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Diary(09.05.)

5月30日(土)

 FM802にGLAYが登場。僕の番組にはJIRO氏一人のゲストだった。15周年の節目にベスト盤もリリースされ、いろんな番組に出演しているGLAY。他の番組とあまり話題がかぶるのもよくないと思って、REDNIQSではビデオクリップの話を中心に聞いた。ベスト盤の特典DVDに、30曲分ものミュージッククリップが収録されていることもあったので、JIRO氏自身が気に入っているPVや、撮影が大変だったものなど、思い出に残っているPVについて、スタジオのパソコンで映像を流しながらいろいろと語ってもらった。
 FM802を聞いているGLAYファンの熱意は本当にすごい。僕の番組では久しぶりGLAY生出演だったので、妙に緊張してしまった。やや僕の仕切りがあたふたしている感はあったけど、いつも通りに楽しい雰囲気のトークにはなったのではないかと思う。
 帰宅後、7月に東京で開催される爆寸のチケット予約の受付を開始。12時になった瞬間に届いたメールがなぜか少なくて焦った。昼間にメルマガで告知もしておいたのに。その後ぽつぽつと予約が集まり始めたのでほっとしたのだが。いつもながら、受付開始日は妙にドキドキする。

5月29日(金)

 彩冷えるがBEAT SHUFFLEに初登場。インディーズ時代に一度も接点がないままメジャーデビューするヴィジュアル系バンドはけっこうめずらしい。レコード会社の強力なプロモーションが奏功して、ここまで好調に知名度を伸ばしている彩冷える。
 僕は昨日の大阪とこの日の埼玉、2日連続でメンバーと会ったことになる。しかし話題は尽きなかった。ことヴィジュアル系でここまで引き出しの豊富なバンドはめずらしい。ゲスト出演の前に「メンバーのネタ」という資料がレコード会社から渡され、そこには音楽と離れたメンバーの趣味や特技などについての詳細なプロフィールが記載されていた。一人のメンバーについて数ページにも及ぶ膨大な量。どのネタも話題として興味深く、いくらでも話が聞いてみたいという気持ちになった。そして、出演した葵とインテツの二人は親しみの持てる好青年で、話していて笑いが止まらないような独特のキャラの持ち主でもある。
 まだライブを見たことがないし、曲もほとんどよく知らないのが申し訳ないけど、メンバーのこういう人柄に触れると、応援したくなるのが人情というもの。番組終了後、この日ミキサーを務めた人が、「NACK5でレギュラーやればいいのに」と言っていた。好感度って大事だ。

5月28日(木)

 FM802の野球の試合に出場する予定だったが、残念ながら悪天候で延期になった。昼間はのんびりと自宅で過ごした一日。
 ところで、最近の日本語の風潮の一つに、団体名や役職名に「さん」をつける、というものがある。違和感を覚えることが多いのは僕だけだろうか。
 ラジオでDJが「ここで、コブクロさんの新曲をお送りします」と発言したら絶対におかしい。しかし、例えばアーティストが先輩のミュージシャンについて話すとき、「この間コブクロさんと会ったんですけど」みたいな表現はまかり通っている。先輩のアーティスト名に無礼になるような気がするから「さん」をつけるのだろうけど、それは勘違いというものだ。何でもかんでも「さん」をつけずに、「コブクロのお二人に会ったんです」とするのが正しいはず。
 まあそんなのは別にどっちでもいいといえばいいのだけど、今日、某野球選手がインタビューで「監督さんのおかげです」という言い方をしていたのはさすがに気になった。「監督」は役職名なのだから敬称をかねているのだから「さん」は二重の敬称になる。まして自分の上司である監督について話すのに、敬称をつけて外部の人間に話すのも間違っている。
 一方で、「運転手」とか「看護師」、「駅員」などを、「さん」をつけずに指すのはちょっと気が引ける部分がないでもない。駅で困っている人を見かけたら、「あそこの駅員さんに聞くといいですよ」と僕でも言ってしまうだろうし。これも正しくは「あそこの駅員の方に聞くといいですよ」なのかな。日本語は難しい。DJさんも日々悪戦苦闘しているのだ。

5月27日(水)

 最近、FM802のスタッフやDJの間でもにわかに注目を浴びているFACTというバンド。僕も初めて曲を聞いた時に一発で惚れて、最近は車でもiPodでもよく聞いている。
 京都出身、日本人4人組のバンドだが、すでにアメリカでのツアーを何度も経験しており、海外でも高い評価を得ている、というのが資料に書かれたうたい文句。歌詞はすべて英語で、スクリーモ系のハードコアと、エレクトロを融合したようなミクスチャーロック。キャッチーなメロディーを歌う部分も半分くらいあって、そのバランスが絶妙。新作ではメロディアスな部分が増えたらしい。ラジオでもっぱらオンエアされているのも、デス声シャウトが一切ないタイプの曲だ。
 マキシマム ザ ホルモンのブレイク以降、世の若者達の、デス声に対する拒絶反応は少なくなった。今やスクリーモはヴィジュアル系でもメインストリームになっているから、あのデス声シャウトが炸裂しているだけで「ラジオではちょっとオンエアしづらい」みたいな風潮がいつまでも漂っていると僕にとっては厳しい。ホルモンとかthe GazettEとか、このFACTみたいなバンドがどんどん市民権を得てくれたらありがたいところなのだ。
 学校に来ていたロック好きの学生に、FACTを知っているかと尋ねたら、全員がすでに知っていると答えた。輸入盤を扱うショップなどでも大注目の存在のようだ。日本でのライブが予定されていないのが残念なところ。

5月26日(火)

 とあるアーティストの事務所の人達と一緒にご飯を食べることになった。FM802のスタッフも何人かいて、とても楽しい飲み会だった。
 お酒を飲んだのは何ヶ月ぶりだろう。酒ってものは、定期的に飲まないとどんどん弱くなるらしい。この日はいろいろ語り合いながら、気がついたらジントニックを10杯ぐらい飲んでいたのだけど、案の定悪酔いした。店にいる間は特に乱れることもなかったと思うが、帰宅してから急に気持ち悪くなった。僕の場合、普段飲まないくせに、飲み始めると止まらないという悪い癖があるらしい。
 この日一緒に飲んだ一人は、学生時代に陸上部に所属していて、100メートルのベストタイムが10秒8だったと言っていた。10秒8!僕が人生で知り合った人の中で一番足の速い人かも。

5月25日(月)

 駅の近くにあるスーパーで、牛乳やらパンやらを買って帰ろうと思ったら、やたら高いスーパーだった。スーパーなんてどこも似たようなものだと思っていたけど、店によってこんなに価格水準が違うものなのか。
 で、そのお店のパン売り場へ行ってみたら、普通のパンが、ない。最近よくある、店内にベーカリーが出店しているタイプではなくて、売り場の棚に食パンやロールパンが並んでいるだけなのだけど、どれもやたら値段が高くて、有名メーカーのパンがない。一見ごく普通のイギリスパンが、1斤500円ぐらいだもの。しかしそんな高級パンを、買い物客達は何の迷いもなくかごに放り込んでいく。ついつい見栄を張って、ええいままよと僕も買ってしまったのである。1斤500円のイギリスパンを。
 帰宅してこれを食してみたところ、納得せざるを得ない味だった。添加物らしきものは一切使われておらず、これまでに食べたことのないもちもち感。時間が経っても焼きたてのような柔らかさが持続する。なるほどこれを食べてしまうと、大手メーカーの工場パンは避けたくなるかもしれない。

5月24日(日)

 新型インフルエンザの騒ぎがまだ収まりきらない大阪だが、公演などは予定通りに行うところが増えている。この日はBIG CATでGLORY HILLのライブがあった。感染を警戒する人が多いせいか、観客の入りは今ひとつ。チケットを買ったのに来なかった人が多いようだ。
 春にリリースしたシングル「DAYS」で、FM802でもようやくオンエアが増えてきた愛知出身の4人組。英語を多用するパンク寄りのロックだが、たとえばテナーとかエルレなどと違い、曲の大半がメジャーコードというのが大きな特徴である。ポジティブで楽しい雰囲気の曲が多い。ライブも、二十代前半の若いバンドらしい勢いが感じられるものだった。
 速い曲が始まると、とたんに客席はダイブの海になる。待ってましたといわんばかりに。僕は2階から見ていたので、その海の荒れ具合を大いに楽しみながら見た。観客の半数近くは女性だったため、最前列までたどり着けずに落ちてしまう人も多かった。そんなに一斉に飛んだら下の人がかわいそう。このままいったら、下で支える人より上を転がっている人の方が多くなるんちゃうかと心配になるほどのダイブ率。そして、ミディアム調の曲になると始まる円陣。見知らぬ者同士で手を繋ぎ、キャンプファイヤーさながらに笑顔で歌う。それも微笑ましいのだけど、インフルの影響で会場が広々使えるのをいいことに、客席の半分ぐらいのスペースをつかった巨大な輪が出来ているのは異様な光景だった。君たち、演奏しているステージ上のメンバーも見てあげたまえよと。もっとも、そういう観客の自由なノリに対してメンバーは不満を抱いている様子もなく、彼ら自身も自由に楽しんでいたようだ。
 メンバーも客も若くて、明るいロックのライブを、何だか久しぶりに見たような気がした。僕もいつかあのモッシュの中に入れてもらいたいけど、体力が持たないのは目に見えている

5月22日(金)

 古書店でハードカバーを購入した、桜庭一樹の「私の男」を読み終えた。
 最初のうちは、文体から漂ってくるそこはかとない暗さに嫌気が差す寸前だった。何だか気味の悪い小説だなという印象で、これがこの先1冊続くのかと思うと多少げんなりもした。しかし、退屈を感じる時間はそう長く続かなかった。普通の小説ではなかったからだ。
 9歳の時に家族をなくし、16歳年上の親戚の独身男性に引き取られた少女。ただの家族以上の、強すぎる絆で結ばれた二人に訪れる、悲しくて残酷な運命を描く。
 この「私の男」は、時間を遡る形でストーリーが進行していく。最初に描かれるのはいわば結末で、そこに至るまでの出来事の数々がその後に綴られる。現代から始まって、次は3年前の、恋人との出会い。8年前、12年前、15年前…といった具合に、登場人物の主観を巧みに入れ替えながら、「なぜそういう結末に至ったのか」を説明していく。
 物語の主題自体はさほど真新しいものではない気もするのに、この展開の仕方が斬新で、ぐいぐい引き込まれてしまう。ちょっとした台詞とか仕草の意味が、後からわかる。「逆伏線」とでもいおうか。冒頭で漂っている暗さにも、原因がある。結果としてそんな異様な父娘になってしまった理由が、少しずつ明らかになっていく。だから暗いムードが漂っているのは最初だけだともいえる。
 これまでに読んだことのないタイプの小説だった。著者のアイデアに脱帽。第138回直木賞受賞作。

5月21日(木)

 昨夜は寝室に蚊が入っていたので、物置きから蚊取り線香を引っ張り出して、盛大に焚いた。早くも夏の匂いに包まれて眠る5月。
 いろんな人のブログやBBSなどを見ていて、常日頃から思っていることがある。トップページに表示されているログをすべて読み終えて、それよりも以前のものを見たいと思った時に、クリックする場所の話。「NEXT(次のページ)」と「BACK(前のページ)」の定義が、いまいちわかりにくいと感じるのは僕だけだろうか。トップページに載っているものよりも以前に書かれたログを見るなら、時間軸に従えば「BACK」ということになる。しかし、時間を遡って読み進めるという方向で考えれば「NEXT」である。アメブロなどは「NEXT」の方で過去に遡るようだが、一部には逆のパターンが存在する。今さらこれを統一するのは難しい話なのだろうな。まあ、一度クリックすればわかる話なのだけど。

5月20日(水)

 日記に書くのを忘れていたけど、先週EXILEのライブに行ってきた。場所は大阪城ホール。1週ずれてたら中止だっただろう。僕が見たのは2daysの二日目。
 いやはや、すごいものを見た。今回は全方位型のセンターステージ。そのステージは完全な円形だ。回ったり、せり上がったり、スクリーンが降りてきたり、とにかく何でも起きる。ミュージカルのようにバンドがステージの下にいる。歌とダンスによるパフォーマンスと舞台演出によって完璧にショーアップされていた。次から次へ、想定外のことが起きるから、見ている側はひたすら、驚きの連続である。
 縦に花道があって、スタンドの手前まで伸びている。そこを14人のメンバーが所狭しと動き回る場面もあった。普通のライブだと、花道にヴォーカリストやギタリストがやってくると、その近くにいる観客が沸く。EXILEの場合、常に誰かが自分の近くにくるものだから、歓声が鳴り止む暇がない。おかげでライブが始まって数曲の間は歌がほとんど聞こえなかったくらい。日本一売れているアーティストらしいゴージャスなショーだった。
 今年、メンバーが14人に増えたことが大きなニュースになったEXILE。今回はその新しい編成になって最初のツアーだったため、「新生EXILEの紹介」をメインに据えた構成となっていた。メンバーを増やしたことの成果をファンにしっかり見せようという意図が感じられる内容だった。
 彼らのやり方に対して、もちろん賛否両論はあるのだろうけど、現状に満足せず、誰も想像しないような挑戦をあえてする勇気は評価されるべきだ。今の人気を維持するのは至難の業とわかっていても、攻めていく姿勢はかっこいいと思う。

5月19日(火)

 夕方から見に行く予定だったDの神戸のライブは中止になった。用もないのにあちこち出歩くのも不謹慎な気がするので、自宅でのんびり部屋の片付けなどしていた。外では、町中の子供達が大集合して、ここぞとばかりにはしゃいでいる。あんまり天気がいいので犬を連れて公園へ行ってみたら、ほんの30分ぐらいの間に、30頭ぐらいの犬と遭遇した。ここはドッグパークか。街へ出るのは気が引けるけど、自宅にいても気詰まりな人々が、とりあえず近所で散歩している、といったところだろう。
 何だかもう、曜日の感覚がめちゃくちゃだ。日曜日としか思えないようなのどかな光景だった。パンデミックがすぐそこに迫っているという危機感は、まだ漂っていない。

5月18日(月)

 インフルエンザの影響で、大阪と兵庫では、今日からほとんどの学校がお休み。外出は控えろとの指令が下されているため、家で暇を持て余している学生が非常に多いようだ。健康体なのに自宅でずっと待機していろというのもけっこう酷な話。休みになったからといって手放しで喜ぶのも不謹慎なので、番組でこの件に触れるときはちょっと慎重さが必要だった。
 ところで、昨夜ネットで流れた、ダウンタウン松本人志氏結婚の話題。突然のニュースにびっくりしたのは僕も同じだが、お相手の女性が、去年の秋までNACK5でDJをしていた人とわかってさらにびっくり。日曜日に放送されているワイド番組で、その番組のスタッフとは僕も一緒に仕事をしている。実は噂には聞いていたのだけど、まさか本当に結婚までしてしまうとは。一体どんな結婚生活になるのだろう。想像がつかない。

5月17日(日)

 新型のインフルエンザが日本に上陸し、一気に広がりそうな気配を見せている。日本で最初に感染が拡大し始めたのが、よりによって自分の住んでいる地域とは驚いた。うちのすぐ近所に住んでいる高校生のお兄さんは、最初の8人が通っている神戸高校の生徒だ。兵庫県下の学校は公立私立を問わず、明日からほとんどが休校になるらしい。
 今日、用事があって電車に乗ったのだが、芦屋ですれ違う人のマスク着用率がすでに尋常でない。今後、立体型の使い捨てマスクは品切れが相次ぐことだろう。電車で隣に乗った女性の会話を聞いていたら、「今朝、おばあちゃんから速達で段ボールが届いてん。何かと思ったら、全部マスクやったわ」と言っていた。
 ニュースでは「外出を控えるように呼びかけている」と言っていたけど、そんなことを言われても仕事を休むわけにいかない人は大勢いる。猛スピードで感染が広がり、本当に致死率が高くて危険なウィルスであることが判明するでもしないと、なかなか危機感を抱かないのではないか。アメリカでは「このウィルスによる健康被害は少ない」と楽観視しているなんてニュースを聞くと、なおさらそう思う。

5月15日(金)

 電車で僕の隣に座っていた若いサラリーマン風の男性。ヘッドホンで音楽を聞いているのだが、手に持っているiPhoneの画面をじっと眺めている。見ているのは、どうやらPV。男性5人組バンドで、学生服を着て、眼鏡をかけている。もちろん音楽は一切聞こえてこないのだが、見た感じがどうもヴィジュアル系っぽいのだ。しかしどのバンドなのかがどうしてもはっきりしない。わからずじまいで終わってしまったらあまりにもすっきりしないので、その男性が僕の視線に気づいていないのをいいことに、ずっとガン見していた。けっこう必死で。しかしそれでもわからない。やがてPVが終わり、リストの画面に戻った時にようやく、それがナイトメアの「ナヅキ」であったことが判明した。こんな変わったビデオクリップが存在したとは知らなかった。
 ちなみにその男性はその後、シドの「モノクロのキス」のPVを見ている途中で下車して行った。スーツ姿の、20代半ばと思しき彼。毎日あんなふうに、電車でじっとヴィジュアル系のPVを凝視しているのだろうか。ヴィジュアル系ファンって、意外に身近なところにいるものだ。

5月14日(木)

 直木賞受賞作が文庫で出たら、できるだけ読むようにしている。今週読んだのは、森絵都の「風に舞い上がるビニールシート」。お金よりも、自分なりの価値観を大切にしながら生きている人々を描く、6つの短編からなる本だ。カリスマパティシエの気まぐれに振り回される助手。犬の里親探しのボランティアをする主婦。仏像の修復師として働いた頃の苦い思い出を吹っ切れずにいる男。そして、過酷な戦地と平和な日本の狭間で揺れる、国連職員夫婦の愛を描く表題作。年齢も設定もばらばらで、話の内容に共通点はない。でも、読み終えた後に感じるすがすがしい気分は、どれも似ているような気がする。「十年後、どこでどんな仕事をしていたとしても、必ずまたこのメンバーで野球をしよう」と誓ったものの、そのメンバーを集めるのに苦労する元高校球児を描いた「ジェネレーションX」が最高によかった。
 表題作こそ政治も扱った重い小説だが、他の短編はいずれもライトな内容。人が死ぬことも、幽霊や超能力が出てくることもない。普通に生きている人の、普通の日常を描いているのに、爽やかな感動を与えてくれる、こういう小説が僕は好きだ。

5月13日(水)

 7月に爆発寸前TOKYOの開催が決定した。昨日、爆寸メルマガで配信して、今日ホームページにも詳細を載せた。今回は前回の大阪に続く「version C」。もはやライブで聞けない曲がオンパレードになりそうな予感。今回も平日開催になってしまったが、往年のV系で久々に暴れたい方は集合されたし。
 今回、いつもの調子でCYBERの人に打ち合わせメールを送ったら、何ヶ月も前に店長さんが退社されていたと知ってけっこうショック。いつも爆寸を楽しみにしてくれて、僕の作ったTシャツも買ってくれた人だったのに。もっとゆっくり話がしたかったなぁ。新しい店長さんも、爆寸のようなマニアックなイベントを暖かく迎えてくれる人だといいのだけど。
 BEAT SHUFFLEでお世話になっている、CD店THE NACK5 TOWNのヴィジュアル系担当の子も、先日退職してしまった。名物店長ももうじき辞めてしまう。何だか寂しい五月。

5月12日(火)

 なんばハッチでムックのライブを見た。ニューアルバム「球体」を引っさげてのツアーの、初日である。
 まず、演劇のようなステージセットが意外だった。板状の壁でアンプ類を覆っている。実はこれ、海外で共演したバンド達の影響らしい。そしてもう一つ意外だったのは、お立ち台がなかったこと。かつて802の某プロデューサーは「ヴィジュアル系とそうでないアーティストの違いは、ステージの真ん中にお立ち台があるかないかだ」と言い切ったが、その判断基準で言えばムックはもはやヴィジュアル系に別れを告げたということか。とにかく、MC中は壁の後ろに身を隠したり、お立ち台がなくなった分広くなったステージを駆け回ったりと、新しいステージを楽しく使っているムックだった。
 まだ始まったばかりのツアーなので詳しく書くことは避けるが、終盤の選曲は予想外で驚いた。メンバー自身も「今までで一番ゆるい」と表現していたが、「暴れる」よりも「歌って」終わるライブ。以前のムックがこういうライブをしたら、客席には「もっと暴れさせろ」というフラストレーションが渦巻いていたと思うが、この日はそんなふうに見えなかった。昔の曲で大暴れするのも好きだけど、こういうムックも、みんなちゃんと愛してるんだという雰囲気が漂っていた。
 バンドがステップアップするためには、ファンも一緒に成長する必要がある。ムックがまた一皮剥けようとしていることを感じるライブだった。

5月11日(月)

 数時間前に別れた知り合いから、「さっき、失礼なことを言ってしまいました。ごめんなさい。反省します」という内容のメールがきた。その人とはいろいろな話をしたけど、自分が不快になった覚えはないし、傷つけられるような言葉を聞いた記憶も全然ない。とりあえず「何の話か、僕自身も覚えていないので、どうかお気になさらず」という返信を送った。どんな内容のことを言っていたのか、気になってはいるが、すべては闇の中。
 僕も口が悪い方だから、他人との会話を後から思い返して、「あの言い方はまずかった…」と後悔することが多い。そういう時は、「嫌われたかな」とか「謝った方がいいかな」とか、くよくよ悩んで落ち込む。でも、言われた側は案外気にも留めていないという場合もあるものだ。

5月10日(日)

 厚生年金会館大ホールで、いきものがかりのライブを見た。昨年のツアーでの大阪公演はBIG CATだったが、それが今年は厚年大2DAYS。動員は一年間で7倍近く膨れ上がったことになる。チケットはもちろん即日完売。
 そんなふうに人気はうなぎ上りの彼らだが、ステージ上でやっていることは何も変わっていない。親しみやすいキャラと、親しみやすい音楽。初のホールツアーとは思えない堂々とした演奏で、およそ緊張というものを感じさせないライブだった。
 聖恵嬢の歌唱力にはさらに磨きがかかった。彼女の場合、会場が広ければ広いほど、観客の数が多ければ多いほど、歌が上手になるような気がする。この日のライブでは、アンコールの一番最後で、生歌を聞かせてくれた。ステージに3人だけが残り、マイクもアンプも通さない、聖恵嬢の歌と、二人のアコギだけで披露された「SAKURA」。3階席の人にまで、あの歌声は届いただろうか。
 ヒット曲連発のビッグネームの仲間入りを果たしても、ストリートで歌っていた頃の感覚を大切にしている、彼ららしい締めくくりだった。

5月9日(土)

 パソコンに向かって「さあ仕事!」と意気込んだはずなのに、ついついどうでもいい暇つぶしに興じてしまう…。そんな時にやってしまうのがフラッシュのゲーム。以前は「二画取り」ぐらいしかやらなかったのだけど、ここ数日急激にハマっているのが、タイピングゲーム。
 僕は、番組中に自分が喋る内容も、スタジオ内のラップトップのメモ帳に打ち込んでいる。カフを上げる3秒前までキーボードを叩いていることもある。手書きよりも、はるかに速くて正確だからだ。タッチタイピングのスピードにはそれなりの自信がある。
 で、チャレンジしてみたタイピングゲーム「寿司打」。あまり意味のない言葉がランダムに表示され、制限時間内に入力していく。ミスが少なければ時間が少し延長されたり。これが案外難しいのだ。「ん」の後に「ナ行」が続く言葉とか、「ゃゅょ」を多用する言葉など、あまり打ちやすくない言葉が多い。僕の成績は、上の下といったところ。基本的に我流で覚えたため、「、」とか「ー」の位置を指が覚えていないのが響いているようだ。
 失敗してはやり直し、を繰り返すからなかなか最後までたどり着けない。気がつけばびっくりするぐらい長い時間が経っている。時間と集中力の無駄遣い。

5月8日(金)

 ビッグイシューの連載ページに、中島卓偉のインタビュー記事を載せることになり、都内の事務所で彼にいろんな話を聞いてきた。つい先週会ったばかりだが、今回は雑誌用の深いトーク。15歳で東京へ出てきて、デビューまでどのような道のりを歩んだのか。そしてデビューしてからの10年間を振り返って、今何を感じているのか。そんな話がメインだった。
 中学を卒業して、高校へは進まずにそのまま専門学校に入る。それは決して珍しいことではないだろうが、親や教師達の猛反対を押し切って、新聞配達をしながら自分で学費を稼ぎ、三畳一間のアパートで何年もの間チャンスを待ち続ける、なんてストーリーは今どきなかなか聞かない。
 今回のインタビューは、卓偉くん本人が「今度、僕のこともビッグイシューで取り上げてくださいよ!」と言ってくれたことがきっかけで実現したもの。彼はよくこの雑誌を買って読んでくれているそうだ。10年間、地道に頑張ってきた実力派シンガーだが、彼のことを知らない人はまだまだ多い。彼の歌に興味を持つ人が、このインタビューを通して少しでも増えたら嬉しい。
 6月15日発売号に掲載される。

5月7日(木)

 先月、ビデオカメラが故障した際、物置きに保管してある古いカメラ類一式を整理した。僕が一番最初に使っていたビデオカメラはSONYの8mmで、8年ほど前までに録画したものはすべて8mmのテープだ。カメラは今もちゃんと動くし、予備のバッテリーや充電器といった付属品も一通り揃っている。しかしこの先、このカメラが動かなくなったら、保存してあるテープを再生する機械がなくなってしまう。そうなる前に、DVDにダビングしておかなければならない。ダビングをしてくれる業者をヤフオクで探したら、1本500円ぐらいで請け負ってくれるところがたくさん見つかった。なるほど、そんなに安いのか。だったら頼まない手はない。
 ダビングの必要がありそうなテープは16本あった。それを元払いで業者へ送ったのが3週間ほど前。すべてのダビングが完了した時点で金額と口座番号の連絡があり、入金したらテープとDVDが送り返されてきた。少々時間はかかったが、これでいつでも手軽に懐かしい映像を引っ張りだせるし、当面は画質の劣化も避けられそうだ。
 貴重な映像を録画している昔のVHSテープも、折りをみてダビング依頼に出してみよう。ここ数年のminiDVテープも、どうせ編集しないならこのままダビングしてしまおうか。自分でする手間を考えると、1本500円は本当に安い。
 10年以上前の自分の映像を見て、意外に今もあの頃と変わっていないと感じた。違うのは服装だけだ。だぶついたボトムと、普通のスニーカー。あれだけは今では考えられない。

5月6日(水)

 昨日一緒に仕事をした蔦谷氏は、ダーツの達人らしい。「僕も一時期、ダーツにハマってて…」みたいな話をしたら、当然のごとく「今度ぜひ一緒にやりましょう」という話になった。その言葉に含まれる何割かは社交辞令というやつかもしれないけど、もしも実現した時に備えてちょっと練習でもしてみるべしと、久しぶりにダーツを投げてみた。
 もともと大して上手いわけでもない僕だけど、ブランクがあるとここまで腕は衰えるものか。まず、握り方を忘れている。自分なりにベストな握り方が決まっていたはずなのに、どう投げてもしっくりこない。野球の投手が変化球を投げるようなフォームになってしまうのだ。なぜか直球だけが投げられない。姿勢もいまいち安定しない。
 これではただの素人だ。とてもじゃないがプロレベルの人とダーツバーで一緒にやる気にはなれない。しばらくはリハビリ。基本から練習し直すしかなさそうだ。

5月5日(火)

 久しぶりの9時間特番だった。といってもROCK KIDSのDJ3人がリレー方式で担当するため、出演時間はトータルでも普段の半分ぐらい。春のキャンペーン「ACCESS」の、キャンペーンソングである「OH! RADIO」をフィーチャーする番組。この曲をプロデュースした蔦谷好位置氏が、9時間にわたって我々と一緒にDJを務めてくれた。
 今や日本の音楽シーンで最も活躍するプロデューサーの一人となった蔦谷氏だが、偉そうな素振りを微塵も見せない気さくな青年だった。芸人のようによく喋るし、面白い。ラジオの生放送でDJをするのは初めての体験だったそうだが、FM802のスタッフやDJがいかに音楽を愛しているのかを肌で感じ、感激してくれたらしい。とても充実した内容の番組になった。
 キャンペーンソングの「OH! RADIO」を制作するために、多くのミュージシャンが蔦谷好位置氏と初めて仕事をした。僕らもこの曲のおかげで、蔦谷氏をはじめとする多くの人と知り合った。そして多くのリスナーも、この曲やこの曲に参加しているミュージシャン達と繋がった。そうした繋がりのすべての原点はまぎれもなく、曲をつくってくれた忌野清志郎氏である。自分が最後に生み出した曲をレコーディングするために、自分とは直接接点がなかった、自分よりもはるかに若い世代の音楽家達がスタジオに集い、今こうしてラジオで流れている。この状況を、清志郎さんはとても喜んでくれるだろう。曇った空の上で、嬉しそうに笑っている清志郎さんが見ている気がした。

5月4日(月)

 昨日のFUNKY MARKETでは、ありがたいことにいろんなリスナーの人が差し入れを持ってきてくれた。その中に、僕の好物である鳩サブレーの袋があった。久しぶりの鳩サブレー。帰宅してワクワクしながら袋を開けたら、中身は別のお菓子だった。鳩の形をしてはいるが、サブレーではなく落雁だった。もちろんこれはこれで美味しかったので大事に頂戴したのだが、期待していた鳩サブレーが食べられなかったことのショックは思いのほか大きかった。いっそネットで注文してでも食べようかと思っていた矢先、別の人からもらったお土産が鳩サブレーだった。何という偶然。何という運命。
 鳩サブレーの、あの粒子の粗さが好きだ。口の中でじゅわっとしみ込む感じが好きだ。コンビニでも買えるようになったらいいのに。コンビニで売られてたら、みんなすぐに飽きてしまうものだろうか。

5月3日(日)

 万博公園で開催されたFUNKY MARKET。今年は朝から曇り空で、気温も低め。雨が降ることはなく、屋外のイベント開催には理想的な天候だった。
 番組ロゴの横断幕やポスターなど、僕が頑張って準備していたREDNIQSブースはなかなか盛況だった。番組に来てくれたゲストの写真なども展示してみたが、これを眺めて行く人もとても多かった。ファンの人に寄付していただいたアーティストグッズは面白いように売れ、僕が出品したアイテムも順調な売れ行き。番組オリジナルのピックストラップも午後には無事に完売した。売り上げから必要経費を差し引いた分は、LIVING WITH HIV/AIDS募金に寄付する予定だ。
 さて、REDNIQSブースを仕切るのに手一杯だったため(今年も結局食事をとる時間はなかった)、ROCK KIDSのブースにはほとんど顔を出すことができなかった。僕以外の3人が集まってお客さんを盛り上げたりしていたようだ。何だか申し訳ないような寂しいような。
 薄曇りの一日だったが、思っていたよりずいぶん日に焼けた。丸一日を野外で過ごしたことと、寝不足もたたって、体力の消耗が激しかった。売れ残ったものを片付ける元気もなく、フラフラで帰宅。

5月2日(土)

 うるう年でない限り、12月13日と翌年の5月2日は同じ曜日になる。hideのバースデースペシャルを放送した昨年12月のSPECIAL WEEKに続いて、このメモリアルデーにもREDNIQSの放送があるのは光栄なことだ。Xを1曲、hideを4曲もかけた。日本一hideの曲をラジオでかけるDJの自称に偽りはないぜ。ただ曲をかけるだけでは面白くないし、リクエスト特集というのも12月にやった企画。考えた挙げ句、チッタで開催されているイベントで、上映しているビデオと同じ内容にしてみた。僕がナレーションを担当した、ベストアルバム「We Love hide」のリクエストランキング発表。こんなふうにhideの特集をしても、笑顔で楽しく放送ができるぐらいに、時間が経った。
 東京ドームにも、川崎のチッタにも、そしてそれ以外のたくさんの場所にも、hideのことを思っている人がいる。僕の番組を通してhideの曲を聞いた人が、思い出に耽ったり、hideの音楽に興味を持ったりする、きっかけになってくれたらいい。
 番組を終えて帰宅したら、忌野清志郎氏の訃報が流れた。よりによって同じ日とは。

5月1日(金)

 高速道路の料金値引き制度は、いつまで続くのだろう。いくら何でもめちゃくちゃだ。高速道路の利用者を増やすことや、週末の外出を促して消費を刺激することの必要性は、まあわかる。それにしたって、1000円乗り放題という方法は横暴だ。割引の方法なんていくらでも工夫できるのに。そんな安直な値引きをしたら、高速を使って遠出をしなければ損をした気分になるのは当然。フェリーや鉄道よりも車を使おうと考えるのが当然。他の交通機関が打撃を受け、激しい渋滞がおき、排気ガスが倍増するのも当然。
 BEAT SHUFFLEの番組中、交通情報を聞いていてつくづく呆れた。金曜の夜。連休前に仕事を片付けたい人と、土曜の朝までに目的地に着きたい人々で、首都高も高速道路もごった返している。渋滞していない箇所を伝えた方が早いのではないかとさえ思えてくる。夜中の渋滞が45キロだなんて聞いたこともない。ばかげている。