
3月31日(土)
朝のうちは肌寒さが残っていたが、昼頃にはまたぽかぽか陽気に。気温が適度に上がり、風も少なくて、絶好のスポーツ日和だったので、近所で身体を動かしてたっぷり汗をかいた。やっぱり運動するなら今の季節が一番いい。
プロ野球もセパともに開幕しているが、一度見始めると目が離せなくなるという点では高校野球の方が上かもしれない。何となくテレビをつけたら大阪桐蔭と常葉学園菊川の準々決勝。息詰まる、好試合だった。前の試合で連続本塁打を放った中田が先発投手も務めたが、この試合ではいい場面で打てずに惜しくも敗退。平成の怪物と呼ばれるスラッガーを相手に、一塁が空いていても真っ向勝負を挑むと常葉菊川バッテリーの勇気がすがすがしかった。
同じ一点差勝ちでも、タイガースの今シーズン初勝利の決勝点は押し出しだ。終盤に見られた気味の良い攻撃といえば林のヒットぐらいのもので、あとは相手ルーキー投手の球を執拗にカットして選んだ四球だけ。抑えに昇格した藤川もストライクがなかなか入らず締まりのないピッチングで、何とか連敗は免れたものの、チームとして先が思いやられる試合運びに変わりはなかった。スリルと興奮がなければ、勝ってもあまり意味がないと思う。スタメン、総入れ替えでもすればいいのに。3月30日(金)
昼間は妙に暖かかったが、番組が終わって外へ出たら驚くほど風が冷たかった。東京の桜はすでに満開だが、この日に花見をしていた人々は風を引かなかったかと心配になってくる。
BEAT SHUFFLEのスタッフに、「人志松本のすべらない話」を録画してもらった。過去の放送分を収録したDVDが大ヒットになっているこの不定期番組は、どうやら関西では放送されないらしい。放送されるたびにこれだけ話題になり、人気もある番組なのに、放送前の宣伝が控えめな印象だし、地方局での放送がないのはどういう理由だろうと考えてみる。出演者のギャラ以外に経費がほとんどかからず、低予算で作れる番組だから、高い視聴率を狙うよりも、とりあえず深夜に放送し、あとあとDVDにして売る方が大きな収益になる、ということなのか。テレビ局も商売の仕方が徐々に変わってきている。スポンサーをつけた番組を無料で垂れ流すだけではなく、視聴者から金を取る手法に切り替えているのを感じる。衛星放送も、フジテレビだけ有料だ。別にそういうのがあこぎだとは思わないけれど。もともと無料で放送されていた番組を、お金を出して買う感覚が、僕にはまだわからない。3月29日(木)
阿部寛主演の映画「大帝の剣」を見た。原作が「陰陽師」の夢枕獏、監督は「トリック」シリーズの堤幸彦で、謎に包まれた三種の神器をめぐる戦いを描いたスペクタクル時代劇。時代劇なのに宇宙船が出てくるし、ワイヤーアクションだのCGだの特殊メイクだの、もう何でもありのまさしく奇想天外な映画だった。話の荒唐無稽さをちょっと自嘲ぎみにナレーションでネタにするユーモアのセンスは、堤監督ならではといったところか。あまり難しく考えずに、「おいおいそんな無茶苦茶な…」と苦笑いしながら楽しむのが正しい感じ。一流のスタッフとキャストが真剣に作った、B級映画である。
荒くれ男を演じる阿部寛の格好よさ、長谷川京子の可愛らしさも印象的だが、何といっても敵キャラの竹内力が一番強いインパクトを与えてくれる。最後までシュレックばりにアグリーな特殊メイクに覆われていて、彼の素顔は一切出て来ない。キャストを知らずに見たら竹内力だと気づかなかったかもしれない。あと、六平直政の壊れっぷりも笑えた。「華麗なる一族」でいい役もらってアップした好感度がこれで急降下しても、役者としては本望といったところか。
ちなみにこの映画には、宮藤官九郎も出演している。グループ魂が竹内力をネタにした名曲「竹内力」は宮藤官九郎の作詞作曲だった。夢の共演。顔合わせの時の雰囲気がどんなだったのか、大変気になる。3月28日(水)
4月から始まるテレビ番組の、ナレーションの仕事を引き受けることになった。テレビ東京他で毎週放映される、30分のヴィジュアル系専門番組。その名も「VISUAL SHOCK」。このシーンをあらためて盛り上げていこうという人々の熱意によって作られている番組のようだ。
今日、その第1回の収録が行われた。収録スタジオでは、すでにたくさんの人が忙しそうに仕事をしており、知り合いが一人もいない僕は心細かった。やがて出来上がった台本を渡されて、ディレクターさんからの「だいたいこんな感じの番組になります」という説明が1分ほど。そのアバウトさに若干驚きつつ、ブースに入って指示されるままに原稿を読んだ。収録が終わると、「じゃあ来週もよろしく」という軽めの挨拶があって、僕はそのまま退散。この番組の制作に携わっていると思われる人が少なくとも10人はスタジオにいたのだが、どの人がどんな立場で、そもそも何という名前なのか、ほとんどわからないままで。僕は自分の責務を全うできたのだろうか。
番組は、ヴィジュアル系にカテゴライズされる若手バンドを中心に、PVの一部や、メンバーからのコメント、既発のライブ映像などを流し、リリースやライブなどのインフォメーションを紹介していくスタイル。当面はこの形になるらしい。あくまで地上波、時間も限られている番組なので、ファン向けに深いところへ切り込むというよりは、このジャンルをまだよく知らない人に見せるカタログ的な内容といえる。シーンで注目されているインディーズはひと通り押さえていくと思われるので、興味のある人は見るざます。3月27日(火)
先日、試写で見たこの春話題の映画「ロッキー・ザ・ファイナル」について。
アメリカンドリームという言葉はロッキーから生まれたのではないか、と本気で思うくらい、ロッキー・シリーズのサクセスストーリーは感動的だし、有名である。落ちぶれたボクサーが、ひょんなことから舞い込んだビッグチャンスに人生をかけ、試合には敗れながらも栄光を手にする物語。ロッキー・バルボアの人生は、この作品で一躍スターとなった主演のシルベスタ・スタローンのそれと常に重なる。この映画はもともと彼の脚本だったのだ。
今作も、ロッキーという過去の栄光にすがるような役者人生に、スタローン自らケリをつけるべく挑んだ完結編のように見える。シリーズは「ロッキー5」で一度終わらせたはずだったが、ストリートファイトでの幕切れにファンが満足していなかったのは事実。往年のロッキーファンは、今さらの続編製作に少々呆れつつも、スタローンの新たな挑戦を快く思っているのではなかろうか。
現役のチャンピオンと戦うボクサーの役としてはいくらなんでも年を取りすぎている感はあるが、後味の良さ、感動は一作目とよく似ていた。フィラデルフィアの薄汚い街が舞台になっていて、登場人物達の「決してうまくはいかない人生」の悲哀も丹念に描かれる。すっかりとうのたったヒーローボクサーが、悪玉チャンピオンに立ち向かう、という単純な構図では決してない。
劇中、第一作へのオマージュと取れる、思い出のロケ地や名シーンの再現が数多く登場するあたりがニクい。生卵一気飲み、冷凍肉サンドバッグ、美術館の階段などなど。ロッキーの経営するレストランに入り浸る老いぼれの元ボクサーは、第1作の冒頭シーンでロッキーにKOされたのと同じ役者が演じているそうである。
昭和40年代生まれの男性の大半は「ロッキー」シリーズで熱くなった経験がありそうだ。しかしロッキーを知らない最近の若い人に、この映画の魅力を伝えるのは、正直言ってちょっと難しいかもしれない。まずは1作目から4作目あたりを順番に見てもらわないとなぁ。3月26日(月)
車を車検に出そうと思ったら、自動車税の納税証明書が見当たらなかった。確かこのへんに…と思って机の周囲を探しているうちに、机周りの大掃除が始まってしまった。「これは大事かも」と思って保管していた、ありとあらゆる書類が数年分。例えばパソコン関連機器の保証書なんかも、補償期間が過ぎてしまえばただの紙くずだ。いざ整理してみると、大事に取っておいても意味がなくなっているようなモノばかり。紙袋に3つ分ぐらいのゴミが出て、ずいぶんすっきりした。6年以上前の領収書や税務書類を処分できたのが大きい。来週は引き出しの中も何とかしようっと。
しかし、肝心の納税証明書は出てきていない。3月25日(日)
木曜に続き、今日もBIG CATとMUSEの一人MINAMI WHEEL。
BIG CATではANCHANGのソロライブがあった。今回のツアー、注目はやはりサポートのリズム隊である。ドラムは元44MAGNUM・現ZIGGYの宮脇"JOE"知史、ベースが元SIAM SHADEのNATIN。ANCHANGというフロントマンの後ろでドラムを叩ける人物は、テクニックも存在感も、かなり高いレベルを要求されると思うが、JOEさんなら誰もが納得だ。そして、SEX MACHINEGUNSとSIAM SHADEのメンバーが同じステージに立っているのは、双方が大好きだった僕にとっては夢の共演なのである。両脚を日本一広く開いてベースを弾くNATINのプレイを久しぶりに見た。
まだこのメンバーでのライブは5本目だが、SEX MACHINEGUNSとはだいぶ赴きの異なる「大人のバンド」という印象だった。振り付けや決めごとはほとんどない。ただ、ANCHANGが休憩するために他のメンバーがMCをとるスタイルは同じ。JOEさんやNATINがステージで喋るのを僕は初めて見た。メンバーも観客もヘヴィーメタルとハードロックが大好きで、心から音楽を楽しんでいるライブだった。
一方、MUSEではStylish Waveのイベントが開催中だった。すべてのバンドを見たいところだったが、僕が見られたのはSadieのみ。前々から応援しているバンドだが、実はライブを見るのは初めてだった。出演バンドの多いイベントのため曲数は少なかったが、予想以上に楽しくてかっこいいバンドという印象。
正当派ヴィジュアル系の王道とは、こういうバンドのことを指すのだろう。このシーンで頂点を極めたDir en greyがヴィジュアル系という殻を脱ぎ捨てた今、かつての彼らと近い世界観、音楽性を持つバンドが人気を博すのは当然の流れだ。Sadieの曲はデス声が目立つ印象ではあるが、真緒の歌唱力は安定していて、メロディアスな曲もよく似合う。the GazetteがそうであったようにSadieも、今後は自分達の個性に少しずつ磨きをかけながら、どんどんビッグになっていくことだろう。そうして彼らのようなバンドが、ヴィジュアル系の未来を担っていくのだ。
GLAYはBOOWYのパクりと罵られた時代があった。Dir en greyも当初はインディーズ時代の黒夢にそっくりだった。オリジナリティなんてものは、長く続けていれば自然に備わってくる。3月24日(土)
南港のATCホールでDir en greyのライブを見た。昨年末の京都の時に引き続き、この日も雨が降っていた。しかも台風のような強い風まで吹いている。
ATCは、若者や親子連れに人気のあるショッピングモールである。かつては大阪随一のデートスポットともいわれた。ライブ前、時間があったので僕も買い物を楽しんだのだが、ATCをバンギャルがなかば独占している様子はとてもおもしろかった。金属をジャラジャラと装備したパンク系ファッションの若者が、館内にうごめいている。たまたまこの日、ATCに遊びに来ていた家族連れなどは、異様な客層に大いに驚いたことだろう。SEX POT率がやたら高かった。
トミカ博や恐竜博で有名なATCホールは、ライブ会場としては非常に大きかった。数千人が集まったその会場で、ニューアルバムの曲を中心に、とことんヘヴィーに、とことんダークに。MCは、アンコール最後の曲の前に「ラスト!」と叫んだくらいしかなかったと思う。歌詞の一部は日本語だが、ライブはほとんど洋楽である。狂気に満ちた京のパフォーマンスも凄かった。Dir en greyほど、メンバーに当てる照明の暗いライブはめずらしい。京以外のメンバーは、始終薄暗がりの中で演奏している状態。はっきり顔が見たいと思うファンにとってはもどかしいだろうが、このバンド特有の怪しさは、こうした演出の徹底によって生み出されている。
最近はFM802でもDir en greyは注目されていて、僕以外のDJやスタッフの姿も多かった。ポップという言葉とは正反対の方向へ進んでいる彼らだが、国内のメディアも無視できないほどの影響力を持ち始めているということだ。3月23日(金)
この日のゲストは元La'cryma ChristiのTAKAとHIROの結成したLibraian。バンドのラストライブが今年の1月だったから、かなり早い始動といえる。リリースされている6曲を聞く限り、アグレッシブなハードロックに傾倒していた後期のLa'cryma Christiと大きく異なり、ポップで幅広い音楽を展開していくようだ。ホーンセクションを取り入れた曲なども、TAKAの声によく似合う。
今回、ひとまず彼らはインディーズを含めたレコード会社とは手を組まず、出版社である講談社から音源をリリースした。形態としては、写真集とCDのセット。写真集はよくあるCDの特典みたいな薄っぺらいものではなく、野村誠一による非常に本格的な内容とボリュームだ。価格は2冊の合計で1万円ぐらいになる。価格のこともそうだが、この販売形態では普通のCD店に並ばないわけだから、たくさんの人に買ってもらうのは難しい。しかし彼らを応援する人が1セット買えば、売り上げとしてはCDシングル10枚分が売れたのと同じ額になる。写真集の内容と、CDの収録曲が完全に異なることを考えれば、ジャケット写真を変えたり、トレカやイベント応募券を封入する手法で同じCDを何枚も買わせるよりも、ずっとファンには優しいやり方だと思う。
最近は、お菓子にCDをつけてコンビニやスーパーでも販売する例もあり、音源のリリース方法はますます多様になってきた。もとより配信とネット通販に押されて大手のレコード販売店は窮地に立たされている。音楽の世界で今最も重大な革命が起きているのは、流通の分野である。3月22日(木)
久しぶりにライブ会場をハシゴした。
まずはBIG CATで何年かぶりにRIZEのライブを拝見。最新アルバム「ALTERNA」のプロデュースを手がけているINA氏からも、「彼らのライブは見ておいた方がいい」と強くすすめられていた。サウンドの激しさにはますます磨きがかかり、序盤からダイブとモッシュの嵐だった。ステージにいるメンバーの暴れっぷりも凄まじい。中でもやはり、歌ってもギターを弾いても、喋っても踊っても、とにかく何をしても様になるJESSEのカリスマ性は本物だと思った。僕の近くでライブを見ていた男の子の集団が、曲が終わるたびに顔を見合わせて「かっこええなー!」と繰り返し興奮気味に叫んでいたのも印象的だった。
楽しみにしていた「ピンクスパイダー」はライブ中盤で披露。イントロが始まった瞬間に大歓声がおこり、この曲でもダイブする客が続出。曲が終わった後にJESSEが「hideさんありがとう!」と叫んだ。さらに「人の曲でこんなに盛り上がってくれると、俺達がこの曲広めてんだなって実感できて嬉しいよ」というコメント。このひと言に僕は心底感動した。ヴィジュアル系とは無縁の世界にいるロッカー達がこうしてhideに対するリスペクトを素直に表現し、そのファンがそれに呼応していることが嬉しかった。hideというアーティストは、もはやジャンルを越え、日本のロック界で最も愛され、尊敬される存在になっていると実感できた。
アンコール途中でBIG CATを後にし、大阪MUSEへ移動。こちらではDCTgarden " THE LIVE !!! "が開催されていた。トリを務めたのがLOVEだった。
大阪では初となる。ベースとドラムを従えたバンド編成のライブ。披露されたのは5曲で、中には全く初めて耳にする新曲もあった。曲が増えるにつれて、CORE OF SOULとの音楽性の相違が徐々にはっきりと見えてきた感がある。まだ「過ちのサニー」1曲しか音源としては発表されておらず、知らない曲が中心なのはファンも僕も同じ。それでも、彼女の歌声のもつ強烈な説得力、そして曲ごとに何らかの感情をかき立てる深い世界観に、その場にいた誰もが吸い込まれたと思う。
彼女自身、自分の才能をどう表現するのがベストなのか、まだ決めあぐねているように見える。リリースの形態も、ライブの内容も、いろんな方法を試している段階だ。LOVEというアーティストの個性はまだおぼろげにしか形成されていない。プロのシンガーになってもう6年も経つ彼女だが、まだまだ成長していくようだ。3月21日(水)
昨夜放映されていたテレビドラマ「愛の流刑地」を見た。二夜連続放送の前編。リアルタイムで見ていた友達から、「地上波でこんなの放送していいんだ?と思った」という感想を聞かされていたが、なるほど確かに濃厚なベッドシーンの多いこと。不似合いな役のように思えた岸谷五朗も思いのほか好演だった。
平凡でつまらない日々を送っている主婦が、刺激的な恋に出会って、心の奥底に眠っていた女の炎がめらめらと燃え始める。いかにも渡辺淳一。
前編が終わって、エンドロールの横に後編の予告が流れるのだが、それを見ていたら何だかもう最後まで見たような気分になってしまった。前編だけでお腹いっぱいな感じ。まあ物語のテーマが単なる不倫ではなく(それじゃ失楽園と同じ)、その先に待ち構える断罪を扱っているのだから、後半を見なければ意味がないのだろうけど。3月20日(火)
この春、僕が講師をしている専門学校を卒業した学生から手紙が届いた。卒業式の直前に、メールアドレスを知っている卒業生全員におめでとうというメッセージを送ったのだが、返信を寄越さなかった学生の一人だ。律儀に手書きの手紙を局に宛てて送って来た。その手紙の中で、各クラスメイトの卒業後の進路を教えてくれているのだが、今年もやはり、いた。結婚するやつが。
何年かこういう仕事をしていると、在学中に子供ができて退学するとか、卒業の時点ですでに結婚が決まっているとか、そんな話が本当に多いことに気づかされる。今年なんて、その二人がそういう仲であることさえ知らなかったので、僕は非常に驚いた。男の方はゲイなんじゃないかと思っていたくらいだし。いやはや、いろんな人生がある。
ほとんどの学生は卒業後もDJや喋り手への道を歩き続けるらしい。学生だった頃の僕と比べて、彼等の目標に向かう姿勢や努力はずっと真剣だ。「いつか先生みたいになれるように頑張ります」なんて言ってもらえるのは光栄だけど、まだ二十歳そこそこの彼等の、前途に果てしなく広がっている可能性というやつの方が、僕にはとても羨ましく見える。どんな人生を送ろうと、将来の可能性だけは日々すり減っていくものだ。昔はバンプが歌うように「360度すべて道」だったはずなのに、今ではせいぜい30度ぐらいしか進める幅がない感じ。3月19日(月)
僕はプライベートでmixiに入っている。仕事で接点のある人は一切マイミクに加えず、仕事と関係のあるコミュにも入っていないので、リスナーの人から辿られることはほとんどない。そうすることで、このホームページとの差別化をはかっている。
マイミクには地元の友達も数名。その友達のマイミクを辿るうちに、学生時代の元カノを発見した。すでに家庭を持って楽しく暮らしている様子を日記で読ませてもらい、「やあやあ久しぶり〜。元気そうだね」なんてメールを送ってみた。マイミクに加えてくれというのも馴れ馴れしい気がしたので、ご機嫌伺いのメールだけ。そのメールの返事が、待てど暮らせど来ない…。催促をするみたいで足跡を残すのは気が引けたが、数週間ぶりにその人のミクシィを開いてみたところ、日記が「友人のみ公開」に変わっているではないか!
何と露骨な拒否反応。ストーカー扱いか。久しぶりに会おうよとか、よりを戻そうよとか、そんなことを言うつもりは微塵もないのに。まあ、確かにあんまりいい別れ方をした覚えはないけど。
以上、最近、凹んだ出来事。3月18日(日)
この春最大の話題作となったドラマ「華麗なる一族」の最終回。前週の予告を見て何となく予想できたとおり、実に悲しい結末を迎えた。でも、「結果的にはみんながいい人」になって終わる安っぽいエンディングよりはずっといい。
このドラマの中で使われていた音楽の中で、唯一のヴォーカルトラックはイーグルスの「ならず者」だった。毎回、ドラマの中で最も感動的、感傷的な場面で静かに流れてくるこの曲は、ドラマの設定から数年後の72年のヒット曲である。なぜこの曲なのか、なぜ毎回同じ曲だけが使われたのかは今もって不明。おそらくは制作者の趣味なのだろう。イーグルスは、50代以上のおじさん達にも受け入れられる数少ない洋楽アーティストの一つであり、ビートルズやストーンズほど色が濃くなく、カーペンターズほど優しすぎない。確かに絶妙な選曲。
大ヒットとなっているドラマのサントラ盤にこの曲は収録されていない。こんなに高い視聴率を獲得するドラマで使われることがはじめからわかっていたなら、レコード会社も便乗してイーグルスの特別企画ベスト盤をリリースすればよかったのに。3月17日(土)
夕方になって、レッチリの来日が残念ながら延期になったという知らせを受けた。FM802では大々的にこの来日を盛り上げていただけに、ショックを受けているスタッフも少なくないようだ。
ドームクラスのライブが2日前に中止となる異例の事態は、僕も過去に聞いたためしがない。メンバー(しかもヴォーカリスト)の急病が原因ではどうにもならないことだが、この突然の延期によって出た金銭的損失は何億円ぐらいになるのだろう。公演が2日後に迫っていたということは、ステージセットなどの機材一式もすでに日本に届いていて、あとはメンバーとその周辺のスタッフが来日するのを待つばかりの状態だったはずだ。会場のキャンセル費だけでなく、これまでの広告宣伝費や準備費も一切回収できないことになる。損害額と、誰がその債務を負うのか、というところが妙に気になってしまうのは僕だけか。聞いた話では、招聘するイベンターが、こういう事態に備えた保険に加入しているのだとか。
それにしても、昨年のU2といい今回のレッチリといい、大物ロックバンドの来日中止(延期)が続くと、「中止になっても不思議はないバンド」の最右翼、ガンズの来日が本当に実現するのかますます心配になってきた。3月16日(金)
1年半ほど、番組のADとして手伝ってくれていた女の子が、就職を機に辞めることになった。大宮という街によく似合う服装の女子大生で、BEAT SHUFFLEのスタッフだというのにヴィジュアル系に対する知識や興味は皆無。けれど与えた仕事はきっちりこなすし、可愛い顔のわりにあけすけな性格で人気者だった。今日は番組の後、その子の送別会。
番組のエンディングで「僕がこの番組のスタッフと飲みに行くことは、年に一度あるかないかだ」と発言したところ、「その言い方ではチーム内の仲が悪いみたいに聞こえて心外だ」というようなことをスタッフに言われてしまった。確かに、そうとられてしまうのは僕も心外。
8年も一緒に番組をやっているのに、スタッフとの折り合いを健全な状態でキープできるのは、互いにそれなりのコツをわきまえているからだと思う。すなわち、「必要以上に付き合わない」。番組の前後には普通に雑談をするけれど、仕事が終わったら三々五々。番組のない日の連絡はせいぜい事務的なメールだけ。ディレクターが僕の携帯に電話をかけてきた回数なんて、この8年間で10回以下だ。それぐらい薄い付き合いをしているほうが、たまにみんなで飲みに行った時に盛り上がる。
メンバー同士の仲が特にいいわけでもないのに、長く続くバンドなんかも、似たようなものだと思う。3月15日(木)
朝から冷たい雨。本来のこの時期なら驚くほどの気温ではないのだろうが、暖冬に身体が慣れ切っていたぶん、冷え込みが厳しく感じる。
NANAの17巻が発売された。単行本の発売間隔が長過ぎて、前巻までのストーリーをおぼろげにしか覚えていないため、「?」となること数回。読んでいて思ったことその1は、「そんなピアスだらけの顔でどんな役を演じているのか」ということ。ネタバレするのでそれだけにしておくけど。
映画やらアニメやらで大ブームになったNANAだが、その人気はすっかり沈静化したように見える。しかし物語はますます複雑に、そして広がりを見せながら展開している。以前は「さっさと終わらせて、すっきりさせてほしい」と願っていた僕だが、「もういつまでもこのペースで、50巻でも60巻でも続けてくれ」と思うようになってきた。このぶんだと、NANAが終わってもすぐに、ハチの娘の登場する別の漫画が始まりそうな気配だし。作者の頭の中には、すでに構想があるに違いない。3月14日(水)
携帯電話の端末が値上がりするかもしれない。そのぶん、通話料を値下げする。ドコモとauはすでにその方向で検討に入っているのだとか。これ、僕みたいに同じ端末を何年も使い続けている人間としては大歓迎の話だ。
携帯電話の販売店は、端末を1台売るごとに4万円程度の奨励金を受け取っている。原価5万円で仕入れた携帯電話機を2万円で売っても、奨励金が入れば1万円の利益が出る仕組み。携帯会社は、各ユーザーのその後の通信料で4万円の奨励金分を取り返している。
携帯電話を1年前後で買い替えるユーザーは、販売店にとってはありがたいお得意様だが、携帯電話会社から見れば、奨励金として出資した4万円分の通信料を使う前に機種変更されてしまったら損になる。同じ機種を何年も使い続けている人は、奨励金という恩恵のないまま通信料だけを払っていることになるわけだ。FOMAを3年も使っている僕などは、ドコモにとっては最もありがたい顧客にあたるはず。「携帯を大事にしてる人が損をして、どんどん買い替える人が得をしているのはずるい」という不公平を解消するために、奨励金という制度自体を見直す動きがある。いいことだ。ちょっと古い機種が0円とか、絶対おかしいと思うもの。
僕のP900iはまだまだ快調。機能に不満は一切ないし、バッテリーだって7本ぐらいキープしてある(そのうち3本が完全な新品)。何年でも使い続けてやるぜ。3月13日(火)
確定申告を終え、机の周辺が少し片付いたので、いい機会だと思ってこれまで乱雑に重ねるだけの状態だった名刺やハガキなどをファイルに整理した。いろんなプロダクションやレコード会社の人と知り合うたびに名刺を受け取り、プロモーションを受けるのだが、後から名刺だけを見ても、正直なところ誰のプロモーションでお会いした人なのか思い出せない例が多い。こんなことでは社会人としていかんと思うので、今後は名刺を受け取った直後に、どういう形で知り合った人なのかを裏にでもメモするようにしよう。
本当は、顔写真やイラストが入っている名刺が一番助かる。以前、顔がそっくりなコメディアンの名前をミドルネームとして入れている名刺をくれた人がいたけど、そういう名刺を受け取ったら簡単には忘れない。僕もこれからは、名刺を見ただけで顔を思い出してもらえるようになりたいと思い、名前の横に似顔絵をプリントした名刺を作ってみた。次はQRコードを入れてみようっと。3月12日(月)
仕事に向かう途中で梅田のロフトに寄り、職場の女性へのホワイトデーのお返しを買った。いくつかのお店を回って選ぶ予定だったが、あまりに風が冷たいのであちこち歩き回る気分になれず、結局ロフトで一気に購入。平日の昼間だというのにホワイトデーのコーナーは多くの男性で賑わっていた。
適当なのを見つけてカゴに入れていると、隣で同じように商品を選んでいる男性のカゴが目に入った。そのカゴの中には、見たところ20個から30個ぐらいのお菓子の箱が山積みになっている。小さい箱だから一個の値段はそれほど高くないのだろうが、それにしても数が多い。お返しをそれだけ購入するということは、それだけチョコを受け取ったということだ。よっぽどモテる人なのだろうなと、思わず顔を覗き込んでしまった。まあ、普通の人だった。
その人の横にいると、3つか4つぐらいしか箱が入っていない自分のカゴが、妙にみすぼらしく見える。「ぼ、僕だってこれぐらいもらったしっ!」という顔で棚に並んだ箱を手当たり次第にわしづかみにし、これ見よがしに山ほど購入して「僕だってモテちゃって大変なんですアピール」をしたい衝動に駆られた。そんな無駄な見栄を張っても惨めなだけなので思いとどまったが、それにしてもあの人のカゴは腑に落ちない。
もしかして、サクラだったんじゃないのか。カゴにたくさんのお菓子を入れて周囲の劣等感を刺激することで、僕みたいな負けず嫌いで自意識過剰の見栄っ張りが、必要以上の数を購入してしまうように。店側の仕組んだ罠だったのか。そうだそうに違いない。ふふ。その手には乗らないぜ。3月11日(日)
DREAMS COME TRUEの「大阪LOVER」がついにOSAKAN HOT 100で1位を獲得。この曲のオンエアが解禁になって以降、リクエストが各番組に殺到した。関西人ではない人が大阪弁の曲を書くのはリスクを伴うことだが、吉田美和は「大阪の人が気分を害さない歌詞」にするために細心の注意を払った。歌詞を書きながら、今どきの大阪の若者が違和感なく受け入れられる言葉遣いかどうかを、大阪のスタッフに何度も確認したそうだ。そもそもこの曲は、「大阪人の彼氏に影響されて、ちょっと無理をして関西弁を使おうとしている東京の女の子」の歌である。一途で健気な女性の目線で曲を書かせたら、この人の右に出る者はいない。
ソロアーティストLOVEとして始動している元CORE OF SOULの中村蕗子は、DCTgardenのファミリーに加わったようだ。ドリカム主催のイベント「DCTgarden " THE LIVE !!! "」 に出演。来月には大阪でも開催される。
そしてそのLOVEの配信限定の音源がようやく完成した。朝から何度も何度もその曲を繰り返し聞いている。MINAMI WHEELの時にもすでに披露されていた「過ちのサニー」という曲。あの時はギターのフレーズを4回重ねてループさせ、一風変わったスタイルの弾き語りで歌っていた。今回配信される完成品もそのアレンジに近いが、歌詞が日本語を中心としたものになっている。笑う、待つ、そして許す。この3つの行動しかとれないサニーという名のアンドロイドが紡ぐ、悲しくも暖かい言葉達。アーティスト名はLOVEだが、惚れたはれたの単純なラブソングではない。
一人きりで歩き始めた彼女が、音楽という方法で何を表現していこうとしているのか。CORE OF SOUL時代から彼女を知る人は、まず名刺代わりに届けられるこの曲で、LOVEというアーティストの方向性を汲み取ってみてほしい。配信のスタートは、3月14日。彼女自身の誕生日に、LOVEがスタートを切る。3月10日(土)
冬より夏の方が断然好きな僕だから、寒い季節はさっさと去って欲しい。しかし夏がやってくると僕にとって痛手となるのは、ブーツが履きづらくなる、という点である。もはや僕が出歩く時に履く靴はほぼ毎日New Rock。近所のコンビニに行く時もこれ。サンダルなんか履いたら裾を引きずってしまう。しかし、夏場にこんな革の靴を履いていたら、蒸れてしまって大変なことになるだろう。必要なのは、ブーツと同じくらい底が厚く、通気性のよいスニーカーだ。男性用の厚底スニーカーとなると、やはりBuffalo以外にないのである。
多くのミュージシャンも愛用する厚底スニーカーのブランドとして音楽ファンには有名なBuffaloだが、もともとはドイツ発祥のウエスタンブーツ・メーカーだった。厚底スニーカーの時代はすでに去ったとの判断からか、このメーカーはもうソールの高いスニーカーを製造していない模様。それにともなって市場では徐々に品薄になってきており、ネットオークションでも以前よりもかなり高い値段で落札されている状況。何といっても、新品がもうほとんど出回っていないのが痛い。こうなる前に、何足か買っておくべきだったか。
時代遅れと言われても、厚底スニーカーは僕にとっては足の裏の一部みたいなものなのだ。時代のバカヤロー。3月8日(木)
ZEPP OSAKAへRADWIMPSのライブを見に行った。昨年末にもZEPP公演は行われたが、僕は仕事で見に行けなかった。今回は何と2DAYSが、即日ソールドアウトしたそうである。ものすごい盛り上がりだった。
RADを初めて見たのは2004年のMINAMI WHEELだった。もちろんその頃から大器の片鱗はあった。それにしても、いつの間に彼等はこんなに人気者になったのか。曲が終わっても拍手さえ起きないライブが、本当につい半年前ぐらいだった気がしてしまう。そう感じるほど、人気の上昇スピードが速い。
あんまり急に人気が出るアーティストは、そのぶん人気を持続させるのが難しいといわれる。ミーハーなファンは離れるのも早い。ただ、この日のライブを見て、話題性に引っ張られて突発的に人気が出たバンドみたいな印象は全く受けなかった。もうずっと前から彼等を応援しているファンばかりのようにも見えた。そして何よりも僕を安心させたのが、飛躍的に増えたオーディエンスを前にしても、ステージ上のメンバー自身が浮き足立つことなく、以前とちっとも変わらない「かっこいい弱虫達」であったことだ。
RADWIMPSは、タイアップでシングルが売れ、知名度が上がったわけじゃない。ただただ純粋に楽曲の良さが口コミで伝わり、いい曲を求めるロックファンが次々に飛びついた結果のブレイクだ。
今のペースで彼等はどこまで突き進むのだろう。長い目で応援していこう。3月7日(水)
ようやく確定申告の書類作りを本格的に開始。山のようなレシートに埋もれ、昨年一年間に使った経費の計算をした。仕事柄、経費の大半は交通費である。大阪と東京を毎週往復している飛行機代だけで100万円は軽くいく。それ以外の移動は車が多いので、ガソリン代に高速道路の利用料、そして駐車場代。旅費交通費だけでかなりの額になる(というより他の経費が少ない)ため、用途を細かく分けて記載するようにしている。しかしおもしろいもので、何百枚というそのレシートの合計を弾き出してみると、だいたいどの使途も毎年同じくらいの支出額になっている。
経費の計算が終われば、後は税理士さんが計算をしてくれるので、僕の仕事は終わったも同然。今年も一年で一番憂鬱で面倒な仕事が無事に終了した。3月6日(火)
マキシマム ザ ホルモンのインタビューを収録。このバンドに関してはすっかり一ファンと化している僕だが、仕事でスタジオに迎えるのはまだ2回目である。
底抜けに楽しい連中で、MCも爆笑に包まれる彼等は、ラジオでも当然笑わせ上手。ひとつ話題を渡せば、楽曲と同じくらいの速さとやかましさで喋り続け、仕切るのが大変なほどだ。
もちろん聞いているぶんには楽しいのだが、音楽の話を真面目にしづらいキャラであるのがもったいないところ。僕はこのバンドの音楽の話が聞きたい。歌詞カードにある亮君の解説では物足りない。
ありとあらゆるロックをどん欲に取り入れ、短い1曲の中に詰め込んでまとめてしまうセンスは非凡なものがある。今作も、デス声とメロコアの共存はもちろん健在で、さらにガールポップっぽいキュートな曲、スカコア、四つ打ちのディスコ調、歌謡曲的なメロディーなど、それこそおもちゃ箱をひっくり返したみたいに雑多なロックが雨あられと降り注ぐ。ミクスチャーという言葉はこのバンドのためにあると思う。それぞれの曲を聞いていれば、どういう経緯でその構成やアレンジを思いつき、レコーディングにどんな苦労があったのか、当然気になる。可能ならばメンバーを小一時間質問攻めにしてみたいものだ。
けれど彼等はそんな話はすべて冗談でかわしてしまう。たまに、思わず真剣に音楽のことを語りかけ、「自分はそんなキャラじゃないんだった」と慌ててジャニーズネタに切り替えたりする。そんなふうに話をそらすとき、ナヲちゃんが見せる恥じらいの表情は本気で可愛い。
演奏のテクニックは恐ろしく高度なものを持っているし、全メンバーがヴォーカルもとる。エンタテインメントとしてこれほど完成されたロックバンドはどこを探してもなかなかいない。まあ、デス声を聞いただけで耳をふさいでしまうアンチロック派にはさすがにオススメできないし、歌詞の内容はどうしてもPARENTAL ADVISORYなので、万人受けはしない(つまり、ラジオ向けの音楽ではない)タイプではあるが、一度ハマってしまうと他のロックでは物足りなく感じるくらいの中毒性がある。褒め過ぎですか。
僕の携帯は、ホルモン仕様に変身した。3月5日(月)
僕のカバンの中に必ず入っているものの一つがペンケース。今日、これを忘れて外出し、ひどく不安な思いをした。僕にとってペンケースは、ただ筆記具を入れるだけのものではない。何でも入っている便利箱みたいなものなのだ。
入っているペン類は多くない。シャーペンが2本と赤サインペン、黒ボールペン、消しゴム、シャーペンの芯、短い定規、以上。それ以外のものが重要なのだ。DJの商売道具であるストップウォッチと、認めの印鑑、携帯の充電器、携帯の予備バッテリー2本、SDカード、iPod shuffle。これら全部、ペンケースに入れている。常に持ち歩いておきたい細かなものを、まとめておくのにちょうどいいのがペンケース、ということだ。
まあこのペンケースを忘れて局に行ったからといって、仕事に大きな支障があるわけではない。ストップウォッチは筆記具は誰かに借りれば済む話だし、それ以外の物もどうしても必要というわけではない。ただ、いつも持っているはずのものが手元にないと、妙に心細いのだ。
財布と、携帯電話と、ペンケース。僕の出歩くときの必携品。あ、あとタオルとお泊まりセットと着替えのTシャツも。旅行か。3月4日(日)
今年も確定申告の季節。締め切りが迫っていて、徐々に焦りも出てきた。おまけに今週は連載原稿の締め切りが…。というような忙しい時期に限って、何の生産性もない暇つぶしみたいなことを無性にやりたくなるものだ。最近、僕がやけにはまっているのが、「二角取り」という無料ゲーム。先日、Yahoo!のトップに広告があったのをクリックして、以来毎日のようにこれで遊んでいる。ランダムに並べられた麻雀牌。同じ牌同士を二角以内で結びつけて消してゆき、すべてを消せればクリア、という実に単純なゲームだ。「ああ、あれやらなきゃ…。これもやらなきゃ…。この面を消したらやろう」とか自分に言い聞かせながらひとしきりゲームに夢中になり、うまくクリアできれば「よし、調子良かったぞ。もう一面」となるし、失敗すれば「くそぉ。次でリベンジだ」となる。要するに、やらなきゃならないことは際限なく後回しになる。
こういう時間の無駄遣いが一番嫌いな僕なのに。
買ったままやってないテレビゲームなんていくらでもあるのだ。プレステのソフトもいろいろあるし、Wiiだって買ったまま開封していない。それなのに、話のネタにもならない(してるけど)この非生産的な二角取りゲームに、今日も僕は没頭している。ああ、やらなきゃ。3月3日(土)
去年までメインで使っていて、今はほとんど使用していないクレジットカードがある。その利用ポイントがちょっと貯まっていて、その半分ぐらいが近いうちに無効になることに気づいたので、それを使って何かの景品と交換することにした。さて何をもらおうかとわくわくしながらホームページのカタログを眺めるのだが、「これ、欲しい!」と思える物が全然なかった。金額に換算すれば1〜2万円ぐらいにはなるはずの物でも、さしあたって必要とも魅力的とも感じない。かといって金券のようなものに交換するのもつまらないと思う。自分は、案外物欲がない人間なのだろうか。普通の人と物欲の方向が違っているだけなのか。結局、グルメカタログギフトみたいなやつを選んだ。引き出物でありがちな、うまいもんを選んで注文するやつ。カタログからカタログを選ぶのも、何だか虚しいものがあった。
3月2日(金)
BEAT SHUFFLEに元Laputaのaki氏登場。彼とも知り合ってもうかれこれ10年。90年代後期のヴィジュアル系バブルを支えたアーティスト達は、スタジオで会っても仕事という気がしない。akiさんは爆寸に興味を示してくれる数少ないアーティストだ。「ライブの開場時に爆寸でも」なんて冗談でも言ってくれるアーティストはなかなかいない。
そういえば爆寸のことをそろそろ考えないといけない。一昨日のイベントに来ていた爆寸常連客からも、今日のスタジオ観覧客からも催促されてしまった。爆寸も今年で10周年ということであれこれ頭では考えていたはずが、どうも及び腰になってしまってまだ何も考えていない状態である。赤字が怖い堅実派なもので。
秋までに、CYBERやBRAND NEWで例年通りに開催することはここに宣言しておく。問題は、何か特別なことをやるかどうかだが…。企画案引き続き募集中。3月1日(木)
背中と腰が痛い。激しくヘドバンをした翌日に首の後ろが痛くなるのはいつものことだが、昨日のイベントに来ていた数百人の中で、腰や背中に筋肉痛がきているのは僕ぐらいだろう。マキシマムザ亮君並みに上半身を揺するような振り方をしたせいだ。我ながらおそろしい。
今日は休みだったので、読みかけの本に没頭した。宮部みゆきの「スナーク狩り」という小説だった。かなり古い。古本屋で買ったり人からもらったりして、まだ読んでいない本が僕の部屋にはたくさんある。最近の新書も買いつつ、そういうのもちょっとずつ消化するようにしている。宮部みゆきは、昔一番最初に読んだ小説が少しくだらなくて、以来「肌に合わない」と決めつけてほとんど読まずにいたのだが、食わず嫌いはよくない。この「スナーク狩り」は面白かった。全くの赤の他人の物語が、最終的には一つに繋がっていくパルプフィクション的な構成がよく出来ている。
これはミステリーに限らずいえることだが、古い小説と新しい小説に決定的な差異を感じる部分がある。携帯電話の存在だ。携帯電話の出現は、人々のライフスタイル自体を大きく変えた。昔の小説を読んでいると、携帯電話さえあれば解決できる事件、携帯電話があったら成り立たない犯罪など、今の時代にはそぐわないシチュエーションがとにかく多いのだ。それがどうしても「古くさい」という印象を与えてしまうのがもったいないところ。
携帯電話のせいで、いわゆるアリバイ工作は困難になったはずだ。ミステリー作家諸氏にとっても、厄介な発明であったに違いない。