丁寧に見て、候補曲を書き出していく。イベントに寄せられる期待の大きさを感じた。10月26日(水)
楽しみにしていた日本シリーズは、結局千葉ロッテが最短の4試合で優勝を決めた。昨日まで3試合連続10失点と打ち込まれた阪神投手陣は、今日は何とか3失点に食い止めたものの、自慢の打線は最後までシーズン中の勢いを取り戻すことがなかった。赤星、金本、今岡、矢野といった主力選手が揃いも揃って絶不調で、井川も、下柳も、藤川も打たれた。セ・リーグで他のチームを圧倒したのと同じチームとは思えないような惨敗だ。長いシーズン中にも4連敗は二度しかしていない。
せっかくリーグ優勝を果たしたのに、今年最後の戦いをこんな形で終えてしまったら、選手達の悔しさは倍増だろう。全員で優勝を勝ち取ったように、全員で負けた4試合だった。ロッテが強いというよりも、阪神が弱く見えた。こんなはずではなかったのに。阪神ファンにとっては、何とも後味の悪い結末となってしまったのは残念だが、この悔しさをバネにまた来年頑張るしかなかろう。とにかくがっかり。10月25日(火)
最近、ちょっとした文筆を依頼される機会が多い。CDやアーティストについての感想をひと言だけ。それが宣伝に少しでも役立つならDJとして光栄なことだが、基本的にそういうコメントは、用意された字数が少ないほど書くのが難しい。一番頭を悩ませるのは「100字前後で」とか言われた時だ。そんな中途半端な字数でいい文章を書くのは至難の業。あまり深く考えずにさらっと書くことができない性質なので、100字でも1000字でも同じくらい時間がかかってしまう。楽しいから苦ではないのだけど。今年のミナミホイールのパンフレットは、最初のページに僕の書いた文章が掲載されているが、実はあれもけっこうな時間をかけて考えたものだ。
FM802のホームページ上で展開しているオンラインCDストア「OTOSHOP」では、毎月、いろんなDJがおすすめのCDを紹介している。11月は僕に当番が回ってきた。自由にテーマを決めて、3枚をセレクト。前回は確か、マンソン、PIERROT、犬神サーカス団の3組で「ホラー系」を揃えた記憶がある。さすがに2回続けてそこまで「反802」テイストな選び方をするとヒンシュクを買うと思って、今回は比較的わかりやすい内容で。でも、普通にCDを勧めるだけではおもしろくないから、あれこれとひねりを加える。こんなところにも、凝り性の性格が出てしまうらしい。最近リリー・フランキーをよく読むので、その影響が文体に出ているかも。10月24日(月)
何だか書いてしまったら悪人呼ばわりされそうだから、これまで黙っていたことがある。けれどようやく新聞でも問題視されていることを伝える記事が掲載された。そろそろ書いてもいいだろう。ホワイトバンドのことを。
夏ぐらいから、僕の周りでもこれを腕につけている人が急激に増えた。「ほっとけない、世界の貧しさ」がキャッチフレーズ。一時はなかなか売っている店が見つからず、品薄状況だったが、最近はそうでもないらしい。友人の多くも当たり前のようにこれをしているが、僕はつけようと思ったことがない。意味がわからない。
このホワイトバンドをつけることで、貧困に苦しむ人が世界にはたくさんいるということを認識し合おう、という意図は理解できる。けれど、本当に貧しさが「ほっとけない」と思う人は、1円の募金にもならない300円のバンドを買うよりも、300円を募金するべきではないのか。早い話が、これはNGOの活動資金を集めるための手段に過ぎない。そういう穿った見方をする人々が、ホワイトバンドを糾弾している。
僕がホワイトバンドをつけない理由は、突き詰めると要するに「やたらに流行ってるから」ということになる。中田英寿をはじめとするスポーツ選手や、桜井和寿などのミュージシャンといった、若者に影響力のある著名人を起用して宣伝展開をし、一気に日本の若者に浸透したホワイトバンド。世界の貧しさを「ほっとけない」と思った人々から、300円を徴収するのは簡単だった。小学生でも出せる金額だから。やがて、心優しい人はこのバンドをつけているのが当たり前、みたいな状況になった。
問題は、買っている人達が、本当にホワイトバンドの趣旨を完全に理解し、同意した上で購入したのかどうか、はなはだ怪しいという点にある。大抵の人は、「それ、300円のうち、いくらが募金になっているか知ってるの?」「え?知らない。半分ぐらい?」程度の認識だ。このホワイトバンドを作る工場の人(ちなみに中国製)も、輸送する運送会社の人も、もちろん普通にお給料を受け取っている。それはこの300円から出ている。そしてそういった原価を除いた収益金は、この運動のキャンペーンや、NGOの活動資金になる。そんなことも知らず、慈悲深い人々は、自分の300円で貧困を救えるならと購入する。「だってみんなもつけてるし」という感覚。慈善がファッションと化してしまった瞬間だ。ホワイトバンドの本来の趣旨である啓蒙や啓発は、ほとんど意味をなしていないのも同然。事務局では「途上国へ食料や物を届ける運動ではありません」という説明を加えることで、増える一方の批判に対応している。
本当に「ほっとけない」なら、熟慮した上で300円を遣ってほしい。例えばビッグイシューの場合、販売価格200円のうち、半分以上の110円が販売したホームレスの収入になるということを、表紙に明記している。10月23日(日)
ミナホ05最終日。番組を終えてミナミに向かった僕は、BIG STEPでiMODEサイト用の「V-LIVE劇場」を収録し、そのままBIG CATへ。この日の夕刻以降のスケジュールは今年一番の「激戦区」。つまり、知名度の高い、人気アーティストの出演が集中している時間帯なのだ。回り方を誤ると、一番お目当てのアーティストを入場規制で見損なう危険も大いにある。そのへんの作戦の練り方も、ミナホの大きな醍醐味だ。入場規制がかかったら、802のDJや番組スタッフも一緒に並ぶしかない。関係者だからといって裏口から入れてもらえるなどという特権はない。
僕が今年のミナホで最も見たかったアーティストは、いわずもがなのマキシマム・ザ・ホルモン。万が一にも入れなかったら後悔するので、出演の2時間近く前から会場のBIG CATに入ろうとしたが、さっそく規制中で長蛇の列。その列に並んだ僕はBIG STEPの階段で一人、30分近く時間を持て余すこととなった。その時間の出演者、ミドリカワ書房のステージが終了すると同時に観客の多くが入れ替わり、何とか入ることが出来てひと安心。すでに周りにはマキシマムのファンが大勢いた。
せっかくだし、今年のミナホの思い出に、と思って、僕ははじめから暴れる覚悟。着替えも持ってきている。ロッカーに荷物と上着を突っ込み、身軽になって遠慮なくずんずんと前へ。後ろで一人で暴れてもいいのだけど、後ろには知り合いがたくさんいるはずだから気が引けるのだ。
ライブハウスの前に突っ込んだのは数年ぶりだったが、いやはやこんなに体力を消耗するものだったか。マキシマムのライブはたかだか35分前後だったが、始まって15分ぐらいですでに疲れ始めていた。ダイブする客はほとんどいなかったが、すぐ近くにいる屈強の男達が絶えずモッシュをしていて、避難するのに必死だった。このテのライブは男の園というイメージだったけど、マキシマムでは1/3ぐらいが女の子。僕よりも頭一つ分ぐらい背の低い子もいて、息は出来ているのかと心配になってしまった。世の中にはタフな女がいるものだ。
そんな壮絶な状況で楽しんだライブだったが、やはりホルモンは凄かった。時にキュートに、時に過激に、観客を楽しませるナヲちゃんのMCは才能を感じさせる。そして長年のライブで鍛えたパフォーマンスはさすがの迫力。インパクトとおもしろがさ売りのこういうバンドは、実力が伴っていなければ絶対に売れない。ジャンルは違うが、ウルフルズやSEX MACHINEGUNSがそうであったように、おもしろくて売れるバンドは、総じて抜群に上手い。ホルモンの各メンバーも、演奏のテクニックはかなりのレベルにあったと思う。普通に弾けばものすごく高度な技術を持っている連中が、一見はちゃめちゃなステージングをするからかっこいいのだ。速いだけ、デス声で叫ぶだけ、暴れるだけのバンドならいくらでもいるが、マキシマム・ザ・ホルモンの曲は、そこらの高校生バンドにはまともにコピーできないだろう。
というわけで、今年のミナホもたっぷり満喫。来年が楽しみだ。10月22日(土)
FM802、秋の恒例イベントMINAMI WHEEL。僕は今年も2日目からの参加となった。
心斎橋アメリカ村を中心に、このイベントに会場を提供しているライブハウスは12カ所。ジャンルもキャリアも様々な、実に200組以上のアーティストが、割り当てられた会場で1時間ずつライブを行い、パスを購入した観客がタイムテーブルを見ながら思い思いに会場を歩き回ってハシゴをするというイベントだ。関西の音楽業界ではすっかり定着している。
このイベント、よくよく考えると、出演者、事務所やレコード会社などのスタッフ、イベンター、ライブハウス従業員や警備員、そしてFM802などの主催者や後援者、さらに協賛スポンサーと代理店、そういった「関係者」に類する人の数と、チケットを購入した観客の数が、大して変わらないことに気づく。それぐらいたくさんの人が運営に携わっている。ミナホは、音楽でひと儲けしようなどという色気が少しでもあったら、絶対に思いつかないような、極めて手間と人手のかかるお祭りなのである。このイベントを大阪名物に育てるため、関西の「音楽バカ」達が、日頃の商売敵と年に一度だけ力を合わせる。その陣頭に立っているのがFM802というわけだ。毎年のことながら、すごいパワーだよなと感動する。
各会場を行き来していると、FM802のスタッフやDJ達と頻繁に顔を合わせる。リスナーにも話しかけられる。出演を終えたアーティストも客として楽しんでいる。みんなが生き生きとした表情で、好きなだけ音楽に浸れる幸せを満喫している。そういう姿を見ながら、「学園祭みたいだな」と思った。802で働いている僕らの、ミナホ前の盛り上がり方や働き方は、学生時代の学園祭の準備の時によく似ている。殊に、イベントを仕切っている連中の苦労は想像に難くない。目が回る忙しさと睡眠不足、予期せぬトラブルの発生で起こる言い争い、足りないお金…。それでもみんな、楽しんでいる。おもしろいからやめられない、という目をしている。そんな「音楽バカ」達と一緒に仕事が出来ることを、とても誇りに思えるイベントなのだ。10月21日(金)
BEAT SHUFFLEのホームページが模様替えした。最近作った番組グッズにもプリントされている、有刺鉄線をバックにしたロゴを中心とした、クールなデザインだ。このホームページは外部の業者に委託したものではなく、番組スタッフの一人が作っている。
アクセスした瞬間に音楽が流れ出し、無駄に重いフラッシュの映像が始まるようなサイトが、最近は多い。特にミュージシャンのオフィシャルページは、そういうものにするのが当たり前という風潮にある。僕は、フラッシュが始まる前に「SKIP」の文字をクリックしてしまうタイプ。しかしひどいものになると、ようやく現れたトップページの、メニューの場所がわかりにくい。見映えの良さと、ファン向けのブログらしきものばかり充実していて、肝心のディスコグラフィーとかプロフィールといった情報が、どこにあるのかよくわからない。例えばライブの開演時間を確かめようと思っても、たったそれだけの情報を見つけるのに10回ぐらい無駄なクリックを繰り返したり。しかもV系バンドのプロフィールは、年齢がわからないなんてのは当然で、写真が不鮮明すぎてメンバーの顔がわからないし、名前が読めない、ひどい場合は性別もわからない。かっこいいのはわかったから、情報をくれ。
閑話休題。重たいばかりで内容のないそういうホームページと違い、BEAT SHUFFLEの新しいトップページはわかりやすく、それでいて見た目も番組のカラーにマッチしていてかっこいい、と言いたかったのだ。Roxiteもそろそろリニューアルしようかしら。来年は、ちょっとだけグラフィックにも挑戦してみたい。10月20日(木)
部屋の大掃除はついに完了。家具の配置も大幅に入れ替え、部屋のスペースを可能な限り有効に利用できるようにした。この部屋の中にいる時に僕が過ごす場所は結局ほとんどがパソコンの前だから、パソコンデスクを中心にして、よく使う物はすべてそこから手の届く範囲に。今はすっきりと片付いているけど、この状態が果たしてどれほど長く続くことか…。
昨日の日記に書いたとおり、必要ないと判断された物は容赦なくゴミ処理場へ旅立って行ったわけだが、必要ないのに捨てられない物がないわけではない。紙袋に二つ、合計70冊近い漫画本。捨てられない理由は、明らかに僕の持ち物ではないからだ。つまり、借りた漫画。持ち主がわかっている物は返そうと思うのだが、貸してくれた人物とはもう何年も前から音信不通だったり、誰から借りたのかもはや思い出せない物も…。「漫画なんて天下の回りもの」と僕は思っているから、僕が買って誰かに貸したまま返って来ないたくさんの漫画達と同じように、ここにある漫画達も、新しい持ち主の元で幸せに暮らせばと考えるが、貸した方がそう思っているかどうかは不明だ。ああごめんなさい。10月19日(水)
部屋の大掃除は依然として進行中。そろそろ仕上げに差しかかろとしている。
クローゼットの奥とか、天袋とか、棚の上、机の下、ありとあらゆる「隅っこ」に押しやられた物の数々。2年半この部屋で生活していて、ほぼ一度も手を触れずにいた「アンタッチャブルなエリア」が、この部屋にはいくつもあった。それらに一つ一つスポットを当て、遺跡を発掘するように引っ張り出す。当然、大半はそのまま廃棄処分になる。引っ越した当初は、大事だから捨てられないとか思って保管したはずだが、どうしてこんなものを後生大事に抱えていたのかと自分でも理解に苦しむような物ばかりだ。使わない物なら、捨ててしまえ。一度そう割り切ると、何もかもが要らない物に見えてくる。それこそ引っ越しでもするのではないかというほどの、大量のゴミが出た。思うに、「いつか役に立つかも」と思ってキープしている物の、98%ぐらいはそうならない。
あまりに多すぎて、ゴミ捨て場に置いたら怒られそうだったので、ゴミ処理場まで車で運んだ。もうじき、僕の部屋は生まれ変わる。10月18日(火)
部屋の大掃除はゆっくりと進行中。今日はクローゼットの奥でぐちゃぐちゃになっていた過去の同録テープを整理した。同録とは、放送した番組をそのまま録音したもののこと。最近はMDLPが主流になりつつあるが、ついこの間まではカセットテープだった。これがかさばるし重いしで保管も大変。
テープの日付を見ているうちにふと聞いてみたくなり、第1回のV-ROCK 802の放送を聞いてみた、僕の記憶する限り、これを聞くのは、放送の直後に反省のために聞いて以来だ。今から、ちょうど9年前。
第1回のV-ROCKのことは、非常に細かく覚えている。1曲目がLUNA SEAの「G.」で、2曲目はLaputa「硝子の肖像」、他にもL'Arc-en-Cielの「flower」とか、SIAM SHADE「Why Not?」などもオンエアした。当時はインディーズのバンドを毎週1組紹介するコーナーがあったのだが、最初に紹介したのはLa'cryma Christiだった。
9年前の自分の喋りを聞いて、さすがに全身をむずがゆいものが走る。喋り方とか、曲紹介の構成の仕方などは、今と全然変わらない。むしろ今より上手いくらいだと感じる点もあった。しかし何よりも驚いたのは、今とは声が違うということ。当時は信じられないほどに声が高かったようだ。何だか軽薄な印象で、聞いていられなくなった。
途中でテープを止めてしまったのは、自分の声がむずがゆかったからだけではない。この日のゲストへのインタビューが、僕の緊張のせいでメロメロで、とても聞くに堪えないものであったことを、今でも覚えているからだ。多分この先も、自分がしたあの貴重なインタビューを僕は聞けないだろう。第1回のゲストは、hideさんだった。10月17日(月)
自分の番組で初めてマキシマム・ザ・ホルモンの曲をフルコーラスでかけた。歌詞の内容ははっきり言って公共の電波に乗せるには多少デンジャラスなものだったが、普通に聞いているぶんには英語にしか聞こえないのだから問題なかろうという判断。選んだのはアルバムのタイトル曲だったが、初めて彼らの曲を聞いて衝撃を受けたリスナーや、もともとファンだった人などから、多くの反響があった。過激でありながらおもしろく、ポップなようでいて展開は複雑。彼らの曲はとてつもないインパクトを秘めているということを、リスナーの反応が立証していた。ミナホでは、久々にダイブしたくなっちゃうかも。しかし客層的にそれは厳しいか。
番組後に帰宅して、パリーグのプレーオフ最終戦をテレビで観戦した。僕はソフトバンクも千葉ロッテもファンではないけれど、最後には涙が出そうになる、素晴らしい試合だった。プレーオフは、一勝の重み、一敗の重みが、ペナントレースとは大きく異なる。半年かけて最も多くの勝ち星をあげながら、最後の最後に、わずか1点の差で優勝をさらわれたソフトバンクはやはり気の毒だ。ベンチで涙を流したり、スタンドに頭を下げたりという光景は、シーズン中ではなかなか見られない。勝ったロッテの胴上げよりも、敗れたソフトバンクの本当に悔しそうな表情が印象に残った。
パリーグのプレーオフ制度は、改革を望む声が多い。ソフトバンクの選手やファンからすれば、2年連続でこんなことになったのだから、さぞ歯がゆい思いだろう。しかしパリーグの試合がここまで注目されることは他にないのだから、すぐに廃止したりせずに、何とかうまくこの制度を定着させる方法を模索してほしい。「今日負けても、明日勝てばいい」ではなく、「今日勝たなければ、終わってしまう」という緊張感の中で戦う姿を、僕はもっと見たい。10月16日(日)
なんばハッチで開催された、ROCKIN' ON JAPANのイベント「JAPAN CIRCUIT」を拝見。トリを務めたレミオロメンは最初から最後まで見ることができた。盛り上がりが最高潮に達しようとした後半、メンバーが演奏を中断するハプニングがあった。客席の真ん中辺りで、倒れた客がいたためだ。長いスタンディングイベントで観客も疲れていたのかもしれない。貧血を起こしてぐったりと倒れてしまったその女の子は、警備員にお姫様抱っこの状態で運び出された。
曲の途中でその子が倒れた時、周囲にいた観客は一斉に両手で大きなバツを作って、ステージ上のメンバーにアピールした。メンバーはそれを見て状況に気づき、ステージ袖にいるスタッフに目で合図を送るのだが、演奏しながらだからうまく伝わらない。そこでやむを得ず演奏を止めたわけだ。足元に人が寝ているのにライブを続けたら非常に危険。周囲の観客も、レミオのメンバーも、適切で思いやりのある対応をしたと思う。藤巻くんが「最初、そのへんの子達がXジャンプしてるのかと思ってさ。僕らのライブで、Xジャンプを流行らそうとしてるのかと思って」という話をしていて、思わず笑ってしまった。爆寸じゃあるまいし。
ところで今日は、BRAND NEWでTAIJI NIGHTも開催されていた。見に行けなかったのはとても残念だ。僕は今でも、彼が在籍した頃のXが好きだ。王道のアメリカンハードロックをこよなく愛するTAIJIの、超人的なチョッパーや、不良っぽいスタイルは、YOSHIKIともHIDEとも相容れない強い個性を放っていた。ここ数年は音沙汰のなかった彼が、突然ファンの前に姿を現した理由はよくわからないが、今日は3部構成のかなり充実したライブだったそうで、古くからのファンにとってはたまらない喜びだったことだろう。彼自身がヴォーカルをとり、ヘビーメタルなアレンジで「Rocket Dive」や「ピンクスパイダー」を披露したという話は僕にとっても大きな驚きだった。TAIJIは数年前に事故に遭い、自分の脚だけでは歩けない体になってしまっている。この日のライブもすべて、椅子に座っての演奏だったらしい。その体ではもう無茶は出来ないだろうが、ステージに立つ喜びを思い出したなら、再び精力的に音楽活動を展開してほしいところ。待っているファンは必ずいる。10月15日(土)
土曜日は2週続けて雨模様。今日は、ついに部屋の大掃除に取りかかった。手始めに、CDの整理だ。
僕の部屋は壁一面がCDで占領されている。最近もらったサンプルCDは大半が紙袋や段ボールに入れられたままで、棚に入っているのは、もうずっと昔から保管してあるCDばかりだ。その多くは大学時代にちゃんとお金を出して買ったかつての愛聴盤。しかしそれらを取り出して聞くことは、もうほとんどなくなっている。そういうCDが、一番取り出しやすい、いいポジションを占拠している状態。これではいつまで経っても部屋の物は減らない。しかし、なけなしのバイト代でコツコツ集めた名盤コレクションを、簡単に捨てることなどできるはずがない。そこで、大量のCDをファイリングしていくことに決めた。CDRを200枚収めることのできるファイルに、順番に入れていき、歌詞カードや裏ジャケは別に束ねて保管する。アルファベット順などに並べ替えるには時間的余裕がなかったので、これから先、聞きたい曲を探すのは手間のかかる作業になるだろうが、CDを捨てるよりははるかにいい。窮屈だったCDラックはあっという間にスカスカの快適空間に早変わりした。もっと早くこうするべきだった。CDのケースというものが、どれほど無駄にかさばる構造になっているかをあらためて実感。これからも定期的にファイリングしていこう。10月14日(金)
金曜が休みになるのは本当に久しぶりのこと。毎週の新幹線通勤は楽ではないが、なければないで何だか物足りないような感覚になる。本当に休んでいてよかったのかと不安になったり。
来月、友人の結婚披露宴で司会をやらせてもらうことになり、今日は式場で打ち合わせを行った。挙式は定番のホテルなどではなく、いかにも今ふうなデザインのゲストハウスで行われる。芦屋の閑静な住宅街の一画に位置し、著名な建築家が手がけたという打ちっぱなしの建物で、「セレブの社交場」を目指して造られたらしい。高級なフレンチレストランで、欧米スタイルの邸宅ウェディングと洒落込むわけだ。ちなみに、式には神父や牧師が立ち会わず、「人前式」という形式で行われる。
こうして、人の結婚式に関わるたび、もしも自分が今結婚式を挙げるなら、どんなものにするだろうと想像してみる。こういうモダンな式もおもしろいだろう。
結婚式や披露宴は古来の伝統行事のようなものだから、それにまつわるビジネスも進化のスピードが非常に遅いと感じる。というより、新しいウェディングの形を提案するビジネスが、伝統という壁に阻まれてなかなかうまくいかないのかもしれない。近頃はほとんどの人が仲人を立てないようになったが、それでも、主賓挨拶→乾杯→ケーキ入刀→お色直し→キャンドルサービス→花束贈呈→両家代表謝辞、というような流れは変わらない。そうやってパターンが決まっているから僕などは楽に司会ができるし、列席者も安心して楽しめるのかもしれないが、ありきたりなイベントを一切排した披露宴があってもいいのに、という気はする。10月13日(木)
10月からスタートするテレビドラマのうち、どれとどれを見るかあまり検討しないうちにこの時期になってしまった。今日もあまり予備知識もないまま何となくザッピングしていたが、途中から思わずじっと見入ってしまったドラマがある。「熟年離婚」がそれだ。どちらかというと「渋い」ドラマだが、設定が非常にリアルで興味深い。こういう着眼点は、視聴率や話題性だけを求める他局にはないものだと思う。
35年間、家庭を顧みずに仕事一筋で生きてきた男が、定年退職をした直後、連れ添ってきた妻に離婚を宣告される。家族を養うために頑張ってきた自分が、なぜそんな仕打ちを受けなければならないのか、男には理解できない。それこそ、どこにでもありそうな家庭の揉めごとだ。しかし、そんなふうに「ありがちな話」だからこそおもしろい。そう思わせるストーリーと演技なのである。唐突に離婚を切り出され、怒りのあまり食卓をひっくり返して、直後に少し狼狽した表情を見せる渡哲也と、泣きながら初めて感情を爆発させる松坂慶子は、特にすごかった。見た覚えのある光景だと思った。
夫婦(両親)や親子の間の不和は、人が誰しも体験するもの。家族というものについて深く考えさせられる、いいドラマだと思う。10月12日(水)
夜中にテレビでサッカーを観戦していたら、納得のいかないジャッジが多すぎて腑に落ちない結末だった。スポーツは大概そういうものだが、審判の気分で勝敗が決まるのだとあらためて実感する内容だ。しかし、ここ数年にわたるテレビ朝日の策略に乗せられて、素人の僕もだいぶサッカーの戦術みたいなものも理解できるようになり、日本代表のゲームを面白く見られるようになった。このぶんでいくと、来年のワールドカップ本戦の頃には、代表選手全員の顔と名前が一致するぐらいまでにはなりそう。欧州の強豪と戦っても、中田や中村、松井といった選手のプレイは安心して見ていられる気がした。
ワールドカップの予選は世界各地で熾烈を極めている。今回出場を逃したカメルーンの、最後のPKを外した選手は、怒り狂った民衆に殺されるかもしれないという危険な状態らしい。たかがスポーツなのに、人を殺したいと思うほど熱くなる点こそがサッカーのすごいところ。国の代表チームで試合をしているサッカー選手って、僕の目には全然楽しそうに見えない。好きだからサッカーをやっていますという顔には見えない。相手チームと戦っているんだか、代理戦争のプレッシャーと戦っているんだかよくわからない。そういうところが、怖い。10月11日(火)
そろそろ今年のハロウィンの仮装を考えなければならない時期。まあ僕の場合、一年で一番楽しみにしているお祭りがハロウィンなので、本当のところは去年の暮れからずっと仮装のネタを考えている。あれこれとアイデアは浮かんだが、結局購入したのはダースベイダーのコスチュームだった。そんなことを事前に日記で公表したら意味がないと思われるかもしれないが、ご近所にこのホームページを見ている人は皆無なので問題なし。年に一度の仮装のためにあまり無駄な買い物はしたくないが、ベイダーなら持っていても損はなさそうな感じ。声や呼吸音の出るマスクも購入した。早く届かないかな。
先日のDVDボックスといい、今年はスター・ウォーズにやたらと金をつぎ込む年だ。これだけケチな僕にいわゆる「大人買い」をさせる魔力は、やはりフォースなのか。しかし、ボトルキャップ欲しさに、さほど飲むわけでもないコーラを段ボールで買っているような輩と比べれば、僕の大人買いなどたかが知れている。10月10日(月)
祝日だが通常通りROCK KIDS 802の放送があった。こういう時は大抵、リクエストがあまり多くない。BBSの書き込みなども少ない場合が多いので、簡単に書き込めそうなテーマを考えた。それが「あなたの知っている、めずらしい名字」というもの。
最近はお洒落な名前や変わった名前を子供につける親が多いから、下の名前がちょっとぐらい珍しくても驚かない。しかし名字というのは先祖から代々受け継がれるもので、誰も自分では選べないし、誰かの名付け親にもなれない。どんな名字にもきっと相応の歴史があるだろう。世の中に存在する無数の名字の中で、特に「変わっている」「読みにくい」「おもしろい」ものを募集したところ、信じられないほど多くの書き込みがあった。考えてみれば誰でも、知り合ってきた人の中に、とんでもない名字の人が一人か二人ぐらいはいるということだ。
あまりにたくさんの書き込みがありすぎて、すべてに目を通すだけで精一杯。番組で紹介できるものはごく一部だった。「金持」とか「幸福」といったいかにも縁起の良さげなものや、「春夏秋冬(ひととせ)」とか「向日葵(ひまわり)」のような詩的なもの、逆にちょっと気の毒になってしまうようなものまで、にわかには信じられないような名字がたくさん。殊に印象に残ったのは漢数字を使った名字で、「一」が「にのまえ」、「十」が「つなし」、「十二月三十一日」が「としおわり」、さらに「十八娘」が「さかり」なんていうのもあった。
他人事だから笑って「めずらしいねぇ」で済ませられるが、自分の名字が本当にそういうものだったら、苦労することの方がはるかに多いことは想像に難くない。先述のような名字の印鑑を押し、サインをするたび、そして人に自己紹介をするたびに、まず名前について話をしなければならないはずだ。ネタになって面白いという見方もあるが、これが一生続くと考えると、うんざりする。しかし、名字はご先祖様からの遺産のようなもの。平凡な名字でも珍しい名字でも、誇りを持って大切にしていくことも大事だと思う。10月9日(日)
ZEPP大阪へTHE OFFSPRINGのライブを見に行った。明日のROCK KIDS 802に、急遽彼らが出演してくれることになったので、DJとして見ておかないわけにはいかない。彼らのライブを見るのは、かれこれ10年ぶりのことだ。
かつて難波に、WO'HOLというライブハウスがあった。オフスプは3枚目の「SMASH」というアルバムのヒットにより、日本での人気も一気に上昇。このアルバムと「COME OUT AND PLAY」が、やがて訪れるメロコアブームの火付け役となった。満員の観客の頭上を人が這う「ダイブ」というものを、僕が初めて目撃したのはそのライブだった。
その後もオフスプはコンスタントにヒットを生み続けている。バカがつくくらいポップで、ひたすらノリやすいサウンドが身上の彼らは、暴れたい盛りのキッズに愛されまくり、今や屈指の人気バンドである。メンバーのうち何人かはすでに40をゆうに越えていて、一見ただのおじさんなのだが、奏でるサウンドは十代の若者のように明るくて激しい。きっとこの人達は50になっても60になっても、渋いブルースに傾倒したり、バラード中心になったりせずに、いつまでもこういうバンドなのだろう。楽しそうなステージの様子を見ていて、何だかこっちも嬉しくなった。
それにしても外タレのライブは短い。MCがほとんどないということを差し引いても、アンコールを含めてせいぜい1時間強で終わってしまった。しかしそれでも、本編17曲、アンコール3曲、合計して20曲を披露している。要するに曲が短い。
セットリストを見たら、人気曲の「WHAT HAPPENED TO YOU?」がなかった。他の代表曲はすべて書いてあるのに、なぜこれだけないのだろうと不思議に思っていたら、セットリスト上は「SKA」と書かれている曲がそれだった。確かにリズムはスカパンクだけど、メンバーの中でそう呼ばれているとは知らなかった。10月8日(土)
スター・ウォーズ・エピソード3のDVDが、11月23日に発売されると発表された。日本で封切られてから半年と経っておらず、今現在も公開中の映画館があることを考えると、これはかなり早いリリースといえる。さらに、シリーズの全作品をまとめたボックスセットも同時発売。劇場公開されたエピソード1〜6に、テレビアニメとして放送された「クローン対戦」2作を加えた完全版。定価では24000円以上する代物だが、Amazonで30%OFFで購入できるというので、さっそくチェック。7000円も安くなるというのだからこの差は大きい。発売まで1ヶ月半もあるが、すでにクレジットカードで代金の支払いまで済ませてしまった。こういうのは勢いが肝心。
いわゆる衝動買いとは少し違う。僕はEP1も2もDVDを購入していない。旧3部作のDVDセットが発売された時も見送った。それはなぜか。6作品全てをまとめたボックスセットの発売を待っていたからである。特典映像やおまけの類はこの際どうでもいい。全作品をDVDで揃えた時、僕の中でスター・ウォーズが完結するのだ。ようやくその時が近づいた。10月7日(金)
テレビの番組改編期によく放送される、騒々しいバラエティの特別番組を総じてあまり見ない僕だが、今回唯一録画したのがとんねるずの総集編。フジテレビを引退する番組のボスへのはなむけという名目の特番だったため、激しく内輪ウケな企画も多かったが、そのへんは早送りで。おそらくとんねるず世代のど真ん中に位置する僕としては、懐かしい映像の連続で非常に面白かった。思えば、オールナイトフジと夕焼けニャンニャンが中学時代で、みなさんやねるとんの大ブレイクが高校時代。これらの番組を見ていないと学校で話題についていけなくなるという状況が本当にあった。
今になって改めて見直すと、「これの何が面白かったんだろう」と思うようなくだらない企画が多い中、涙が出るほど笑ってしまったのは木梨憲武のモノマネ芸の数々。最初は、物まね王座決定戦をすべて一人でやってしまうという手間のかかりそうな企画だった。衣装やメイクのデフォルメも強烈だが、なんといっても歌がうまいから誰の真似をしてもけっこう似ている。関西のお笑いを好む人にはあまり好かれない傾向にあるとんねるずだが、木梨憲武の器用さは他の芸人にはないものだ。「ほんとのうたばん」復活希望。10月6日(木)
22時すぎに終了した昨夜の爆寸から一夜明け、日記やメールを書きながらゆっくりと体を休めた一日。首の筋肉痛は思ったほどのものではなかった。昨日はあまりにも激しい曲を爆音で聞きすぎたため、今日になっても耳鳴りがやまない。優しい音楽が聞きたくなって、引っ張り出したCDはカーペンターズだったりする。
連日TVで騒がれてる阪神鉄道株の大量取得問題。タイガースファンが過剰に反応して買収騒ぎに発展しているようだが、どうもマスコミに煽られている気がしてならない。村上氏のコメントを聞く限り、阪神ファンにとってマイナスになる要素など何ひとつないように思える。村上氏の方針の通りになれば、阪神電鉄が100%掌握している現状よりも、より公共性の高い球団になるはずだ。TV局やスポーツ紙がおもしろがって、敵対的買収の兆しであるかのような報道の仕方をするから話がややこしくなる。チームのファンなら親会社も愛さなきゃならないなんてことはないのに。10月5日(水)
3ヶ月連続となる今年の爆寸。今日は大阪の西九条BRAND NEWで開催された。僕としては週末を希望していたのだが、BRAND NEW10周年記念イベントの一環としてのご指名をいただいた関係で、今年は数年ぶりに平日の開催となった。それでも動員は去年よりも微増。いつもの常連さんが、友達を連れて来てくれているのがありがたい。
今まではあまりかけなかったアーティストを多めに選曲したので、そのぶん普段の定番とされている楽曲が削られることとなった。マンネリ化しずぎると常連さんも来てくれなくなるような気がして。僕としても、以前からかけたかった電脳オヴラアトをかけられたのは楽しかった。喜んでくれた人は少なめだったけど、たまにはそういう曲がないと。たくさんの人が喜ぶだけを選曲していると、新しさはなくなってしまうし。今回は最後の最後まで「暴れて終わる」がキーワードで、アンコールにも激しい曲を集中。翌日に、首の痛みが残ってこその爆寸だから。選曲はこれからアップするつもりだが、その場で順番を入れ替えたり曲を変更したりもしたので、記憶が定かでない箇所多数。
BRAND NEWのステージの空調はとても高性能で、始まる前の段階では非常に寒い。汗びっしょりになりながら盛り上がる感じがライブっぽくてかっこいいと思う僕としては、あんまり寒すぎるとテンションが上がらない。そんなわけで、開演直前に空調を切ってもらった。始まってみると、照明の熱が予想以上で、とにかく暑い。すぐに全身が汗だく。そうそうこれこれ。何か盛り上がってるって感じ。やっぱりライブはこうでないと。下着まで着替えを持って来て正解だった。終わった後で聞いた話だが、汗をかきたくてわざと空調を切るように頼むバンドはけっこう多いらしい。蒸し暑さもライブの醍醐味ということか。
動員数は期待以上だったが、大阪バージョンの爆寸Tシャツは、残念ながら大量に余ってしまった。東京バージョンを作る予算はもう捻出できないし、このまま放置するわけにもいかないので、来月のCYBERでもこれを売るしかなさそうだ。バンギャルの財布の紐は固いのだった。10月4日(火)
hide MUSEUMの閉館と同時に復活したLEMONedレーベルから、第一弾アーティストとして「Ms.IRONY」というアルバムでデビューを果たした女性シンガー、由紀人。そのアルバムと、先月発売されたhide with SPREAD BEAVERのLIVE DVDのプロモーションが、今月下旬にアメリカ村で大々的に展開される。三角公園の周囲に大きな看板が現れ、ラッピングバスやトレーラーも走る予定だそうだ。三角公園の向かいにあるリビアというビジョンで、CDスポットも大量に流れるのだが、それに僕が出演させてもらえることになった。その収録を今日行った。なかなか面白い仕上がりになっていそうだ。ミナミホイールの頃に流す予定らしいので、タイミングよくミナミにいそうな人はぜひチェックされたし。
ミュージアムのスタッフをしていたヘッドワックスの人から、お土産をたくさん頂戴した。貴重なhideのノベルティーグッズの数々。ピックとか、ヨーヨー、缶バッジなど。「爆寸で、ファンの人達にプレゼントしてください」と言われたので、明日はこれをステージからばら撒くことにしよう。10月3日(月)
今頃になって明後日の爆寸のリクエストが大量に届いている。このぶんでいくと、当日の昼になってもリクエストをしてくる人がいそうだ。みんな、締め切りを設けないとギリギリまで送らないらしい。来月予定している東京の爆寸は、5日ぐらい前にはリクエストを締め切ることになるだろう。
リクエストが来なくても大抵はかかるような曲を書いてくれる人もいるが、「たまにはこんなのもどうですか?」という提案が非常に多い。「爆寸向きではないと思いますが…」とか、「これは浅井さんの好みではないかもしれませんね」とか、あくまで控えめに書いてあるのが逆に気にかかってしまう。爆寸って、ずいぶん閉鎖的なイメージになってしまっていたんだなぁ。リクエストメールをヒントに、選曲を構成していったのだが、これまでは敬遠してきたようなアーティストや曲も、思い切ってかけてみることにした。
しかし、家のCD棚を漁ってみると、困ったことに見つからないCDが複数あった。僕の部屋のCDラックのうち、半分近くを占めるのはいまだに「V系専用」の棚なのだが、ここに納められているCDというのが、五十音順でもアルファベット順でもなく、バラバラ。簡単にCDが見つからないのは当たり前だが、廃棄した覚えのないCDが紛失しているとなるといちいちショック。慌てて802のライブラリーで借りたりして対応した。この棚、来年までにちゃんと整理しないと。10月2日(日)
ここ数日、やけに体調が悪い。例えば、何時間眠った後でも、寝覚めがすごく眠たい。体調のいい時はすっきりと起きられるのに、最近はなかなかベッドから抜け出せない。そしてもう一つ、もっと深刻なのが、下痢。こんなに長引くのは久しぶりで、今日の番組中は特に焦った。OSAKAN HOT 100は、番組中悠長にトイレに行っている時間などなかなかとれない、タイトな生番組だ。事前の準備が周到になされているから、本番中にバタバタすることはほとんどないのだが、3分に一回ぐらいはカフを上げて話さなければならない。しかし腹痛は容赦なく襲ってくる。
こういう時、インラインスケートがあると便利だ。日曜のFM802は人が少ないので、インラインを履いて局に行くことがしばしばある。スタジオからトイレまではけっこう距離があるので、インラインですいすい行けると、小走りにならなくて済む。今日ほどホッケーをやっていてよかったと思ったことはないかも。
それにしても下痢って不思議な病で、お腹は痛いのに、胃が空だと普通に食欲は出る。番組後、スナック菓子をばりばり食べていたら、スタッフから「そんなもの食べてるから治らないんです。来週の日曜も治ってなかったら、ケータリングはおかゆですから」と怒られてしまった。10月1日(土)
今日は子供の運動会だった。うちの二人の子供は別々の小学校に通っているのだが、それぞれの運動会が、何と同じ日の開催。僕は仕方なく一人で息子の運動会を見に行ったのだった。他の父兄に仲の良い人がいるわけでもなく、先生とも面識のない僕は、非常に心細い一時を過ごした。息子の出番には撮影などに勤しむが、それ以外の時間はあまりにも暇。幸い天気はよかったので、木陰で本を読んだり転寝したり。一度、本当に眠ってしまって、あやうく自分の出る親子競技に出そびれるところだった。
端っこで目立たないようにしていたのに、息子はいろんな先生や友達から、「浅井くんのお父さん、読書してたわよ」だの、「おまえのおとん、寝とったなー」だのと言われて恥ずかしかったという。見られていたか。誰にも話しかけられなかったのに。油断禁物。