
9月30日(日)
Mr.Childrenの「HOME」ツアーのファイナル公演が、大阪は長居陸上競技場で開催された。この日は無事に雨はやみ、少し肌寒い曇り空の中でのライブ。長居競技場でコンサートが開催されたのは初めてのことらしい。僕ら関係者に用意された席はいわゆる実況席で、椅子の前に机がある。隣の席と1メートルぐらい離れている。立って踊りたいお客さんには不向きな席だが、僕らのように座ってみる人間にとっては実に見やすい。眼前に広がるスタジアムの大きさにただただ圧倒された。
ライブは「彩り」で幕を開け、「名もなき詩」、「シーソーゲーム」、「CROSS ROAD」などなど、大ヒット曲をこれでもかと詰め込んだ、ものすごい選曲だった。途中、アルバム「HOME」やカップリング集に収録された曲も何曲か挟んでいたが、ドームツアーの時の渋い選曲とは打って変わって、今回はミスチルファンでない人も100%楽しませようというサービス精神が感じられる内容といえた。秋の風を肌に感じながら聞く、懐かしのヒット曲達。僕がDJになって15年ほど。FM802で働いていれば、Mr.Childrenのシングルはすべて、自然と口ずさめるまで耳にしてきた。ほとんどの曲の歌詞をすべてそらで覚えている。もちろん、それぞれの曲に思い入れもある。このバンドの偉大さと、桜井和寿のかっこよさを実感しつつ、一緒にたくさん歌って、感動するひと時だった。9月29日(土)
昨日はまだまだ真夏のような気温だったのに、東京は一日で気温が10度も下がった。風邪を引く人が続出しそう。
パッゾのセールに行って、秋物の洋服をいくらか買い込んだ。冬服の上着はまだセール対象品でなかったため、購入したのはシャツとかカットソーといったインナーばかり。歳も歳だから、大人っぽいジャケットも着こなせるようになりたいのだけど、普通の男性用ジャケットはどれもサイズが大きすぎるのだ。腕を下ろすと手が袖にすっぽりと隠れてしまうし、裾がお尻の下まで届いてしまう。さすがにジャケットはレディースというわけにいかないし。そして、相変わらずボトムのサイズも合わない。9月28日(金)
東京と大阪の両方で生活していると、東京の必要以上の広さと、人の多さにうんざりすることがある。特に異常と感じるのは、やはり道路と電車の混雑。
関西にも「満員電車」がないわけではない。しかし東京のラッシュアワーと比べたらかわいいものだ。僕も時々、朝8時過ぎに阪神電車の特急に乗ったりするけど、その時間でも他人と身体が触れ合うことがほとんどないのだから驚きだ。東京だったらどの電車も、呼吸困難になるくらいの超満員に違いない。
関西で電車に乗る人は東京のように殺気立っていない。その決定的な違いを感じる一つが、「ドア際ポジションの奪い合い」。電車に乗り込んで座る席に空きがなかった場合(つまり立って乗る以外にない場合)、ベストポジションとされるのはドアの横。ここは唯一壁に寄りかかって見ることのできる立ち位置で、バランスを気にすることなく本や新聞も読むことができる。だから、席が埋まったらまず最初に人が立つのはこの場所。ここも奪われたら、舌打ちをしながら吊り革組へ。これが東京における電車利用の、いわば常識である。ところが関西では、立っている人がたくさんいるのに、そのベストポジションが空いている、ということがよくある。あるいは、そこに立っている人がいても、ドアが開いてたくさん人が乗ってきたら、気前良くその場所を譲って奥に進んでしまったり。東京だったら、何があってもそのベストポジションにしがみつくものなのに。
東京の満員電車を乗りこなすには、経験から得る特殊な技能が数多く必要なものだと、最近あらためて感じる。
9月27日(木)
映画化される小説は帯が差し替えられて増刷され、書店では必ず平積みで売られる。来月から公開される「犯人に告ぐ」の原作本は、今回が文庫の初版らしい。昨日買ってきて、さっそく読んでみた。
連続誘拐殺人の発生から1年が過ぎた。警察は、捜査が手詰まりになったのを受け、現場を指揮する捜査官をテレビの報道番組に出演させて、犯人からの連絡を待つ作戦に出る。そうして犯人からアクセスがあれば、それが手がかりとなって相手に近づけるはずだ、という、劇場型犯罪ならぬ「劇場型捜査」の結末やいかに。
先の展開が気になってやめられなくなるタイプの小説。上下巻ある長い話だが、ほとんど一気に読み終えてしまった。なるほどこれは面白い。ただどうやってこれを2時間余りの映画に収めるのだろう。この本を渡されて映画化を打診された時の、脚本家の顔が見てみたい。
映画では豊川悦司が主演らしい。先に配役がわかっていると、登場人物を自由にイメージしながら読む楽しみは失われてしまうと思った。
9月26日(水)
電車に乗る人なら誰しも、携帯サイトの乗換案内を利用していると思う。僕は無料の「AD乗換案内」を長年愛用してきた。しかし、いろんなところで広告を見かけるにつけ、どうしても気になるのが「NAVIタイム」。バスやタクシー、徒歩も含めた、すべての交通手段からベストなものを選択できるというのがやはり大きい。月額315円の価値が本当にあるのか確かめたくて、このたび思い切ってマイメニュー登録してみた。
これはすごい。確かに詳しい。自分のいる場所と、行き先の住所を入力することで、徒歩を含めたルートを完璧にナビゲートしてくれる。しかしこの機能はあんまり使い勝手がよろしくない。入力するべき情報が細かすぎて、面倒なのだ。渋滞考慮だの駐車場空車情報だのはこの際いいっての。結局使うのは電車の乗り換え方だけを案内してくれるモードで、つまり無料の乗換案内と同じ機能だったりして。例えば駅のホームにいる時は、自分が乗るべきなのは2分後にやってくる電車で間違いないのかを確認したいわけで、一刻を争うそんな時に、何度も入力を繰り返している余裕はない。
まあしかしNAVIタイムは奥が深そう。僕などはまだまだ使いこなせていない。せっかくのパケット定額なのだから、こういうサイトを上手に使いこなして、この秋は積極的に街へ出歩くアウトドア派を目指すのだ。
9月25日(火)タイガース、泥沼の6連敗。しかも切り札の藤川が2連敗。先日は破竹の10連勝で首位に浮上したが、今度は下位チームに2カード連続で痛恨の負け越し。ここへきてさすがに疲れが出てきたか。今の時期にこれだけ1位2位との差を広げられてしまうと、昨年までのペナントレースなら、もう諦めモードだ。でも今年はクライマックスシリーズがある。どんなに首位と差をつけられようと、3位以内に入れば充分な勝機がある。もともとは消化試合を減らす目的で導入されたプレーオフ制度だけど、上位の3チームと下位の3チームがこれだけ離れ、終盤まで優勝争いがもつれる展開になると、もはやプレーオフは必要なかったのではないか、という気がしてくる。まあそれは結果論だけど。今年のプロ野球はそれだけ力が拮抗していて、見応えがある。大接戦の末にタイガースが優勝する、というのが理想的なのだが、雲行きはだいぶ怪しくなってきたと言わざるを得ない。何とか踏ん張って意地を見せてほしいところ。
9月24日(月)
祝日だったが、平日のレギュラー番組が通常通りに放送された。ただし各番組にはスポンサーがついていて、エコを考える内容だったり、洋楽ばかりの選曲になっていたり。僕のROCK KIDS 802は、これからの活躍が期待されるアーティストを多くフィーチャーしていく番組に。中でも、ニューカマー2組によるアコースティックライブの生中継は好評だった。
局の中にあるロビーのようなスペースにPAをセッティングし、観客は802のスタッフやDJだけ。祝日のため人は少なかったが、みんな仕事の手を休めてわいわいと集まってきた。
ライブをしてくれたのは、ROCK'A'TRENCHとFREASY BEATSの2組。普段とは違うアコースティックの編成ながら、評判通りの歌声を聞かせてくれた。いずれのアーティストも、カバー曲とオリジナル曲を1曲ずつ。出演時間は短かったけど、「他の曲も聞いてみたい」と思わせる絶妙な選曲。来月に迫っているMINAMI WHEELに向けて、いいプロモーションになったのではないか。
CDで聞くのとは違った魅力が、ライブには必ずある。生で演奏する姿、歌う姿が、写真よりもずっとかっこよく見えることもあるし、歌詞が心にダイレクトに届くことも。MINAMI WHEELはそういうアーティストにたくさん出会える場所。今年も楽しみだ。9月23日(日)
以前にも書いたとおり、ここ数ヶ月間、FM802のスタジオの改修工事が行われていて、内装と機材などの設備を一新している。椅子やテーブルが真新しくなり、使い勝手も多少変わってきた。少し期待していたけど全く改善されていないのが、スタジオ内の寒さである。
スタジオのディレクタールームの中は熱を発する機材がたくさん積まれているため、空調の設定温度を常に普通より低めにしなければならない。それはもちろん仕方のないことだが、防音扉で仕切られたDJブースの中に機材はほとんどないのに、空調はディレクタールームと一緒くたになっているのが問題。相変わらず外は真夏のような蒸し暑さなので、当然僕は薄着で局へ来るわけだけど、ノースリーブ1枚では絶対に風邪を引くような室温になっている。おそらく20度以下。冷え性のOLさんみたいに、ロッカーに長袖の上着を常備している。仕方なく電気ストーブを入れることもある。そんな状態で「今日も暑いですね」などと言うのは、どうもリアルじゃない気がしてしまう。もちろんエコという観点からも気にかかる。
ちなみに、いつもテレビ番組のナレーション収録で使っているスタジオは全く逆で、日によってはサウナのように暑い。ナレーション用のブース(2畳ぐらい)は空調が別になっていて、収録がスタートするまでは朝から誰も使っていないらしい。僕が着いてから冷房を入れるのだが、機械の雑音が意外に大きくて邪魔になるため、収録をスタートする際には切らなければならないのだ。
暑すぎず寒すぎない空調は、なかなか難しい。9月22日(土)
最近、DSのテトリスにはまり中。
テトリスは定番中の定番ゲームだけど、フォーマットによって操作性が異なる。ここ数年、僕はケータイのゲームサイト「G-MODE」にある「対戦テトリス」でよく遊んでいたので、そっちのルールと操作方法に慣れてしまっている。2分間での得点を競うその対戦テトリスには「Tスピン」と呼ばれる特殊な技があって、T字型のブロックを狭い範囲で回転させて何列かを消すとものすごい高得点を獲得できる。4列消しを続けるよりもはるかに効率がいいのだが、何せ複雑な技なので、極めるには時間がかかった。しかしDSのテトリスにそんな技はない。落としてからクルクル回転させようとしても出来ない。もちろん、ボタンの場所もケータイとは違うので、反応する指が間違っていたりもする。ただし、今使いたくないブロックを横にキープできるシステムは、どちらにも共通していて助かった。
もうしばらく特訓してこの操作性に慣れたら、Wi-Fiで他人とガンガン対戦してみよう。このソフト持ってる人、メールでフレンドコードを教えてください。9月21日(金)
若くして他界した元チーフマネージャーの「ロック魂」を受け継いでいくために、日本武道館で一回限りの再結成ライブを開催するSIAM SHADE。この日のBEAT SHUFFLEでは、そのSIAM SHADEのリクエスト特集を行った。2枚組のベストアルバムの発売に合わせての企画である。
メンバー全員が作詞作曲をし、演奏のテクニックが超一流。甘いマスクにツインヴォーカル。今思えば、こんなに理想的な要素を持ち合わせたバンドもめずらしい。僕も本当に大好きなバンドだった。
彼らは、シングルコレクションこそ出したことがあったが、いわゆるベスト盤のリリースは今回が初となる。選曲は、ファンの投票によって決められたそう。ヒットシングルを概ね網羅する一方で、ライブで人気のあった激しい曲も多く収録されている。過去の爆発寸前NIGHTでかけたことのあるSIAM SHADEの曲はすべてその中に入っていた。好きなアーティストのベスト盤が出ると、「あれも入ってない。これも入ってない」と選曲に難癖をつけたがるのがファン心理というものだけど、今回のSIAM SHADEのベスト盤は長年応援していた僕から見ても、ほぼ百点満点の満足度である。というわけで、さっそく車で聞いている。
僕は残念ながら武道館のライブは見に行けない。どうせなら男樹ライブも一日だけ復活させてほしい。大阪で。9月20日(木)
米大リーグ・マリナーズのイチローの活躍を連日メディアが伝えている。野球好きの僕としてはもちろん、彼の活躍は嬉しいし、同じ日本人として誇りにも思う。しかし、イチローという人間自体がほとんど神格化され、何をしても賛辞を贈られるような近頃の傾向はどうか。
誤審に腹が立つのはわかる。それに対して日本語で暴言を吐いていた、という内容の記事を読んで、ブログに「よくやった」と感想を書く日本人の感覚は、僕にはわからない。どんな事情があろうと、審判に対して「ボケ!コラ!」と怒鳴る姿がスポーツ選手として模範的なはずがない。
イチローは紳士で素晴らしい人間だとよく言われているけど、インタビュアーに対する発言などは見ていて不愉快になることの方が多い。イチロー本人が答える必要がないと判断した質問は容赦なく無視する。あるいはその質問をした記者を詰ったりバカにしたりする。僕はどちらかというとインタビューを「する側」に近い仕事をしているので、ああいうのは見ていて居たたまれない。あんなミュージシャンがいたら、絶対一緒に仕事はしたくない。9月19日(水)
ネタがないので、今日テレビでドラマの再放送を見ていて何となく考えたことでも書こう。
本にしろ映画にしろドラマにしろ、僕は「リアルさ」を何よりも求めてしまう性格なので、「んなわけねーだろ」というシーンが出てくると、何となく興ざめしてしまう。例えば恋愛ドラマだと、主人公の出会いの段階で「偶然の再会」が絡まない例は少ない。その「偶然」が二つも三つも重なると、もうバカらしくて感情移入できなくなってくる。
現実の生活で、発生する可能性が限りなくゼロに近いのに、ドラマの世界ではものすごく頻繁に起きる現象、というのもある。
登場人物が電話で口論をしているとする。怒って受話器を叩き付けて切る。すぐに電話が鳴る。さっきの口論の相手がかけてきたのかと思い、受話器を上げてすぐに「もう話すことなんてないよ!」なんて怒鳴るのだけど、実はかけてきたのが別の人で、「あ、ごめんなさい」みたいな。日本のドラマではステレオタイプな光景だけど、現実にはそんな絶妙なタイミングで電話がかかってくることなどまずありえない。
二人の人物、AとBが会話をしながら並んで街を歩いていて、Bの方が前方に何かを見つけて反応する。「あ!」とか言いながら立ち止まって前方を凝視するB。並んで歩くAは、「どうしたんだよ?」と言いながら、立ち止まったBを見ている。Bが「あれを見て!」と前を指差した時に初めて前を見て、「あ、本当だ!」みたいな。立ち止まったBが前を見てるんだから、どうしたんだと聞くよりも、普通は一緒にAも前を見るだろう。これも本当によくある光景。
どうして脚本家はこういう安っぽい演出を繰り返してしまうのだろう。見るたびに、もったいないなぁと思ってしまう。以上、どうでもいい話。9月18日(火)
最近、やたら本をよく読む周期に入っているらしい。
文庫本に書かれる謳い文句のうち、僕が一番信頼するのは「このミステリーがすごい大賞」。この賞を受けている小説は、ほぼ例外なく一日か二日で読み切ってしまう。今回もそうだった。「果てしなき渇き」という本。
これがもう、グロくて重くて、救いようがないほど暗い話。主人公は麻薬によってどんどん暴走するし、レイプ、売買春、近親相姦、いじめ、暴行、誘拐と、犯罪描写のオンパレード。バトルロワイヤルを18歳未満に見せることは政治家が断固反対するくせに、小中学生がこの本をレジに持っていってもお咎めナシって絶対おかしい。映画、ゲーム、音楽は厳しく取り締まるのに、文字だけの小説なら何でもありなのかよ。
おもしろかったかどうかと問われれば、ものすごくおもしろかったと答えざるを得ないけど。怖いよー痛いよー気持ち悪いよーと思いつつ、ページをめくらずにいられないタイプの本。何だか読み終えたら疲れた。次はもう少しほのぼのした本を読もう。9月17日(月)
祝日でROCK KIDSがお休みだったので、自宅でのんびりとテレビ三昧。「Qさま」が「プレッシャーSTUDYスペシャル」だったので、録画して見た。知識と教養で勝負するこの手の番組が、僕はやっぱり好き。特にこの番組で出す問題の難易度設定は絶妙だと思う。出される10問のクイズを、10人のチームで答えていくのだが、最後の方に「え?ちょっと待ってわかんない」という問題が必ず1つか2つある。自分も参加してみたい、という意欲をそそられる番組だ。ちなみに僕は社会科の問題が概して苦手。特に歴史上の偉人系の問題は壊滅的である。伝記とか、ほとんど読んだことがないし。
今日は昼間、とある場所でたくさんの知恵の輪やパズルゲームに挑戦して、ものすごく頭を使った。夜はクイズ番組で脳みそフル回転。頭の運動不足を解消する一日だったな。その脳疲労がパソコンに伝染したのか、作業中にフリーズ。2時間ぐらいかけて作っていたものが未保存で消失した。9月16日(日)
番組後、京都の平安神宮で開催されたライブイベント「live image 京都〜平安神宮月夜の宴〜」を見に行ってきた。人気のオムニバスシリーズ「image(イマージュ)」で有名なミュージシャンが一同に揃う豪華なライブに、今回はFM802ゆかりのヴォーカリストをフィーチャーした特別な夜。この日のゲストヴォーカルには、Salyu、伊藤由奈、K、中村中という4人の個性豊かなシンガーが揃った。
イージーリスニングという、普段の仕事とはあまり縁のないジャンル。クラシックを基調とした荘厳なサウンドを、厳かな建造物をバックにした幻想的な雰囲気の中で聞くのは、確かに気持ちがいい。錚々たるプレイヤーの集まったバンドをバックに、シンガー達も堂々とした歌声を披露。オーケストラは出ずっぱりで、歌い手が代わる代わる登場しては1曲ないし2曲を歌って去っていくというテンポのいい進行で、2時間足らずでライブは終了した。じっくりと聞くライブだけど、退屈はしないイベントだ。
残念だったのは天候に恵まれなかったこと。途中、伊藤由奈が歌っている最中にザーザーと雨が強く降りだした。雨具を持っていない人達は、傘を差して立ち見のできる客席後方に急いで歩いていく。自分の出番の最中に、観客が次々に席を立って後ろへ歩いていく光景を見ながら、歌わなければならない伊藤由奈の心情を思うと胸が痛んだが、当の彼女は何も目に入っていないかのように歌いきったのは立派だ。客席の下は小石(砂利)なものだから、客が歩くたびにシャンシャンと足音が鳴って耳障りだった。雨の中のライブには不向きなロケーション。
秋の京都は風情がある。しかしあの交通渋滞は何とかならないものか。大阪以上だった。9月15日(土)
飛行機の中で読んだ、歌野晶午による「世界の終わり、あるいは始まり」というミステリー小説。残忍な連続幼児誘拐殺人事件の犯人が、小学生の息子だったら…。子供の部屋からそれを示す決定的な証拠品が次々に見つかり、自分達一家の行く末を夢想する主人公。どの妄想も、暗澹たる結末にしか辿り着けない中、希望を見出すことはできるのか。というお話。
夢オチに続く夢オチ。結末が曖昧なので、こういうタイプの小説を嫌う人は多いかもしれない。すべてがきれいに解決する、ありきたりの推理小説とは違った読後感があるのは確かだ。
主人公の男は、我が子が殺人鬼に変貌してしまったことにショックを受け、嘆きつつも、結局は保身願望を捨てられない。自分の身にかかる火の粉が一番少なくて済む方法を、どうしても模索してしまう。その心理描写はリアルだった。仮に、近所に住む子供が誘拐され、殺害されたとしたら、殺された子供やその家族に対して同情し、悲しむ一方で、「うちの子供が犠牲にならなくて良かった」と、どこかで胸を撫で下ろす自分がいるのは、子を持つ親なら誰でも同じだろう。世の中、結局はみんな自分が一番大事。そういう人間の醜さを浮き彫りにする小説だった。9月14日(金)
NANAの18巻が発売されたので、行きがけにコンビニでさっそく購入し、大宮へ向かう電車の中で読んだ。今回も、とてつもなく重たいストーリーが待ち受けている。これまで僕も幾度となく見てきた、アーティストにとっては辛い不祥事。メジャーで活動するバンドにとって、現実に起こりうる要素を、物語の中に取り入れるのがあいかわらず上手い。できればもう少しハッピーな内容の漫画をお願いしたいところだけど。
この日のBEAT SHUFFLEにはALvinoが登場。地元の北海道で仕事を終えて直接来てくれた翔太くんが、ROYCEのポテチチョコをお土産に持ってきてくれた。しょっぱいギザギザポテチの上に、チョコレートがたっぷりコーティングされているという北海道名物。北海道産のじゃがいもと、定番のロイスチョコのドッキングなのだから、美味くないはずがない。しょっぱさと甘さの不思議な共存。食べ始めると止まらない。ただし、このお菓子の難点は指先がチョコでベタベタになってしまうところ。こういうときは、お箸で食べるのがいい。9月13日(木)
テレビシリーズのDVD化というリーサル・ウェポンが出てしまって以降、ファーストガンダムに関する話題はめっきり少なくなってしまった感がある中、思わず買ってしまった一冊の本。その名も「ガンダムで英語を身につける本〜あの名セリフは英語だとこうなる!」。ファーストガンダムの名台詞の数々を英訳して、そこから英語を学ぼうという、半分冗談、半分真面目な本である。「ガンダム、いきます!」なら「Gundam is ready !」「二度もぶった!おやじにもぶたれたことないのに!」が「That's twice ! Even my dad never hit me !!」といった具合に。
それぞれの英文を、実際に海外へ旅行したシチュエーションで使ってみようという、非常に無理のある教え方が笑える。大気圏に突入するという言葉は、日常で絶対に出て来ないわけだし。ただ、英訳そのものはナルホドと唸らせるものがある。笑いながら、けっこう勉強になる。
好きなアニメの台詞は心に残るものだ。それを英訳したものなら、普通の英文よりもはるかにスムーズに覚えられるだろう。ガンダムは特に名台詞と呼ばれるものが多いが、どうせならいろんなアニメを題材にして、こんな遊び心のある英会話教則本を出してみればいいのに。ジブリ作品の英語版スクリーンプレイなんて、学校の教材にしてもいいくらいだと思う。トムだのジミーだのが出て来るより、パズーやナウシカが出て来る方が絶対面白い。僕が教師ならそういう工夫をするのになぁ。9月12日(水)
昼すぎには全国を駆け巡っていたという安倍総理辞任のニュース。僕はVISUAL SHOCKのナレーション録りを終えて実家に着いた夜の10時すぎになって初めて知った。それまで普通に街を歩いていたけど、全然気づかなかった。一度もテレビを見なかったし、売店の前にあるタブロイド紙の広告さえ目に入らなかったらしい。
わずか一年足らず、中途半端なタイミングで退陣する無責任さを、マスコミは容赦なく叩く。他の政党の批判も痛烈。世論を自民党バッシングに駆り立て、一気に潰して与党を奪うチャンスと見たか。
僕には安倍総理が、気の毒に、哀れに思えてならない。人の良さそうなところが国民に気に入られて、総裁に祭り上げられたけど、そこに付け入られて、重箱の隅を突つくようなくだらない攻撃ばかり受けてきた。閣僚の些細な不祥事を針小棒大に報じられ、内閣から辞任が相次ぐばかりか自殺者まで出る不運。真面目に国のために頑張ろうとしているのに、無数の手に足を引っ張られて、もう歩くことも出来なくなった。僕にはそんなふうに見える。こうやって若くて有能な政治家が、担ぎ上げられては潰されていく。次は誰だろう。
日本の政治は、罵り合い、足の引っ張り合いばっかり。選挙の候補者もみんな消去法で選んでいる状態。こういう体質が変わらない限り、この国の政治は誰がトップに立ったところで大差ない。9月11日(火)
ここ数日、明け方まで没頭しているテレビゲームがある。その名は「龍が如く」。もう2年以上前に発売されたヒット作だ。このゲームをすすめる知り合いが複数いて、前々から興味はあったのだが、中古ソフトが1300円ぐらいで発売されていたので、勢いで買ってしまった。そして今さらハマっているというわけ。
新宿の歌舞伎町にそっくりな歓楽街を舞台に、伝説のヤクザの活躍を描く物語。友人の犯した殺人の罪を被って服役したヤクザが、10年後に出所し、勢力分布の変わった街で巨大な陰謀に巻き込まれていく、みたいな話だ。要するに任侠もの。CGアニメで描かれるストーリーの合間にプレーヤーが主人公を操作し、途中に格闘アクションを挟むパターンのアクションアドベンチャーだ。僕がこの手のゲームにハマるのはけっこうめずらしい。
街を歩けば何もしていないのにチンピラに絡まれて、いちいちバトルが始まってしまう。うっとうしいザコキャラ達である。どれだけ物騒な街なのか。そのへんにある看板とかビールケースをつかんで振り回せば武器になる。体力を消耗したら牛丼屋だのコンビニだので食料を調達できるというのも、おままごとみたいで妙に楽しかったり。ドン・キホーテもあるし。
何よりもストーリーがよく出来ている。声優の演技もかっこいい。このままハマり続けて、2まで買ってしまいそうな予感がしてきた。9月10日(月)
35歳の誕生日。たくさんの人からメールや書き込みでお祝いのメッセージをいただいた。プレゼントも。ありがたいことだ。自分の誕生日に生放送があるというのは何とも照れくさい。自分で「今日誕生日なんです」と繰り返し言うのも「おめでとう」の催促をしているみたいで気が引けるので、番組では誕生日であることにはほとんど触れなかった。というよりもこの日は、新しいスタジオでのROCK KIDS初オンエアで、番組後半がDRAGON ASHのリクエスト特集のためバタバタしており、BBSでおめでとうのメッセージに返信する余裕すらない状況だったのだけど。
35なので、四捨五入すると40。よくそういう話をされるけど、年齢を四捨五入することに何の意味があるのかわからないぞ。「私、27なんです。四捨五入したら30ですよトホホ」とか、「24ってことは、四捨五入したらまだ二十歳だもーん」とか。くだらん。
午前0時から受付を開始した爆寸のリクエストメールは、すでにたくさん届いている。今回は事情があって、早めにリクエストが来ないと選曲しづらい。12月8日、来る予定の方は早めによろしく。9月9日(日)
大阪での次回の爆発寸前NIGHTは12月8日(土)に開催が決定。詳細も先月下旬ぐらいまでにはあらかた決まっていたのだが、せっかくのタイミングだから、自分の誕生日に日付が変わった瞬間に、Roxiteで開催を発表することにした。そして、昨年の爆寸でチケット予約をしてくれた人にだけ、事前に告知するのも悪くないだろうと思い、全員にメール。僕はいわゆる「CC」とか「BCC」があまり好きではないので(メールはあくまで1対1の通信手段としたい)、例によって全員分のメールをコピペで送信。意外に時間のかかる作業だったが、送信し終えてから、メールに記載したページのURLが間違っていたことが判明…。訂正メールを送り直すのも恥ずかしいので、このまま放置しよう。意気揚々とメールしたのにとんだミスだ。
9月8日(土)
4年に一度開催される、ドリカムの一大イベント「史上最強の移動遊園地〜DREAMS COME TRUE WONDER LAND 2007」が京セラドーム大阪で開催された。すでに夏の間全国各地を回ってきて、残すは大阪と東京のみ。大阪2公演の、この日が初日だった。
僕はこの日、開演前にステージ上から放送されるラジオショーのDJを任されていた。同じくFM802のDJである尾上さとこ嬢とのコンビ。開演の1時間ぐらい前だったので、まだ会場内にはあまりお客さんが入っていなかったのは残念だが、そのぶん緊張はさほどなかった。大阪ドームで、ヴィジョンに映し出されながら番組を放送するというのは貴重な経験だ。それよりも緊張したのは、その後開演の直前に行った、前説。開演前の諸注意を読み上げるというものだが、ドリカムのライブでは観客のマナーを徹底させるため、地元局のパーソナリティがステージに上がってこれを行うのが通例らしい。以前にも大阪城ホールでやらせてもらったことがある。3万5千人の前で、一人でステージに立つという状況で、自分を見失わずに淡々とトークするのは勇気がいることだった。
このワンダーランドの特徴は、アルバムリリース後のツアーとは違い、ファンに人気のある曲をセレクトしていく「グレイテスト・ヒッツ・ライブ」という趣旨である。デビュー以降の代表曲をこれでもかと詰め込むゴージャスなセットリスト。二十代後半ぐらいの世代なら、誰もが耳にしたことのある、そしてカラオケで歌ったことのある名曲のオンパレード。選曲だけでももちろん胸躍るものがあるのだが、ドリカムのライブの本当すごさはそんなところではない。
吉田美和というエンタテイナーの偉大さを、ことごとく見せつけられる3時間なのだ。歌が上手くて、最後まで歌詞を一切間違えずに歌い切る。そんなのは、彼女にとってごくごく当たり前のこと。激しい踊りの後であろうと、宙吊りになろうと、ステージからどれだけ離れようと、その完璧な歌声に狂いは生じない。彼女の歌だけでもファンは充分満足なのに、これでもかと詰め込まれた演出の数々。ダンサーを従えたダンスは、相変わらずハイレベル。後方の客席にも出来るだけ近づけるように、歌いながらいろんな方法で後ろまで来てくれる。圧巻だったのは、大学のブラバンと一緒に見せたアレ。かくし芸大会のよう。たった数分間のために、一体どれほどの練習を積んだのか。普通のアーティストのライブだったら、そうした小ネタもダンスも、プロまかせ。自分がその中に入ろうとは思わないものだ。吉田美和は、全部やる。完璧にやる。吉田美和以上に目立つ人がいないように出来ている。
それともう一つ、この日僕にとって嬉しかったのは、バックコーラスの一人がLOVEであったことだ。きちんとオーディションを受けて合格したそうだが、まあ客観的に見ても彼女より相応しい女性ヴォーカリストがいるとは思えない。おなじみのドリカムヒットを、吉田美和と中村蕗子のデュエットで聞けるのだからこんな贅沢なことはない。バックコーラスとはいえ、スクリーンに映し出されたりマイクで喋ったりと目立つシーンも多く、ドリカムファンにはいいアピールになったのではないかと思う。「どうだ、蕗子の歌は上手いだろう」と、何だか誇らしげな気分だった。始終コーラスにばかり耳がいってしまった。同じくバックコーラスを務めたガッツ氏だって、GATS TKB SHOWとしてソロでも活躍する人。二人とも、本当に楽しそうに、気持ち良さそうにコーラスを歌っているのが印象的だった。
僕がドリカムで一番好きな曲も、初めてライブで聞くことができた。後ろのスクリーンの映像が星空に切り替わった瞬間、「くる」と思った。一緒に歌っていたら、懐かしくて涙が出そうだった。僕の「夢かな」はこれかも。
書きたいことは山ほどあるけど、まだ東京公演も残っていることなので、このへんで。9月7日(金)
番組後にスタッフの一人と、ヴィジュアル系バンドの進化と変貌について話をした。ヴィジュアル系はマニアックで特殊なジャンルだから、最初につくファンはそのマニアックな部分を好む。徐々に人気が出て、メジャー進出ともなれば、もっとたくさんの人に受け入れられる必要が出て来るから、マニアックな要素を少しずつ減らして、ヴィジュアル系ファンでない人にも応援してもらえるバンドにシフトしていく。そのシフトチェンジが難しい、という話。これは過去にも語り尽くされた永遠の命題である。
見ていて辛いのは、ヴィジュアル系ファンの間での人気が頭打ちになったところで、一般層を取り込むためにマニアックさを排除し、そのせいで昔からのファンにも愛想を尽かされ、失墜していくバンドである。昔の人気曲をライブで封印する、女装のメンバーがそれをやめる、統一されていた衣裳のコンセプトを捨てる、といった具合に「普通のポップロックバンド」への脱皮をはかり、ファンの失望を買うパターン。もともとファンはそのマニアックな個性が好きなのだから、その個性を失ったら魅力が半減するのも当然だ。ヴィジュアル系で人気が低迷したからと路線を変えて、成功したバンドは過去にいない。ヴィジュアル系からの脱皮に成功して一般層に受け入れられるのは例外なく、このシーンを制した大物バンド達である。
そう考えると、バンドを結成して最初に打ち出すコンセプトってすごく重要だと思う。そのコンセプトで少し人気が出始めたら、それはもう解散する時までつきまとうのだから。最近はアイドルみたいなキュートなヴィジュアルのバンドが多いけれど、先々のことを考えると少々不安になったりして。9月6日(木)
大きな台風が関東地方に上陸しようとしていて、朝からひどい暴風雨。このぶんだと、今日から明日の午前中にかけて、新幹線や飛行機は運休や欠航が相次ぐことだろう。その間、大阪と東京を行き来する手段は、実質ない。僕は昨日のうちに東京に移動していたし、大阪へ帰るのは台風が去った後の土曜日なので、影響 はなさそうだ。台風の訪れが一日後ろにずれていたら、土曜日の仕事はアウトだっただろう。8日は、大阪ドームで開催されるドリカム・ワンダーランドの、開演前にステージ上で行われるラジオショウのDJを担当することになっているのだ。くわばらくわばら。僕は何かにつけて「晴れ男」だの「雨男」だのと騒ぐのが好きじゃないけど、僕自身の「雨に降られない確率」はかなり高い方だと自負している。
9月5日(水)
大阪と東京の両方で電車を利用していて、困ることが一つ。エスカレーターの上で立つ位置が、いつまで経っても覚えられないことだ。急ぎたい人が歩いて上る側と、休みたい人が立つ側。大阪と東京では逆。どっちがどっちだったか、必ず忘れてしまう。何がどうして逆になったのかの理由もわからない。
僕は基本的にエスカレーターに乗った時に、自分の足で上ることはしない。だから人が並んで立っている側に乗ればいい。けれど運悪くエスカレーターのすぐ目の前の出口から降りてしまうと、自分が先頭になってしまうことも。自分の前に立っている人がいなかったら、左右どちら側に立てばいいのかわからないので、仕方なく自分の足で上る。僕の立った側が普通とは反対側で、僕のせいで後ろの人が「ちっ逆じゃねえか」と舌打ちをするような状況は避けたい。だから、とりあえず進む。はいはい上りゃいいんでしょと。
そもそも、どちら側に立つかが決まっていることがナンセンスという気もする。そんなもの、先頭の人に合わせればいい話じゃないか。エスカレーターでは休みましょうよ。堂々と二人並んで立ち、完全に後ろをふさいでいる無遠慮なお年寄りなどを見ると、むしろありがたいと思う僕である。9月4日(火)
夜、何の気なしにテレビをつけていたら、放送していたのが細木数子の番組。僕は占いの類に皆目興味がないので、この手の番組を見ることは滅多にないのだが、出ていたゲストが元LUNA SEAのドラムの真矢氏だったので、思わず見入ってしまった。彼の来歴を年表にして紹介し、現状を改善するためのアドバイスを送る、というのが番組のねらいらしい。
春には、2億円の豪邸を売却したというニュースも流れた。羽振りの良かったバンド時代の金銭感覚が抜けず、今は生活に苦しんでいる、というのが番組で作り上げた設定。金がなくて困っているんだろうと、誘導尋問のように彼を惨めな方向へ追い込む質問攻め。「一時の栄光を失ったミュージシャンが、細木の助言で開眼し、第二の人生を歩み始める」というストーリーに、なかば無理矢理持っていく。低俗な番組にありがちな強引さである。
これを見たファンの虚しさは、いかばかりか。元LUNA SEAの真矢が、生活に困るほどミュージシャンとしての仕事が少なくて、困っているなんてことはありえない。彼と組みたいと考えるバンドマンはいくらでもいるだろう。ドラムの腕前は一流で、後輩からの人望も厚い。今後の進路を慎重に探しているだけのことだと思う。そんな真矢氏が、彼の音楽家としての偉大さや、これまでの努力のことを何も知らない人物に、勝手な決めつけで説教をされ、「バラエティ・タレントになりなさい」などと軽はずみな助言まで受ける姿は、見ていて気分のいいものではなかった。真矢氏は、言い返したいことは山ほどあったのに、番組の空気を読んで素直に返事をしているだけのように、僕には見えた。内心で、プライドと気配りのせめぎ合いがあったのではないかと。
もちろん、バラエティ・タレントの世界だって甘くはない。重たい空気が流れ始めたところで、絶妙なボケを挟んでいくくりぃむしちゅーは、さすがだと思った。9月3日(月)
何やら多忙な一日で、番組の前後もバタバタしていたせいか、変な失敗を連発。機材のトラブルやスタッフのミスも連鎖的に起こって、何だかひどい番組になってしまった。1スタでは最後の番組だったのに。
僕が802で初めてDJをした時以来、15年使ってきたスタジオが、ついに改装に入る。半年ほど前から局内の4つのスタジオを順番に改装しており、最後となる1スタの改修工事が始まるのだ。これまでのアナログ式の機材を一新し、最新のシステムを導入する。
FM802は深夜や週末を問わずほとんどの番組が生放送なので、二つのメインスタジオを番組単位で交互に使用する。今僕が担当している二つの番組はどちらも1スタ。過去を振り返ると、2年続いたROCK VISION以外、僕が担当してきたすべてのレギュラー番組は1スタを使用しているのだ。
機材や内装を新しくする改修工事であって、スタジオ自体がなくなるわけではないが、何となく寂しいし感慨もある。記念に何枚か写真を撮ってみた。他の番組のスタッフ達もみんな同じことをしていたそう。9月2日(日)
ここ最近、あまりテレビドラマを見なくなった。この夏も、数回だけ見てやめたものや、第1回から録画し続けて、一度も見ないまま録画すらやめてしまったものが数本。そんな中、毎週楽しみに見ている唯一のドラマが、金曜の夜に放送されている「女帝」というホステスものだ。放送時間が仕事(移動)の時間と重なるため、毎週録画して見ている。早くも次回で最終回。悲しい。もっと続けて欲しい。
午後9時台に放送するにはあまりに不向きな、大人向けのドラマである。韓流や昼ドラ並みの非現実的なストーリーは、突っ込みどころの連発。ちょっとわざとらしい演技とか、キザすぎる台詞が最高だ。「んなアホな」と小馬鹿にしつつ、熱中。ライバルにいじめられる主人公が、ピュアな情熱で周囲の大物を動かし、逆転するというおなじみの結末が訪れるたびに、拍手喝采を贈らずにいられない。いよっ待ってました的な。「ふざくんな」は今年の流行語大賞に推したい。
残念なのは、加藤ローサを含め、登場するホステス役の女優が、どれもホステスには見えないという点。髪の色が黒くて、ちっともケバくないせいだと思う。やっぱりお水は茶髪でないと。9月1日(土)
知り合いに誘われて飲みに行っていたのだけど、途中で抜けて心斎橋のクアトロへ、ALvinoのライブを見に行った。前に見たのは初ライブのツアーだったから、もう1年近く前のこと。あの時のぎこちなさに比べれば、翔太のパフォーマンスはかっこよくなっていたし、バンドとしてのまとまりも格段にレベルアップしているのを感じた。何よりも、3人が気負いなく楽しそうに演奏しているのがいい。
このバンド、ギタリストが二人いるわけだが、ソロはほとんどをKOJIが弾く。ソロに入るとあいかわらず翔太が「おいっ!おいっ!」のかけ声で客席を煽るため、あまり目立たない形にはなってしまうが、KOJIがさりげに派手なフレーズを弾いているのが気になった。ピロリロピロリロと速弾きの連発。ALvinoのポップな音楽性にメタルのエッセンスはほとんど感じられないが、ギターソロだけはやけに古典的。KOJIはこの夏、THE ALFEEの高見沢俊彦氏のツアーに参加して、大先輩方の超絶テクを目の当たりにし、ずいぶん影響を受けたようだ。
この日のイベント、対バンしたのはスムルースにレッドバルーン、そして元ポルノグラフィティのTAMAといったアーティスト達。いろんなジャンルのアーティストと交流を深めながら、翔太がどん欲に成長していくことで、ALvinoの未来は多方面に広がっていくと思う。
