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Diary(07.08.)

8月31日(金)

 この日のBEAT SHUFFLEで、ROUAGEのリクエスト特集を組んだ。寄せられたリクエストを紹介していて、今さらの発見が。「endless loop」というシングルが、アニメの主題歌であったこと。そして、そのアニメが「BASARA」であったことだ。
 人にすすめられて読んだあの架空戦記漫画。全27冊を2〜3日で一気読みした記憶がある。ところどころに登場する無茶な展開と恋愛模様はいかにも少女漫画だが、話のスケールの大きさや豪快さはなかなか読み応えがあって確かに面白かった。
 あのBASARAがアニメ化されていたとは知らなかった。しかもKAZUSHIは原作を読んで「endless loop」の歌詞を書き直したというではないか。先日の爆寸でもかけた曲だが、何だか違う曲に聞こえてきた。すごく今さらな話だけど。
 そして、思い出したらまた1巻から読み返したい気分。周りでコミックを持っている人を探さねば。

8月30日(木)

 学生時代の仲間が集まって暑気払い。春にも会っている面々なのでさほど久しぶりという印象ではない。昔からの知り合いばかりの集まりは気を遣わなくて済むから楽でいい。
 音楽ばかりが好きな集団だったから、昔は飲み会といえば音楽の話ばかりしていたような気がする。そんな僕らも社会に出てもう十数年経ち、ほとんどが家庭を持っている。三十代も後半に差し掛かろうとしている今、話題にのぼるのは健康のことや、家族のことばかり。人間ドックがどうとか、ローンの金利がどうとか。こういう時に、自分も年を取ったんだなぁと感じる今日この頃。

8月29日(水)

 大阪と東京の往復には基本的に飛行機を利用している僕。いつも同じJAL機に乗るが、客室乗務員はその時によって違っていて、僕の記憶する限り、同じ顔のCAさんに遭遇したことは一度もない。僕よりも明らかに年上というベテランさんである場合が8割ぐらい。
 CAさんは機内アナウンスをする。マニュアルに従った通り一遍の内容がほとんどだが、降りる直前に入れる、時節の言葉を交えながらの別れの挨拶だけは人によって違う。「今日の東京は素晴らしいお天気でございます。今日もどうかお元気でお過ごし下さい」とか、「東京地方、あいにくのお天気となっておりますが、体調など崩されませんようお気をつけて、よい夏をお過ごしくださいませ」といった具合のフリートーク。喋りの仕事をしている身としてはハラハラすることもあるのだけど、CAの個人差が出るのはここだけなので、ひそかに楽しみにしている。ところで、この間のCAさんの別れの挨拶はなかなか特徴があっておもしろかった。「あいかわらずの、うだるような暑さが続いております。このままいつまでも、この暑さが続くのではないかと思えてまいります。でも、終わりは来ないのではないかと思えるような毎日であっても、辛抱強く待っていれば、いつかは必ず、終わりというものが来るものでございます。皆様、しっかりと水分などを補給しながら、この夏を乗り切り、どうかこの後もお元気で、秋をお迎えくださいませ」とか何とか。長いって。校長先生の説教かと思った。

8月28日(火)

 数週間前から話題になっていた、LUNA SEAのオフィシャルホームページでの謎のカウントダウン。ゼロになった今日、発表されたのは、一日だけの復活というニュースだった。クリスマスイブの東京ドーム。久しぶりに全国からSLAVEが集う夜になりそうだ。
 メンバーはそれぞれにソロや新しいバンドなどでの活動が続いており、音源の制作などを含めた長い活動再開は無理だろうと踏んでいた。現時点では復活の理由がよくわからないが、終幕後も応援し続けたファン、そして終幕後に彼らの魅力を知った新しいファンにとっては最高のプレゼントになることだろう。
 それにしても、今年は往年のヴィジュアル系バンドの再結成話が多い。D'ERLANGER、SIAM SHADEに続いてLUNA SEAも。ヴィジュアル系が一時期の勢いを取り戻しつつある中、その礎を築いたバンド達が復活し、その偉大さを若いヴィジュアル系ファンが再認識できる機会があるのは実に嬉しいこと。あとはもう一つの大物バンド、X JAPANの復活がいつ実現するか、だ。

8月27日(月)

 たまたまサンプル盤でもらったコンピレーションCDが、とてもいい内容だった。BMGから発売されている、「ディスコマニア」という2枚組のアルバム。主に70年代の、往年のディスコヒットを全34曲収録している。とりあえず運転中のBGMにでも聞いてみようと、収録曲のタイトルは一切見ないでカーステに入れてみた。
 アルバムのタイトルだけを見れば、実に「ありがち」なコンピとしか思えない。ダンスクラシックの人気曲を集めたオムニバスなんて、すでに各社からそれこそ何十枚と発売されている。そういうのは大抵、1曲目はアースとかシェリル・リンあたりと相場が決まっていて、KCとかクールとかシックとかの「定番」がこれでもかと詰め込まれている。
 ところが、この「ディスコマニア」、タイトルにマニアとつけるだけあって、僕らの世代ですら聞き飽きた感のあるそれらの超定番ダンクラが全然入っていない。それでも、レイ・パーカー・Jr.に始まって、シャラマー、ダイアナ・ロス、ホール&オーツ、チャカ・カーンなど、そこそこ有名なアーティストの、耳馴染みのある曲が続く。初めて聞く曲も多いが、どれもおしゃれな雰囲気。アースも入ってはいるがその選曲が「ゲッタウェイ」だし、「曲は知っているが、アーティスト名とタイトルは知らなかった」という曲も少なくない。わざとらしくない、オシャレで渋い選曲。この流れがそのままドライブのBGMになる。
 昨今、オムニバスのCDというと、少しでも人気のある古い曲をかき集め、セットにしてまとめ売りをする手段でしかなくなっている。そんな中、この「ディスコマニア」には、選曲者の深い造詣とこだわりが滲み出ている。地味なアルバムだが、大事にしたい一枚だ。

8月26日(日)

 この日の番組でチケットをプレゼントした、映画「Life 天国で君に逢えたら」を見た。二年前、38歳の若さで亡くなった、日本一のプロウィンドサーファーの物語。最愛の妻と、4人の子供に支えられながら、ハワイで最期の時を過ごすまでを描いた感動作だ。大泣きするような過剰な演出はない。運命を受け入れながら静かに旅立つ男と、笑顔で彼を見送る家族の姿に、暖かい気持ちになる。ハワイの美しい景色と同じように、爽やかな感動を与えてくれる、いい映画だった。
 この人は病魔に倒れた後、亡くなるまで執筆活動を続けた。ホームページを毎日のように更新し、多くのファンから励ましのメッセージも届く。癌になったことで、それまでに気づかなかったたくさんのことを知り、前向きに生きる勇気を得た。「癌に生かされる」という発想は、実際に死に直面した人でなければ辿り着けないところにあると思う。

8月25日(土)

 夏フェスのシーズンもいよいよ大詰め。泉大津フェニックスで開催された「OTODAMA 07」に行ってきた。
 泉大津フェニックスは大阪の都心部からはかなり離れた場所にあり、そのぶん面積は広大。周囲に住宅が一切ないので、音量の規制などもないらしい。だだっ広い芝生の広場にそびえ立つステージ。野外ライブにはもってこいの場所だが、日光を遮る建物などは存在しない。観客は、炎天下でじりじりと焼かれるのみである。水分補給をしなければ死んでしまうが、僕が着いた頃にはジュース類は完売という店が多かった。ようやく売っているのを見つけても、全然冷えていなかったり。冷たい水分が得られるのはかき氷だけ。かき氷売り場はどこも長蛇の列ができていた。
 暑さは尋常なレベルではなかったものの、ライブはすこぶる楽しかった。この日はマキシマム ザ ホルモンから始まり、奥田民生やMONGOL800、木村カエラ、YO-KING、筋肉少女帯などが出演。僕は残念ながら仕事の関係で後半からしかライブを見ることはできなかったが、大いに楽しんだ。ステージ前で暴れるのも楽しいだろうけど、僕は遠く離れて、広々とした場所でマイペースに見るのが好き。座ったり寝転んだりして、音楽のシャワーを浴びながら空を見上げる気持ち良さ。たくさんのステージがあって、あちこち動き回るフェスもいいけど、このOTODAMAのまったり感も捨て難い。
 サマソニの時みたいなことになったらマズいので、かなり早めに会場を後にした。駐車場も会場の目の前にあって、歩く距離も長くなかった。気に入ったぜフェニックス。来年もまったり楽しもう。

8月24日(金)

 実家で、夜中に一人で原稿を書いていたら、ゴキブリが現れた。長年住んだ家だが、ゴッキーが出てきたのは初めてのこと。家に運ばれた何かに紛れ込んでいたのか、玄関から入ってきたのか。
 ゴキブリの出る家に住んだことがないので、僕にはこの害虫に対する免疫がない。見てしまった瞬間に凍り付いた。しかし放置したのでは飼い馴らすようなもの。とりあえず殺虫剤を探す。ハエ用のものしかなかったが、贅沢は言っていられない。幸い、すでにあまりパワーのないゴッキーだったため、30秒ぐらいスプレーを浴びせ続けたら息絶えた。スプレーを噴射している時の僕の顔は、多分目も鼻も口もくしゃくしゃになっていたと思う。ヴォルデモートと闘うハリー・ポッターみたいな必死の形相。そして、一番きつかったのは、そのヴォルデモートの屍を葬る作業だ。いらない広告の紙に包んで捨てた。4重ぐらいにして。自分の持っている紙の塊の中で、さっきの死骸がつぶれていると思うと寒気がした。
 かくして悪魔の脅威は去り、実家に平和が戻った。誰にも頼れない状況になったら、僕も自分の力でゴッキーを退治できるのだと知って、ちょっと誇らしかった。しかしよもや、実家に悪魔達が住み着いたわけではあるまいな。
 この夏、一番怖かった出来事である。

8月23日(木)

 東京でGLAYのライブを見てきた。場所は何と渋谷のON AIR EAST。僕が今までに見たGLAYのライブの中で、一番小さな会場である。プレミアチケットを手にすることのできたファンはわずか850人。前日にZEPP OSAKAでも同じ内容で開催されたが、東京公演のキャパはその半分に満たないという貴重なライブとなった。
 今回のライブのタイトル「ROCK SHOCK」は、彼らがアマチュア時代から使用していたイベント名らしい。秋から始まるホールツアーを前に、今一度原点に戻って、ロックバンドとしての喜びを実感しておきたいという意図があったのだろう。
 GLAYのライブではおなじみの、スクリーンや特効を駆使したゴージャスな演出は何もなかった。客はもちろんスタンディングで、彼らから見ればアリーナやドームでは考えられないほど近い場所にメンバーがいる。手が届く。投げたピックが届く。吹いた水が届く。
 でも、ライブ自体はごく自然体のGLAYだった。これぐらいのライブハウスでいつもライブをしているバンドのように見えた。変な気負いも、客との馴れ合いもない。
 ライブは「ACID HEAD」で始まり、新旧の代表曲を織り交ぜた内容。「HOWEVER」や「都忘れ」といったミディアム曲も披露されたが、キーボードは使わず、エレキギターで始まるアレンジになっていた。同期ものを使っていたのは、おそらく「BEAUTIFUL DREAMER」のストリングスぐらいだったのではないか。
 スタンディングのライブには慣れていない客が多いため、ライブ前の注意は徹底していた。それが功を奏したのか、前にギュウギュウ押してくる客はほとんどいなかったようで、上から見ていると、最前列付近もけっこう人口密度は低かった。手も上げられない(上げたら最後下ろせない)くらいにギュウギュウの押しく らまんじゅうも、ロックっぽくて楽しいんだけどな。せっかくなんだからそれぐらい激しく盛り上がったらいいのに、と少し思った。
 人気のあるアーティストが、小さな会場でライブをすると、ファンはチケットを取るために躍起になり、混乱が起こる。翻弄されるファンが気の毒に思えることも多い。しかしロックバンドにとって、観客一人一人の顔をしっかりと見ることができ、自分達の演奏以外に楽しませる要素が何もない空間で、汗にまみれてフ ァンと一体化できる機会は、何物にも替えがたい貴重なものに違いない。こういうシンプルなライブによって、GLAYのロックバンドとしての「本能」が再び目を覚まし、ホールツアーを乗り切るパワーへ繋がっていくに違いない。

8月22日(水)

 楽しみにしていた甲子園の決勝戦。途中までは完全に広陵のペースで、僕が応援していた佐賀北は劣勢だった。初回に四球でランナーを出した以外はほぼノーチャンス。変化球をことごとく振らされて、三振の山だった。点差を広げられて、勝ち目はないかなと諦めかけたところで飛び出した、まさかの逆転満塁ホームラン。こんなことが現実に起きるものかと目を疑うほどの、劇的な展開だった。
 試合の後、広陵の監督が苦々しく口にした審判への不満が問題となっている。高校野球で審判への不平を表に出すのは御法度で、せっかくの感動的な決勝戦も後味の悪いものになってしまった。
 しかし、佐賀北を応援していた僕でも、あのボールの判定は疑問に思うところだった。監督が指摘していたのは、一死満塁から押し出しとなった低めの変化球だが、その前のボールも、何球かはちょっと首を傾げる判定だった。完璧なコースに投げた会心の球をボールと判定され、ピッチャーは投げられるコースがどんどん狭くなった。その結果として真ん中寄りに甘く入ったボールを痛打され、ホームランになったのだとしたら、審判の微妙な判定は勝負に大きく影響したことになる。
 特待生問題に揺れる中、ダークホースの佐賀北が決勝でいい試合を見せた方が高校球界にとってはありがたい。簡単に敗退されては困る。そんな気持ちが審判の一瞬の判断に影響を与えたのかもしれない。審判も、人間だから。
 ウィンブルドンのラインズマンをコンピュータにやらせているように、野球の審判もコンピュータが行う時代がくるかもしれない。高校野球に限っては、審判への不信は絶対にありえないし、あってはならないものだと思っていたが、必ずしもそうとは言えないのだと、この試合で知った。

8月21日(火)

 僕の職業はラジオのDJであってクラブDJではないが、CDJの使用歴はそこらのクラブDJよりもはるかに長い。何せ最初に購入したのは15年ぐらい前のことだ。その頃から比べたらDJ機材は信じられないような進化を遂げたと思う。そして価格もリーズナブルになったものだ。
 先日の爆寸で、音質的に限界を感じたミキサーはVestaxのもので、定価は20万近くする高級品。しかしさすがに引退の時期が近づいてきたか。そろそろ新しいミキサーを購入しようとあれこれ探しているのだが、とんでもないスグレモノを見つけてしまって悩んでいる。ミキサーにiPodを差せば、iPodから同時に2つの曲を再生、ミックスできるというやつ。細かい頭出しとピッチコントロール、キーロック、スクラッチが可能。価格が10万円。実際に触れてみないと判断できない部分もあるが、これがいかに魅力的な機械であるかは、ミックスDJをしたことのある者ならわかるはず。とにかくものすごく便利。場所も全然とらない。当然、音飛びなんて絶対にしないのだろう。欲しい。
 しかし僕の場合、一番気にしなければならないのは、便利さでも価格でもない。頑丈さ。これに尽きる。爆寸のステージ上で使うのと、クラブのDJブースや自宅で使うのとはわけが違う。会場の湿気と熱気に加え、先日のように照明の熱も容赦ないし、爆音の振動が絶えることなく襲ってくる。精密な音響機材にとって、その環境は過酷すぎるらしい。年に数回しか使わないのに、この10年で4回もCDJを買い替えざるを得なかった。
 今回ネット上で発見したこのiDJ2とやらが、どの程度の使いやすさで、どの程度の頑丈さなのか。場合によっては購入を検討してもいいかも。まあ次の爆寸はしばらく先になりそうなので、いろんな人の意見も参考にしつつ、じっくりと検討することにしよう。

8月20日(月)

 音楽を紹介することを生業としていると、自分の番組で扱う音楽には精通する一方、仕事で接点のない音楽にはとんと疎くなる。FM802でオンエアされないアイドルや歌謡曲を、僕は知らない。世間でどれだけ売れていても、全然覚えない。
 そんな、802では滅多に流れない種類の音楽の一つだが、巷では爆発的人気、100万を越えたとか何とかいう著名な曲を、今日初めてまともに聞く機会があった。それだけ売れるのだから、ものすごくいい歌なのだろうなと構えて、じっくりと聞いてみたのだが、僕の心の琴線に触れるものは皆無だった。こういう歌があってもいいと思うけど、なぜこの歌に飛びつく人がそんなにたくさんいるのかは全く理解できなかった。こういうことは滅多にないので、自分が世間の感覚とずれているのを感じて少し寂しくなった。
 ところで、先日の日記に書いたコカコーラとiTunesのキャンペーン。1曲ダウンロードは抽選で当たるプレゼントであって、もれなくもらえるものではなかった。ああ勘違い。道理で。今日買ったコードを入力したらちゃんと外れた。これ、登録して初めて応募した人には優先的に当たるように出来ている気がする。

8月19日(日)

 早朝にホテルを出て、新幹線で大阪へ。昨日の東京とは一変、またうんざりするような蒸し暑さだった。重たい荷物を引きずって電車を乗り継ぐ気になれないので、タクシーで局へ。昨日の疲れが残っているが、足元が軽いのが唯一の救い。
 実は一昨日、僕の履いていたBuffaloがダメになった。Buffaloの厚底スニーカーは履き始めてある程度の年月が経つと靴底が剥がれてくる。接着剤で貼り付けても、ボロボロと崩れてしまう。つまり寿命である。これが唐突にやってくるから怖い。こういう心配のないように、新品を買いたいところなのだが、悲しいかな男用の厚底スニーカーはもう生産されていないらしい。
 一昨日の大宮往復で、今生きている唯一のBuffaloがついにお釈迦になったのだ。ごく普通の靴なら実家にもあるが、爆寸のステージではそれなりのものを履きたい。でもネットで購入している暇はない。そして昨日の昼、困った末に行ったのが、新宿の丸井ヤング館。東京中のバンギャルが集まる(のかどうかはよく知らないけど)ヴィジュアル系アパレルが満載のビル。日本でNEW ROCKのブーツを店頭販売している数少ない店の一つで、サイズは女性用のみながらBuffaloのスニーカーもあった。ここで探して購入した厚底の靴を、僕は昨日の爆寸で履いていたのである。
 この靴、見た目はいかにもロックでかっこいいのだが、問題が一つあった。サイズは男性用だけど、僕がこれまでに履いてきた厚底シューズと違って、完全にハイヒール。ヒールの高い靴が、こんなに疲れるものだなんて知らなかった。靴擦れが起きたわけではないが、とにかく足が痛かった。そして歩きにくかった。このままこれを履いて帰るのは絶対に無理、と思って、厚底はひとまず自宅に送ることにし、普通の靴で帰ってきたというわけ。
 ピンヒールみたいな靴を履いてずんずん歩く女性を見ては、すごいなぁと感心してしまうようになった僕である。

8月18日(土)

 10周年記念といいつつ、通常通りの爆発寸前TOKYOが、池袋CYBERで開催された。ただでさえ蒸し暑いCYBERで真夏に爆寸。倒れる人が出るのではないかと本気で心配されたけど、連日の猛暑が嘘のように涼しい一日となった。
 準備は抜かりないはずだったのに、始まった瞬間にトラブル発生。何と新調したばかりのCDJが動かない。触ってみるとものすごい熱さだった。どうやら開場から開演までの間に、ずっと明るいスポットライトを浴びていたせいで、おかしくなったようだ。いきなり1曲目が出ないという緊急事態。とりあえずバックアップのMDから音を出してイベントをスタートさせた。こういう時のために、MDとiPodのバックアップを用意しておいてよかった。結局CDJは時間が経っても直る気配がなかったので、早々に片付けることにした。
 さて、今回の選曲は別途掲載するので興味のある人はそちらを参照していただきたいが、今年も昨年まではかけなかったアーティストが多数選曲に加わった。代表的なのが2曲目の蜉蝣。解散を機に一気にリクエストが増えたのでかけることにした。他にも、ここのところ定番となっているムックや、メリー、Phantasmagoriaなど、わりと新しい曲もかけた。その一方、BUCK-TICK、Vallentine D.C.といった古い曲も。
 このイベントは、「知らない曲はつまらない」と感じる人にとっては苦痛でしかないと思う。自分が聞いてこなかった曲を爆音で聞き、ファンの人達の乗り方を見て楽しむ。それを真似てみたりもする。そういう楽しみ方のできる人が集まっているイベントだ。だから今回は思い切って選曲の幅を広げてみた。
 それにしても、CYBERの爆寸は年々激しくなっている。かつては(Dir en grey以外では)禁止されていたはずの逆ダイが当たり前のように起こるし、モッシュもお約束みたいになってきた。今回はステージから水を撒いたり、ダイブを試みたりする不道徳な輩まで現れる始末。一部で将棋倒しのようになったし、足をケガした人も多いようだ。あまり激しいライブには慣れていない人も来るイベントなのだから、そのへんの限度はわきまえて欲しい。と思いつつ、仲間に入りたい自分がいることを否定できない。いや、実は全部僕が煽りました撒きました跳びました痛かった人ごめんなさい。
 今回の最大の反省点は、何といっても音質。もうひどいの何の。この点に関しては特に、来てくれた人達には本当に申し訳なかったと思っている。これはCYBERのPAに問題があるのではなく、どうやら僕の使っているミキサーが古すぎるせいらしい。新調したばかりで馬鹿になったCDJとあわせて、こちらも新調するしかなさそうだ。お金をもらって開催している立派な興行なのだから、こういうところでケチっているわけにはいかない。
 次はCYBERでhide限をやりたいと思っている。早いとこ大阪の爆寸も日程を決めないと。

8月16日(木)

 X JAPANのhideが96年に始めたイベント「MIX LEMONed JELLY」。以降、形態を変えながら毎年開催されている「夏祭り」が、11年目となった今年も川崎クラブチッタで開催された。今年は僕もDJとして参加させていただくことに。今回は二日間にわたって開催され、初日はヴィジュアル系の若手バンドを中心としたラインアップ、二日目はそれ以外のロックバンドが出演する。僕がDJをやらせてもらったのは、もちろん初日の「the VisuAl feVer」。
 全国からhideファンが集う場であると同時に、出演する若手ヴィジュアル系バンドの固定ファンも多く訪れるイベントでもあるため、選曲は大いに迷った。開場してからしばらくの間は、古いものから新しいものまで、あらゆる人気曲を選曲したのだが、うんともすんとも。全く無反応だった。DJブースの前にいた明らかなXファン集団が、「Xかけて!」とリクエストしてきたので、「STANDING SEX」をかけてみたところ、一気に沸いた。それ以降、もうX以外はかけられないような空気に。何だよ、そんなにXが聞きたいならいくらでもかけますよと。爆寸とは違った雰囲気だったけど(個人的に、音量には不満があった)、Xやhideのファンと一緒に盛り上がって、楽しい思い出になった。ちなみに、hideの曲については、出演バンドの多くがカバーすることになっていたし、最後にフィルムギグ的な時間も用意されていたため、僕のDJタイムでかけるのは遠慮した。
 この日のメインステージには、メガマソ、SKULL、heidi.、0 Limited Execution、ギルガメッシュ、Duel Jewel、TRANSTIC NERVEが出演。客席では、最近のバンギャルが見せるヘドバンの豪快さに、後ろから見ているXファンの姐さま方が若干引いているのがおかしかった。あれって確かに、端から見てると異常。曲を覚えたら絶対楽しいんだろうけど。
 このMLJというイベントは、5月のメモリアルデーや12月のバースデーイベントとは違い、「hideファンのためのイベント」という位置づけではなく、「hideが好きな人を中心に、いろんなロックフリークが集まって、互いを刺激し合いながら楽しむイベント」として続いている。これからのヴィジュアル系を担う若手のライブに、hideのイベントという要素を自然に混ぜ合わせるのは簡単なことではないが、試行錯誤を繰り返しながらでもこうした試みを続けていくこと自体が、hideの考え出したMLJという構想なのだと思う。僕のDJタイムの最後、リアルタイムではXを聞いてこなかった若手バンドのファンの人達も含めて、みんなでXジャンプをして馬鹿騒ぎが出来たのも、そういう意味では間違っていなかったのかなと思う。
 ところで、この日の楽屋は知り合いのバンドばかりで実に楽しかった。久しぶりにTRANSTIC NERVEの面々ともゆっくり話せたし、今後もBEAT SHUFFLEで接点のありそうな多くのバンド達と少し仲良くなった。この居心地の良さは、hideのイベントだから作り出せるものなのだろうなと感じた。

8月15日(水)

 何となくCoca-Cola ZEROを買ったら、オマケがiTunesの一曲無料ダウンロードだった。以前の僕なら「あんまり興味ないや〜」とボトルごと捨ててしまいそうだが、一昨日の日記にも書いたとおり、iTunes Cardの使い方を把握した今は違う。大事に持ち帰ってパソコンで試してみたところ、確かに使えた。ボトルに貼ってある小さな紙の裏側にコードが記載されていて、それを入力したら1曲分のダウンロードが無料になった。500mlのジュースを一本購入してもれなくもらえるオマケとしては、今まで見た中で一番豪華だと思う。好きな曲の入ったCDがついてくるようなものなのだから。
 曲のダウンロードはたいてい、1曲につき150円ないし200円。一本150円のコーラのオマケが200円の曲。どういう仕組みで採算が合うのか、素人の僕にはよくわからない。コーラの愛飲家の間でiTunesを広めたいアップルの宣伝と、iTunes利用者にコーラを売るためのコカコーラの戦略が合致したメディアミックスということか。3000円分のiTunes Cardを買うよりも、コーラを20本買った方が得という計算になる。不思議。
 もっと不思議なのは、こんなにおいしいオマケがついてくるのに、世間で意外と話題になっていないことだ。みんな、1ヶ月でゴミになるボトルキャップの方が欲しいのだろうか。

8月14日(火)

 今年の高校野球は、甲子園に勝ち進んだ学校の中に、ひいきにしている学校がなかったので、忙しかったこともあって前半はあまり見ていなかった。ただこの時期、昼間に時間が空いたとき、テレビをつけると何となくNHKやABCに合わせてしまう。そして、ひとたび見始めるとその試合が終わるまで見てしまう。負けている方を応援したりしながら。
 それにしてもこの猛暑。熱中症の死者が全国で続出している事態を受けて、野外での運動を禁止する自治体も増えているとか。気温が上がりすぎた時点で、運動部の練習も中止することが義務づけられているようだ。健康のことを考えたら当然の措置だろう。
 一方で、甲子園の熱戦である。分厚いユニフォームに全身を包んで、炎天下でプレーする高校球児と、同じく炎天下のスタンドで声を張り上げる応援団。暑さに負けず、歯を食いしばって闘う子供達の姿は青春そのもの、確かに感動的だが、そろそろ心配になってくる。野球はサッカーなど他の球技と違い、攻撃と守備で入れ替わりがあるから、定期的にベンチに戻って休憩が出来るのは確かだけど、長いイニングなら30分近くかかることもあるだろうに。外野で守っている球児がそのうち朦朧としてきて、いざ打球が飛んできた時に俊敏に反応できなくなる、なんてことは大いにありそうだし、ぶっ倒れる者がいつ現れてもおかしくない。もちろん、そういうことが起きないように、全員にしっかり水分を摂らせ、細心の注意を払ってはいるのだろう。しかし、正気の沙汰とは思えないこの暑さの中、延長15回まで試合を続行させられた生徒達を、よく頑張ったと褒め讃え、美しい青春のひとコマみたいに扱うことには違和感を覚える。

8月13日(月)

 番組でプレゼントしたiTunes Card。僕も今回初めてこのカードを使ってダウンロードでの買い物をしてみたのだが、なるほどこれは便利。簡単で使いやすいし、楽しい。職業柄、音楽に関しては最新のCDが手に入るため、音楽を有料でダウンロードするという行為に馴染みがなかったが、目からウロコの体験だった。
 iPodを使うようになってから、iTunesを多用するようになったが、iTunes Storeは使ったことがなかった。iTunes Cardはコンビニなどでも販売されているプリペイドカードの一種で、いわゆる音楽ギフト券と同じような金券である。Storeにアクセスし、カードに記載されたコードを入力すれば、その金額分の楽曲をダウンロードして自分のものにできる。1曲のダウンロードが完了した時点で、金額の表示が減っているというわけ。
 今回、週末の爆寸で使用する予定だった曲のCDがなかった。かけようと思った曲のCDを、自分が持っていないことに気づいたのだ。iTunes Storeで検索してみたら、発見。その曲を200円でダウンロードして、CDに焼いた。なるほど、これは使える。僕のような使い方をする人間にとっては、1曲単位で購入できるというのが何よりもありがたい。
 物を買う以上は、手にとれるCDというパッケージにこだわりたい部分もやはりあるが、同じ音質のものが直接パソコンに入れられるなら、ダウンロードの方が手っ取り早いことは疑いない。音楽を楽しむスタイルが時代とともにどんどん変わっていく。過渡期にある今が一番おもしろいのかも。

8月12日(日)

 今日も番組後はサマソニの会場へ向かう予定だったが、今週は実家に帰省するほか、MLJでのDJや爆寸も控えており、片付けなければならない仕事が溜まっているので、おとなしく帰宅することに。僕が特に見たいと思っていたアーティストの多くは、昼間のうちに出演が終了してしまっていることもあるし。
 他の番組のスタッフと話をしたところ、昨日の駐車場での僕の苦労は、ほとんどの人が味わった種類のものらしい。バスで帰ろうとした人も、ほとんどが1時間以上待たされたとか。昼間に会場に向かった人は、駅でバスを待つのに1時間、現地でリストバンド交換に30分並んだという。
 そもそも、普段は人がさほど集まることのないような広大な土地に、何万もの人を集めることに無理がある。夏フェスというのはその無理を承知で開催するもので、チケットを買う客も、何時間も並ぶことはある程度覚悟して臨むしかないのだろう。
 ただ、今回は舞洲での初開催ということもあり、来年以降に向けて改善すべき点はいくつも見受けられた。リストバンドの交換にしろバスの停留所にしろ、逃げ場のない炎天下で長時間並ばせる行為はいくら何でも危険だ。一部ステージ間の移動ルートにも疑問が残った。
 とりあえず、来年はP5には絶対止めるまい。P1からP4までと、P5との間には雲泥の差があることを学んだ。

8月11日(土)

 都市型フェス、SUMMER SONIC 07開催。今年は昨年までの南港から舞洲へ会場が変更になった。野外ステージが増え、そのぶんだけステージ間の距離が広がった。つまり、歩く量が半端なものではない。複数の野外ステージをあまり近づけすぎると、音が重なってしまうので致し方ない問題か。とにかく、去年までのサマソニの倍ぐらいは歩いたと思う。それでも、フジロックほどではないだろうけど。巨大なステージが2つに増え、あいかわらずのスケールだった。マキシマム ザ ホルモンのTシャツを着ている輩が妙に多かった気がする。さすがの人気。
 今回は、駐車場のチケットを事前に購入してあった。案内されるままにP5(5番目の駐車場)に行くと、これがとんでもなく遠い。問題は帰り道だった。
 僕はトリを飾ったARCTIC MONKEYSの途中あたりで駐車場へ戻ったのだが、車を出そうにも出口が渋滞していて動かない。途中でエンジンを切って、暇つぶしにフロントガラスの窓ふきをし始めてしまうくらい動かない。15分で30メートル、進んだかどうかといったところ。
 誘導係のバイトくん達も大変そうだった。ほとんど動きもしない車の列を黙々と誘導し続けている。僕がこの駐車場の出口を通過した時点で、車に乗ってから1時間以上経過していたのだが、まだ駐車場には8割ぐらい車が残っていた。僕は一人ぼっちで淋しいので、誘導のバイトくんに話しかけてみた。「君らは、何時まで働くということになってるの?」「いや〜、時間というより、ここにいる車が全部出るまでは帰れないんですよね。一応この駐車場は11時で閉まることになってるんですけど、11時じゃ終わりませんよね」「うん、絶対無理だね」といった具合。僕が「大変なんだねえ。頑張ってね」と告げたら、爽やかな笑顔で「ありがとうございます!」という返事が返ってきた。丸一日、炎天下で働いて、今度は立ちっぱなしで渋滞の誘導。八つ当たりをしてくる客もいるだろうに。彼のすがすがしい笑顔を見て、何だかこっちまで気分がよくなった。こういう時は、イライラしても始まらない。怒るだけ損になる。しんどい時こそ笑顔が大事。何だか大事なことを教わった気がする。
 それにしても、彼らは電車のあるうちに帰れたのだろうか。

8月10日(金)

 BEAT SHUFFLEのゲストはDaccoの二人、LidaとYURA様。すでに帰省ラッシュが始まっているため、予想以上の大渋滞に巻き込まれた二人は、番組が始まってしばらく経ってもまだ都内にいるという連絡があった。ゲストコーナーは7時15分から45分までの予定。遅らせるとしても、8時には番組自体が終わってしまう。7時半になっても到着できず、車の中にいる二人に電話でインタビューをする形になった。45分ごろになってようやく車はアルシェに辿り着き、エンディング間近のほんの数分だけ、スタジオで生出演。二人を待ちわびたスタジオ前のファンの人達のために、番組終了後にフリートークでひとしきりファンサービスをしてもらった。1時間以上も立ちっぱなしで観覧してくれたお客さんには申し訳ない気持ちだったが、優しいファンの人が、「一人でも頑張ってください」とか「お疲れさまでした」といったメッセージをボードに書いてみせてくれて、何だか救われた。Psycho le CemuとBEAT SHUFFLEの長い付き合いの賜物か。
 それにしても帰省ラッシュってすごい。あんな絶望的な混雑や渋滞の中でも、諦めずに移動しようとする根性がすごい。

8月9日(木)

 夏休み07その3。

8月8日(水)

 夏休み07その2。

8月7日(火)

 夏休み07その1。

8月6日(月)

 番組のメッセージテーマは、「冷房に頼らずに、厳しい暑さを逃れる方法」。もう8月というのに、いまだに自宅のエアコンをほとんどつけていない、というリスナーが予想以上に多かった。この暑さと上手に付き合う方法はないものか。リスナーからアイデアを募集したら、いろんな反響が。
 興味深かったのは、「夏場はこまめに部屋を掃除するといい」という意見。部屋が散らかっているとそれだけで暑苦しいし、足の裏にゴミが貼り付いたりするとイライラするもの。汗をびっしょりかきながら部屋をきれいに掃除して、シャワーを浴びて出てくれば、気分はだいぶ楽だろう。特別きれい好きというわけではないが、夏場はわりと頑張るようにしているそうだ。そのほか、出掛ける前に窓をレジャーシートなどでふさぎ、日光が入らないようにしてから外出する、冷たい野菜や果物を食べるようにする、など。
 僕自身も、冷房をつけて寝たりするのは抵抗がある。文明の利器に頼らずとも、この暑さを回避する方法はきっとある。ほんの30年前までは、過程に冷房などほとんどなかったのだから。

8月5日(日)

 番組後、なんばハッチで行われたライブを見てきた。夏ならではのスペシャルな夜。稲川淳二さんの怪談ナイトである。怪談マニアを自称している僕だが、このライブを見たのは実は初めて、どんな客が来ているのかと思っていたのだが、若い人達を中心に、女性も非常に多いことに驚いた。
 そもそも怪談というのは、真っ暗な部屋で額を寄せ合って、数名で夜中にひそひそとやるから怖いのであって、たくさんの人が舞台を眺めている中、ステージで語られる怪談に、感情移入するのは難しかった。気が散るし。しかし、そんな状況でもしっかりと観客をびびらせるのだから、さすがは稲川淳二である。何と15年も前から続いているというこのイベント。毎年新しい話を用意してくる研究熱心さ、そして台本もなしに2時間たっぷりひたすら喋り続ける技術に、驚かされた。怪談における日本の第一人者、プロの技を見せてもらった。僕も将来に向けていろいろ参考になった。

8月4日(土)

 2週間後に迫っている爆発寸前TOKYOのリクエストが、すでに続々届いている。今回は早いうちからリクエストを送ってくれる人が多くて、選曲に取りかかりやすい。このイベント、行く以上はリクエストをしておかないと損だということに、お客さんも気づき始めているのだろう。
 イベントが始まって10年。懐かしい曲を中心にかけていくのがいつしかこのイベントのコンセプトみたいになってきたが、懐かしいと感じる曲の量は10年分増えている。それだけ曲の幅、年代が広がりを見せているわけで、年々選曲も難しくなっている。これまで一度もかけたことのないようなアーティストにもたくさんのリクエストが。さて、どうやってバランスのいい選曲にしたものか。
 そんな無茶は言わないでください、と返信したくなるようなわがままリクエストも多いが、この際そういうのも歓迎。今年もみんなの意表をつく選曲にしてやるぜ。

8月3日(金)

 せっかくDSを購入したのにソフトが一本だけでは淋しいので、前々から気になっていた「平成教育委員会DS」も買ってみた。僕はこの番組の大ファンで、目下毎週録画して見ている唯一のバラエティ番組だったりする。すっかり使わなくなった頭を酷使するのが、脳の運動不足解消になるのだ。
 電車の中、黙々とこのゲームで遊んでいた時、隣の席に座っていたのが、小学校高学年ぐらいの女の子。そしてその向こうには、その子の母親とおぼしき女性。そのお母さんらしき人が、女の子に対して「覗き込まないの」だの「ほら、覗くのやめなさい」だのと囁いているのが聞こえてくる。女の子が、僕のDSの液晶をじっと見ている気配がビンビン伝わってくる。この状況、ここしばらく味わっていないくらいの緊張感があった。彼女は僕の答えを見ている。ここで、問題がわからないからといってとんちんかんな答えを書いてしまったら、「この人、バカなんじゃないの?」と内心で呆れられてしまう。そんなの僕のプライドが許さない。「今だけは、わからない問題は出さないでくれ」と、DSに願いを込める。しかし、苦手な科目が次々と。得意なはずの算数も、わかっているつもりなのに、制限時間内に計算が終わらなくて白紙解答になったり。ああ、プレッシャーに弱い僕。

8月1日(水)

 8月16日と17日の二日間にわたり、川崎クラブチッタで開催される「MIX LEMONed JELLY」に、初日だけ僕も参加することになった。MCとしてではなく、DJとして。つまり、開場してからライブが始まるまでの間やセットチェンジの間に、DJブースで爆寸のように曲をかけるのだ。今年のMLJの初日は「Visual Fever」というタイトルになっていて、ヴィジュアル系で活躍するバンドを中心としたラインアップとなっている。当然、DJである僕もそれに合わせた選曲を要求されるのだろう。問題は客層だ。出演するバンドは若手のインディーズが多く、それらのバンドが目当てのファンは、10年も前のヴィジュアル系をリアルタイムでは知らない世代と思われる。一方、このイベントはhideファンが集結する夏祭りとしての色合いも強いから、Xの古い曲などもニーズはありそうだ。ヴィジュアル系の歴史を彩った名曲達を惜しげもなくかけまくってみようか。
 選曲やDJ自体は楽しいのだが、クラブで踊り慣れていないヴィジュアル系ファンは、DJプレイに対して悲しいほどに薄い反応しか示さないこともわかっている。どう煽ったところで、爆寸みたいなクレイジーな沸き方はしないだろうけど、ただ単にBGMが流れているよりは楽しかったと思ってもらえるように、最大限努力しよう。
 チケットは発売中。お暇な爆寸ファンは遊びにくるざます。