
5月31日(木)
来週のVISUAL SHOCKはスポーツ中継のために放送休止となるらしく、久しぶりに木曜日を自宅で過ごした。いい天気だ。
先日から続いた大掃除はいよいよクライマックス。棚の中のCDを不織布ケースに移す作業もすべて終了し、あとはゴミを片付ければ終了。このゴミ処理が最後の山場だった。不要となったCDケースはざっと600枚分。小分けにして、ゴミ捨て場に運ぶだけでもかなりの時間がかかった。
しかし努力の甲斐あって部屋は本当にすっきりと片付いた。近頃、妙に調子がいいのはこの部屋のせいに違いない。
素敵な家具を買ったり、好きな絵やポスターを飾ったり、色調にこだわったりして、自分の部屋をカスタマイズするという行為は、それによって自分が安らぎとか、高揚感といったものを得ることが目的だと思う。好きな人の写真を見て頑張ろうと思うのと同じで。僕の場合、そうした効果を最大限に得られるのは、「部屋が片付いている状態」なのだと、最近になってようやく気づいた。どんなに高級でかっこいいインテリアも、ポスターも絵も置物も、部屋が散らかっていたら何の意味もなさないのだ。逆にいうと、部屋が片付いてさえいれば、どんなに殺風景な部屋でも僕は楽しい気分になれる。簡単なことじゃないか。どうして今まで気づかなかったのだろう。5月30日(水)
僕がCATVで見るチャンネルは、スポーツと映画、ドラマぐらいで、決まったチャンネル以外はほとんど見ることもなかったのだが、「Mondo21」なるチャンネルの存在をつい最近知った。大人の趣味専用チャンネルといった放送内容で、CAR&BIKE、グラビア、パチンコ、鉄道などの番組が放送されているようだが、僕が思わずチャンネルを回す手を止めてしまったのは、麻雀である。どうやらこのチャンネルの目玉は麻雀番組のようだ。著名なプロ雀士達がトーナメント戦を戦っていた。プロ雀士に混じって、芸能界最強の呼び声高い俳優の萩原聖人も参加しており、見事に初戦を勝ち抜いていた。実況や解説を聞きながら見ていると、プロの打ち筋は実に参考になる。麻雀中継は、4人の手牌を順番に追っていくので、画面の切り替わるタイミングが早い。途中からは録画して、よく見えなかったところは一時停止して見たりした。うう。麻雀したい。
5月29日(火)
昨日は悲しいニュースが2つ流れた。ニュース番組やワイドショーは現職閣僚の自殺の方に軸足を置いているようだが、坂井泉水の急逝もやはり波紋を呼んでいる。非常階段の踊り場から転落して、頭を打ち脳挫傷。当初から事故死という報道だったが、やはりそこに異を唱える人もいるようで、雨の早朝に散歩に出掛けていることも、自分の病室には戻れない非常階段の上にいたことも、確かに不自然ではある。かといって自殺と考えるのも無理がある。その気だったら3メートルなどという半端な高さから飛び降りるはずがないし、本人は退院後の復帰に意欲的で、作詞までしていたというのだから。いずれにしても、謎の多い死に方。真相は薮の中である。
死因がどうあれ、彼女がもう帰ってこないことだけは確かだ。あれこれ突ついて、関係者やファンの傷口をいじるような報道機関の姿勢にはやはり不快なものを感じる。hideが亡くなった時のことを思い出さずにいられない。5月28日(月)
朝、ネットでニュースをチェックしていたら、ZARDの坂井泉水の訃報という衝撃的な情報が流れていた。まだ40歳の若さ。死因は転落死だそうだが、がんで入院していたということにも驚いた。
この日の番組には当然、ZARDのリクエストが大量に届き、僕はその中から「きっと忘れない」という曲を選んで番組の最後にかけた。「負けないで」は何となく、かける気がしなかった。
こういう時、ラジオを通してDJは何を言えばいいのか。hideさんや華月の時とは明らかに違う感覚だった。あれだけヒット曲の多いアーティストだから、もちろん学生時代からいろんな曲を耳にしてきたけど、僕はZARDのことを特別よく知っているわけではないし、坂井泉水さんと面識もない。もちろん悲しいし、僕なりに思うところはいろいろあるけど、今になって「ずっと大好きでした」なんて言える立場じゃない。それでも、ZARDが好きだった人はたくさんラジオを聞いていて、「彼女の歌声を聞かせてくれ」とリクエストを送ってくれる。僕に出来ることは、僕が思いつく中で一番この日に相応しい曲をかけ、それを聞きながら彼女の冥福を祈ることだけだった。無力なものだ。
ZARD自体にはさほど詳しくないけれど、ZARDの所属するレコード会社のテレビ番組で、僕は何年もナレーションを担当していたから、あの会社には馴染みがある。看板アーティストの突然の訃報で、しばらくの間きっと社内は悲しむ暇もなく大変な事態だろうと思う。彼女の身近にいた人や、ファンの人達の心が、一日も早く穏やかになることを祈るしかない。5月27日(日)
SPECIAL WEEK中に放送されるOSAKAN HOT 100のスペシャル企画、「○○アタック」のピックアップアーティストが、次回はGLAYとなることが発表された。僕の以前の日記を読んで、すでにGLAYを予想している人も多かったようだ。GLAYのマニアッククイズ10連発。現在問題を鋭意制作中。
クイズの賞品として、JIROのサイン色紙を含む多くのGLAYグッズが用意されている。一部はツアーで販売されていたのと同じ物だが、中には僕が保管していた秘蔵グッズもある。幕張のEXPOの時に、FM802ブースで配布されたバギクラポストカードや、FM802が定期的に出していたGLAYと802のダブルネームステッカーもすべて。おそらく最も貴重なのは、JIROくんがバギクラを担当する前、「LOVE OVERTIME」という枠でDJを担当していた頃に作った、ステッカーだろう。多分98年ごろのもので、町中で配った他のGLAY×802ステッカーと違って、これはリスナーにしか配布されていないはず。GLAYファンはこの貴重さをわかってくれるだろうか。
昔、伊藤政則さんの番組で、SPECIAL WEEKに「MASA ITOの秘蔵グッズも放出!」とか言っていて、とても羨ましかった記憶がある。DJ個人のコレクションがSPECIAL5月26日(土)
爆発寸前NIGHTのチケット予約が早くも規定の枚数をオーバーしてしまったので、BRAND NEWの人と相談して、完売ということにした。何らかの事情でキャンセルする人もいるようだが、その分のキャンセル待ち予約もかなりいる状態。
チケットがたくさん売れるのはもちろん喜ばしいことだが、爆寸に「参加したい」と思ってくれているのに、チケットがなくて入れない人がいるのは不本意な事態である。これまでは、先行予約やプレイガイドでの発売が終わってからも、ライブハウスでの店頭販売や当日券の発売を行ってきたが、今回はそれも見送らざるを得ない。ライブハウスの人曰く、これ以上入れたら、けが人が出る恐れがあるというのだ。七夕のBRAND NEWは、過去になかったくらいの密集度になるかも。窮屈だったらごめん。5月25日(金)
DVDをレンタルしてきて、映画「ソウ3」を拝見。いやはや、恐ろしい映画だった。序盤から、「痛そう!」と目を覆いたくなる凄惨なシーンの連続。グロいというよりとにかく、身の毛がよだつほど痛々しい。幽霊が出てきたり、殺人鬼が襲ってきたり、生々しい死体が登場する映画よりも、こういう「痛そう」な映画が一番怖いと思う。
密室で残酷なゲームの被験者とされる男と、ベッドで病死寸前の状態でそれを見守るジグソウ。手下となっているアマンダと、ジグソウの延命を強要された女医のリン。この4人の運命が、最後には見事に交錯する。結末で「なるほど!やられた!」と納得させる脚本の手腕はやはり見事というほかない。
殺人マシーン自体はどれも非現実的かつ非実用的だが、よくもまあここまで悪趣味なアイデアが浮かぶものだと感心してしまう。昔の拷問師もビックリだろう。間違っても子供に見せるべきではないし、食事どきや食事の前に見るのもやめた方がいい。フィクション、絵空事、お遊びの一種ととらえて楽しめる余裕のある人向けの映画。5月24日(木)
近所のダイエーの中にダイソーがあって、いつもはそこを利用するのだけど、ちょっと足を伸ばして、車で10分ほどのところにあるショッピングセンターの中のダイソーに始めて行ってみた。ここがもう、すごい。スーパーの1フロアが全部100均。お店の中で迷子になっちゃうぐらいの広さで、所狭しと商品が並んでいる。売り場面積は約800坪もあるらしい。いつも行ってる近所のところなんて、せいぜい100坪ちょっとだろうよ。
100円で買える物は全部あると考えてよさそう。どんなジャンルの商品を探しても、とにかく種類が豊富だ。見ているとあれもこれも欲しくなってしまうけど、本当に必要かどうかを冷静に判断しながらかごに入れていかないと、とんだ無駄遣いをしてしまう。それでも結局3000円ぐらいは払ったのだが。
ここでしか買えないようなアイデア商品もいろいろあって、そういうのを見ているだけで楽しい。調べてみたら、町田には売り場面積が2000坪のダイソーがあるらしい。それも東急ハンズのはす向かいに。機会があったら行ってみよう。2〜3時間は歩き回る覚悟で。5月23日(水)
昨年、スタジオジブリが製作したアニメ映画「ゲド戦記」のDVDが7月に発売される。それに合わせて、全国的に大々的なキャンペーンが敢行されることになっており、一環として各FM局での宣伝展開も予定されている。昔からジブリが大好きな僕も、FM802でその一部に携わることとなり、遅ればせながら映画を見させていただいた。
宮崎吾郎氏の初監督作品となったこの映画は、原作の3巻と4巻を再現しているが、随所に監督独自の解釈が加えられている。登場人物や、前後の物語の流れに関する説明はほとんど省かれており、原作を知らない人が見れば「あのシーンは何だったのだろう…」と感じる箇所は少なくない。わからない部分はわからない部分として受け流して、最終的に映画全体から何を感じ取るか、というタイプの映画だと思う。
「ゲド戦記」は、一連のジブリ作品はもとより、スターウォーズにも多大な影響を与えたことで知られている作品で、僕が想像していた以上に奥が深いようだ。DVDの発売を前に制作された文庫本型のフリーペーパー「ゲドを読む」をじっくりと読みながら、「やはりもう一度映画を見るべきかも。そして時間を見つけて原作も読んでみるべきかも」と考える。普通の文庫本と同じ厚さを持つ「ゲドを読む」は、6月上旬に全国各地の書店で何と100万冊以上が無料でばらまかれる。「ゲド戦記」の歴史と映画化にいたる経緯、そして物語の深さと面白さを、一人でも多くの人に知ってもらってから、DVDを発売するという作戦だ。それにかかる費用のことを考えれば、大きなギャンブルともいえる宣伝方法。
大胆で斬新な切り口で映画化しただけに、劇場公開時は多くのジブリファンやゲドファンからの酷評も免れなかった。だからこそありきたりな宣伝の仕方でこの映画の良さは伝わらないと判断したのだろう。「ゲドを読む」がどんなふうに受け入れられるか、楽しみだ。5月22日(火)
先週までで部屋の大掃除は終了したのだが、CDラックの窮屈さが気になって仕方がなかった。僕は必要なCDのほとんどをファイル式のCDホルダーに収め、洋邦のベスト盤と、本当に好きなアーティストのCDだけをケースに入れたまま棚に並べている。それでも、もう棚はパンパンである。このままパンクしてしまう前に手を打つべく、不織布のCDホルダーを大量に買ってきた。ざっと1200枚分。ラジオ業界ではこの方法で保管する人が最近増えているらしい。
片面にCDを、裏側に歌詞カードなどのライナーノーツを入れる。インデックス用に縦長のポケットがついているので、CDの背表紙を切り取ってそこに差し込む。こうすることで、ケースに入った状態の4分の1程度の薄さになる。
しかしこの作業、枚数が枚数なだけに骨が折れる。縦長ポケットに細長いペラペラの背表紙を差し込むのはコツが必要で、要領をつかむまでけっこう苦労した。しかし慣れてくるとこれが案外楽しい。数時間後、床には不要となった古いケースの山。棚には頬ずりしたくなる美しさで整然と並んだ不織布ホルダー。余分なぜい肉が削ぎ落とされたようで、気持ちがいい。
数時間をかけて何とか洋楽を片付けた。のんびりと過ごせる休日があったら、その時は邦楽に取りかかってみよう。5月21日(月)
日付が変わった瞬間に、これまでにないほどの勢いで予約申し込みメールが殺到した。届いたメールに一通ずつ、金額と振込先の口座番号を知らせる内容を返信する作業だけでけっこうな時間を要する。それが一段落したら、届いた順番に住所を宛名ソフトに打ち込んで行く。そうしている間にも次々にメールが届くのでそれに返信して、宛名打ちに戻り、また返信をするの繰り返し。気がついたら2時を回っていた。
翌朝になってからも申し込みメールはコンスタントに送られてきて、結局初日だけで去年の最終的な販売枚数と同じくらいの予約があった。hide-cityの力は偉大である。
今回の爆寸は、事前にhideの所属事務所であるHEADWAXに開催の許可をもらったのだ。一昨年の横須賀みたいなことを、大阪でやっても構わないかと尋ねたところ、「ぜひやってください」との返事をいただいた。そうして、念願かなってhideのオフィシャルサイトであるhide-cityでも告知をしてもらうことができたのである。
メールに添えられた意気込みのメッセージを読んでいると、遠方からの参加者や、初めて爆寸に来る人が非常に多いことに驚かされる。しかも、過去にないくらい男性の比率が高く、一人でやってくる人も多いようだ。
メールの多さから、みんなの期待の大きさをひしひしと感じ、責任感に燃えている。俄然わくわくしてきた。まずはきっちりチケットを発送しなければ。5月20日(日)
前回のスペシャルウィークで好評だった「コブクロアタック」。あのコーナーがかなり好評だったのを受けて、次の6月のスペシャルウィークに放送されるOSAKAN HOT 100でも、あるアーティストのマニアッククイズを行うことになった。以前にも書いたように、一番大変なのは、10種類の賞品をかき集めることである。プロモーショングッズを10種類近く揃えられるアーティストでなければ、このクイズは成り立たない。その条件にヒットしそうなアーティストが、一組だけ発見されたのだ。
そして、一番大事なのが、問題。どれくらい詳しい挑戦者が出てくるか、予想ができないため、問題の難易度をどのあたりに設定するかで迷う。そもそも、自分の作った問題が、どの程度マニアックで難しいのかの判断も容易ではない。どんな問題だって、知ってる人は知ってるし、知らない人は知らないようなことなわけで。まあでも、やっぱり僕はこうやってクイズの問題を考えるのが何より好きなのだ。5月19日(土)
川崎の実家に住む僕の父は、定年でサラリーマン生活を終えてから、社交ダンスという新しい趣味を見つけた。そののめり込み方ときたら半端なレベルではなく、ほとんど毎日、朝から晩までダンス漬け。僕のMP3プレーヤーも父のダンス練習用に提供した。そうして、始めてから二年間でインストラクターの資格を取得した。
その父が今、タイタニックみたいな日本最大の豪華客船で世界を旅している。乗客としてではなく、乗客のダンスのお相手を務める「プロ」としての仕事で、である。船に乗っての世界旅行は、船内で過ごす時間が長いため、乗客が退屈しないように、ありとあらゆる娯楽を用意している。それぞれのエキスパートが常駐して、乗客を楽しませるわけだが、ダンス部門の一人として父が雇われたらしい。
世界一周は4ヶ月の行程だが、父が乗船するのは後半の2ヶ月。飛行機でパリへ飛び、そこから、前半の旅を終えた船に乗って、アメリカ方面を回って日本に帰ってくる。日本人の多くが聞いたこともないような田舎の港にも停泊するらしい。
何百人という客を乗せて旅をする、巨大なホテルだ。話を聞くたびに、そのスケールの大きさに舌を巻く。父は客として楽しめる立場ではないだろうが、どんな土産話が聞けるのか、楽しみにしている。5月18日(金)
毎週金曜、番組前にアルシェ7階のGOLD GYMで汗を流すようになって、もうじき1年になる。筋トレ前後のランニングを含めても1時間ちょっとの短い時間で、週に一度行くか行かないかの頻度なので、当初期待していたような肉体は得られていない。最近は仕事のスケジュールの都合でホッケーがなかなか出来なくなっているので、日頃の運動不足を少しだけ解消する程度の効果しかなさそうだ。
ただ、毎週必ず同じ条件で体重と血圧を測るようになったので、体調管理はしやすくなった気がする。昨年の秋から今年の始め頃にかけて、少し体重が増加傾向にあったのだけど、ここ1ヶ月ほどはまた少し減って、以前と同じぐらいの数値で安定してきた。ちなみに僕の血圧は、他の人と比較するとだいぶ低いらしい。いつもだいたい上が100前後だもの。5月17日(木)
大学時代に所属していたDJサークルの面々と飲みに行った。当時はほとんど毎日顔を合わせていた仲間だが、ここ最近はすっかり疎遠になっていた。中には卒業して以来10年以上会っていなかったような奴も。全員が30代半ばになっているはずだったが、頭が薄くなったり、お腹が出たりしているメンバーが一人もいなかったのは奇跡と呼ぶべきか。見た目が老け込んだメンバーが全然いないのでなおさら、昔と何も変わらない気分で飲んだ。
最近はすっかりアルコールをセーブ気味の僕だが、学生時代の飲み方はけっこう無茶だった。さすがにあの頃みたいな一気飲みはしなかったけど、勢いに任せてガンガン飲んでしまい、途中から少し記憶もおぼろげだ。この日の集まりに出席できなかったメンバーにも、手分けして電話をかけまくったことは覚えている。
僕が大学生だった頃、携帯電話はまだ学生が持てる物ではなかった。広大なキャンパスで、サークルの仲間達と落ち合うためには、ラウンジのような「溜まり場」に行くしかなかった。今の学生には、溜まり場なんてものは必要ないのだろうな。5月16日(水)
ROCK VISIONが放送されていた頃、僕が熱心に応援していたSUPER SOUL SONICSという二人組は、3年ほど前から活動を停止している。ヴォーカルの堀田義樹は「iMAGINATIONS」という名でソロ活動を開始しており、6月にミニアルバムを発売することになっている。数年ぶりに彼からメールが届き、住所を教えたらサンプルのCDRを送ってくれた。
この音源が完成するまでの間、彼の中でさまざまな葛藤があり、あらゆる実験を繰り返したらしいが、辿り着いた答えは最もシンプルなもの。「唄」を聞かせることを第一に考えられたこの作品は、奇をてらった変化球を一切使わずに、彼のソングライティングの力量と歌唱力だけを前面に出している。
さらっと1回聞いただけで、彼の書く曲と歌詞特有の、憂いや影が伝わってくる。そして少しざらついた、男っぽい歌声。僕の知っている彼の良さはすべて健在だった。
曲を作り、演奏し、歌うというだけでなく、マネージメントなどの業務を含めてすべて一人で行いながら、新たなスタートを切った堀田義樹。一人で背負い込んだ方が楽に活動ができるタイプなのかもしれないが、彼の人間性や方向性に共鳴し、音楽活動をサポートしてくれる人が、少しずつ増えていくといい。5月14日(月)
まだ鼻声が治らない中、この日の番組では、個性的なくしゃみや笑い声の話で盛り上がった。
特にくしゃみの仕方というのは、人によって千差万別だ。豪快に叫ぶようなくしゃみを放った後で、「ばーろー」とか何とか付け加えるのが親父っぽいくしゃみの典型パターンだけど、そういうのはどうもわざとらしい。番組にはもっと個性的でおかしな、くしゃみに関する情報が続々と寄せられた。聞こえるままに文字にしてもらったところ、「ハイビスカス」、「チェキ」、「フィーッ」、「アヒューン」、「ング、クチュン」などなど。読んだだけではイメージがわかないものも多数。見た目がしとやかで可愛い女の子なのに、やけに豪快で汚らしい音のくしゃみをしたり、ワイルドなイメージの二枚目なのに、くしゃみが小鳥の鳴き声みたいにキュートだったり。そんなギャップに悩んでいる人も多いようだったが、どれも何だか楽しい書き込みだった。
こうしていろんな情報を集めてみると、つくづくくしゃみって不思議。5月13日(日)
ついに完成したBENNIE Kのニューアルバム「THE WORLD」を聞いている。先月、インタビュー前に渡された資料用の音源では未完成だった曲にも、もちろんすべて歌詞が乗っている。通して聞いてみると、つくづくよく出来ている一枚である。
四季をサウンドで表現した前作「Japana-rhythm」に続く、今回の作品のテーマは「世界旅行」シングル「Joy Trip」のアメリカから始まって、南米、ヨーロッパ、アジア、アフリカと渡り歩く。スパニッシュやバラライカ、サンバ、アフリカなど、あらゆる国の民族音楽の要素をBENNIE Kのサウンドに取り入れているのだ。現代の、歌う「なるほどザ・ワールド」。もちろんどの曲も、本格的に現地のミュージシャンを起用したりしているわけではなくて、あくまでも、何となく雰囲気が「それっぽい」というだけ。二人が、そんなライトな感覚でアルバム作りを楽しんだ様子が曲に現れていて、聞いているこっちも愉快になってくる。
アルバムは来週の水曜日に発売される。僕が書いたBENNIE Kのインタビュー記事が巻頭に掲載されるビッグイシューは15日から発売。どちらも、買うざます。5月12日(土)
確かこのへんに保管してあったはず…という物を探しているうちに、大掃除が始まってしまう、ということがたまにある。いまだに冬物に占領されているクローゼットの中と、その横の本棚を一気に整理した。床に置きっぱなしになっていたいろんな物も。読み終えた本や、読みかけて途中でやめた本を片っ端から処分。もうこの先着ることのなさそうな洋服も容赦なく捨てた。大量のゴミが出て、部屋が急に広くなった。
収納スペースの有効利用を優先して整理していくと、棚に飾られているボックスセット類は、使用頻度が限りなくゼロに近いわりに、一等地を占有している印象だ。どれもずいぶん前にリリースされたもので、そろそろ展示期間も終了として問題なかろうと判断。
好きなアーティスト、大事なアーティストが増えるにつれて、CD棚の一等地は狭苦しくなってくる。大掃除の手はCD棚の整理にも及び、結局これで一日が終わってしまった。5月11日(金)
驚くほど風の強い日だった。ピューピューというすごい音で目が覚めると、突風で家が揺れているのを感じた。何だか変な天気。
以前、「埼玉以北のJR線を利用する客は、非常に高い確率で、車内で物を食べる」ということを書いた記憶がある。この日の帰りは大宮から湘南新宿ラインに乗ったのだけど、隣に座った女性が強烈だった。
時刻は午後8時すぎだ。大宮から乗って赤羽で降りた女。見た目は、まあそれなりに洗練された普通のOLという感じだった。空席に座ると、手に提げたビニール袋からパックに入ったおにぎりを取り出して、むしゃむしゃと食べた。2つ。驚いたのはそのあとだ。続いてビニールから取り出したパックには、どうやら焼きギョウザらしきものが入っている。ビニールの中を覗いて、割り箸を探しているが、見つからない。そして彼女は、ギョウザを手づかみで食べ始めたのである。手も拭かずに、電車の中で、手づかみでギョウザを食べる女。食べ終えた後、ベタベタのその指をどうするのかに注目していたら、バッグの中からポケットティッシュを取り出して、拭った。もしも彼女がポケットティッシュも持っていないようなら、僕が自分のカバンの中にあるウェットティッシュを差し出そうかと思っていたのだけど、その必要はなかったみたい。
どうしても、車内で腹を満たさなければならないほどに、彼女は追い詰められていた。彼女が降りて行ったあと、一体どのような事情があったのかを想像してみるのだが、納得のいくストーリーが作れなかった。世の中には、いろんな人がいる。5月9日(水)
ナレーターとか声優などのヴォイスタレントは、1年365日、必ず同じ声が出せないと仕事にならない。その意味で今日の僕は失格だったから、けっこう凹んだ。鼻声のまま、テレビのナレーションを収録した。全体的に鼻声だし、痰がからんで声が微妙にぶれることも多かった。こういうのは気合いなんかでは乗り切れない。録音された声を聞くと、自分で思っているほどには普段の声と差異はないのかもしれないが、普段の僕を知っている人が聞けば「風邪を引いてたんだな」とすぐにわかるだろう。
この日収録したVISUAL SHOCKは、5月2日行われたhideのメモリアルイベントの模様を特集していた。せっかくの番組なのに、こんな体調でがっかり。5月8日(火)
僕が講師を担当している専門学校、OSM&DAの「新入生歓迎ライブ」がなんばハッチで開催され、僕はMCをやらせてもらった。2週続けてハッチのステージに立ったことになる。この日は、在校生や卒業生のミュージシャンを中心に、あらゆるジャンルのアーティストがライブやパフォーマンスを見せるイベントで、その合間には著名なミュージシャンをゲストに招いてのトークパートも。学校で実際に講師として働く元LOUDNESSの樋口氏や元プリプリの渡邉氏の他、何とあの清春氏も登場。この夏に自分の新レーベルを立ち上げる清春さんは、才能のある新人を探しているそうで、OSMでもオーディションを行うらしい。その縁で彼をこの日のイベントに迎える運びとなったわけだが、何も聞かされていなかった学生達はさすがに氏の登場にどよめいていた。
長いイベントだったため、後半は客席もだいぶ疲れ気味で、司会者の話など誰も聞いていない雰囲気が若干悲しかったが、フレッシュなミュージシャン達のパフォーマンスを舞台袖から見ているのは予想以上に楽しかった。先日のNEW BREEZEにも出演した二人組のワライナキもこの学校の卒業生で、3曲ほど披露。ダンスを中心としたヒップホップ系と、ロックバンドが出演者を占める中、唯一アコースティックのサウンドだったが、会場内に凛と響き渡る歌声は堂々としたものだった。もっともっと注目されていいアーティストだと思う。
昨日からちょっと風邪気味で、ひどい鼻声。早いとこ寝て、治さなくちゃ。5月7日(月)
母の日を前に、ROCK KIDSのプレゼントは「DJが選ぶ母の日ギフト」。自分がセレクトしたプレゼントに応募が少なかったら、やっぱり多少は責任を感じてしまう。この日は番組前に梅田のロフトに寄り、よさげなプレゼントを物色することに。
ロフトみたいなお店は当然、各階に「母の日コーナー」があって、お店のおすすめをチョイスして陳列してある。エプロン、枕、傘など、どれも贈り物としては素敵なものばかりなのだけど、どうもインパクトに欠ける気がする。実物の見た目がよくても、ラジオの放送で「今日はこれをプレゼント!」と言っても、リスナーに「そんなもん、自分で買うし…」と思われてしまうような物では、番組プレゼントとしては意味がない。大事なのは耳を引くインパクト。エスカレーターでいろんな階を何度も行き来して、ようやくちょうどいいアイテムを発見。それが、「お掃除ロボ」。そうそう、こういう響きの言葉を探していたのだ。
フローリング専用の掃除ロボット、その名も「ロボモップ」。すでにいろんなテレビや雑誌でも紹介されている北欧生まれのアイデア商品。大きめのソフトボールぐらいのボールがコロコロと転がって、それにかぶせた帽子みたいなモップが床を磨くのだとか。これでお母さんの仕事をサポートしてあげましょう、と。まあロボットといっても人間の形をしているようなものではなくて、どの程度実用性があるのかははっきり言って未知数。しかしそんなことはこの際二の次だ。半分ジョークでも、「おお、それは欲しい」と思ってもらえることが大事。スタッフにはなかなか好評だった。
何度も番組で紹介しているうち、だんだん自分も欲しくなってきた。このロボが自由に動いて床を磨けるように、まずは片付けないといけないわけだけど。5月6日(日)
OSAKAN HOT 100のiMODEサイトがリニューアルした。クイズやチャートコラムなどの内容を一新したほか、僕の声と番組のジングルを使っての着モーションが新しくなっている。着信音に使う文言は僕自身が考えたもので、音の編集も自分で行った。ラジオと同じ調子でまくしたてる着信ヴォイス。これを本当に使ってくれる人が何人いるかわからないけど、一つの遊びとして、ネタとして楽しんでもらえればと思って。
また、デコメール用のテンプレも登場。番組ロゴをあしらったものと、僕の似顔絵つきのものがある。実は僕の使っている機種では、デコメールを受け取ることはできても送ることはできないのが残念なところ。僕はデコメールってあまり受け取ったことがないのだが、これも一つのお遊びとしてリスナーには楽しんでもらえるだろう。
このサイトはドコモユーザーであれば全国どこに住んでいる人でも見ることができるし、すべて無料でダウンロードできる。興味のある人は気軽にアクセスを。5月5日(土)
エキスポランドで、ひどい事故が起きてしまった。想像しただけでぞっとするような、恐ろしい事故だ。事故に遭った女の子が本当にかわいそう。昼までは、自分の写真が翌朝の新聞の一面に載ることなど想像もしなかっただろうに。
よりによって大阪の、最も代表的な遊園地で、こんな事故が起きるなんて。「風神雷神2」は僕だってもちろん何度も乗ったことのある、好きなジェットコースターの一つ。
僕は以前からこの日記に書いているとおり、いわゆる絶叫マシンが大好き。でもそれは、どんなにスリルがあっても、100%、一点の曇りもなく絶対の安全が保障されているからこそ楽しめるものだ。たとえ0.000001%であっても、死の危険があるなら、わざわざお金を出して乗るようなものではない。電車や飛行機と違って、ジェットコースターなど乗らなくても生活に支障はないのだから。
エキスポランドはしばらく営業を取りやめる以外にないだろうが、他の遊園地にもしばらくはこの事故の影響は出るだろう。「うちはしっかり点検してますから安全です」と断言されても、ジェットコースターに乗る前には、あの事故のことが誰でも頭をよぎる。「もう一生ジェットコースターには乗るまい」と決めた人も少なくないと思う。
ファンタジーの世界を演出するテーマパークが繁盛する一方で、昔ながらの遊園地が、絶叫マシンや役者出演のお化け屋敷などで「過激さ」を売りにせざるを得ない昨今、この事故は業界全体に甚大なダメージを与えるに違いない。
絶対に、起きてはならない事故だった。ニュースを見るたび、悲しくて気持ちが沈んでくる。5月4日(金)
BEAT SHUFFLEでゲストに迎えたムックのYUKKEくんが、最近のマイブームアイテムとして挙げたのがスピードスタックス。いつかはそれの大会にも出てみたいと。
スピードスタックスは、80年代にアメリカで生まれたゲームだ。底に穴の開いた12個のプラスティック製のコップを、決められた形に重ねて積み上げたり崩したりして、そのタイムを競うもの。くだらない子供のお遊びのようにも思えるが、上級者の手さばきは手品のように見事なもので、やってみると意外にハマる。
実は僕は、今から10年以上前、これのちょっとした大会の司会をしたことがある。海岸の人寄せイベントの一環で、参加者はそのへんにいた飛び入り参加者を含めてせいぜい20人ぐらい。僕もそのカップをもらって、数日間はけっこう必死に練習した。そして、その小さな大会の優勝タイムをはるかに下回るぐらいの腕前にまで成長した記憶がある。といっても、もちろん世界記録には遠く及ばないのだけど。
YUKKEくんが持参したカップを借りて、番組中にスタジオでやってみた。何せ10年ぶりだから、まず積み上げる順番を記憶していない。しかし10分ぐらい遊んでいたら、だんだん思い出してきた。本番でYUKKEくんと勝負する心づもりだったのだが、先方はまだまともに練習したのが1日ぐらいという初心者だったので、対戦は次回に持ち越すことに。
それにしても、かつてあれほどマイナーな遊びだったスピードスタックスが、同じ程度にマイナーなまま10年経った今も健在であることに驚いた。買おう。買って「日本一スタックスの速いDJ」の称号を手に入れるのだ。めらめらと燃えるやる気の炎。5月3日(木)
昨日の夜は東京で仕事をしていたが、年に一度のFM802ファンキーマーケットのため、朝一番の新幹線で大阪へ戻った。ものすごい帰省ラッシュで新幹線は大混雑。だいぶ前に席を予約しておいて正解だった。新大阪に着いたら、そのまま万博公園へ直行。
今年も素晴らしい天気となった5月3日。年に一度、リスナーの人々と直接お話ができる貴重なチャンス。「サインください」とか「握手してください」とか言われて、ちょっとした芸能人気分に浸れるのが大好きな僕なので、一日中楽しかった。「浅井さんにも会いに行ったけど、ブースにいなかった」という状況を作りたくなくて、ほとんどトイレにも行かずにずっとブースで店番をしている一日だった。もちろん両腕は日焼けで真っ赤だ。昨年に引き続き、作ったタトゥーシールもなかなか好評。
今年の僕の出品は、例によって本と洋服、アクセサリーを少々。そして目玉商品は、CDJ2台とディスコ用ミキサーのDJセットである。かつて爆寸で使用していたものだが、今は別の機種を購入したため全く出番がない。もちろんまだどちらも問題なく動く。この3点があれば誰でも自宅でDJが出来る。定価だと総額20万円弱になったはずだが、古い機種でもあるのでセットで5万円に設定。金額がフリマ向きではないこともあって買い手はつかなかったが、「お金が貯まったら買いたい」と言ってくる人が複数いた。今後はその中の誰かに譲ることになるだろう。5月2日(水)
あの日から、丸9年が経過した。今年も川崎のチッタでは、hideに縁のあるアーティストや、hideを敬愛するアーティストが集い、オムニバスライブが開催された。僕は残念ながら見に行くことができなかったが、TRANSTIC NERVEは「紅」をカバーしたのだとか。想像しただけで楽しそうな空間である。
日付が今日に変わるのを待って、爆寸の開催を発表した。
2年前の秋、閉館前の横須賀hide MUSEUMで、初めて「hide&X限定」の爆発寸前NIGHTを開催した。「いつかまたhide限をやってください」という声は多かったし、関西ではまだ開催したことがなかったので、爆寸10周年企画には相応しいアイデアだと思った。hideの所属事務所にあたるHEADWAXの人にも快諾していただき、開催を決意した。
放っておいたらどんどん過去のものになってしまう。hideの存在をずっと後の世代まで伝えていくためには、どんな形であれ、その名前が「表に出る」活動が必要になってくる。それが、リマスター盤の再発だろうと、未発表音源だろうと、カバーライブだろうと、そしてDJイベントだろうと、僕は何だっていいと思っている。
hideをリアルタイムでは知り得なかった世代が、そろそろロックに目覚める年頃だ。そんな若者達が、次々に自分のファンになっていると知って、hideが喜ばないはずがない。なのに、hideのファンが集まれる場所が、今はあまりにも少ないとも思う。5月1日(火)
FM802のイベント「YEBISU THE HOP PRESENTS FM802 SPECIAL LIVE "FIELD OF MELODIES"」がなんばハッチで開催された。SAKURA、つじあやの、DEPAPEPE、HARCOの4アーティストが登場し、アコースティックサウンドでゆったりと進んでいくオムニバスライブ。抽選で無料招待された700名の観客は、もちろん座席に座って楽しむ形だった。僕はイベントのオープニングとエンディングでステージに登場。こういうイベントでMCをする場合、ステージでどんな服を着ていれば自然なのかがよくわからなかったが、とりあえずアロハシャツ(和柄のやつ)を選んでみた。普段のロックっぽいデザインの服よりは、ゆるいイメージになるかなと。
こういうイベントが無料招待で開催できるのは、協賛してくれるスポンサーの存在があるからだ。今回のそれがサッポロのYEBISU THE HOP。YEBISUビールといえば、「タンラランララン〜ララン〜♪」のメロディでおなじみだ。JR恵比寿駅で発車のチャイムにも使われているあの曲は、「第三の男」というタイトルの、もともとは映画音楽。この日のイベントでは、何と出演した全アーティストがライブでその曲を即興で演奏し、観客とスポンサーを喜ばせた。こちらサイドからそうしたお願いは一切していなかったのだが、出演者達もあの曲の放つ独特のまったり感がけっこう好きらしい。何度も聞いているうちに、だんだんビールが飲みたくなってくる。ドラフト1の「夢見るNO.1」といいこの「第三の男」といい、サッポロビールのCM曲の選び方は抜群に上手いと思う。
この日の打ち上げで、DEPAPEPEの徳岡くんとX JAPANの話で大変盛り上がった。彼の最初のギターヒーローはhideだったそうだ。相方の三浦くんも、もともとはヘヴィメタルが大好きだったとか。そんな二人がアコースティックギターのデュオとして活動しているのだから興味深いものだ。彼らがhideの曲をカバーしたらどんな聞こえ方をするだろう。彼らのように、現在の音楽性はロックと異なっていても、hideを敬愛している若いミュージシャンは少なくない。hideとは特に接点のなかったそうしたアーティスト達も、オリジナリティあふれるアレンジでhideの楽曲を料理する、新しいタイプのトリビュート盤があったら、ぜひとも聞いてみたい。