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Diary(08.07.)

7月31日(木)

 爆寸というイベントのことを知らない人のために、解説文を書いてみた。
 別に新規開拓に躍起になっているわけではないけど、「名前は聞いたことがあるけど、どんな内容なのかは知らない」とか、「興味はあるけど、怖い」とか、爆寸をよく知らないがために二の足を踏んでいる人がずいぶんいる、ということに最近気づいたから。
 世の中のクラブで行われているDJイベントは、爆寸とはずいぶんおもむきが異なる。普通は、お店が開いたら、終わるまでずっと誰かがDJをしている。つまり、まだ客が一人もいない状態ですでに始まっている。DJブースの方を見ないで踊る客も多い。そして、30分ぐらいでDJは交代する。最初から最後まで居続ける客は、基本的にいないという発想なのだ。だから、同じ曲がひと晩で何度もかかることもある。
 爆寸は、こうしたDJイベントとライブの融合型。客が全員集まってから始めて、終わるまでずっと僕が一人で回す。3時間という長さは、ライブだったら長めだけど、クラブイベントとしては短い。
 そんな特殊な形態のイベントだから、その歴史や雰囲気など、ある程度詳しく説明しておいた方がいいと思ったのである。「爆寸って何?」と思っている人のためのページ。完結に説明しようと思ったのに、ずいぶん長くなってしまった。

7月30日(水)

 凝り始めるとついつい没頭してしまうのが僕の悪い癖。ここ最近の趣味であるルービック・キューブも、ちょっとしたコレクションのようになっていることは以前も書いた。ついに、オリジナルを作ってしまった。
 といっても、既存のキューブパズルの表面のシールを貼りかえただけ。販促用に企業が配った広告みたいなやつを、hideキューブに変貌させてみた。ジャケット写真4枚と、イエローハート、hideロゴの計6パターン。デザインを決めたら、それぞれの大きさを揃え、ステッカーシートに印刷して、切り取って、貼る。全作業が終了するまでに要した時間は、4時間ぐらい。夏休みの宿題かよ。どんな暇人だ。
 しかし、我ながらよく頑張った。それこそ公式グッズとして売られていてもおかしくないくらいのクオリティのものが出来た。こんな感じ。ひっくり返すとこう。要するに、これを見せて「これ、自分で作ったの?すごーい」と言われたいがためにやっているわけだけど。
 特に何の得にもならないこういうことに時間を浪費してしまうのは、考えてみると子供の頃から変わらない。テスト前の忙しい時期に、水彩絵の具でミュージシャンやアイドルの絵を描いてばかりいた時代を思い出す。

7月29日(火)

 FM802の夏のキャンペーンは「ROCK THE SUMMER」。毎月、新進気鋭の画家やイラストレーターをデザイナーとして起用するFM802が、今回のキャンペーンポスターに採用した山下良平という画家の作品は、いたく気に入っている。
 エレキギターを奏でる男が、サーファーのように波の上を跳んでいる絵。今にも動き出しそうな躍動感が素晴らしい。タイムテーブルでこの絵をひと目見て気に入った僕は、ケータイのカスタムジャケットにしてみた。絵にひと目惚れするなんて、アートに疎い僕にはめずらしい。
 先日、イベントの打ち上げ会場で、山下氏本人と話をする機会があった。この躍動的な絵は基本的にパソコンで描かれているらしい。どうやったらPhotoshopでこんなものが描けるのか、素人の僕にはさっぱりわからない。
 FM802のアートプロジェクトdigmeoutからは、各方面で活躍しているアーティストが続々登場している。今後はきっと彼もその一人になるだろう。すでに某大手スポーツメーカーの広告の仕事も決まっているそうだ。

7月28日(月)

 半年ほど前から注目しているシンガー、岡野宏典くんと初めて会った。透き通るような美しい歌声と、切ないメロディーが身上。静岡の路上で歌っているところをスカウトされたという。去年のデビュー曲「レモネード」がFM802でHEAVY ROTATIONとなった。
 僕が彼の才能に俄然注目したのは、セカンドシングルの「フォトグラフ」を聞いたときである。今は離れた場所に住む大切な人へ、今の自分の日常を切り取って送る写真。そして、その人と一緒に写っている思い出の写真。写真というキーワードを軸に、旅立ちの季節を感動的に歌い上げる曲だった。
 そしてこの夏のシングル「ゴール」は、トランポリンのオリンピック代表、上山選手の応援歌として作られた曲。初のアップテンポなシングルで、聞いているうちに力がわいてくるような元気な曲だ。
 FM802のリスナーの間ではすでにかなりの人気で、リクエストの数は人気アーティストに引けを取らない。一般的にはまだ無名に近い彼だが、耳のいい802リスナーの間でのこの注目度は特筆すべきものがある。スキマスイッチや秦基博の時に感じたのと、同じ手応えだ。昨日のMEET THE WORLD BEAT、大阪にいた彼は客の一人として楽しんでいたそうだが、来年はステージの上にいるに違いない。

7月27日(日)

 今年のMEET THE WORLD BEATは、過去に例を見ないほどの暑さに見舞われたらしい。夜の番組のスタッフが万博から帰って来て、口々に「今年はすごい」と呆れていた。僕は番組の後、日が暮れかかってから現地に着いたので、今年もその殺人的な暑さを体験せずに済んだ。そして今年も、ライブは最後の方しか見られなかった。
 今回は、今が旬の若手アーティストがそろい踏み。今年上半期にブレイクした青山テルマ、清水翔太のほか、大橋卓弥、Aqua Timez、いきものがかりの5組が、何と小さい方のステージに登場するという豪華さだった。個人的にも以前から応援していたアーティストが多く、非常に見応えのあるラインアップだった。
 ライブ後のアフターパーティーで、久しぶりにAqua Timezの面々と話をした。以前会ったとき、僕はレーシックで近視を治したばかりで、目が悪いという紅一点のmayuko嬢に強く手術を勧めたのを思い出した。「目、治したの?」と聞いたら、「いや、それがまだ…」と苦笑いする彼女。他のメンバーによると、その後何度もメンバー間でその話は出るのだが、彼女は「目の手術」という恐怖心から二の足を踏んでいるらしい。僕の周りではレーシック経験者が20人以上はいるのに、彼女の周りには一人もいないという。同じテーブルにいた、いきものがかりの水野くんもコンタクトレンズ生活らしく、興味津々の様子で僕らの会話を聞いていた。彼の方が先に受けそうな気配である。

7月26日(土)

 同じ夢や目標に向かっている人間同士で、本当の友情は成立するものだろうか。二十歳前後の学生達と接したときに、よくそういうことを考える。幸いなことに大学時代、僕の周りには本気でプロのDJを目指している友達はほとんどいなかった。もしそんな友達がたくさんいたら、誰かが先に出世したり、誰かが挫折したりしているうちに、友情が壊れてしまったような気がする。実際、僕は学校の講師をしていて、それに近いものも見て来た。お互いに好きなのに、別れてしまったカップルもいた。「おまえの夢が実現した時、同じ夢を追いかけている自分は、一緒に喜んであげられない」という理由で。その気持ちは、男としてよくわかる。
 たとえば野球で、自分の打席に代打を送られ、その代打の選手が殊勲打を放ってみんなの祝福を受けている時、自分は喜べるだろうか。たとえばアルバイト先で、同時期に始めた仲間が店長に気に入られて、ひそかに時給も上がっていたら、友情にひびが一切入らないと言い切れるだろうか。
 どんな世界でも、常に優劣をつけられるのが社会の仕組み。みんなで仲良く成功できればそれに越したことはないけど、そういうわけにもいかないものだ。仕事にしろ何にしろ、競合する関係にない相手との方が、本当の友情は成立しやすいものだと思う。

7月25日(金)

 どうでもいい、ゲームの話。
 最近、他に何もすることがない時に、携帯電話で遊ぶゲームが、なぜかリバーシ。オセロである。将棋とかチェスのように、何手も先を読んでじっくり考えるタイプのゲームが苦手な僕は、オセロも決して強くない方。何となく、角の隣には置かないように気をつけながら、置ける場所に適当に並べてみる。すると、徐々に追い詰められ、最終的には四隅を敵に渡す結果になる場合がほとんど。それなりのコツや定石も覚えているはずなのに。あまり考えずに置いてしまうのがいけないらしい。
 携帯にプリインストールされているアプリのリバーシは、レベルが3段階あって、「上級」の強さ加減が絶妙にいい。ちょっとのミスで確実に負けてしまうが、慎重に考えながら打つと3回に1回ぐらいは勝てる。最近、ずいぶん強くなったような気がしている。生身の人間と対戦していないから、実際にどうなのかはわからないけど。
 麻雀であまり長考するのはマナー違反とされる。その癖で、他のゲームでもついつい先を急いでしまう。せっかちな性格の僕に、リバーシみたいなゲームは合わないのかもしれない。

7月24日(木)

 先日、つま恋で収録してきたインタビューを編集した。一人で何時間も、ボランティアスタッフやフェス客にマイクを向けた苦労の結晶。無事にとれていて安心した。
「インタビュー、お願いできますか?」と声をかけると、10人のうち7人ぐらいの人は、顔をしかめる。キャッチセールスにでもつかまったような顔で、「興味ないんで」と逃げていく。無差別に抽出した一般人を取材するとき、世の人々の冷たさを実感するのである。
 つま恋でも、かなり冷たくあしらわれた記憶の方が強く印象に残っていたので、ろくなコメントがないような気でいたけど、あらためて聞いてみると、わりと優しく答えてくれている人が多い。繋ぎ合わせてみたら、僕の伝えたいこともしっかりまとまりそうだ。ひと安心。
 アーティストが登場するわけでも、ライブの様子を伝えるわけでも、アーティストの裏話が飛び出すわけでもない。フェスを扱う番組としては最も地味で、真面目な番組になる。でも、夏フェスに来たことのない人はきっと知らない、あのすがすがしいクリーンさを伝えたい。そんな番組が一つぐらいあってもいいと思う。

7月23日(水)

 OSAKAN HOT 100の上半期チャート特番。前回の年間チャート特番の時から、100曲すべてをオンエアする形ではなくなったので、内容は企画がもりだくさんになった。半年間の音楽シーンを総ざらいした中で、際立って大きな話題は、サザンの活動休止と、Xの復活だったろうか。どちらも、上半期チャートには入ってきていないけど。
 今年の前半は、どういうわけか女性アーティストのヒット曲が強かった。上半期1位を獲得したSuperflyをはじめ、青山テルマ、aikoと、上位3曲を女性が独占。TOP10のうち8曲が女性アーティストという異例の事態だった。たまたまだとは思うが、男性の、それもロックのヒット曲が目立たないのは何となく寂しい。
 それにしても今日はよく噛んだ。終わった後にひとしきり凹むくらいに。

7月22日(火)

 大阪の夏は陽が長い。7時を回ってもまだ明るい。夕方、時間が空いたので、近所の3オン3のコートでバスケットボールなどしてみた。5時半ぐらいを回ると日差しも気にならない。暑いことは暑いけど。
 前にまともにバスケットボールなんてしたのははるか昔。フリースローラインからシュートを打っても10本に1本も入らないていたらくだった。フォームには自信があったのに。
 背の低い僕にとって、子供の頃から、バスケはバレーと並んで、決して目立つことのできない悲しいスポーツだった。ドリブルやシュートの技術はバスケ部員を唸らせるものがあった(と自覚している)のだけど、いざゲームとなればほとんど戦力にならない。ボクシングや柔道に体重別があるのに、バスケットボールに身長別がないのは差別だ。160cm以下級のバスケがあったら、僕は日本代表を目指したぞ。

7月20日(日)

 最近、パソコンの調子があまりよくない気がする。致命的なトラブルが起きることはないのだけど、シーケンスソフトを使っているとたまにフリーズすることがあるのと、起動音がやけに大きいのが気になる。特に起動音に関しては、暑い日に何時間も使っていると、掃除機でも使っているかのようなすごい騒音を発するのだ。パソコンが悲鳴をあげているように聞こえるので、できるだけ長時間使わずに休ませるようにしている。
 考えてみたらこのiMacもかれこれ3年ほどか。これまで、驚くほど安定していて、パソコンの機能として不満を感じる点はほとんどなかった。頑丈さを重視してデスクトップパソコンを購入したのだから、少なくともあと2年ぐらいは頑張ってもらわないといけない。
 しかしパソコンはいつクラッシュするかわからない。毎月20日はバックアップの日。

7月19日(土)

 昨年は台風によって3日間のうち2日が中止に追い込まれたap bank fes。今年はまさしく快晴、猛暑の中での開催となった。
 初日、Bank Bandが迎えたヴォーカリストは、ASKAやゆず、一青窈、鬼束ちひろ、AI、大橋卓弥など。そしてバンドアクトではレミオロメンにMr.Childrenと、今回も実に豪華なラインアップだった。ただし、僕はそのライブをあまり見ていない。ライブエリアにいなかったせいだ。
 食品ブースの並ぶフードエリアを中心に、ライブを見ずにいる人々に、ひたすらマイクを向けていた。8月1日に放送されるビンタンのための取材である。今回は、アーティストよりもお客さんに近い立場で作る番組。楽屋でアーティストにインタビューをしたり、ライブの様子をレポートしたりする仕事は他の人に任せて、僕はこのイベントを影で支えるボランティアスタッフを追った。せっかくのライブが見られなかったのは残念だったけど、ただライブを見ているよりも、仕事をしているという実感は大きかった。
 予定通り、帰りは大阪行きのバスで。第二名神とやらが開通したらしく、一昨年よりもはるかに短い時間で大阪に着いたので、ちゃんと電車のある時間に帰ることが出来た。
 さて、今年は何本の夏フェスに行けるだろう。まず1本目が無事に終了。

7月18日(金)

 BEAT SHUFFLEの放送をしているスタジオに、どこかのパン製造会社の記念品らしき6面パズルが置いてあった。正規品ではないが、いわゆるルービックキューブのようなあれだ。番組中、ネット中継でさりげなく腕前を披露したが、実は僕のひそかな特技。
 ひとたび、ルービックキューブを解く方法を覚えると、人はその気持ち良さに魅了される。6面すべてがきれいに揃った時の爽快感は何ともいえないものがある。揃っていない、ぐちゃぐちゃの状態のキューブを見たら、それが自分のものでなくても無性に揃えたくなったりもする。キュービスト(6面を揃えられる人をそう呼ぶ)の習性である。
 ただ揃えるだけでは飽きてくるのも事実。次の段階では、完成までのスピードを競う。スピードキュービングはけっこう競技人口が多く、日本選手は世界的に見ても強いようだ。平均で11秒台という超人的な速さで解いてしまう。いまだに1分を切れない僕とは、解き方そのものが違うらしい。
 6面パズルは、探してみるとけっこういろんなものが存在する。先述のパン会社のやつみたいに、企業が宣材物として配布したものも多い。最近はそういうのを含め、いろんなルービックキューブをコレクションにしている。「もらったけど、解き方が分からなくて、使い道がない」という6面パズルを自宅に眠らせている人、それちょうだい。

7月17日(木)

 野球好きとしては気になる北京五輪の日本代表。星野ジャパンのメンバーが発表された。日本のプロ野球には素晴らしい選手が揃っていて、どの選手にも好不調の波はあるので、星野監督の判断に難癖をつけていればキリがないのはわかっているが、岩隈が選に漏れている理由だけは、監督の口からはっきりさせるべきだという感想を持った。現在最多勝争いのトップを走っており、防御率でも上位を争っている。過去にタイトルを獲得し、オリンピックで投げた実績も持っている。彼を代表から外して、同じ楽天で2年目のジンクスに苦しんでいる田中将大を選出している点は、客観的に見たらやはり理不尽だ。岩隈よりも田中の方が勝てると判断した理由を説明してもらわなければ、ファンとして納得できない。
 負けたら後がない短期決戦。調子のいい選手をぶつけていくのが定石というものだ。今の岩隈で落としたら仕方がないと諦めもつくけど、今年の上原で負けたら、それは投げさせた側に責任があったということになる。その責任は俺が負うという考え方は男らしいけど、日本の野球界を担っているという自覚があるなら、そういう情に流されない冷静な判断に期待したかった。
 日本代表を野村監督に任せたら、どんな選手を選んで、どんな采配をしたのだろう。そんなことを夢想せずにいられない。

7月16日(水)

 8月1日にFM802で放送されるBINTANG GARDENの枠で、僕が企画した番組を放送してもらえることになった。一連の夏フェスにおける環境対策やその成果をレポートする内容。関係者や、夏フェスでボランティアスタッフとして働く若者達、そして観客へのインタビューも交える予定だ。急いでその準備に取りかかっている。
 まずはap bank fesに行くことだ。今回も僕は金曜日と日曜日にレギュラー番組があるため、参加できるのはどうやら土曜日のみ。東京から早朝にバスで出発し、現地から大阪へバスで戻るという弾丸ツアーコース。さっそく前日の渋谷のホテルを取ったり、夏フェス用の荷物をまとめたりしている。
 今年はNACK5のフジロック特番がなく、久しぶりに苗場に行かない夏になりそう。今年は何本のフェスを見に行けるかわからないけど、いよいよシーズン到来と思うとわくわくしてきた。灼熱の太陽と青空の下、開放的な空気の中で非日常を味わう野外ライブは格別だ。
 問題は、履物だけ。先日落札した新品のバッファローは、すでに一足がダメになりそう。いくら何でも寿命が短すぎる。

7月15日(火)

 昨日の番組のメッセージテーマは「泳げるようになるまでの苦労」というものだった。いろいろなメッセージを読んでいて、久しぶりに泳ぎたくなったので、近所の市民プールへ。ところが平日の午後は一般営業をしていないというではないか。水着やタオルを持って出た手前、このまま自宅へ帰るのも癪に障るので、営業しているプールを探して行って来た。
 六甲アイランドに2年ほど前にオープンした「デカパトス」というプール。流れるプールや波のプールなどがあるわりと大きな施設で、2本のウォータースライダーがある。だが、平日の午後、閉園まで4時間という時間に着いたせいか、びっくりするくらいガラガラだった。週末はとんでもない人でごった返すそうだが、この時期の平日は狙い目らしい。大人で1000円と入場料も良心的。
 ウォータースライダーは待ち時間が完全にゼロだったので、20回ぐらい滑った。途中から階段を昇るのがしんどくなってきた。あんまり人が少ないのも寂しい。
 とりあえず、ひと夏分遊んだ感じ。この夏泳ぐのはこれが最初で最後かも。

7月14日(月)

 番組後、BIG CATで開催されていたイベント「V系 TIMES OSAKA」を見に行った。176BIZ、サディ、12012、D'espairsRayの4組が出演。
 FM802の平日深夜に放送されている「FUNKY JAMS 802」は、曜日ごとにDJも制作会社も異なるのだが、全曜日を挙げて現在ヴィジュアル系を強化中。この日も、4人のうち3人のDJが見に来ていた。この手のライブで802のスタッフやDJと遭遇することが滅多にないので、妙に嬉しかった。初めて見るバンギャル達の凄まじい暴れっぷりに、みんな感心していた。
 前回D'espairsRayのライブを見たのもこのBIG CATだった。その時は、蜉蝣、メリーとの3マン。当時と同じように激しく荒々しいライブだが、見ためがずいぶんラフに、スタイリッシュになった印象。音楽的にもヴィジュアル的にも、この春アメリカに行って、さらに逞しくなったようだ。HIZUMIくんのMCは、ROUAGE時代のKAZUSHIと非常によく似ていると思うのは僕だけか。

7月13日(日)

 どういう事情かよくわからないが、局のビルが断水していた。朝の10時から夕方の4時頃まで。僕が局に入ってから番組を終えるまでの間、ずっと水が出ない。トイレが使えないというのだから、これはけっこう重大なことである。一応、他の階のトイレに水と杓を用意して、臨時で使えるようにはしてあったようだが。この日はコーヒーを飲む量を控えて、番組中はほとんど何も食べなかった。日曜日は、本番中に3回ぐらいはトイレに行く。飲んだ物が、すぐに外へ出たがるから。つまりそれだけ寒いのだ。
 ラジオのスタジオは総じて寒い。機材が熱を発するため、空調はかなり強めに設定する必要があるのだ。ブース内は、下手をすると20度以下。でも窓の外は猛暑。ぶるぶる凍えながら、「今日も暑いですね〜」とコメントしなければならないからDJはつらい。

7月12日(土)

 先日立ち寄った古書店で、何気なく購入した文庫本を、一冊ずつ読んでいる。今日は「このミス」で最終候補まで残ったという「そのケータイはXXで」。久しぶりに読む王道ホラー小説だった。
 古びた温泉宿しかない、過疎の山村に紛れ込んだ二人の女子大生。外部からやってきた獲物を捕らえ、「生き神」として監禁するべく、村人全員が襲ってくる。誰が味方なのかもわからぬまま混乱に巻き込まれ、携帯電話だけを頼りに脱出を試みる、という話。序盤は横溝正史風、中盤からはハリウッドもびっくりのアクションホラー、謎が謎を呼んで最後は推理小説の種明かしという、ミステリーホラーのフルコース。どこまで暴走するねんと突っ込みの一つも入れたくなるが、一気に読ませるテンポはなかなか良かった。
 トイレの個室に身を隠していると、謎のサイコキラーが一つ一つの扉を開けて、それがだんだん自分に近づいてくる、という、古典的なシチュエーションが出て来る。敵が何者なのか皆目わからない中、主人公はとっさに携帯電話でSOSを発信する。「今、公衆トイレに隠れてます。誰か助けて!」というメールを、登録してあるアドレスに一斉送信。するとその直後、ドアの向こうで犯人の携帯が鳴る。主人公はそこで初めて、自分がメールを送った中に犯人がいたことに気づく。そして、自分がそのトイレに隠れていることもメールによってばれてしまい、さらに絶望的な状況に追い込まれる、というシーンがあった。これはけっこうぞっとするほど怖かった。
 たまにはこういう本もいい。暑さは忘れるが、睡眠時間を犠牲にする。

7月11日(金)

 プロ野球選手と女性タレントの不倫報道が、洞爺湖サミットよりも大きく扱われる日本のマスコミは何なのか。
 億単位の年俸をもらっている一流選手なら、女遊びもさぞかし派手なことだろう。そんなものをいちいち騒ぎ立てて糾弾するなどばかばかしい。30を越えた大人の男女なのだから、プライベートでどういう恋愛をしようと、放っておけばいいじゃないかと僕は思う。法に触れているわけでもあるまいし。
 テレビ局にわざわざ抗議をする人の執念深さも恐ろしい。彼女は有能で聡明だから番組に抜擢されたはずだ。番組の後に誰とどこで酒を飲もうと、あるいは夜を共にしようと、キャスターとしての力量に関係があるのか。
 記事を読む限り、二人とも、将来の立て直しは非常に厳しいようだ。二人のキスシーンを盗撮したカメラマンは、自分の撮った写真がこうやって人の一生を台無しにしていくことに、快感を覚えるのだろうか。どいつもこいつも悪趣味で吐き気がする。

7月10日(木)

 宮崎駿監督の新作「崖の上のポニョ」の試写会に行って来た。
 正直言ってあまり期待していなかったのだけど、見終えた感想としては、ここ最近のジブリ作品の中では断然よかった。
 完全に子供向けに作られた映画、という印象。これまでの作品でいえば、トトロが一番近い。ストーリーは人魚姫のような感じ。内容については多くを語るまい。
 アニメの世界では、子供の声は女性の声優が演じることが多い。僕はこれがあまり好きではない。「火垂るの墓」の節子は、当時5歳の少女が演じており、これによって非常にリアルな女の子になっていたと思う。今回の「ポニョ」でも、主人公の二人はともに子役の子供が演じている。この声が、いい。あどけない喋り方が、何とも愛おしい。宮崎駿作品特有の、いたいけな幼児の動きの可愛さが、最初から最後まで楽しめるような作品になっていた。
 手描きにこだわったという絵は、ちっともリアルじゃない。台所の換気扇の枠もひん曲がっている。絵本のような、のどかな雰囲気が伝わってくる映像だ。でもそこにわざとらしさが感じられないのがさすが。途中登場するラーメンの何とおいしそうだったことよ。
 子供を楽しませる演出として宮崎監督がこだわったと思われる点はいくつも見受けられた。その一つがエンドロールの短さ。「このえいがをつくったひと」として、制作関係者すべての名前が、五十音順で画面に出てくる。監督を含め、肩書きは一つもない。最後のドルビーマークが出るまで、2分もなかった。映画館で、エンドロールが終わる前に退屈を持て余して外へ出たがる子供は多い。監督はそういう子供の気持ちに配慮して、主題歌を聞きながらちょっとした余韻に浸っているうちに終わってしまうエンドロールを目指したのではないかと思う。
 それともう一つ、引っかかった場面がある。主人公の母親であるリサが、冷蔵庫から缶ビールを取り出して飲むシーン。缶のデザインはどう見てもサッポロ黒ラベルだった。しかしこの映画には特別協賛でアサヒ飲料がついている。スポンサーが決まった時にはすでに絵を描き終えた後だったのだろうか。アサヒビールではなく飲料の方だから、まあ問題ないでしょうということになったのか。妙に気になってしまった場面である。
 空前の記録を打ち立てた過去の作品を上回るヒットになるかは何とも言えないが、宮崎監督らしいほのぼのした作品を期待している人にとっては満足の映画だと思う。ポニョのぬいぐるみで癒されたいぜ。

7月9日(水)

 ネットで見つけた「ツングースカ大爆発」の記事は、この事件について何も知らなかった僕にとってなかなか面白いものだった。今からちょうど100年前の1908年、ロシアの北部で起こった巨大な爆発事故。幸い、人の住まない地域であったため、この事故による死者はわずかに一人だったが、爆発の規模は原爆の1000倍に相当すると言われる。隕石や彗星など、宇宙からの飛来物が原因と見られているが、クレーターも破片も発見されておらず、爆発が何であったのか、いまだにはっきりとは解明されていないというのだ。爆発が起きた頃、ロシアは戦争で忙しかったから、田舎町で起きた奇妙な事故のことにかかずらっていられなかったらしい。今の時代にこんな大きな災害が起きたら、地球滅亡の危機として世界中が大騒ぎになるに違いないのに。
 発生からちょうど100年が経ち、再び注目されているツングースカ大爆発。同じことが現代に起きたと想定して映画でも作ったら、きっとヒットするのになぁ。

7月7日(月)

 一昨日のイベントが終わり、人前でヘドバンする機会も当分なさそうなので、ようやく髪をばっさり切った。爆寸後の散髪はいつものこと。今回は、これからの季節に備えて、耳の上をだいぶ短くした。
 その帰りに薬局に寄り、買ったのが「どこでもベープ」。
 車を運転している時に、車内に蚊が入っていることに気づくと、大変危険である。視界をゆらゆらと蚊が飛んでいるのに、目は前方、手はハンドルに奪われている状態では、パチンと叩いて殺せない。やっと赤信号で止まって臨戦態勢に入ると、途端にさっきの蚊はどこかに隠れてしまう。そして信号が青に変わって走り出した途端に、再び姿を現すのが常なのだ。全開まで窓を開けて外へ追い出そうとしても無理。
 こういう時のための、「車載蚊取り機」はないものか。ダッシュケースから取り出して、シガーソケットに差せば、すぐに車内の蚊を一掃してくれるようなやつ。探してみたが、そういうものは売られていなかった。
 番組でそんな話をしたところ、「アウトドア用の電池式蚊取り機を車に常備している」というリスナーが案外多かった。僕は煙の出る線香を今も愛用しており、効き目が目に見えない電気の蚊取り機は敬遠してきたのだが、車の中で煙を焚くわけにもいかないので、ついに買ったのだ。果たして本当に蚊を殺してくれるものなのか。試す日は別に来なくてもいいけど。

7月6日(日)

 筋肉痛が首に来るのはいつものことだが、今回は背中と腹筋も痛い。ヘドバンの後遺症が上半身全域にくる時代。
 昨日、イベントが終わる前にさんざん催促した甲斐あって、感想のメールもちらほらと届いている。無条件に楽しかったと言ってくれるのは、ほとんどが今回初めて爆寸に来てくれた人。これはいつものことだ。2回目以降、期待を裏切られたことに対する不満が少しずつ増えてくる。まあこれもいつものこと。
 この場で、返答がわりに僕なりの考え方を明示しておく。
 ほぼ例外なくすべての人が抱く感想は、「知っている曲は少なかった」ということらしい。あれだけ年代的に幅が広がったのだから当然のことだと思う。昨日かけた曲の8割以上をフリまで完璧に知っているという人がいたら、それこそネ申というやつだ。
 でも、時代を問わず、かっこいい曲はたくさんある。最近のヴィジュアル系ファンには、昔の曲を聞かせてあげたいし、近頃のヴィジュアル系ファンの狂ったような暴れっぷりを、ベテランのバンギャル勢に見せてあげたいとも思った。二部構成にすることで、それを多少うまく両立させることができるかなと思ったのだ。
「自分が知っている曲以外は、要らない」という感覚を持つ人に爆寸は向かない。昨日僕がかけた曲は、どれも誰かのリクエスト。どの曲も、あの場にいた誰かにとっては大切な存在なのだ。
 各バンドの選曲についても、「あの曲よりはこっちの方がよかったのに」的な声多数。まあ確かに他の曲にすればよかったかな、と思ったものもいくつかあった。ただ、「同じ曲ばかりで飽きる」という意見には同調できない。僕は「爆寸的定番」を育てることが好きだ。そのバンドのファンでない人でも、何度か爆寸で聞いているうちに振り付けやらヘドバンする箇所やらを覚えて、そのバンドのファンと一緒に楽しめるようになる曲。「このバンドといえば爆寸ではこれ」という曲が、あってもいいと思うのだ。だから当面はPhantasmagoriaといえば「神歌」でいいし、宇宙戦隊NOIZといえば「Igni+ion」でいいと思っている。
 爆寸はお客さんありきのイベント。僕の自己満足なんかじゃなくて、楽しんでくれる人のために開催しているのだから、来てくれる人の意見をできるだけ反映させたい。その意見がバラバラで、求められる選曲もどんどんバラバラになっていくものだから、僕としては難しい選択を迫られ、ストレスにもなっている。それでも、こんな狂ったイベントがやっぱり好きだと言ってくれる人のために、また頑張ってみようかなと思う。

7月5日(土)

 真夏のような蒸し暑い一日だった。
 爆寸無事終了。ふたを開けてみれば、動員人数は過去最高だったようだ。僕は客席の側から爆寸を見たことがないのだけど、今回は後ろでも頭を振るスペースを確保するのに苦労したとか。
 今回、D、Shulla、人格ラヂオ、シド、S、ガゼットといったバンドが爆寸史上初がけ。基本的に、リクエストの多かったバンド(明らかな組織票もあったが…)を優先した。個人的には、前夜に作ったDASEINからPsycho le CemuのV系的ディスコ繋ぎと、人格ラヂオからシドの流れにかなり入魂。これこそ爆寸でなければできないことだと思うので。
 今回は、極力多くの曲をかけるために、心を鬼にして長い曲を編集した。ファンにとっては物足りないかもしれないけど、その曲を知らない人にとってほどよい長さを考えての配慮でもある。1部と2部がそれぞれ1時間半ずつしかないので、かなりテンポよく曲をかけまくった。
 この二部構成という方式はあくまで実験的なもので、今後もこれを継続するつもりは毛頭ない。来年以上は、例えばV系初期から99年ぐらいまでの選曲の爆寸と、97年頃から最近の曲までを中心に選曲する爆寸に分けて、それぞれを年に1回ずつ開催するような形がベストかなと考えている。
 池袋CYBERでの爆発寸前TOKYOも含め、次回の開催を大まかに予告しておきたいところなのだが、僕の本業の事情もいろいろあって、現時点では何も予定が決まっていない。正直なところ、年内の開催は厳しそうな感じ。
 それにしても今回は正真正銘、一人きりの爆寸だった。搬入から機材のセッティング、片付け、搬出まで、見事に全部一人だった。ものすごく暇な時間と、ものすごく忙しい時間を過ごしながら、孤独を噛みしめた一日でもあった。
7月4日(金)

 この春、唯一見てきたドラマ「CHANGE」がまだ終わっていない中、新しいドラマが始まっている。「コード・ブルー」の初回を見た。何を隠そう、山下智久や新垣結衣が出演しているドラマを見るのが初めての僕にとっては、何かと新鮮なドラマである。いきなり非常に高い視聴率を獲得したようだが、二人の役者の人気がその数字に如実に現れている。
 天才的な素質を持つ藍沢は、常に冷静で敏腕だが、独善的で他を寄せつけない冷たさを持っている。一方、藍沢に劣らず優秀な白石は、しかしお嬢様育ちのためかまだ現場で力を発揮できない。主人公は二人ともプライドが高く、見ていてあまり愉快な印象ではない。
 第1回から、いろんなエピソードを詰め込んで見応えのある内容になっていた。ドラマは脚本がすべて。今回は、過去に「救命病棟24時」や「医龍」シリーズを手がけた林宏司が脚本を手がける。いわば医療ドラマのエキスパートが、あまり知られていないドクターヘリという分野をどう扱っていくか、今後の展開も非常に楽しみにしている。
 それにしても、ドラマにはいろんな天才医師が出て来る。天才的な腕を持つ外科医といえば、救命病棟シリーズの進藤、医龍の浅田、白い巨塔の財前あたりが有名どころか。今回の藍沢も、日本ドラマ史に残る名医に名を連ねることになるか、期待しながら見ることにしよう。

7月3日(木)

 天野節子の「氷の華」という小説を読んだ。作者は1946年生まれということだが、2007年に刊行されたこの作品がデビュー作だったようだ。ということは、60歳を過ぎてから作家としてデビューしたことになる。これほど遅いデビューはめずらしいだろう。文章は、なぜその歳になるまで書かなかったのか不思議なほど安定感があり、魅力的なものだった。
 高飛車でプライドの高い美貌の女が、夫の浮気に逆上して殺人を犯す。できるだけ冷静に、綿密な計画を立てて臨んだ犯行だったが、すべては自分を殺人に駆り立てるための罠であった。この殺人事件の、あらゆる不可解な謎に目をつけたベテラン刑事と、自分が捕まる前に真相をつかみたい女。双方の視点で交互に描きながら、少しずつ事件の全容が見えてくる。トリックはいくら何でも偶然に頼り過ぎな感もありだったが、なかなかよく出来ている小説だった。
 秋にはこれが単発のドラマになるらしい。なるほどこれはドラマ向きの話かもしれない。配役が楽しみだ。

7月2日(水)

 最近ランチをよく食べに行く、とあるお店。小さな居酒屋のようなバーのようなお店で、女性二人で経営しているらしい。ごく普通の定食だが、値段が安くて味がいい。しかし難点が一つあって、煙草の煙がすごいのだ。
 昼間は禁煙、とするお店がどんどん増えている昨今、この店は「喫煙可」であることがむしろ売りにもなっているらしく、客の大半がスモーカー。隣のテーブルの客が食事中であろうとお構いなしに、ひっきりなしに吸っている。両隣で、合わせて5人ぐらいが同時に煙草を吸えば、もう視界は真っ白である。せっかくの料理が煙草の味になる。
 お金を払う時、「禁煙席を作る予定はないのですか?」と尋ねてみた。「うちは煙草を吸われるお客様が多いので…」と申し訳なさそうな返事。
 食事をしている間、周りの人が食事をしている間ぐらい、我慢できないものかと思う。自分は煙草の煙に対する拒否反応が小さい方だと自覚していたが、さすがにあの店でランチを食べるのはもうやめておこうと思った。

7月1日(火)

 今日もROCK KIDS。火曜レギュラーDJの西田くんは、公開生放送パートを担当するため、それ以外の時間のDJを任されたのだ。
 番組前に、コンビニで買い物をした。
 僕の財布は大きくてポケットに入らないので、いつも鞄に入れて持ち歩いている。コンビニの買い出しのために鞄ごと持っていくのもバカバカしくて、財布から1000円札を1枚取り出し、それをジーパンのポケットに突っ込んで手ぶらで出た。コンビニでジュースやお菓子類を選び、レジに持って行ったら、「501円です」と言われた。思わず「うそ〜…」という言葉が口をついて出る。財布の中には小銭なんていくらでもあったのに。たまたま1000円札しか持っていない時に、よりによって501円。「お願いだから1円まけてください」という言葉が喉元まで出かかったが、さすがにコンビニでそんなサービスは要求できない。打ちひしがれるように499円を受け取った僕である。
 2008年下半期はそんなトホホなスタート。